腰痛クッションは腰痛緩和にお役立ち、でも正しく利用したいと効果が半減!
椅子に座っている時、または椅子から立ち上がった時に感じる腰痛は、本当に辛いものです。
とは言っても、椅子に座るという行動がイコール、仕事の場合は座ることから逃げるわけにも行きません。
しかし痛みというのは身体からの危険信号です。
放置しておけばもっとひどくなる、または身体にトラブルが起きるという前兆でもあるのです。
腰痛用のクッションで、緩和予防を目指したいものですね。
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椅子に座っての腰痛はある意味避けられない
椅子に座るというのは、休憩の姿勢でもあります。
なので、歩きすぎて足が疲れた、立ちっぱなしで脚が辛いなどの時、椅子に座ってホッと一息つくのは気持ちのいいものです。
しかしそれが長時間に渡ると、かなり背骨などに負担をかけてくる姿勢なのもまた、事実なのです。
人間の背骨はゆるいS字カーブを描いています。
その下の骨盤は、垂直をキープするのが正しい位置です。
しかし特に椅子に座った場合、このS字カーブと骨盤の角度が崩れやすいのですね。
腰を前に押し出して背中を丸くして椅子の背もたれに寄りかかっている、そんな姿勢の人は電車の中などでもよく見かけます。
腰椎に、体重のかなりの部分がかかるので、腰痛の元になります。
また正確なアライメントが崩れていくので、結果腰痛などの不備が出てきてしまうのですね。
またいくらしっかりと姿勢を正していても、体重や重力の関係もあって、腰椎や仙骨坐骨に体重がかかってくるのは避けられません。
これもまた、腰痛の原因になるのです。
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休憩ならともかく仕事で長時間
休憩時は一時的なものですし、多少姿勢が崩れてもすぐに戻せます。
しかし仕事で長時間座っていれば、いくら気をつけていても段々と姿勢は崩れてくるものです。
勿論重さは坐骨、おしりの部分にかかってきますし、背骨にもだんだんと負担がかかってきます。
骨自体はまあともかく、骨と骨との間の関節部の軟骨が、この体重のかかった状態で潰れていくと問題です。
機械の歯車の油が足りなくてきしるのと同じく、関節自体が擦れて痛みを生んでいきます。
これは何とか避けたいところです。
勿論これを避けるには、出来るだけ姿勢を変えたり立ち上がったり、短時間でも歩くことが最も有効です。
しかし仕事で長時間、同じ姿勢を取らなくてはならない場合、これは何かの助けを借りる必要が出てきます。
腰痛クッションは、そういった場合に使用して欲しいお助けグッズです。
腰痛用のクッションは予防にもお役立ち
腰痛はまだ起きていないから、特にそんなクッションは必要ない、と思っている人も少ない無いはずです。
しかしこの腰痛用のクッション、腰痛の予防としてもおすすめのアイテムです。
というのも、近頃の腰痛クッションの場合、単に痛みを緩和するだけでなく姿勢を整えるのにも役に立つからです。
座面の角度に工夫がなされているので、骨盤が垂直に立ちやすくなっているのですね。
骨盤が垂直に立ってくれれば、その上の背骨のラインも整ってくれますので、腰痛予防になるわけです。
まだ腰痛を感じていない人にも、予防としての使用はおすすめですね。
加えてランバーサポートと呼ばれる、ウエストの後ろの部分に当てるクッションも、背骨のS字カーブを崩さないために活躍してくれます。
腰痛が来てしまった人にも勿論
勿論すでに腰痛が来てしまった場合も、この手のクッションで緩和は出来ます。
まず第一に、座面のおかげで体重のお尻へのかかり方を、広くすることが出来るのです。
普通の座った場合どうしても、坐骨周辺に体重は集中してかかってしまいます。
坐骨神経痛を起こしやすい状況になってくると言っても、過言ではありません。
腰痛用のクッションは体重を分散できるように座面に計算がされていますので、これに対して大変に有効です。
座面の広い腰痛クッションは、お尻周辺が特に痛い人にはおすすめです。
ランバーサポートもまた、背骨のカーブの崩れによる腰への負担を緩和してくれますので、充分に使用してほしいところです。
上手く使って快適な椅子での作業を
さてこういった腰痛用のクッションは本当に役立ってくれますが、上手く使用しないと効き目がないというのも事実です。
普通腰痛用クッションと呼ばれる大きなクッションの場合
近頃腰痛クッションで検索した場合、多くヒットするのが大きい座面のクッションです。
お尻の部分だけでなく、太股の後ろの部分も載せられるようにできています。
それぞれにくぼみがあるので、どこあたりに座ったらいいのかも、一目瞭然です。
しかもこの手のクッションの場合、座面に角度がついていて骨盤を垂直に保ちやすく出来ています。
デスクワークの時間が長い人には、もってこいの製品です。
しかしこれも、単に椅子に乗せて座るだけでは効き目は半減してしまいます。
椅子に置く時には、椅子の座面全体に乗せるように置いて下さい。
椅子の座面が小さいと安定感が無くなりますので、出来ればサイズも合わせたいところです。
そして座る時、せっかくくぼみがあるのですから利用して欲しいですね。
お尻の部分と太ももの部分をそれぞれ、くぼみにしっかりと載せて下さい。
これがついつい、浅く座ってしまってということがあるのですが、しっかりと座面にお尻をつけて座りましょう。
座面の、骨盤のための角度もこうして座らないと、効果が出ません。
ランバーサポートと呼ばれる背中に当てるクッションの場合
背中のS字カーブをキープするためのクッションです。
低反発や高反発の素材のものが多数ですが、メッシュ地の物なども出ています。
特にこれらの製品は、タクシーなどのドライバーの仕事にはおすすめです。
運転中は深く腰掛けますので、骨盤もずれ込みやすく背骨も崩れやすくなります。
長時間座った場合、電車でも飛行機でも車でも、立って腰を叩くという行動は、つまりは背骨のラインの崩れによる腰への負担が原因です。
なので、ここにクッションを当ててカーブを乱さないようにということです。
これを背中に当てる時には、ちょうどウエストの辺りを目標にするのがよろしいです。
立った時に一番背骨がへこんでいるところ、それがウエストの後ろ部分です。
この部分が逆カーブになると腰痛が起きやすいのですから、ここにクッションを当ててカーブの形をキープします。
時々間違って、お尻の後ろに当てている人がいますが、これでは役に立ちませんので注意して下さい。
座面に乗せて使用する腰痛クッションとの併用が、おすすめですね。
ちなみに飛行機などでこれの用意がない場合、配られている枕を当てても結構効き目があります。
また厚めのタオルなどを畳んであてるのも、用意のない時には役に立ってくれます。
どんな品物でもそうですが
世の中にある製品全てに言えることですが、誰かにとって有効なものが他の人全員に有効、ということはまずありえません。
個人差もありますし、感覚の差もあります。
特に健康グッズと呼ばれる製品の場合、口コミだけを見てみてもあまりに賛否両論多いので、何が何やらわからないと言うことにもなりかねません。
まあ実際に、使ってみなくてはわからないというのも事実なのです。
しかし時に、その製品の使用法をしっかりと把握していないで、結果が出ないということも散見されるのです。
辛い腰痛の緩和に使用しようと思って購入した腰痛クッション、効き目があるかどうかドキドキするのも当たり前です。
ここはまず、説明書の使用法をしっかりと読んでからの使用を、おすすめしたいところです。
使い方が正しくなければ、結果も出ません。
まとめ
椅子に座って仕事しなくてはいけないのに、腰痛がひどくて辛い人も多くいます。
またヘルニアなどの身体のトラブルでの、椅子に座ることの辛さは本当に、なってみないとわからないということもあります。
ありがたいことに、今では腰痛用のクッションという、椅子に座る時の腰痛を和らげてくれる製品が出ています。
上手く正しく利用して、少しでも腰痛緩和を目指していきたいものですね。