体に合わない椅子を長時間使い続けると腰痛の原因になることも

椅子

長時間デスクワークを行っている方には腰痛でお悩みの方も少なくありません。

一度腰痛になってしまうと完治させることはなかなか容易ではなく、その間悪化させないように適切な処置を施していく必要があります。

自分の体に合わない椅子を使い続けていると、ただでさえ負担がかかりやすい腰にさらなる負荷が掛かってしまいます。

腰痛ケアには椅子選びが必要不可欠なのです。



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腰痛はどうして起こるのか

私達の体は、過度な負担が掛かったり疲労が蓄積したりすることで痛みが発生します。

体の痛みはこれ以上体を酷使しては危険だというシグナルですので、決して軽視出来ません。

特に長時間デスクワークで座りっぱなしの方は、腰への負担が大きくなり慢性的な腰痛になりがちです。

普段の生活でも腰には負担がかかるもの

では、どうして腰痛は起こるのでしょうか。

基本的に私達の体は骨や筋肉で支えられており、腰は上半身と下半身を繋ぐ重要な位置にあります。

そのため、立っている時も座っている時も体を支える以上、腰には少なからず負担が掛かっているのです。

軽度の負担であればストレッチや睡眠など体をほぐしたり休ませたりすることで痛みの原因を取り除くことは可能ですが、あまりにも急激な負荷が掛かったり、長時間負荷がかかり続けたりすると体の再生が間に合わなくなってしまうのです。

慢性化する前に適切なケアを

腰痛の怖いところは、慢性化しやすいという点です。

慢性化してしまった腰痛はケアが難しく、症状が悪化すると立って歩くことも辛くなったり、手足のしびれや筋力低下などの症状が出ることもあります。

ひどい場合は手術を受けなければならないこともあり、仕事や日常生活にも大きな支障をきたしてしまいます。

腰痛は慢性化する前に早めに適切な処置を受け、予防することが重要です。



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正しい姿勢で座ろう

長時間の運転やデスクワークを続けていると、気が付かないうちに体がおかしな姿勢になっていることがあります。

姿勢が悪いと、本来負荷がかかる必要のない所に負荷がかかり、筋肉や神経を傷めてしまいます。

血行も悪くなり、痛みだけでなく冷えや凝りといった症状も出やすくなります。

そうならないためには、まずは椅子に正しく腰掛けることを心がけましょう。

背筋を伸ばして深く座る

腰痛予防には普段から正しい姿勢で座るように努めることです。

椅子に浅く腰掛けているといつの間にか前のめりになって腰だけでなく背骨にも負担が掛かってしまいます。

座面に深く腰掛け、顎を引き、背筋をしっかり伸ばして座るようにしましょう。

骨盤を立てて、その上に背骨を真っ直ぐ伸ばして乗せるようなイメージです。

座っている間に足を組んだり、椅子の上であぐらをかいたりするのは厳禁です。

両足をしっかりと床につけ、膝が90度になる位置に椅子の高さを調整しましょう。

体格の問題などで足が床につかない場合は、フットレストやオットマンを使用するのもおすすめです。

パソコン画面の位置を変えて

パソコンを使用している場合、画面の位置を調節するのもポイントです。

ノートパソコンを使用している方であれば、ラップトップ用のホルダーなどを使って肘が90度の位置に来るように調節しましょう。

デスクトップPCの場合、モニターの角度を変えたりモニタースタンドを使うのもいいでしょう。

正しい姿勢には椅子選びが最重要ポイント

正しい姿勢で座るようにするためには、椅子選びがポイントになってきます。

どんなに正しい姿勢を心がけていても、椅子が合っていないと意味がありません。

体に合った椅子を選ぼう

椅子を購入する際は、座ってみた時にしっかりと足が床につく高さになるか、背もたれやヘッドレスト部分に違和感はないかなどチェックしましょう。

肘置きがある場合、肘を置いた時に無理な姿勢にならないかどうか確認しておきましょう。

座った時に体が沈み過ぎたり、窮屈さを感じたりするような椅子はおすすめしません。

長時間デスクワークを行う方におすすめなのは、リクライニング機能がついているオフィスチェアです。

体の動きに合わせて背もたれが動いてくれるので、体の負担も軽減させてくれます。

ただし、リクライニング機能付きオフィスチェアの中には背もたれと座面がくっついている場合もあるので注意が必要です。

このタイプのものは、リクライニングさせると座面が斜めになり足が宙に浮いた状態になり、かえって腰に負担をかけてしまいます。

リクライニングチェアは、リクライニング時に座面も合わせて位置調整が出来るタイプのものを選ぶようにしましょう。

おすすめはランバーサポート

ランバーサポート機能付きの椅子もおすすめです。

ランバーとは『腰部』のことです。

ランバーサポート機能は人間の背中の形状に合わせたS字形状をキープすることで、腰や背中にかかる負担を軽減することが出来るのです。

最近はこのランバーサポートグッズもたくさん販売されています。

ランバーサポートクッションなども人気ですが、大手の家具メーカーの多くはあらかじめランバーサポート機能が備わっている椅子を製造していますので、そういったものを探してみるのもいいでしょう。

もちろん、体格によっては腰の位置も変わってくるものです。

ランバーサポートの上下が好みの位置に調節できるものがおすすめです。

中には取り外し可能のものや、リクライニング時にはネックピローとして使えるタイプのものもあります。

普段使用しているデスクとの相性もポイント

いくらこだわって椅子を選んでも、机との相性が悪ければ意味がありません。

一緒に使用するデスクの高さも考慮に入れて選ぶ必要があります。

正しい姿勢で座った時に適度な位置に目線が来るか、自然な状態で手が置けるかどうかなどをチェックしましょう。

肘置き付きの椅子の場合、デスク次第では途中でつっかえてしまうこともあるので要注意です。

部屋のスペースによっては邪魔になってしまうこともありますので、肘置きの高さとデスクの高さはしっかりとチェックしておきましょう。

肘置き部分が取り外し可能のものや、跳ね上げ式のものもおすすめです。

椅子はできるだけ実店舗での購入がおすすめ

24時間自宅にいながら手軽に買い物が出来るオンラインショッピングは非常に便利なものです。

価格も安く、ポイントが魅力的なサイトも少なくありません。

オンラインショッピングは確かに魅力的ではありますが、画像や文字でしか情報が得られないというデメリットも存在します。

いくら細かいサイズ情報や画像が掲載されていても、使い心地まではどうしても伝わらないものです。

椅子というのはその人の体格や体質、使用用途や使用箇所など、様々な条件の中で使用するものですので、同じ椅子を使っていても感じ方は人によって全く異なります。

椅子を購入する場合は、出来るだけ実店舗で実際に座り心地を確認して選ぶのがおすすめです。

リクライニングの硬さやクッション性など、文字や画像の情報だけでは得られない体感による情報を確認して、是非お気に入りの椅子を見つけてみて下さい。

まとめ

腰痛予防・腰痛ケアには適切な椅子選びが必要不可欠ではありますが、それだけでは十分ではありません。

長時間同じ姿勢を取り続けないように気をつけるのも大切です。

こまめに休憩したり、ストレッチをすることも腰痛予防に有効です。

もしも腰に違和感を感じ始めた場合は、出来るだけ早めに適切なケアを受けるように心がけましょう。






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