腰痛を感じたら入りたい!温泉気分になれる入浴剤のおすすめ
腰痛のある方に、冷えは厳禁です。
入浴は体全体の血行を改善し、リラックスできるのでとてもおすすめ。
本当なら温泉地に赴いて、のんびり湯治でもしたいところですが、忙しい毎日を送る方はそんな訳にもいきませんよね。
そこでおすすめなのが温泉地の入浴剤です。
これを使えばいつでも気軽に温泉気分に浸れますよ。
おすすめをいくつか見てみたいと思います。
体を冷やすとなぜ腰痛に悪いのでしょうか
腰痛にとって一番悪いのは、冷えから来る血行不良です。
血の巡りが悪くなると新陳代謝が悪くなり、痛みのもととなる物質や疲労物質が体内に貯まってしまうのです。
さらに筋肉も固くこわばり、柔軟性を失ってしまいます。
筋肉が固くなると腰椎を支える力が弱まり、腰にかかる負担は増大。
さらに腰は疲労して痛みがますますひどくなるという悪循環に陥ってしまいます。
ぎっくり腰のような急性の腰痛は冷やさねばなりませんが、慢性的な腰痛は常に体を温め、血流を良くしておく必要があるのです。
お風呂でリラックスしよう
体をお湯の中に入れると、全体に圧がかかり、血液の流れを良くしてくれます。
血の巡りが良くなると代謝もアップし、老廃物や疲労物質は体外へ排出されやすくなるのです。
また、肺にも圧がかかり呼吸回数が増えることから、心肺機能もアップ。
新しい酸素が体内にどんどん取り入れられ、脳はリフレッシュします。
それに何よりお湯につかると気持ちいいですよね。
お湯に体をつけると、なんだか体が楽…。
そのように感じたことはありませんか?
これは筋肉や関節が重力というストレスから解放されるので、その心地よさが脳に伝わるため。
特にぬるめのお湯にじっくりつかると、副交感神経の働きで心身ともにとてもくつろいだ状態になるのです。
お風呂に入ると、体も心もこわばりが解けるような気がするのはこうした理由があるからです。
温泉で気分をリフレッシュ
「湯治」という習慣が古くから日本にはあります。
これは温泉の効能によって病気やケガの治療にあたることです。
日帰り温泉は湯治とは言わず、少なくとも1週間以上の温泉療養を指します。
現在は1週間以上も湯治場にとまってのんびり治療をする、ということはなかなかできませんよね。
せいぜい2泊3日のんびりするくらいが関の山ではないでしょうか。
実は温泉に含まれている成分の多くは皮膚に浸透しやすく、保湿効果が高いと言われています。
そのため、ただの白湯につかるよりも温熱効果は高いのです。
温泉につかったらお肌がつるつるになったとか、お湯をでてもずっと体がポカポカすると感じるのはそのためです。
しかし何といっても温泉のメリットは非日常を感じること。
日常から解放されて、ゆったりした気分で温泉につかる…。
それだけで気分も体もリフレッシュすることは間違いありません。
腰痛が治まったような気さえするかもしれません。
腰痛の原因は人それぞれ。
日々の環境や心理的ストレスが原因の方は、ちょっと温泉旅行に行くだけで腰痛が軽くなったような気分になる人もいるのです。
毎日のお風呂に温泉を!
本当なら毎日でも温泉に出かけたいけれど、そうもいかないのが現実です。
そんな時おすすめなのが、日本全国の温泉地の入浴剤。
日本は名湯がたくさんありますから、日替わりで様々な温泉地のお湯を楽しむことができますね。
入浴によって体を温めるのは腰痛にとっては大切なこと。
飽きずにゆったりした気分で入れるものを探してみましょう。
入浴剤選びのポイントは…
温泉地の入浴剤ってたくさんありすぎてわからない…。
そもそもどんな成分のものを選べばいいの?
そんな疑問を持たれた方もおられるかもしれません。
基本的に入浴の目的は血行促進と保温、リラックスです。
そのため、どの温泉入浴剤を選んでも問題ありません。
お好きな香り、温泉でチョイスしてください。
通常の温泉に入浴するときも同じ。
この成分が入っていないからこの温泉はだめ!
というものはありません。
強いてあげれば、含アルミニウム泉はお肌のお悩みを持つ方におすすめの泉質です。
腰痛で悩む方があえて選ぶ温泉ではないかもしれません。
別府温泉
大分県にある温泉地です。
源泉数、湧出量ともに日本一を誇り、温泉都市として知られていますね。
別府市内にはそれぞれ泉質の異なった温泉が散らばっており、その地域を8つに分けて「別府八湯」とも言われています。
江戸時代には幕府の専売だった「湯の花」の生産をほぼ独占的に行っていたと言いますから、その歴史的役割は大きかったようです。
マグマオンセン別府海地獄
こちらは別府・鉄輪温泉にある「海地獄」温泉をそのままくみ上げ、成分を粉末化して造られた入浴剤です。
効能も成分も鉄輪の天然温泉とほぼ変わらず、天然温泉由来のミネラルを含んでいます。
硫黄成分は入っていないので、お風呂をいためる心配もなし。
ご家庭で気軽に鉄輪のお湯が堪能できます。
カラーは海地獄に因んだマリンブルー。
薬用 湯の花 7回分
こちらは別府・明礬温泉の「湯の花」です。
(株)みょうばん湯の花という会社が製造しています。
湯の花とは江戸時代より造られている、天然の入浴剤で、地表に噴出する温泉ガスから採取した結晶です。
湯の花を作る技術は世界でただ一つのものであり、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
この湯の花を使えば、ご家庭のお風呂がいつでも明礬温泉に早変わりしますよ。
伊豆熱川温泉
太田道灌という人が発見したといわれる伊豆熱川温泉。
この方は江戸城を築城した有名な方だそうです。
彼のおかげで発展を遂げた伊豆熱川には、その功績をたたえた銅像も立っています。
熱川の特徴はなんといっても湯煙に煙る街並みでしょう。
熱川温泉の源泉の温度は、ほぼ100度。
そのため湯気が多く立ち上り、情緒ある温泉街の雰囲気を醸し出しているのです。
東伊豆温泉湯の華
こちらは熱川温泉から採取した天然湯の花を天日乾燥し、粉末状にした天然成分100%の入浴剤です。
温泉の泉質はアルカリですから、刺激も少なくお肌もしっとりとうるおいますよ。
蔵王温泉
蔵王温泉は山形市の南東部、蔵王連峰の西麓に位置する温泉です。
伝説によると、発見したのはヤマトタケルに従ったキビノタガユという人で、西暦110年頃のことだそうです。
古くは高湯と呼ばれ、奥州3高湯の一つとして知られています。
泉質は場所にもよりますが、ほぼ弱酸性。
冬はスキー場が近いことから客も多く、山岳リゾートのような風体になっています。
蔵王湯の花
こちら、一見するとパックに入ったお饅頭のような感じです。
しかし実は成分無調整の湯の花を採取し、干して固め、お饅頭のように丸くしたもの。
お風呂に入れて軽くもむとすうっと溶けていきます。
蔵王温泉は肌を白くなめらかにする成分もあり、「姫の湯」「美肌の湯」とも呼ばれているとか。
肌がなめらかになるのは、硫黄成分がムコ多糖タンパクを活性化させてくれるおかげです。
体内水分量が増加し、血管と肌が若返ったようになるのです。
これはとっては嬉しい成分ですよね。
腰痛にお悩みの女性にとっては腰痛と美肌両方に効果があるわけですから、一挙両得と言えますね。
まとめ
温泉効果の高い湯の花はまさに天然の入浴剤と言えますね。
温泉地で直接販売しているものですと、ありふれたものとは違って特別感があります。
旅の思い出として集めるのもいいですし、お土産にもおすすめです。
つらい腰痛を軽くするために入浴は毎日したいところ。
温泉気分の入浴剤があれば、毎日身も心もリラックスした時間を過ごせるのではないでしょうか。