骨盤が開きすぎると腰痛になる?
骨盤の歪みは腰痛を引き起こしますが、開きすぎというのも原因の1つと考えられるでしょう。
骨盤はハートを逆さにしたような形をしていますが、左右に歪んだりねじれたりなどして形が崩れると体の様々な部分に悪い影響を及ぼすということがわかっています。
開きすぎというのも骨盤の形崩れと考えますので、なんらかの対処をする必要があるでしょう。
骨盤が開いているかどうか確認する
骨盤の歪みについてはなかなか外から見ただけではわかりにくいですが、自分がどういう状態になっているかは知っておくといいかもしれません。
左右の歪みなどと同様、自分で調べることができますので時間のある時にやってみましょう。
まず仰向けに寝て両足をそろえますが、この時かかとをくっつけるのでなく少し離した状態で寝るようにします。
次にリラックスをした状態でつま先がどのような状態になっているか確かめてみましょう。
左右ともバランスよく開くことが大切ですが、角度も決まっていてだいたい90度くらいが理想的だと言われています。
この時に角度が大きくなるようなら骨盤が開いているという事になるでしょう。
また左右どちらか一方だけに偏って開いてしまう場合も骨盤が歪んでいるという事になります。
骨盤が開く原因
骨盤が開きすぎる原因としては出産などもあげられるでしょう。
出産後は専用のコルセットなどで骨盤を締めたりしますが、それが不十分だと開いたままの状態となってしまいます。
特に出産後は育児に追われ自分の事が後回しになることも多く、気づくのが遅れて腰痛になる事もあるでしょう。
またこのほかにも姿勢が悪かったり筋力の低下なども原因となります。
骨盤を正常な位置で固定できなくなりますので、知らないうちに開いてしまう場合もあるでしょう。
普段からヒールを履いたりデスクワークなどをしている場合もそうですが、日常の何気ない動作に危険が潜んでいます。
この他、足を組む癖のある人も骨盤が開きやすくなりますので気を付けましょう。
どういう症状がでてくる?
骨盤が開くと様々な症状があらわれるでしょう。
中心のバランスが崩れるため思ってもみないところに負荷がかかり腰痛になってしまう人もいます。
反り腰などにもなりやすくなりますので、単に開いただけと軽く考えないでできるだけ早めに改善する必要があるでしょう。
また骨盤が開くとそれと同時に内臓も下がってきますので、便秘や生理痛がひどくなる場合もあります。
最近そうした症状が気になるのなら内臓が下がってきたことが原因かもしれません。
その他、内臓が圧迫されるため血行が悪くなり、冷え性が悪化したりむくみが出る人もいるでしょう。
血行が悪いと太りやすくなったり、下半身に脂肪がつきやすくなってしまうため美容にもよくないでしょう。
お尻歩きで改善
骨盤が開いてしまった場合はストレッチなどで少しずつ改善していくといいでしょう。
例えばお尻歩きなども効果的です。
床の上に足を前に出した状態で座り、お尻を使って前に進んでいくというものですが、お尻だけ動かすのでなく足や肩も同時に前に出すようにしてみましょう。
またこの時は膝を曲げないようにすることも大切です。
体全体を使ってキュッキュッと締めるように進んでみるといいかもしれません。
テレビを見ながらでもできますので忙しい人にもおすすめです。
気になる人は試してみるといいでしょう。
まとめ
骨盤が開きすぎると体のバランスが崩れるため腰痛になってしまいます。
また内臓も下におりてきますので便秘や生理痛がひどくなる場合もあり、日常生活にも影響がでてきてしまいそうです。
その他、血行不良によるむくみや冷えなどもでてくるため腰痛以外にも様々な症状に悩まされる場合もあるでしょう。
骨盤が開きすぎないようストレッチなどをうまく取り入れ、引き締めるようにしましょう。