お風呂が苦手な筆者の入浴剤遍歴から考える、継続してお付き合いするための「お風呂」
筆者は入浴の週間がなく、シャワーのみでほとんど過ごしていました。
しかし年齢も年齢、だんだんと身体は弱っていきますし、お肌のはりもなくなり・疲れやすくもなるわけです。
そこで情報を集めて、最初に目についたのが「入浴」の効果について。
確かに抜群の効能はあるようですが、視覚・嗅覚的に楽しめないと根付かないものです。
今回は、そんな観点で、筆者のお風呂や入浴剤遍歴を紹介します。
自宅で温泉を再現する
自宅で温泉が再現できたら最高ですよね。
筆者も最初はそれを目指して、入浴剤を厳選するようになりました。
しかし、もともと入浴の習慣もなく、ドラッグストアで流通しているようなよく知られているものすら分からない…とにかく、アマゾンの口コミを見る事に。
高価な入浴剤をためしたけれど
温泉成分配合・〇〇の湯に近い…などと売り文句はたくさんあります。
筆者もそれにつられて、いくつかの商品を買いました。
一回使い切りのものから、粉タイプで20回ほどつかえるボトルタイプまで…この時点で確信したのは、湯に色がつく=なんだか見た目で効果がありそうに思える!
という点です。
特に、にごり湯なんかは素晴らしく「お風呂に入っている」実感がありますよね。
入浴そのものの週間がいままであまりなかった方や、そもそもそんなに好きじゃない…という消極的なかたには、濁り湯タイプの入浴剤がおすすめです。
湯の汚れも分からないし、大家族でもそれほど気にせずに使えるのがメリットですね。
ただ、いずれの入浴剤も問題がありました。
色がしっかりついてしまう効果の高いものほど、洗濯には使いづらい…というか使えない。
水道料金は1.5倍近くになってびっくり。
これは早急に何とかしたいと思いつつも、必要経費だと思ってあきらめるのでした。
筆者の入浴剤の変遷は、ドラッグストアの効果・効能が書いてある粒子タイプのものから始まります。
呑んで気分が上がった日には、LUSHのストアでバスボムを買って楽しみました。
そこから最後にたどりついたのが、のちにおすすめする薬湯です。
と、ここまで滔々とお話を続けてきましたが、そろそろまとめます。
結論
入浴の習慣のない人は、入浴剤変遷を楽しむのが、一番よい親しみ方ではないでしょうか。
特に、がっつりとお湯に色がついたり濁ったりする・湯ざわりが変わる…などといった変化は、単調な入浴生活を楽しませてくれます。
ある程度入浴の週間がついてきたときや、もしくはどうしても楽しめないという場合は、1回分500円以上はしますがアロマ店などでバスボム・オイルなどを買い求めてもよいのではないでしょうか。
ただし、水道代は要注意。
そろそろお風呂が楽しくなってきたときに、ドーンと高額の請求がやってきたりします。
これには本当にびっくりさせられます。
とはいえ、お風呂の湯をそのまま選択につかうこともできず…ここで筆者が個人的に気になっていることをさらに挙げると、お風呂の湯をろ過する薬剤なるものがコーナンなどで販売されているそうです。
是非試してみたいものですね。
挫折
入浴剤をいれてお風呂を楽しんでみても、もともとその習慣がないと、どこかで挫折することが出来ます。
水道・ガス代の問題。
単純に暑いのが苦手などなど…特に気になるのは、入浴に求める効果がきちんと出ているのか?
という点ですね。
腰痛と疲れ、どうすれば?
筆者が特に悩んでいたのは、
- 腰痛
- 冷え性
- 神経痛
- 慢性的な疲労感
でした。
自律神経専門のお医者さんに相談したところ、入浴を強く勧められたのがすべての始まりです。
しかし、筆者は暑さに弱く・長時間使っていることも叶いませんでした。
毎日お風呂をはることを義務付けてなんとか無理に入っていましたが、すぐに効果がでるというものでもないそうで…入浴だけがこれらの改善に結びついたのかな、という点については未だに疑問です。
もう一つ問題を挙げると、夏場はやはり入浴には消極的になるという事です。
入浴剤で毎度違うお湯にしてみても、とにかく暑くてはいってられない。
換気扇をまわせば、のちに入る家族のことを思うとお湯が冷めてしまうし…さてどうしたものか。
そこで思いついたのが、最初から少なめにお湯を張ろうということでした。
足湯だけに…
半身浴、というのが一時的に流行りましたよね。
肩まで入浴するよりも、下半身だけを温めたほうが、全身に効くというやつです。
筆者は最初に、そこから試してみる事にしました。
お湯を張る量を半分にして、いざスタート。
…なるほど、長い間入っていられます。
もともと、頭寒足熱という言葉があるように、全身をしっかり温める必要は冬場限定の話だったようです。
これを機に、湯治場などで見かける「足湯」だけでも効果はないのか?
と思うようになりました。
早速、忙しい日は浅くお湯をはってお風呂のふちに腰掛け、実施。
なるほど、長く入っていられますし、身体の疲れのとれ具合も十分です。
このように、どうしても熱くて入ってられない!
と言う場合には、少な目のお湯でもいいと考えます。
発想のちょっとした転換でありますが、入浴の習慣でお悩みのかたはお試しあれ。
薬湯へたどりつく
最後に筆者がたどり着いたのは、薬湯というものです。
温泉成分を含んでいるものとは、根本的に違います。
東洋医学で効能を認められた薬草成分がたっぷりと含有されており、その効果で冷え性をメインに改善していく…というのが趣旨。
故に、飲み薬としても使われるものが配合されていたります。
ところが、これがなかなかにお高い。
アマゾンでレビュー上位のものになると、ティーバック式10回分で1000円ほどとなります。
実質1回のお風呂が100円分。
しかし見方を変えると、だからこそお風呂に入らなければ!
という欲求喚起にもなります。
実際に薬湯をいれてみると、物によって色んな香りがします。
ミント系のハーブの香りのもの・セロリのような緑黄色野菜のような香りのもの…いずれも、入浴剤・温泉と聞いて思い浮かぶようなものとは全く異なるわけです。
しかし、これが楽しい。
お湯の温度が下がってきても、高価な製品であれば、しっかりと香りが立ちます。
お風呂上りもしっかりと香りがまとわりついてきて、眠るまで効果が持続。
これはいい、と思い、今に至るまで愛用をつづけています。
薬湯の効果効能
薬湯と呼ばれるものの効果や効能とはなんでしょうか。
ずばり、東洋医学に基づいて、もともとは怪我の治療等に使われていた薬草をそのまま抽出できることがメリットです。
他の種の入浴剤は、この点、お湯の色を変えたり…と余分な成分があるため効果が薄まりがちなので、シンプルに一本勝負している薬湯にはひとつ利を感じますね。
高価や効能については、これも東洋医学の観点から基づくもので、血流をよくすることで全身の痛みの軽減・怪我の治療の促進・継続して入っていくことで疲労回復にもつながるものが過半数です。
自律神経に関するお悩みを抱えていらっしゃる筆者のような方ですと、ぴったり合うものではないでしょうか?
現在進行形で、あんまや鍼治療・整体などに通われている方は、薬湯についてアドバイスをもらってみるのもおすすめ。
是非お試しください。
まとめ
筆者は最終的に、さまざまな温泉タイプ・バスオイル・バスボムタイプの入浴剤から、薬湯へと移行しました。
少しお値段は高くつくけれども、現実的にはこれが一番体に効くと確信したからです。
いずれにしても、入浴は「習慣づける」のが一番大事なこと。
ひとりひとり、その方法は異なってくるかと思います。
ここでお薦めした内容や筆者の遍歴にこだわらず、皆さんお気に入りのお風呂の入り方を見つけてみてください。