肩こりさんにおすすめのまくら
寝るときに毎日使うまくら。
どんなものでも気にしないという方もいれば、決まったまくらじゃないと寝られないという方もいると思います。
または、使っている枕がしっくり来ず何度も買い替えている方や、あるのが煩わしくて使ってないという方もいるかと思います。
人によって使うまくらも様々ですね。
私は肩こりに悩んでまくらを買い替え続けていましたが、10年ほど前に買ったまくらが自分に合ったものだったらしく、それ以降別の商品に買い替えたことがありません。
同じストレスに悩んでいる方に少しでも参考になればと思い、私が今まで試した色々なタイプのまくらをいくつか紹介していきます。
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低反発まくら
まず最初に低反発のものを試しました。
結論からいうと、私には合わずだめでした。
横になってすぐだとやわらかくて気持ちがいいのですが、時間が経つにつれてどんどん頭の重さで沈んでしまうため、翌朝には肩こりがひどくなっていました。
横になったときに肩の高さに合わせて頭がある程度の高さで固定されていないと首に負担がかかってしまい肩が張った状態が朝まで続き、結果肩こりを悪化させたものと思われます。
それでも頑張ってしばらく使い続けましたが、朝頭痛で起きるようになってしまったので使用をやめました。
普段うつぶせでばかり寝る人にはいいのかもしれません。
やわらかさで寝心地はいいと思いますが、肩こりの人向けではないと思います。
頭の形に合わせてくぼみのあるものもありますが、首から肩にかけた重みで他の部分も同じようにくぼんでしまうので、あまり意味がないように感じました。
そうかと思えば冬の冷えたときは体温になじむまで時間がかかってなかなか沈み込まないということもあるので、最初から高さのあるものを選ぶとそれはそれで眠りにくさを感じました。
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高反発まくら
少し前から話題になり始めた高反発まくらも試してみたいと思ったのですが、テレビで話題になったメーカーのものは高く、もしもダメだった時のことを考えると買えませんでした。
そんな中、ニトリでお手頃価格の高反発枕を見つけたので、同じく肩こりで悩んでいた友人と一緒に買ってみる事にしました。
使ってみて数日は、低反発の時とは違って頭も沈みこまず弾力が気持ちいいと思ってましたが、一週間ほど使ってみたところで、弾力がありすぎて眠れなくなってしました。
ちょっと仰向けから横向きになったり、腕などを搔いたりするだけで、頭まで震動がボヨンボヨンと伝わるのです。
また、首の高さと合っていなかったのか、少し首が反った状態になっていました。
友人にその話をしたら、彼女はそんなことは無かったそうなので、私の体に合わなかっただけみたいです。
ただ私はその弾力で酔ってしまうこともあったので、乗り物に酔いやすい方や少し敏感な方にはおすすめできません。
頭の部分にくぼみのあるタイプのものなら同じような体質の方でも使いやすいかもしれませんので、試してみてもいいかもしれませんね。
シャワーで簡単に洗えてしかも早く乾くので、衛生上は一番きれいに使えていいと思います。
ストローまくら
子供のころに使っていたのはストローのものばかりでした。
大人になってからも使う機会があったので少しの間試しましたが、こちらも私には合いませんでした。
使ううちにストローが少しずつつぶれてぺったんこになってしまい、たまにぺたんこになったストローが頭に対して垂直になっていて痛いというストレスを感じるようになりました。
しかも使えば使うほどぺたんこになる場所は大きくなっていくので、まくらがどんどん薄くなり、硬くごつごつしたものになってしまいました。
私は決して頭が人より大きいとか、重たい方ということはなく、一般的な成人女性の頭の持ち主です。
帽子やヘルメットが入らなくて困った、などということはありません。
ストロータイプもそんなに長く使ったわけではないのに上記のような状態になり、結局使うのをやめました。
通気性はいいので蒸れるのが苦手な方はいいかもしれません。
ですがストローがつぶれてしまうと意味がないので、そうなってしうと中を詰め替えるしかないと思います。
そばがらまくら
これも少しの間使ってすぐにやめました。
頭の沈み込みが良くないうえに、寝がえりをうつたびにざらざらと耳元でうるさいからです。
横向きになったときにしっくりくる高さまで頭を落ち着けるには何度か頭をぐりぐりとまくらに押しつけなければならず、そのたびに体に力を入れるのに大変心地悪さを感じました。
時計の秒針も気になって眠れなくなる私には、そばがらが一番合いませんでした。
そばがらの硬さも頭へそのまま伝わるので、肩こりの人向けではないと思います。
寝ている間に徐々に頭が沈み込むため首への負担が大きいと感じました。
寝がえりをほとんどしない方は気にならないかもしれません。
ずっしりと頭につく感じが好きという方もいるのでそういった方に使いやすいまくらですが、苦手という方もいます。
もしも使ったことが無い方は自分がどちらのタイプか試してみるのもいいかもしれません。
綿まくら
実は一番初めに使って合わないなと思っていたのが綿のまくらでした。
ストローと同じでへたってしまうので何度も買い替えていたのですが、今はまた綿のものを使用しています。
私が最終的に落ち着いたのは、百貨店で見つけたまくらの裏側に両端・上下・真ん中と、計5か所にファスナーがついて、それぞれ縫い分けられたタイプのまくらでした。
頭の部分はくぼみができるよう中の綿を少なくし、まくらの両端や下の部分を首の高さに合わせて自分の好みに調節できるのでしばらく心地よく眠れました。
綿がへたってきたらその部分だけ後ろのファスナーから詰め替える事ができるので、綿もきれいに保てて高さもいつでも自分の理想の高さでいられます。
ストローなどほかのタイプのものでも同じような作りのものはありますが、柔らかさや肌あたりなども考えると綿のものが一番使いやすいと思いました。
まくらや中に入れる綿は洗えるものさえ選べば衛生上も気にせずずっと使えるので、かなり長く使えるものに巡り合えます。
タオルケット・バスタオル
ずっとへたることなくどの向きでも高さの変わらないものではこれが一番かもしれません。
タオルケットを何折かにして、あと少しの高さをバスタオルで微調整すれば、自分だけのベストの高さを出すことができ、気になれば毎日洗濯機で気軽に洗えるのでかなり衛生的です。
頭にくぼみをつけたい方には不向きですが、いつも横向きで寝る方にはこの方法はおすすめです。
実際にまくら専門の店でもこれに似た方法で高さの確認をしているので、お金をかけたくない方や、頻繁に洗いたい方は一度試してみてはいかがでしょうか?
旅館のまくら
少し例外になりますが、旅館に置いてあるものはそばがらかストローのものか、それに綿のついた2面タイプのものが多いと思います。
旅館によってはフェザーのものや羽毛のものなど色々なものをフロントの近くに置いて、自由に部屋に持っていけるようにしているところもありますが、そういったところはあまり多くはありません。
どうしてもそばがらだと寝れないという方に一日だけの措置としておすすめなのが、座布団をまくらがわりにすることです。
折り曲げてしまうと座布団の綿が分かれてしまうので、折り曲げずに2枚か3枚重ねると寝やすくなります。
敷布団のシーツの下に入れれば直接肌にも触れません。
私は一時宿泊先にまくらを持ち込んでいましたが、座布団とバスタオルで高さを調整することで旅館でも寝られるようになりました。
外出先で眠れないという方には一度試していただければ幸いです。
まとめ
個人的な好みもあるかとは思いますが、おすすめは綿のまくらかタオルケットやバスタオルで高さ調整をしたオリジナルのまくらです。
私は少し神経質で色々気にすることが多いので「私は肩こりだけどこれで十分使いやすい」という方もいらっしゃると思います。
あくまで参考になればと思い。
過去に使ったものの感想を述べさせていただきました。
睡眠時の肩への負担は甘く見てはいけません。
日中の疲れや睡眠障害にもつながりますので、良いまくらに巡り合えて、良い睡眠時間を手に入れていただければ幸いです。