分娩直後の骨盤ベルトは必須?知っておくべき8つのポイント

腰痛用骨盤ベルト

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骨盤ベルトは分娩直後から必須のものなのでしょうか?

骨盤ベルトは正しく使うことで効果を発揮します。

逆に正しい使い方をしなければ、分娩直後のデリケートな身体にさらなるダメージを与えてしまうことにもなってしまうかもしれません。

また、骨盤ベルトはあくまでサポートです。

しっかりと骨盤をささえ、内臓の位置を整えたり、筋肉を付けたりするようにしましょう。



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分娩直後に骨盤ベルトを付ける意味はなんでしょうか?

分娩直後に骨盤ベルトを付ける意味は開いた骨盤を元に戻すことです。

出産直後、骨盤は大きく開いた状態になっています。

そのままにていてもある程度は戻っていきますが、放っておくと骨盤は歪んだ形になったり、完全には戻らなくなります。

また、開いた骨盤の上に脂肪がつきやすくなってしまいます。

そのままにしておくと下半身太りや腰痛の原因になってしまいます。

骨盤ベルトで開いた骨盤を絞めて、正しい位置に戻すことによって妊娠前と同じ、あるいはもっと細いウエストを手に入れたり、健康になったりすることが期待できます。



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骨盤ベルトは分娩直後から産後2カ月くらいまでを目安に

骨盤ベルトを使う期間は分娩直後から産後2カ月くらいまでを目安にします。

分娩直後は骨盤が一番柔らかく、動かしやすい時期です。

そして、産後2カ月くらいになるとだんだんと骨盤が固定してきます。

そうしたらそろそろ骨盤ベルトは卒業しましょう。

骨盤ベルトの役割は歪んでしまった骨盤が元に戻るのをサポートするものです。

骨盤ベルトをいつまでもしていると骨盤ベルトに甘えて、骨盤まわりに筋肉が付かなくなってしまうからです。

骨盤ベルトなしでも骨盤が内臓を支えられるようにすることが大切です。

整体に通ったり、エクササイズなどをして骨盤が正しい位置に収まるようにケアをしましょう。

分娩直後に使う骨盤ベルトは細いものを

分娩直後からする骨盤ベルトは細めのものが良いです。

分娩直後は骨盤の位置だけでなく、内臓の位置も普段とは変わっています。

内臓は全体的に位置が下がっています。

分娩後、じょじょに元の位置に戻っていきますが、幅の広い骨盤ベルトや補正下着のような骨盤ベルトを付けてしまうと内臓の位置をそのままホールドしてしまうので、体型がもどりにくくなってしまいます。

分娩後に使うべき骨盤ベルトは骨盤だけを固定するために、細めのものを使う必要があります。

絞めれば絞める程良いわけではない

骨盤ベルトはコルセットではありません。

締めれば絞める程効果が高まるわけではないことを知っておきましょう。

分娩直後というのはとても身体にダメージがある状態です。

この時期に強く骨盤ベルトを締めても回復が遅れてしまったり、更なるダメージを与えてしまうだけです。

きつく締めすぎてしまうと血行が悪くなり、腰痛やむくみの原因になってしまいます。

正座してもきついと感じない程度が適切です。

締める強さよりも、適切な分娩直後用の骨盤ベルトを正しい形で装着することのほうが大切です。

骨盤ベルトは正しい位置で

骨盤ベルトは正しい位置で付けることで効果があります。

とくに、分娩直後は一番骨盤が不安定なので、間違った付け方をしてしまうとその後の影響が大きくなってしまいます恥骨と大転子を結ぶラインに骨盤ベルトを捲きます。

目安は腰の一番膨らんでいる部分です。

骨盤ベルトの装着の仕方に不安があるのならば助産師さんに相談したり、確認をしてもらうのがおすすめの方法です。

骨盤ベルトは正しい装着時間で

骨盤ベルトは長時間付けていればいる程効果があるとは限りません。

一日にどれくらいの時間骨盤ベルトを付けていればいいのかについては骨盤ベルトの説明書を読んでそれに従いましょう。

一日に数時間だけというものもあれば、寝ている時も就けていられる骨盤ベルトもあります。

また、どのようなお産をしたのかにもよって適性な時間は違うので、病院で指示をされたのならばそれに従いましょう。

とくに分娩直後はデリケートなので、たとえ説明書にある時間よりも短くなることになっても、装着していることが苦痛ならば無理をしないようにしましょう。

骨盤ベルトの選び方

分娩直後のデリケートな身体に装着する骨盤ベルトは適切なものをえらびましょう。

骨盤ベルトのサイズ

骨盤ベルトにはさまざまなサイズがあります。

自分にあった骨盤ベルトのサイズを選ぶためには腰骨周囲を計測しましょう。

そして、妊娠中の体重の増加が8Kg以下ならば妊娠前と同じサイズの骨盤ベルトを、妊娠前よりも8Kg以上体重が増加した場合はワンランク大きなサイズのものを選ぶようにしましょう。

骨盤ベルトの中にはファスナーがついていたり、伸縮性があるものもあります。

これらを選べば体型の変化にも対応できます。

骨盤ベルトの素材

骨盤ベルトは毎日長時間装着をすることになります。

なので、素材選びはとても大切です。

実際に触ってみて、肌に違和感のない肌触りや固さのものを選ぶようにしましょう。

固い素材の骨盤ベルトは強力なサポート力がありますが、動きを妨げてしまうこともあります。

アウターに響いてしまうこともあります。

一方で柔らかすぎる骨盤ベルトはサポート力が弱い傾向があります。

装着しやすいかどうか

骨盤ベルトは装着のしやすさも大切です。

なるべく簡単な動作で正しく装着できるかもチェックしましょう

帝王切開の時は骨盤ベルト焦らずに

普通分娩ならば分娩直後から骨盤ベルトを使うのが好ましいですが、帝王切開の場合は助産師さんやお医者さんと相談してから使うようにしましょう。

帝王切開での分娩直後に普通の骨盤ベルトをつけると傷口に触ってしまう危険性があります。

焦らずにお医者さんの許可が下りてから使うようにしましょう。

また、帝王切開専用の骨盤ベルトもあります。

骨盤ベルトはあくまでサポート

骨盤ベルトはあくまで骨盤を正しい位置に戻すためのサポートです。

骨盤ベルトで骨盤を正しい位置にし、内臓が元の場所を戻すのを促し、そして、その骨盤を支えるために筋肉を付けることが大切です。

分娩直後から無理のない範囲で筋肉の発達を促すエクササイズをするようにしましょう。

骨盤ベルトをした状態で朝起きた時や夜寝る前の習慣にするのがおすすめです。

最初はできる範囲で少しずつ、体力が回復してきたら徐々にエクササイズを増やしていきましょう。

帝王切開や難産だった人やダメージの大きい人はお医者さんや助産師さんに相談して行いましょう。

内臓の位置を整えるエクササイズ

仰向けに寝ます。

そして、膝を立ててお尻の位置を高くした姿勢を5分程度とります。

膝を軽く左右に揺らすとさらに良いです。

自分でお尻を持ち上げているのがつらかったら、専用の台やタオルを丸めたもの、クッションなどを腰に当てましょう。

下に降りてしまっていた内臓を元の位置に戻します。

骨盤まわりの筋肉を鍛えるエクササイズ

太腿をもって前後にゴロゴロと達磨のようにころがったり、立って腰に手を当ててフラフープをするように骨盤を回すような体操がおすすめです。

まとめ

骨盤ベルトは分娩直後に緩んだ骨盤を元の位置に戻すのに大切な役割があります。

しかし、骨盤ベルトは長時間付けたり、きつく締めたりすることで効果を上げるものではありません。

適切な骨盤ベルトを適切な位置で、無理のない範囲で巻くようにしましょう。

分娩直後の身体は大きなダメージを受けています。

焦らず、無理のない範囲で行いましょう。






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