こんなにいっぱい!?まくらの素材の種類とその特徴

まくら

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人が生活していくうえで欠かせないものが睡眠。

その睡眠を質の高いものにできるかどうかはまくらにかかっているといっても過言ではないのではないでしょうか。

もし自分に合わないまくらを使用していると、寝心地が悪いだけでなく肩こりなど身体的な影響も出てきてしまいます。

また自分が使用しているまくらの特徴を把握しておかなければ虫がわいたりカビが発生することも十分にありえるのです。

この記事では快適な睡眠をサポートできるよう、まくらの素材の種類とその特徴を徹底解説します。



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低反発ウレタン

低反発ウレタンとは一時期流行した低反発まくらに使用されている素材です。

使用された方はわかるかもしれませんが、この素材は「低反発」の名の通り、非常に柔らかく頭や肩の形にフィットしてくれるまくらです。

それにより寝心地がよくなるという特徴がありますが、それ以外にも体の圧力を一転に集中させずに分散させる効果があります。

それにより肩こりや首こりの防止もできるという効果が期待できます。

ただし低反発ウレタンのデメリットは、密度が非常に高いため通気性がほとんどなく、水洗いができないという点です。

それにより寝汗などでまくらが湿ってしまっても蒸れてしまうため清潔性を保てなかったり、においが取れないといったことがあります。

また素材の品質によっては、夏場ではまくらがどろどろに柔らかくなる一方で冬場ではまくらが硬くなってしまうといったこともありますので、注意が必要です。

当然改良を重ねた結果、温度により形状・性質が変化しにくいものや、通気性が良く蒸れにくくなったものも開発されていますので、低反発ウレタンを購入される際はこれらのデメリットを我慢できるか、もしくはケアされた商品なのかを確認するよう意識しましょう。



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パイプ(ストロー)

パイプとはストローを切ったようなパイプ型のポリエステル素材で、基本的には硬めの感触となっています。

この素材の特徴として、ストローに穴が開いていますので非常に通気性がいいことが挙げられます。

したがって湿気で蒸れたりにおいがこもるといった心配が少なくすむ上、この素材は丸洗いができますので衛生的に使用できます。

また後程説明するそば殻などの天然素材と違うため、虫やほこりがつきにくいことや、耐久年数が長いこともメリットとなります。

デメリットはこの素材だと吸湿性がないことです。

また密度が高くないので中のストローの動き方変形してしまうため安定性に欠けることや、ストローが動くときに乾いた音が出ることもデメリットとして挙げられます。

そば殻

昔からあるまくらの一つとしてこのそば殻という素材があります。

このまくらはそばの実を脱穀した後のそば殻を使用しており、一粒当たりの大きさは大体5~6㎜程です。

そば殻の一番の特徴は吸湿性、通気性が抜群ということです。

この特徴により蒸れにくく、においがこもりにくいという効果があげられます。

ただしデメリットとしてそばアレルギーの方は使用できないという点があります。

そばアレルギーは食物アレルギーの中でも重度な場合が多く、アレルギーが出るとじんましんが出たり呼吸困難に陥る、ショック症状が出るなどの症状が起こることがあります。

そのため、そばアレルギーが確定している人だけでなくその疑いがある人も、そば殻のまくらは使用しないことを強くおすすめします。

また保存状態が悪く湿気が高い状態が続くと虫がわくことがあるのも、この素材のデメリットの一つとして挙げられます。

特に人に害を及ぼす虫ではありませんが寝具に虫が発生している状態は決して気持ちのいいものではありませんので、虫の発生を防ぐに越したことはないでしょう。

対策として、湿気が高い状態にしないため天日干しをする、もしくは陰干しをしてそば殻を乾燥させる方法が効果的です。

羽根(ウェザー)

この素材は柔らかい感触が好きという方におすすめのまくらです。

クッション材に水鳥の芯のある硬い羽根を詰め込んだまくらで、空気を含んだふんわり感があるのが特徴です。

また吸湿性や放湿性に優れており、夏は涼しく冬は暖かくなるという利点もあります。

ただし中身が飛び出しやすいことや、独特のにおいがあるなどのデメリットも存在しますのでご注意ください。

またこの素材だと柔らかすぎてまくらが安定しないと感じる方もいらっしゃいますので、自分のお好みの硬さを理解したうえで選択するよう心がけましょう。

ポリエステル綿

この素材はまくらによく使われる定番の素材といえるでしょう。

素材は人工的に作られた合成樹脂で、ふんわりと柔らかな感触や弾力性があります。

また一番の利点として丸洗いができますのでいつまでも清潔に使用可能であることが挙げられます。

なおポリエステル綿を使用したまくらは比較的軽量、安価であることも特徴です。

しかしこの素材は使用しているうちにへたってしまい、弾力性やボリューム感が失われることが多く、ほこりなどもたまりやすいというデメリットがあります。

また吸湿性がなく放湿性に乏しいことも挙げられます。

ビーズ

最近ではクッションなどにもよく使用されているビーズ素材の最大の特徴は、なんといってもその触り心地です。

またビーズの一粒一粒の大きさは極小のため柔軟に形が変形し、なおかつ通気性が良いこと、一部商品では水洗いができることも特徴です。

ビーズのデメリットとしては熱がこもりやすいことと、形が変形しすぎるため安定感がないと感じる方もいらっしゃるという点です。

したがって硬めの素材が好きな方や、まくらに安定性を求める方にはおすすめできない素材となります。

パンヤ

パンヤ素材とは熱帯地方のパンヤの木の実からとれる綿毛のことで、弾力性があること、吸湿性に優れていることが利点として挙げられます。

またへたりが早いですが、天日干しをするとふっくらした状態に回復することも特徴の一つです。

ただしあまりにへたり過ぎると通気性が悪くなってしまい、熱がこもりやすく蒸れてしまうこともありますのでご注意ください。

ラテックス

この素材は天然ゴムで、一般的に高反発まくらに使用されるものです。

したがって柔らかくもありますが高い反発力があることが大きな特徴です。

また通気性に優れていること、素材自体に抗菌作用があるため清潔に使用できることも特徴として挙げられます。

ただし素材はゴムのため、独特のにおいがすることがデメリットと感じる方が多いようです。

備長炭・竹炭

この素材の特徴はなんといっても、炭による脱臭・消臭効果です。

また遠赤外線効果により肩こりや冷え性の改善が期待できること、除湿効果があることなどもメリットとして挙げられます。

ただしこの素材は重量感がありごつごつした感触のため、柔らかいまくらが好きな方には合わない可能性があります。

ヒノキ

このまくらはヒノキの玉が入ったもので、最大の特徴は香りです。

ヒノキの香りに含まれるフィトンチッドにはリラクゼーション効果がありますので、質の良い睡眠をサポートしてくれる素材といえるかもしれません。

またヒノキには防湿・防カビ効果も備わっていますので、清潔に保てる衛生面も特徴の一つです。

ただしヒノキは備長炭・竹炭素材と同様硬めの素材ですので、購入される方は一度寝心地を確認することをおすすめします。

また最大の特徴といえる香りが比較的早く抜けてしまうことも注意が必要です。

さらにヒノキ素材は高価であることが多いため、安易に使用してみるにはハードルが高いかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

一口にまくらといっても様々な種類があり、その一つ一つに特徴があるのがわかりましたでしょうか。

硬さ、感触、においなどまくらの好みは人それぞれ。

最近ではまくら売り場では実際に寝てみてどのような硬さや感触、においなのかを実際に体験できるところも多いので、自分に合ったまくらを探し、使用することで質の良い睡眠をとることを意識してみてはいかがでしょうか。






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