風邪をひいときだけお風呂で使えるドイツの入浴剤Erkältungs Bad

入浴・入浴剤

6月の日本では梅雨に突入した地域もあるのではないでしょうか。

じめじめして蒸し暑く、雨も降り続けて気分もどんよりすることがあるかもしれません。

日によっては寒い日もあって体調管理が難しく、夏風邪をひてしまうこともあるかもしれません。

日本では風邪をひいたら、体を温め、消化の良い食事と休養、症状に合わせた薬の服用で治療をしますね。

体の汚れがあっても体力を消耗するので入浴は控えますが、ドイツでは薬用成分の入った風邪用の入浴剤を入れたお風呂で体を温めできるだけ薬は飲まずに治すそうです。

お薬を使わず自己免疫力を高めて治すドイツの風習と、風邪用入浴剤についてご紹介します。



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ドイツの人は調子が悪い時に入浴します

ドイツではバスタブのないお宅もあるくらい、体はシャワーを使って冷水を流しながら洗うのが主流です。

日本の北海道と同じくらいの緯度にあるドイツの住宅の外は、極寒でも中は暖かく、体を冷やさない住まいが多いそうです。

暖房も建物にお湯のパイプを通しているのでどこもぽかぽかと温かい家も多いそうです。

そのため毎日バスタブにつからずとも暖をとることができます。

しかし、ドイツ製の入浴剤は日本でもよく見かけますよね。

「クナイプ」などはその代表といえます。

「クナイプ」は体の不調に合わせて調合された入浴剤がとても多いですよね。

シャワーが主流のお国柄なのに、入浴剤の種類がとても多いと思いませんか。

特に、細かい症状に合わせて小分けされた袋販売されているものも多いですよね。

これは、入浴で体の不調を改善するドイツの入浴文化があるからなのです。

ドイツでは風邪をひいたら日光浴と散歩を勧められる

風邪をひくと抗生物質を処方してもらって服用すると早く治りますよね。

それは体内の免疫細胞のほかに薬によって炎症を起こす細菌やウィルスの活動を抑えることができるからです。

しかし、長く服用したり、強い成分を服用すると口の中が荒れたり、倦怠感や微熱がつづくこともあります。

それは、本来体に必要な菌類を薬によって一緒に抑えてしまうからです。

そのため、ドイツでは薬に頼らず自己免疫を高めるためハーブティを飲んだり、散歩をして外気にあたって血行を良くしたり、太陽の光を浴びて自律神経を刺激して体に活力を与えるそうです。

薬を飲むときはアスピリンだけで後は寝る前に風邪をひいたとき専用の入浴剤を入れて20分ほど浸かって体を温めて眠るそうです。

2016年にテレビ番組でフリーアナウンサーの楠田恵理子さんが紹介していたドイツの入浴剤

楠田恵理子さんは声が商売道具です。

そのため風邪は大敵なので、のどや鼻のケアに気を付けているそうです。

そんな楠田恵理子さんが紹介してくれたケア商品がドイツの薬局でしか買えない自然派メーカー「tetesept(テテセプト)」の「風邪用の入浴剤(Erkältungs Bad)」でした。

医薬品として販売されているので薬局のカウンターで薬剤師さんに処方してもらって購入できるそうです。

そのため、風邪をひかないと使えない入浴剤でもあります。

深くて濃い緑色のバスオイルで肌の保湿もしてくれますが、熱や炎症による筋肉や関節の痛みの緩和、蒸気を吸うとのどや鼻の通りを良くして軽い炎症も抑えてくれるのだそうです。

一日に一回100mlを湯船のお湯に入れて10〜20分程度浸かるだけです。

お湯の温度は35度から38度が適温です。

この入浴剤の入ったお湯で髪を洗うとしっとりしてパサつかないので、湯船で顔だけ出して浸かると全身ケアができそうですね。

ドイツでは入浴後には上がり湯は使わないのだそうです。

入浴剤の薬効製粉を皮膚からも吸収させる目的があるからだそうです。

楠田恵理子さんは定期的にドイツに旅行に出かけてこの「tetesept(テテセプト)」の「風邪用の入浴剤(Erkältungs Bad)」を購入しているそうです。

それは日本では「tetesept(テテセプト)」は正規輸入されていないからだそうです。

しかし、同じドイツ生まれの入浴剤でも一般的な入浴剤として利用ができる「クナイプ」であれば日本のドラッグストアで小袋からでも簡単に手に入りやすいです。

風邪の諸症状、とくに鼻かぜ、季節によってつらい花粉症、副鼻腔炎持ちの方、声を出すお仕事の方の毎日の入浴には「クナイプユーカリの香り」がおすすめです。

バスソルトタイプなので、「tetesept(テテセプト)」のバスオイルよりもさっぱりとした湯上りを楽しめることでしょう。



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日本では玉子酒、ドイツでは風邪の時はカモミールティ

日本では風邪をひいたとき、滋養がつく飲み物として玉子酒がありますね。

生卵の白身には塩化リゾチームが含まれています。

これは風邪薬に多く含まれる成分で炎症を抑える効果があります。

のどの痛みや鼻風邪の症状にはうれしい効能ですね。

黄身には栄養が豊富なので、民間療法ではなかなかいい飲み物ではないでしょうか。

ドイツではハーブ療法が主流です。

特にジャーマンカモミールは万能薬として重宝されているそうです。

人によってはアルコールを飛ばした70度くらいの赤ワイン生卵と砂糖を入れて飲むそうですが、たいていは風邪の症状に合わせてハーブのお茶を飲むそうです。

このハーブのお茶もやはりドラッグストアで販売されている医薬品だそうです。

「Bad Heibrunner」というメーカーから出ている風邪用のハーブのお茶は「 Erkältungs Tee(風邪のお茶)」という名称で販売されています。

効能は解熱、炎症の抑制、鎮痛と、かなり具体的です。

熱が出て汗をいっぱいかくようなとき日本では電解質の調節させたスポーツドリンクを飲みますが、ドイツではこの「 Erkältungs Tee(風邪のお茶)」を飲んで熱を下げるそうです。

このほかに、のどの痛みには「 Hals- und Rachen Tee」、咳や気管支の炎症には「 Husten- und Bronchial Tee」、風邪が治りかけのかわいた咳に「 Reizhusten Tee」、気管支炎のたんを取り除く「 Thymian Tee」など、症状に合わせたお茶が販売されています。

ドイツのハーブ療法は日本や東アジアでいうと漢方薬のようなものなのですね。

ハーブのお茶は薬にアレルギーが出やすい方や、体に負担をかけずに自己免疫力を高めて風邪の引きはじめで治したい方、鼻炎などの毎日のケアをしたい方におすすめです。

ドイツに旅行に行ったら現地でバスオイルやバスクリーマーの入浴剤を使ってみよう

楠田恵理子さんがテレビで紹介していた自然派メーカー「tetesept(テテセプト)」はドイツの薬局のカウンターでのみ購入するシリーズしかないと思われたかもしれません。

実はアロマ入浴を目的にした入浴剤シリーズであれば、現地のドラッグストアやスーパー、雑貨店にも置かれていることがあります。

手軽にハーブやアロマ入浴を楽しめますので、旅行のおともに、友人へのばらまき用のお土産におすすめです。

ドイツの生活水は硬質なのでシャワーや洗顔をするとお肌が突っ張りやすく乾燥しがちになることがあります。

もともと肌が弱く、乾燥肌で肌荒れがしやすい方には、ぜひ現地で「tetesept(テテセプト)」の入浴剤の利用をおすすめします。

「背中を温めるお風呂(Rücken Wärme Bad)」は肩こりを良くしてくれて体も温まるので旅のお供に最適です。

また、ギフトセットも人気があるので現地で自分用に購入して自宅で使ってみるのもいいですよ。

「Geschenkset Verwöhnmomente」はリラックス効果の高い入浴剤が6種類入っていて人気があります。

個人的にはアーモンドオイルが使われている「Indisches Ayurveda Bad」がお気に入りです。

お好きな入浴剤が決まっていない方には小袋のアロマ入浴剤や125mlボトルでの購入がおすすめです。

まとめ

風邪をひいたときの入浴剤「Erkältungs Bad」、効きそうですよね。

自然派メーカー「tetesept(テテセプト)」は日本では手に入りませんが、「クナイプ」などでも風邪の諸症状に効果のある入浴剤がたくさん出ているので、夏風邪予防にぜひ使ってみてください。

普段から鼻炎や副鼻腔炎でお困りの方であればユーカリエキスの入った入浴剤がおすすめです。

じめじめした梅雨もお気に入りの入浴剤を使ってお風呂に入ればいい気分転換ができますよ。






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