腰痛に効果的な方法を解説!腰痛に良い座り方とおすすめの椅子4選
座る時間の多い現代人にとって、腰痛は多くの人を悩ます現代病のひとつです。
ここでは、腰痛になってしまった人も、腰痛を予防したい人も参考にする事ができる腰痛についての知識や、おさえておきたい腰痛対策を紹介。
具体的に腰痛に効果的な椅子もピックアップしました。
正しい知識で腰痛予防と対策を行い、健康な体を手に入れましょう。
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腰痛になりやすい人の特徴
厚生労働省が2016年に行った調査によると、日本人の約20%、5人に1人が腰痛に悩んでいるという結果が明らかになりました。
これは、日本で約2530万人の人が腰痛に悩んでいるという事になり、無視できない大きな問題であると言えます。
では、具体的にどのような人が腰痛になりやすいのかというと、腰や骨盤の筋力が弱かったり、それらのバランスが崩れていたりする人が腰痛になりやすいという事が分かっています。
腰痛がどうしても治らないという人は、腰回りの運動をして、筋力、バランスの強化を目指しましょう。
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腰に最も良い座り方は?
正しい座り方と聞けば、日本人ならまず正座を思い浮かべるのではないでしょうか。
正しい座り方、という字が表す通り、正座は身体、特に腰に良い座り方です。
正座をしていると、座骨を立てて座る事になり腰が安定するため、腰にかかる負担が少なくなります。
その一方で正座をやめて椅子に座ると、今度は座骨を立てる事が難しくなり、姿勢が崩れ、腰に負担がかかるようになってしまいます。
このような点からも、腰への負担を考えた時、椅子に座るよりも正座をした方が良い事が分かります。
しかし、現代人は、いつも正座をするという訳にはいきません。
電車に乗る時は椅子に座りますし、会社でも喫茶店でも、多くの場所で、座る時は椅子を利用するはずです。
そのような点を考慮して、ここでは、椅子に座る時に腰への負担を最小限にとどめる事ができる座り方を紹介します。
腰への負担を軽減したい時は、以下の座り方を実践してみてください。
- 椅子に深く腰掛ける
- ひじを90度の状態で維持する
- ひざも90度の状態で維持する
- お腹を上にのばす状態(背中とお腹をくっつけるようなイメージ)を維持する
- 頭をまっすぐにする
- 頭が上からつられている感覚をイメージする
腰痛が気になる人は、実際にこの姿勢を試してみてください。
椅子に浅く座るか、深く座るかでも腰にかかる負担は変わります。
椅子に浅く座ると骨盤が後ろに倒れやすくなりますが、反対に椅子に深く座ると骨盤を立てて座る事ができるので、腰痛対策に効果的です。
4~6は、ひとまとめに同じ動作として考える事もできます。
これは、正しい身体の使い方を研究するロルフィングや、ダンス、武術、フィットネスといった世界で重要視されている身体技法で、腰痛対策の他にも、美しい姿勢を維持するためにも最適な動作です。
この感覚を維持するコツは、身体が上から吊り上げられている感覚と、下に引っ張られている感覚のふたつを合わせて行う事であり、それが正しい姿勢を維持する上でのコツとなります。
しかし、身体のバランスが崩れている人ほど、この状態を維持する事が難しいのではないでしょうか。
そこで、この状態を意識的に維持できるかどうかが、腰痛対策ができるかどうか、の分かれ目だと言えるかもしれません。
腰痛予防のためにも、椅子の正しい座り方を意識的に行いましょう。
身体の状態別に腰にかかる負担の割合
スウェーデンの整形外科医であるナッケムソンさんは、身体の姿勢が腰(椎間板)へ与える影響を調べ、姿勢が腰へ与える負担を数値化する事に成功しました。
具体的には、まっすぐに立った状態、前かがみで立った状態、座った状態、前かがみで座った状態の4つの状態で、腰にかかる力を計測し、数値化するという研究を行ったのです。
その結果には、明確な違いが表れました。
まず、まっすぐに立った状態を100とすると、前かがみで立った状態は150、座っている状態は140、前かがみで座っている状態は185という具合に、腰への負担を数値化して表す事に成功しました。
(注)前かがみの姿勢は、まっすぐな姿勢よりも腰にかかる力が肩にもかかる分、腰への負担が少ないように思われるのですが、実際は腰への負担が50%上昇するという結果になりました。
このような研究結果からも、腰に負担をかけない座り方がどのような物であるかが分かります。
腰痛に困っている人の中でも姿勢が前かがみになっている人は、普段からまっすぐな姿勢を維持して腰痛対策を行いましょう。
腰痛におすすめできる椅子4選
腰痛に効果的な座り方が分かったら、今度は腰痛対策に最適な椅子を見てみましょう。
ここで紹介する椅子は、どれも評価の高いおすすめできる製品ばかりですので、腰痛に効果的な椅子に興味のある人は、参考にしてみてください。
エルゴヒューマン ベーシック ハイタイプ エラストメリックメッシュEH-HAM-HB-KM-11
エルゴヒューマンは、腰への負担を軽減するために最適化された設計とデザインを持った製品です。
特に、背もたれの下部に設置されたランバーサポートは、腰痛を持っている人に最適で、長時間作業していても適切な位置で腰を支えてくれるので便利です。
また、ランバーサポートは、猫背にならないように背骨を適切なS字形に保ってくれる機能を備えており、腰にかかる力を分散してくれるので、腰痛に苦しんでいる人におすすめです。
性能の高さは折り紙付きで、腰以外の部分をサポートする機能も備えており、人間工学によって導かれた高い機能性によって、疲れにくく自然な形で座る事ができます。
長時間座っていても疲れないように設計されているので、デスクワークにも最適です。
このような椅子の中には、使用する人の身体の大きさによって、座り心地が変わってきてしまう物もあるのですが、この椅子は調節機能に優れており、使用者の身体に合わせてヘッドレスト、背もたれ、アームレスト、座面などの位置を調節する事ができるので、一人一人に合った最適な座り心地を実現する事ができます。
普段のデスクワークでの用途を考えている人にも、腰痛持ちの人にも、おすすめしたい製品です。
アーユルチェアー キャスタータイプ
この製品は、日本人の身体に合わせて作られた姿勢矯正用の椅子です。
さきほど、正しく座るには座骨で座る方法がいい、と説明しましたが、この椅子に座れば自然と骨盤が立つので正しい姿勢で座る事ができ、腰痛の改善、姿勢矯正に効果があります。
また、腰当てが正しい姿勢を支えるので、同じ姿勢を維持しやすくなっている点もポイントです。
このように、この椅子は姿勢を改善する効果が高いのですが、それゆえ座っているとお尻に痛みを感じる事もありますので、そのような時は、クッションを用いる事をおすすめします。
しかし、性能の高さは折り紙付きで、その優れた性能を認められて、慶應義塾高等学校、文教大学付属小学校、早稲田アカデミーIBSといった学校や学習塾で使用されており、高い評価を獲得しています。
本格的に腰痛を直し、姿勢の改善を行いたい人におすすめしたい製品です。
tegopo リクライニングチェアー TZ001-M1
腰痛を持っている人には、座椅子は座り心地が悪いかもしれません。
しかし、この座椅子は、腰痛持ちの人でも快適に座る事ができる優れた構造を持っています。
まず、特徴的なのが、椅子の奥行きの短さです。
奥行きが短く、強制的にきつく座る姿勢になるため、骨盤が締まり、正しい姿勢で座る事ができます。
このように、座る姿勢を調節してくれるので、腰痛を直すための効果があるという点がポイントです。
6段階のリクライニング機能がついているので、疲れた時もリラックスする事ができますし、通気性の良いメッシュ構造を使用しているため、座り心地は快適です。
素材にはポリエステルを使用し、中にはウレタンが使用されています。
ウレタンはよくソファに使用される素材で、ポリエステルは、耐久性が高く水に強いという性質があり、椅子に使用するのに最適な素材です。
実際の使用者の意見では、サイズがコンパクトで場所を取らないので便利、といった意見が多く、正しい姿勢で座る事ができ、長時間座っていても腰痛にならない、など、腰痛の人に嬉しい意見が多く見受けられます。
また、背もたれの下の部分が膨らんでおり、腰を支えてくれるようになっているので、腰痛に大きな効果を発揮します。
いつも椅子に座る時に姿勢が悪くなってしまい、正しい姿勢で座れないという人や、腰痛がなかなか治らないという人におすすめしたい製品です。
オカムラ オフィスチェア コンテッサ セコンダ CC87BR-FPC1
腰痛を軽減させるためには、いい椅子を選ぶ事も大切です。
この製品は、通常の椅子と異なり上質な座り心地と優れた操作性を持っており、オフィスチェアの中でも最上位に位置する高品質な製品です。
座りやすく安定性が高いため、長く座る事ができる点が大きなポイントで、クッションには硬さの異なる材質を使用し、優れた座り心地を実現しました。
このような造りにより腰が痛くなりにくく、腰への負担が分散されるため、腰痛対策にも効果的です。
自然な姿勢でリクライニングする事もできるので、リラックスした状態を長く続ける事もできます。
日本オフィスチェア家具協会による8年間の製品保証期間がついているので、途中で壊れてしまっても保証が効く点が嬉しいですね。
実際の使用者の評価も高く、満足度の高い高品質な椅子を探している人におすすめしたい製品です。
まとめ
腰痛対策には、正しい座り方を行い、いい椅子を選ぶ事が大切です。
初めのうちは、姿勢を維持するだけでも厳しいかもしれませんが、腰回りの筋肉を鍛えて、正しい座り方を身につけましょう。
ここで書いた方法の他にも、自分なりにいい方法があったら取り入れてみて、楽しみながら行うと効果的ですよ。
しっかりとした腰痛対策を行い、腰痛のない健康な体を目指しましょう。