血行促進効果で腰痛も緩和!手作り入浴剤のメリットと使い方
毎日の仕事や家事などで、腰痛が辛いとお悩みの方もたくさんいます。
普段の生活で負荷がかかりやすい腰は筋肉も疲れやすいですから、温かいお風呂にゆっくり浸かって、翌日に疲れを持ち越さないのが得策です。
そんなお風呂のお供に最適な入浴剤は、自分でも手作りできてしまいます。
腰痛緩和にも役立つ手作り入浴剤の効果や作り方などを紹介しましょう。
重曹とクエン酸の働き
エコな掃除や洗濯にもよく使われているのが重曹とクエン酸です。
この2つで手作りの入浴剤ができてしまいます。
重曹は湯船に張られたお湯のマグネシウムやカルシウムと結びついて、お湯を軟らかくしてくれます。
クエン酸はお酢やレモン、梅干にも含まれている成分で、血行促進効果があります。
アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸を湯船に入れてあげると、ブクブクと泡の出る炭酸風呂に早変わりしてくれます。
市販の泡が出る入浴剤と同じ働きをしてくれて、腰痛対策にも役立ってくれます。
手作り炭酸風呂の効果
ドラッグストアなどで売っている重曹とクエン酸を湯船に入れるだけで、炭酸風呂になってくれます。
お風呂の気持ちよさをアップしてくれて、疲れもしっかり取ってくれます。
腰痛や肩こりを楽にしてくれる
現代人に多い体の悩みが腰痛と肩こりです。
そんな辛い腰痛や肩こりも、手作り炭酸風呂で改善しやすくなります。
炭酸が溶けたお湯が皮膚から浸透してくれて、血管を拡張する作用があります。
お風呂のぽかぽか効果も加わって全身の血液のめぐりがよくなりますから、筋肉の疲れやこりをしっかりほぐしてくれます。
肩こりや腰痛を楽にしてくれて、体の不調を取り除きやすくなります。
血行促進効果で冷えやむくみも解消
炭酸風呂による血行促進効果とお風呂の温浴効果で、温まった血液が全身を駆け巡ってくれます。
普段冷え性に悩む方でも、温まった血液が体の内側から細部まで流れてくれますから、体の深部や手足の末端などもしっかり温めて冷えを取り除いてくれます。
血液と一緒にリンパの流れもよくなりますから、老廃物もしっかり流れてくれるようになります。
余分な水分がたまってむくみを起こしていてもすっきりしやすく、足などの疲れも一緒に取ってくれます。
炭酸風呂で温まるとぽかぽか効果が長続きしてくれますから、冬場の辛い冷えも充分乗り切っていけます。
疲労回復効果で体も元気に
発汗と血行促進効果で、体内の疲労物質もしっかりと流れてくれて疲れが取れやすくなります。
代謝が上がって内臓などの働きも高まりますから、体も元気になってくれます。
発汗作用で体内の毒素もしっかり排出できますから、体の不調を防いでくれます。
その日の疲れをその日のうちにしっかり取ることができて、ぐっすり眠れて翌日はすっきり目覚めて仕事や家事もこなせる活力がわいてきます。
女性にはうれしい美肌効果
炭酸は汚れを落としやすくしてくれて、毛穴の奥の汚れや皮脂、古い角質などを取り去ってくれます。
血行促進効果で肌に栄養や酸素をしっかり運べるようになりますから、肌の調子も整ってきます。
汗と一緒に肌内の老廃物もすっきり排出できて、ニキビや肌荒れ予防にもなります。
血行がよくなるとターンオーバーも高まってくれますから、肌の色々な悩みも改善しやすくなります。
美肌やアンチエイジングなど、女性にはうれしい肌への効果が得られて、お風呂美容でしっとりつるつるの肌を目指せます。
手作り入浴剤の作り方
重曹とクエン酸を湯船に入れるだけで、何も難しいことはありません。
分量の好みは人それぞれですが、重曹大さじ2杯、クエン酸大さじ1杯が基本の量となっています。
最初は定番のこの量から始めてみて、自分なりにアレンジしてみるのがおすすめです。
例えば、もっとしっかり汗を出したいなら、バスソルトを一緒に混ぜてあげましょう。
より体が温まって汗をしっかり出すことができて、デトックス効果も高まります。
入浴剤の香りも楽しみたいなら、好みの香りのアロマオイルを数滴ほど垂らしてあげましょう。
リラックスしたいならラベンダーやローズなどのフローラル系、オレンジやグレープフルーツなどは代謝を高める作用もあります。
腰痛対策にはローズマリーやラベンダー、ジュニパーなどが役立ってくれます。
ぬるめのお湯でじっくり全身浴
手作り入浴剤を入れた湯船のお湯は、皮膚が浸かっている部分から炭酸が体内へと吸収されていきます。
お湯に体が浸かっている部分が多い方が効果が出やすくなりますから、半身浴よりも全身浴の方がおすすめです。
炭酸風呂はぽかぽか効果が高く低めの温度でもしっかり体を温めてくれます。
そのため、38度から40度くらいのぬるめの温度で、10分から20分程度じっくりと浸かって汗を出したり体を温めるのが良いでしょう。
全身浴だとどうしてものぼせてしまうとか、夏場で全身浴だと暑過ぎるなら半身浴でもかまいません。
体調が悪くて湯船に浸かれない時には、足湯を試してみましょう。
冷えやすい足を温めると冷えが緩和されて、体の不調も回復しやすくなります。
寒い冬で手が冷たくなってしまうなら、手湯もおすすめです。
残り湯も上手に活用
重曹もクエン酸も掃除に使われるくらいですから、汚れを落とす作用に優れています。
残り湯をそのまま捨ててしまわないで、掃除や洗濯に活用しましょう。
手作り炭酸風呂は皮脂や湯垢が付きにくくなりますし、汚れを落としやすくしてくれます。
お風呂やお風呂グッズ、浴室のタイルや壁など、汚れが気になる部分の掃除に活用してみたり、エコな汚れ落としとして幅広く使用できます。
手作り入浴剤の注意点
ぽかぽか効果や血行促進効果が高く腰痛対策にもなる手作り入浴剤ですが、重曹やクエン酸の濃度が高いと肌にも影響を与えてしまいます。
デリケートな肌質の人は量を少なめに入れたり、入浴剤を使う頻度を落とすようにしましょう。
不要な角質を取り除く作用がありますから、肌が乾燥しやすくなります。
お風呂上りにはしっかり保湿して、バリア機能をしっかりサポートしてあげましょう。
乾燥肌の人は手作り入浴剤に天然の美容オイルを少量プラスしてあげると、入浴後の乾燥がかなり抑えられます。
ネットで安く買える重曹とクエン酸
重曹とクエン酸はドラッグストアや量販店、100円ショップなどでも安く買うことができます。
買いに行く暇がないとか重たくて持って帰るのが面倒なら、ネット通販を利用しましょう。
パックス重曹F 2kg
安心の国産の重曹で、2kgで646円とコスパもいいです。
食品グレードですから、パンやお菓子作りにも使用可能です。
入浴剤にももちろん使えますし、エコな掃除や洗濯にも役立ってくれます。
粒子が細かくて溶け残りしにくいですから、手作り入浴剤の材料にもぴったりです。
クエン酸(無水) 1kg
純度が99.5%ととても高く、食品としても利用可能です。
クエン酸ジュースを作って飲んだり、料理に使うこともできます。
入浴剤としても最適ですし、掃除や洗濯にも利用可能です。
1kgで580円とコスパもいいですから、お財布に優しく長く活用していけます。
まとめ
重曹とクエン酸さえあれば、適量をササっと湯船に入れるだけで、簡単に手作り入浴剤が作れてしまいます。
お金をかけない腰痛対策ができますし、他にも健康や美容効果がたくさんあります。
残り湯を掃除や洗濯に利用できるというのは大きなメリットですし、湯船が汚れにくくなります。
バスソルトやアロマオイルを入れたりなど、自分なりに工夫してみて、色んなバージョンを試してみましょう。