肩こり・腰痛に悩んでいる人必見!効果的な入浴方法と入浴剤の選び方とは?
お風呂に入るときに入浴剤を使って人は、どのようなことを考えて入浴剤を使用していますか?
香りが良いから、気分転換になるから、プレゼントでもらったから、など色々な理由があると思います。
しかし、一番多いのは「疲れを取るため、腰痛や肩こりをほぐすため」ではないでしょうか?
肩こりや腰痛に効く入力剤は、薬局やホームセンターなどでも置いていますが、種類は沢山ありますよね。
好きなものを購入しても、あまり効き目を感じないという人もいるかと思います。
そんな人におすすめの入浴方法や入浴剤を紹介しますので、是非試してみてくださいね。
肩こり・腰痛をほぐすのに何故入浴剤を使うのか
入浴剤なしのお風呂でも疲労回復になる
仕事や育児、大掛かりな作業をした後は、睡眠による回復やエネルギー補給ではなく「お風呂に入りたい」と思いますよね。
三大欲求に含まれもしない、お風呂が何故、疲労回復=お風呂と思われるようになったのでしょうか?
お風呂に入るという行動は、当たり前ですが体を綺麗にしてくれます。
仕事などで汚れてしまった体を清潔にすることで肌もリセットされますが、気持ち的にもリセットできます。
シャワーのみの場合でも、気持ち的にリセットできるので「まずお風呂」と思う人が多いのかもしれませんね。
では、お風呂の入浴はどうでしょうか?
シャワーで体を流すだけでもリセットできますが、入浴をすることで疲労回復に繋がります。
湯船につかって身体を温めることで、血管が広がり血行が良くなります。
血行が良くなると、栄養や酸素などが上手く循環され、結果疲労回復に繋がります。
また、湯船に入ることで身体に水圧がかかり、マッサージ効果を得ることが出来ます。
水圧があるのが理解できても、プールに入っている時と同じで身体は軽く感じますよね。
軽く感じるのではなく、浮力によって体感している体重は9分の1ほどになっています。
その為、緊張がほぐされ、脳への緊張感によるストレスも軽減され、心も体もリセットできるのです。
疲れたらお風呂に入るという行動は、睡眠や食事よりも疲労回復に良い行動なのです。
入浴剤は疲労回復をサポートします!
疲れたらお風呂に入るという行動が理にかなっていることを上記では紹介しましたが、入浴剤を入れることでさらに効果を増すことが出来ます。
よく薬局やホームセンターなどで入浴剤が売られており、「肩こり・腰痛に効く」などが書かれています。
大半の入浴剤に書かれている効果は本当に効くのでしょうか?
疲労に効く入浴剤には、炭酸ガス、硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、生薬など様々なものがあります。
簡単に説明しますので、是非購入するときに参考にしてもらえればと思います。
●炭酸ガス
お風呂に入れると炭酸がシュワシュワと出てくるものです。
血管拡張作用があります。
●硫酸ナトリウム
肌表面に薄く膜を作り、温熱作用に期待できます。
●炭酸水素ナトリウム
肌の角質などを落とします。
●生薬
漢方の効能を利用した入浴剤のため、自分に合うものを選ぶことが必要です。
他にも様々ありますが、一般的に売られているのはこの4つの成分ではないでしょうか。
炭酸水素ナトリウムは肌をきれいにしますが、温熱作用などはないために肩こりには効きません。
入浴による効果を上記で紹介しましたが、その理由に基づいて選ぶとすると、炭酸ガスや硫酸ナトリウムが一番肩こりや腰痛に効果的と言う事になります。
入浴剤の効果によっては、何も入れてない状態よりも血行が良くなったり温まりやすくなります。
入浴剤は香りや気持ち的なものではなく、血行など直接疲労回復に繋がってくれるのです。
肩こり・腰痛に効く入浴方法について
お風呂や入浴剤が疲労回復に繋がることを紹介しましたが、効き目が薄い方もいると思います。
以下では、より効果的な入浴方法について紹介しますので、是非試してみてくださいね。
温度について
湯船の温度は、自分の好みや時期によって変えている人が多いと思います。
しかし、1度変わっただけでも入浴中の効果に変化があるので、入浴前の自分の気分で温度を変更してもらえればと思います。
●38~39度の場合
ぬるめのお湯の場合は、疲労回復や肩こりよりもリラックスしたい人におすすめです。
リラックスにおすすめの理由は、気分を落ち着けるだけではなく長時間入っていてものぼせないためです。
眠りが浅い人や、気分が不安定な人に効果的で、入浴剤よりもアロマなど香りを重視した入浴がいいでしょう。
●41~42度の場合
少し高めの41~42度は、肩こりや腰痛をほぐしたい人におすすめです。
少し高めの温度の為に長時間の入浴ではなく、30分前後の入浴がベストです。
肩こりがひどい場合は、頭を楽にできる姿勢やグッズを使って、首に頭の重さを感じさせないようにしましょう。
また、温まり始めたら首周りのストレッチを一緒にすると効果的です。
入浴剤を入れる場合は、炭酸ガスや硫酸ナトリウムなど、体を温めつつ血行を促すものにしましょう。
●42度以上の場合
42度以上の場合は、長時間の入浴が出来ませんが交感神経が働きやすくなるのでとにかく疲労回復した!
という方におすすめです。
交感神経が働くと新陳代謝が促され、疲労物質や老廃物が汗となり排出しやすくなります。
高温のため、半身浴で10分の入浴がベストです。
あまり高温にしすぎると血液の粘度が上昇し、脳梗塞になる恐れがあるので気をつけましょう。
入浴剤は、肩こり・腰痛同様に炭酸ガスや硫酸ナトリウムがおすすめです。
入浴中にさらに効果を上げる方法とは?
肩こり・腰痛に良いのは41~42度の為、30分ほど時間に余裕があります。
体調によっては、長時間になったり短時間になったりするかと思いますが、入っている間に簡単に行えるマッサージなどで血行をさらによくしましょう。
まずは全身が温まるようにゆっくり浸かります。
血管を広げて血行を良くすることで、コリも和らぎますのでかならず温まりましょう。
身体が温まったと思ったら、首周りのストレッチをします。
首をゆっくりまわしたり、傾けて筋肉を伸ばします。
そのあとはのんびり入浴を楽しんでもらうのも良いですが、リンパのマッサージも一緒に行うとより効果的です。
首回りや脇下の腋窩リンパなどをマッサージすることで上半身の老廃物を排出しやすくなり、血行もよくなります。
最初はリンパが何処にあるのかわからず面倒に思えますが、慣れてくると鼻歌を歌いながらでも行えるようになります。
是非、試してみてくださいね。
肩こり・腰痛におすすめの3つの入浴剤
花王のバブ
疲労回復の入浴剤で、「とりあえずコレ」と選ぶのは花王のバブではないでしょうか?
1983年から炭酸にこだわって作られてきたバブは、タブレット型にすることで湯船の底から炭酸がでるようにしています。
赤ちゃんと入浴するときも使用することが可能なので、育児中のお母さんにもおすすめです。
また、バブは公式カタログで29種類もの商品を掲載しており、種類の多さでもおすすめできます。
バスクリンのきき湯
様々なバスタイム商品があるバスクリンですが、この中にある「きき湯」は効果を実感する人が多い商品です。
炭酸入浴剤同士のバブと比べると泡は少なめです。
6つの種類があり、それぞれに特徴が違うので自分に合うものを選びましょう。
NEWオリヂナル薬湯 ハッカ脳
薬局によっては取り扱っていないところもあり、知らない人もいるかと思います。
柚湯に湿布を混ぜた香りで、入浴中も入浴後も湿布独特のスースー感が残ります。
スースー感が残るというと冷たい印象がありますが、じんわり温まり辛い肩こりにも効き目があります。
リウマチの人にもおすすめで、実際利用した人には好評な入浴剤です。
入浴剤を使用するときの注意
赤ちゃんと一緒に入れる入浴剤など、気軽に入れるようになり本当に便利ですが、注意すべきこともあります。
入浴剤を入れたままうっかり放置をしてしまい湯船が変色した、注意事項を読んでなくて洗濯物で残り湯を使って変色したなど、うっかりミスをしないように注意しましょう。
また、効果を倍増したいからと入浴剤を多めに入れると肌トラブルに繋がります。
せっかくの癒しタイムをうっかりミスなどでだめにしないように、注意事項は読んでから使用しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
お風呂に入ることで血行が良くなり、コリが和らぎ、結果疲労回復に繋がります。
入浴剤を使うことで、通常の入浴以上の効果を引き出してくれることも分かりましたね。
生薬は自分に合うものを選ぶことが必要で、よく置いてある入浴剤にも様々な成分があり、成分によって効果が違います。
香りだけではなく、成分や効果を見て選ぶことで、入浴中の肩こり・腰痛の効き目に期待が出来ます。
また、湯船の温度や入浴中のマッサージなどでさらに効果を高めることが出来るので是非参考にしてみてください。