熟眠できるかできないかは、まくらと首と敷布団との距離にある?
毎日の睡眠が浅いことで、日中に眠くなる、仕事がはかどらない、身体が怠いなどの症状があらわれます。
そして、睡眠時間を自分では十分にとっているつもりでも寝た気がしない、寝起きの調子が悪い、いらいらするなどの精神的症状が出ることもあります。
また、まくらが自分にフィットしていないと寝つきすら悪くなり睡眠障害も起こしかねません。
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眠れないのは体質?
寝つきが悪い。原因は?
中学生時代から寝つきが悪く、「布団に入ったらすぐ眠れる」「趣味は寝ること」と言っている友達が羨ましかったです。
何時間経っても寝られないこともありましたし、気づくと眠っているのですが夜中に目がさめることも多々ありました。
でも、そんなものだと思っていました。
ですので、相談することもありませんでした。
しかし、高校生になり授業中に眠くなることもあるし、頭はぼーっとするし寝不足なのかなと思っていました。
頭は回らないけど、私の頭は起きてても回らないしそんなもんだとやはりそう片付けていました。
まくらなどの寝具のことを考えたこともありませんでした。
原因などわかるはずもなく、私は運動不足だから身体も疲れていないんだろう、それに頭も疲れてないんだなあと思っていました。
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眠れなくても生きられるけれど
学部生時代
大学へは実家から通っていたのですが、2時間ぐらいかかりました。
駅から大学までも遠く、大学の門から教室までも遠く、9時からの講義となれば6時台に家を出ることもしばしばでした。
そのためには、早起きしなければならないので目覚ましをドキドキしながら合わせます。
しかし、寝られないと焦るし、途中で「朝だ!」と思ったら2時だったり、時間がぐちゃぐちゃに動いているようにも感じました。
朝がスポーツの講義ですと、体育館が遠すぎて時間ギリギリにダッシュです。
友達にも「寝てるん?
夜なにしてんの?
眠そう」と笑われたりしました。
「ゲームしたり映画見たりしてるわけでもないよ。
すぐ寝れる?」と聞くと「学校くるだけでしんどいから爆睡やん」と言われました。
まあそういう子もいるんだろなあと思いました。
その頃も、私は浅い睡眠でも生きていけるから便利な身体なんだなあ、なんて私ってすごいとまで思っていました。
時々マラソンもしていましたし、運動もときどきしていました。
院生時代
大学を卒業したあと、ひょんなことから院へ進学することとなりました。
講義ももちろんありますし、その他は学部生時代のように図書館で調べ物をしたり研究室でミーティングをしたり、生活が少し変わりました。
研究室では、結構遅くまでミーティングがあることもあって、私の苦手分野も多かったので余計に疲れました。
睡眠不足もたたり、気持ちはぐったりしていることも多かったです。
修士論文を書く頃には、体力も限界で頭痛もし、退学すると言い出すほど疲れていました。
寝ると疲れるから、寝ないほうがいいんじゃないかとも思っていました。
原因がまくらなど寝具にあるということにもに気づかずに。
ホテルに宿泊したときに
初めてのテンピュール体験
旅行でホテルに泊まったとき、ちょうど閑散期だったため「テンピュールとシモンズベッドのお部屋にグレードアップしましょうか」とフロントで言われました。
当時CMですごく宣伝していたテンピュール、ラジオでもよく聞いていたテンピュール!
嬉しくて、すぐに「お願いします」と言いました。
初めての低反発まくらはどんな感じなんだろう?
とすぐ転がってみました。
確かに、自分の頭の重さとともに沈んでいきました。
低反発とはこういう状態のことをいうんだなと初めて知りました。
当時も、正しい寝方、姿勢、というものを知らなかったので、ただテンピュールまくらに適当に頭を乗せて1日眠りました。
ホテルといういつもと違った環境で、寝つきはそんなによくなかったです。
テンピュールは私にとって首が痛かったのですが、それはきっと初めてで寝方をよくわかってなかったんだろなと思いました。
ただ、初めての低反発、宣伝で「誰にでもフィット」と言っていたので私に合わないはずはないとも思っていました。
体調が悪い
新入社員になり、原因が何かはわかりませんでしたが、ずっと体調の悪さが続いていました。
学生のときと違って、受け身の講義や、どうしてもしんどかったら今日は休もう、なんて社会人はできないので辛かったです。
熟眠できないのは続いており、入眠障害はもちろん、中途覚醒や早朝覚醒もたまにありました。
その他、頭痛や肩こり、初めての仕事に緊張の連続で不安も増大で頑張ろうとするほど調子が悪くなりました。
私の直属の上司がとてもいい方で、内科への受診を勧めてくださり予約をしてくださいました。
診察では、不眠のことや不安なこと、全体的に気持ちが落ちてしまい、周囲にも絶対迷惑をかけていて申し訳ないと思っていることなどを伝えました。
いくつか薬を処方され、入眠導入剤などの睡眠薬もその中にありました。
これで眠れるかなと思い、飲み始めました。
確かに眠れるようになりました。
それでも途中で起きてしまったり、不安もあったので早朝覚醒もありました。
依存するほどは飲んでおらず、いつもの睡眠にプラスαといった感じでした。
少し気持ちも身体も安定し、仕事も責任もってやらなければならないので何とか頑張ることはできていたと思います。
オーダーメイドまくら
母がつくってもらってきた
ある日、母が百貨店でまくらを作ってもらってきました。
どういうことなんだろうと思ったら、オーダーメイドとのことで、あの有名な「西川」のまくらだったのです。
後日、郵送されてきて母は使っていました。
「何それ?」と私も頭を乗せましたが、いいのか悪いのかわかりませんでした。
今思えば、母に合わせて作っているのだから、私に合うはずはないのです。
「店員さんが、その人にあわせておすすめのまくらになるように合わせてくれる」と言ってました。
そして、「やっぱり合う!」と言って使い続けて半年くらい使った後、へこんできたからといって、中身を追加してもらいにまた百貨店に持って行っていました。
1年ほどの保証期間中は、中身の材料(綿やそばがら)の量を変更してもらえるそうです。
まくらを自分に合わせる、とは聞いたことがありましたが本物をみたのは初めてでした。
何をどうして、自分に合わせるのか、まくらなんて高さや角度、素材が違うだけじゃないのか、まだ私にはわかりませんでした。
これはおすすめ、オーダーメイド
首が痛い、肩凝る、とうるさい私に母が紹介してくれました。
そしてついに私もオーダーメイドまくらデビューしました。
百貨店に電話をして、オーダーメイドを作ってくれる店員さんの予約をしました。
そして、いざ当日。
どんな風にするのかと思ったら、まず寝ます。
そして、おそらく規定の標準的なまくらを頭の下に起きます。
店員さんがものさしや、専門の機材で角度を計ってくださっていたように思います。
私は仰向けでよく見えなかったんですが。
そして、首の下に手をいれてどの程度隙間ができるかを見てくださっていました。
まくらはこうやって成り立っている
西川のオーダーメイドまくらのすごいところは、まくらの中に部屋があることです。
上を向いたときに頭が沈むから、そのときの頭、首、布団との角度や隙間具合。
右向きに寝たときの右肩との高さの調整。
左向きに寝たときも同様に左肩との高さの調整。
枕の中身の素材は、パイプやそばがら、羽毛など数種類から自分の好きな素材を選びます。
その量を店員さんが計って調整して完成です。
家で寝ました
普段は仰向けになりますが、気づくと右向きになっている私の寝相。
しかし、今までなら右を向くと右肩が凝っていました。
それがないのです。
布団の上に浮いているような寝心地です。
眠れない、そういう体質だと思っている方や、いいと言われたまくらを買ったけれど合ってるのかわからない方にぜひおすすめです。
よく眠れるようになりました。
まくらって大事なんだと実感しました。
まとめ
言うまでもなく睡眠は重要です。
24時間のうち大体6時間ぐらい寝るとしたら、睡眠は相当な割合を占めます。
今まで、こんなにまくらによって睡眠の質や心地よさが変わると思っていませんでした。
実際に、まくら作りのプロである店員さんにお任せして、初めてわかったことです。
また、このオーダーメイドまくらは、使っているうちに中身がしぼんだりして高さが変わってくるため、しんどくなったら早めにお店に連絡して調整してもらうのがよいと思います。