腰痛がひどいならば仰向け以外が適した寝方です。
現在多くの人が腰痛に悩んでいると思われますが、腰痛になる原因は重たいものを持ったり、無理な姿勢をしたりするなどさまざまあります。
就寝時には寝方次第で腰痛を悪化させたり、発症させたりする原因になることもあります。
人生の3分の1は寝ている時間と言われるので、就寝時の腰痛対策もしっかり考える必要があります。
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仰向けの寝方は腰に負担がかかります
普段寝るときに姿勢まで気にする人は、どちらかといえば少数派だと思います。
しかし就寝時の寝方は、時には腰痛を発症させたり悪化させたりするくらい大きな要因になります。
特に仰向けで寝てしまうと、腰の部分は内臓が多くあって体の中でも最も重い部分の1つであるため、寝ている寝具が柔らかかったりすると腰だけを深く沈めてしまい、気づかぬうちに無理な姿勢になって寝てしまうことになります。
さらにふくよかな体型の人や、妊娠中の女性はそれ以外の人よりも腰が寝具の中により深く沈んでしまうため、いっそう腰を痛める原因になります。
もともと腰痛がひどいという人、腰痛に悩まされたくないという人はまずは横向きに寝ることを意識して就寝するのが適切です。
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仰向けの姿勢ではリラックスできません
仰向けの姿勢になって寝てしまうと、腰だけが寝具に沈んだ状態になりがちですが、人間はもともとまっすぐの姿勢になりたいものです。
そのため就寝時でも、無意識のうちに体に余分な力が入りやすいのです。
もし仰向けで寝てしまうと、寝具が柔らかすぎたりして腰が沈んでしまった場合起きている時ならばかなり辛い姿勢になってしまうので、もとの楽な位置に戻そうと無意識のうちに力が入ってしまいます。
そうなると、就寝時でもリラックスして眠ることができません。
また、仰向けでは体の表面がさらされることになるので、仰向けの方が眠れるという人でも実は落ち着いて眠れないのです。
逆に横向きだとお腹や胸を守れる状態になり、無意識のうちに安心して眠れるようになり、余分な力も出ずに済むので腰を痛めにくくなると思われます。
腰痛防止だけでなく、リラックスのためにも仰向け以外の姿勢で眠ることは重要です。
寝るためのスペースをしっかり確保して横向きで寝る
仰向けでどうしても寝てしまうという人は好みの問題もあると思われますが、寝るためのスペースがしっかり確保できていないということも考えられます。
仰向けで眠るよりも横向きで眠る方が、どうしてもスペースを取ってしまうのです。
家庭事情や住宅事情から寝るためのスペースに余裕がなく、仕方なく狭い寝具の中で仰向けで寝ている、という人も多いはずです。
しかしながら、人生の3分の1は睡眠のための時間です。
特に1つの布団で子どもと一緒に寝ているとか、夫婦で寝ているという人で腰痛がひどくて悩んでいる人の中には、誰かと一緒に寝ることで自分の寝るスペースが確保できないから仰向けで、しかも寝返りも打てなくて寝ているという人もいると思われます。
それが腰痛を引き起こしたり悪化させている原因になっているのです。
そういう人は可能であれば一度一人に一つの布団で寝て、しかも横向きになって寝るのをおすすめします。
特に重たいものを持つわけでもないし、日中は無理な姿勢をしたりしているわけでもないのになぜか腰痛がある、というのであれば、就寝時の寝方に問題があると思っていいでしょう。
まとめ
就寝時に腰痛を悪化させている人は多いです。
その原因は使用している寝具だけではなく、寝方にも問題があります。
腰痛予防によりよい寝具をということで、現在ではさまざまな硬さや素材の寝具が販売されていますが、寝方を仰向けから横向きに変えるだけで劇的に腰痛が改善する場合もあります。
人は寝る時間にかなりの時間を費やすため、腰痛予防のためにも眠りの時間を大切にしてほしいものです。