デスクワーカーだけじゃない、ドライバーも腰痛クッションが欲しい!
椅子に座っての仕事で腰痛というと、会社での事務仕事、デスクワーカーを思い浮かべる人が多いでしょう。
でも実は、長時間椅子に座っての仕事という点で、もっと辛い時間を過ごしている人達がいるのです。
つまり、職業ドライバーの人たちです。
長距離トラックの運転手さんや、タクシードライバー、バスドライバーの皆さんですね。
座っていて楽な仕事、と見られてしまうのですがこれが実は大変で、腰痛用のクッションが必須の仕事なのです
12年間腰痛の私が絶対おすすめする椅子用クッションベスト11はこちら
目次
座っているという姿勢は実は過酷なもの
座っている仕事は楽でいいなあ、と立ち仕事の人は思うことでしょう。
実際立っている時間がどうしても長い仕事の場合、休憩時間に椅子に座ると本当に楽で生き返った気分になります。
座り仕事って楽だなあ、と思ってしまって無理はありません。
しかし実はこの座るという姿勢、楽なのは脚だけなのですね。
脚は休める姿勢なので、疲れた脚には最適の姿勢なのですが、胴体特に腰には負担の大きな姿勢なのです。
横から見ると分かる通り、座った姿勢というのはお尻部分に体重がかかっています。
つまりは腰に体重が、もろにかかってきているのです。
しかも休憩の姿勢なので、ついつい腹筋も背筋も休んでしまいます。
結果、腰にかかった体重で腰痛ということにもなるのです。
12年間腰痛の私が絶対おすすめする椅子用クッションベスト11はこちら
長時間座るという仕事は
長時間椅子に座って仕事というと、やはりまず思い浮かべるのはデスクワークでしょう。
パソコン前で毎日仕事のビジネスマンやビジネスウーマンが、その代表です。
立った時に思わず、腰をとんとん叩いてしまい、親父っぽいとか言われてしまう人も結構います。
しかしもっと長時間座っていなくてはいけない仕事があります。
タクシードライバーや、長距離のトラックドライバーの人たちです。
会社でのデスクワーカーは、折々にストレッチしたり時間を見計らってトイレ休憩したりも出来ます。
また用事で隣の部署まで、というような行動も可能です。
しかしドライバーの皆さんの場合、仕事に入ったらその後は自分のタイミングでは立ち上がれないという問題もあるのです。
ドライバーの場合腰痛の原因は
タクシードライバーもトラックドライバーもバスドライバーも、勿論座っているだけでも腰痛の原因になります。
しかもそれに加えて、振動というものがありますね。
走っている時の道のデコボコでの振動も勿論ありますし、車のエンジンの振動もあります。
特に大型トラックやバスの場合、この振動が大きいのです。
振動は腰に直接響いてきますので、腰痛の元にもなりますし、痛い時には振動でもっと傷みが増すという事実もあります。
そしてシートクッションにも問題があるのです。
これらのシートの場合、かなり柔らかいものが多く腰が沈み込んでしまうのですね。
腰と脚の付け根の角度が急角度になってしまい、姿勢の悪化も手伝って、腰痛をひどくしてしまうわけです。
最大の腰痛の原因は、仕事に入ったらまず姿勢が変えられなくなることです。
トラックドライバーの場合はともかく、タクシードライバーの場合はお客さんがいる間は姿勢を変えるわけにも行きません。
バスドライバーも同じことです。
トラックドライバーはそこまで極端ではないですが、休憩所まで長い時間座ったまま我慢と言う苦しみがあります。
どちらも腰痛になって当たり前、の仕事なのです。
こうしたドライバーのための腰痛予防軽減グッズは
こうしたドライバーのための、腰痛軽減になるグッズにはどんなものがおすすめなのでしょうか。
腰痛用のクッション姿勢矯正機能付き
姿勢矯正の機能もついた腰痛クッションは、お尻全体から腿の部分までサポートしてくれるものがほとんどです。
普通の事務用の椅子だと、これらのクッションは少し大きめで使いづらいこともありますが、車のシートなら問題ありません。
素材が硬めのものだと、シートだけなら沈み込みすぎるお尻もサポートしてくれます。
また姿勢矯正機能があれば、多少なりとも背中が丸くなってしまうのも改善できます。
骨盤を垂直に保つことも、完全とはいいませんが、役に立ってくれます。
この手のクッションの中身の素材は、高反発ウレタンや低反発ウレタン、またはゲルなど多様です。
個人差がありますので、自分に合うタイプのものを探してください。
ランバーサポート用クッションもしくは背当て
腰に最も負担がかかる姿勢は、いわゆる猫背です。
背中が完全に丸くなってしまい、首が前に突き出た姿勢です。
特にドライバーの場合、運転し続けて目が疲れてくると首が前に出ますし、身体が疲れてくると背中が丸くなってしまします。
これが腰痛を呼ぶのは明らかですので、出来るだけ背中のS字カーブを整えておきたいものですね。
そこで使えるのが、ランバーサポートです。
平たく言えば、背中のカーブをキープできるように、椅子の背もたれやシートの背の部分に置いて使います。
ウエストの後ろのくびれに、このクッションが丁度フィットすると、自然に背中も伸びて腰痛緩和されます。
姿勢も良くなるので、一石二鳥ですね。
これも様々なタイプと、カーブの部分の大きさがありますので、自分の背中にあったものを選ぶのが大切です。
シートクッション
その名の通り、シートの上に置いて使うクッションです。
特にどうということもないのですが、体圧分散に優れた品だと、腰に対する負担が減ってくれます。
まだ腰痛にはならないけど、ちょっと心配なのでという人の場合、これを車のシートの上に置いて使用するといいですね。
同じ座っているでも、体重耐圧が分散されていれば、腰やお尻への負担は軽減されます。
他のものに比べて目立たないので、何気に使用できるのも嬉しいところです。
腰痛用のクッションを使用するのにある意味適した仕事
実はこのドライバーという仕事の場合、腰痛用のクッションはデスクワーカーに比べて使いやすいのです。
何がと言えば、シートの大きさです。
どのドライバーのシートも、広く大きいものです。
どれほど大きな腰痛クッションを置いても、はみ出したりという問題は起きません。
筆者の場合、デスクワークにこの手のクッションを使用していますが、椅子のシートが小さめなのでクッションがはみ出してしまっています。
少なくとも車のシートなら、この心配はありません。
またこの手のクッションは、見た目よりは軽いものの、結構大きさがあります。
長時間同じ車に乗るドライバーの場合、わざわざ持ち歩かずに済むというメリットもあるのです。
携帯用のクッションもありますが、やはり大きな腰痛クッションほどには役立ってくれません。
大きなシートを上手く利用して、腰痛回避を目指してください。
クッションは万能ではないので
腰痛用のクッションは、ドライバーの皆さんの腰痛を軽減してくれます。
また腰痛回避にも役立ってくれます。
とは言え、これがあるから完全に腰痛とはお別れ、というわけでもありません。
仕事の折々に車から降りたら、単純に背伸びや深呼吸だけでもいいので、身体を伸ばすようにしてください。
腰にとって過酷な仕事をしているのですから、出来る時には目一杯伸ばしてあげてくださいね。
そうすれば、座り続けの腰痛もぐっと楽になること請け合いです。
まとめ
デスクワーカーの腰痛というのも厄介ですが、ドライバーという移動しながら、でも自分は座ったままという仕事も、楽ではありません。
腰痛用のクッションは、こうした仕事にも大きく役立ってくれます。
とは言え、乗っている車の種類や腰痛の種類、個人差によっても使用したほうが良いクッションというのは変わってきます。
出来るだけお試ししてから使用するのが、おすすめになりますね。