腰痛持ちさんにおすすめの生姜を使った手作り入浴剤と市販の入浴剤
腰痛持ちの方は夏でもお腹周りだけが冷えているのにじんわりと汗をかくといったことはありませんか。
病院に行くほどの不調ではないけれども、やっかいな腰の痛みや冷えの解消には入浴が効果的です。
そこで、古くから人々に愛されてきた生姜風呂で夏の疲労回復や腰痛と冷えの緩和を試みてみるのはいかがでしょうか。
薬膳料理では生姜を使うことで、体を内側から健康な状態に戻す作用があります。
生姜の効能、手作りの生姜入浴剤、市販の入浴剤、おすすめの生姜を使った手軽な市販のスープをご紹介します。
目次
生姜は食べても体に直接使っても効果抜群!
夏は食品が痛みやすい季節ですね。
暑さで体力を消耗している体に生野菜、生魚、生肉は雑菌を体内に取り込み更に体力を消耗させるものです。
そこで、薬味に生姜を使うと、殺菌作用と血行促進作用で体内を健康的に保つことができます。
そんな生姜には腰痛持ちには嬉しい別な効果もあるのです。
腰痛持ちに嬉しい痛みを和らげる効果がある
古くから生姜は鎮痛作用があることが知られていました。
自然療法として関節痛の幹部に生姜のエキスをあてた「生姜湿布」は民間療法としても定着していました。
腰痛持ちに嬉しい体の冷えを緩和する効果がある
生姜には血管を拡張させる働きがあることが科学的にも確認されています。
生姜を使った健康食品の多くは冷え性の改善をうたっています。
腰痛持ちに嬉しい代謝を正常にする効果がある
代謝の低下は内臓の働きが低下することから起こります。
内臓にいつまでも消化されていない栄養源が残っていると、腸で長いこと養分を吸収しやすくなります。
そこで、生姜を体内に取り入れ、皮膚から吸収させることで、血管の拡張を起こすと、適度な血圧を維持しつつも、血の巡りを良くさせる効果があるため、内臓の働きを正常に保つことができます。
それにより、過剰な栄養摂取がされず、体内で無駄に雑菌を増やす前に栄養源は体外に排出されるのです。
腰痛持ちに嬉しいリラックス効果がある
食べるとスパイシーで、痛みを和らげる生姜にリラックスというイメージが私にはなかったのですが、生姜の香りは実はとても高い鎮静作用があるのです。
鎮痛作用があれば鎮静作用もあって当たり前と後から妙に納得したのですが、皆さんはどうでしょう。
緊張を緩めるというよりも、集中力が高まる効果があるそうです。
腰痛持ちの私の経験では、腰や足の痛みが強い時は注意が散漫になり、痛みが引くと急に眠気に襲われるという極端な状態でした。
しかし、生姜の香りに含まれる成分は、ストレスを緩和する作用があるので、まさに痛いときに生姜を食べる、幹部にあてる、香りをかぐといった行為が鎮痛、鎮静効果をもたらすのです。
腰痛持ちもそうではない方も嬉しい、殺菌効果の高さ
生姜は、殺菌効果の高さから薬味としても古くから私たちの食生活になくてはならないものでした。
この殺菌効果は、生姜風呂にすると、ニキビや体臭も防ぐ作用があるのです。
汗をかく季節には、嬉しい効果ですよね。
腰が痛くなると、普段の生活でも動きが小さくなって運動をする機会が減ります。
すると、汗腺の働きも弱まって、気温が上がるとうまく汗がかけず、汗腺に皮脂が詰まって悪臭の原因になることもあります。
エチケットとして、デオドラント効果のスプレーをしても全身から漂う悪臭は防げません。
最近、運動不足だ、筋肉も代謝も落ちた方には夏の消臭を目的に生姜風呂をおすすめします。
腰痛持ちの私が手作りした生姜風呂の失敗点
かねがね、生姜風呂が腰痛に効果があることを耳にしていた私は、自宅で手作りしてやってみようと考えていました。
そこで、前日の夕飯で薬味に使って余っていた生姜を冷蔵庫で見たとき、手作り入浴剤を作ろうと行動を起こしました。
細かいことは考えず、皮つきの生姜を薄くスライスして、熱めのお湯をはると同時にスライス生姜を投入しました。
色はうっすらと茶色く色づき、なんとなく生姜の香りがしました。
でも、期待していたほどの温浴効果も鎮痛作用も感じることもなくお風呂から上がりました。
湯船にパラパラ浮いているスライス生姜をザルですくって、体についた生姜のカスはシャワーで洗い流しました。
もう二度と作るものかと思いました。
後日、ちゃんとした手作り生姜入浴剤の作り方や入浴方法を調べると間違っていたところがたくさんありました。
正しい手作り生姜入浴剤の作り方
①生の生姜の皮をむいてすりおろし、15g用意し、すったときに出たエキスも入浴剤の材料として使います。
⇒生姜の皮には辛い成分が含まれ、肌への刺激が強いので必ず皮をむきましょう。
②すりおろした生姜をガーゼや出汁用のパックに詰めます。
⇒すりおろすことで成分がお湯に溶け込みやすく、掃除も楽です。
③お湯は40度でお湯を張ります。
⇒熱いお湯は交感神経を優位にして緊張が緩まず、湯冷めもしやすくなるので、温めのお湯で生姜による血管拡張と鎮静作用を与え、自律神経をリラックスさせましょう。
④お湯を張り終わってからガーゼやパックに入った生姜とエキスを投入して15分ほどつけておきます。
⇒入浴しながら手でもむと中身が飛び出して掃除が大変なのでじっくりと生姜の成分がいきわたるように時間を置きましょう。
⑤入浴するときにガーゼやパックに入った生姜を取り出します。
⇒掃除が楽になります。
⑥10分程度浸かって汗がじんわり出てきたら湯船から上がりましょう。
⇒副交感神経が優位になっている状態で湯船から出ると、神経の緊張が緩み、血管が拡張した状態が続くので、湯上り後も体の隅々まであたたまり血液循環が良くなるので質の良い眠りにつけます。
手作り生姜入浴剤は肌が慣れてきたら自分の好みの量をすりおろして使いましょう
温浴効果は個人差があります。
少し物足りないときは、少しずつ生姜の量を増やして様子を見ましょう。
また、皮をむいても肌への刺激が全くないわけではありません。
ピリピリするときは生姜の量を減らして使いましょう。
手作りしなくても生姜を使った市販の入浴剤も腰痛におすすめ
数ある中で、コスパが良く、温浴効果があり、筋肉のこわばりや痛みむくみがとれるアース製薬さんの温泡シリーズが個人的には一番好きです。
普段は「桃」の温泡の香りが好きでよく利用していますが、より強力に温浴効果や発汗作用を求めている方には「こだわり生姜の炭酸湯」をおすすめします。
アース製薬「温泡こだわり生姜の炭酸湯」
■内容量
●20錠入(4種×5錠)
■有効成分
●炭酸水素ナトリウム
●硫酸ナトリウム
●酸ナトリウム
●トウキエキス散
■香りと色
※個人的には生姜の香りはほんのかすかにしか感じませんでした。
●ハーブ生姜の香り(透明なグリーン)
●はちみつ生姜の香り(透明な濃いピンク)
●とうがらし生姜の香り(透明な赤みのあるオレンジ)
●ゆず生姜の香り(透明なグリーンイエロー)
■効能
●疲労回復
●あせも
●しっしん
●にきび
●ひび
●あかぎれ
●しもやけ
●荒れ性
●うちみ
●くじき
●肩のこり
●神経痛
●リウマチ
●腰痛
●冷え症
●痔
●産前産後の冷え症
■使用方法
●お風呂のお湯200Lに1錠(45g)を溶かしきってから入浴してください
●炭酸ガスは泡が消えてもお湯に溶け込んでいますので、効果は長続きします。
●溶かしてから2時間以内の入浴が効果的です。
■使用上の注意
●大理石の風呂釜は変色することがあります。
●アレルギーテスト済ですが、肌の弱い方、強いアレルギーをお持ちの方には合わない場合があります。
●皮膚に異常が出たときは使用を中止して医師に相談してください。
●残り湯を洗濯に使うことができますが、おしゃれ着洗濯やすすぎにはご利用できません。
■値段
●ドラッグストアやスーパー、ホームセンターなどで1箱550~600円くらいで販売されています。
●大手ショッピングサイトでも取り扱いが多く、購入しやすい商品です。
永谷園「冷え知らず」さんの生姜参鶏湯は夏の疲れにおすすめ
夏の疲れと冷えには漢方薬を使った参鶏湯(サムゲタン)で滋養をつけることをおすすめします。
でも、本格的な参鶏湯は材料が手に入りにくく、手間もかかります。
そこで、働く女性の冷えを改善し、健康な体作りを目指した永谷園の生姜を使った「冷え知らず」さんシリーズの参鶏湯をご紹介します。
永谷園「冷え知らず」さんの生姜参鶏湯
■内容
●20.4g(1食分)
■栄養成分表示
●エネルギー76kcal
●たんぱく質2.5g
●脂質0.6g
●炭水化物15.1g
●ナトリウム679mg(食塩相当量)1.7g
■原材料名※彩もきれいで、たくさんの食品を食べることができるのでランチや残業の時の夕飯におすすめです。
●乾燥ごはん
●米加工品
●調味粉(チキンエキス、食塩、でん粉、ジンジャーパウダー、クリーミングパウダー(乳成分を含む)
●チキンオイル
●白菜エキス
●砂糖
●酵母エキス
●こしょう
●高麗人参パウダー)
●乾燥雑穀(玄米、きび、あわ、黒米、食塩)
●味付鶏肉(小麦、大豆を含む)
●塩漬しょうが
●ごま
●乾燥ねぎ
●くこの実
●調味料(アミノ酸等)
●糊料(キサンタン)
●酸化防止剤(ビタミンE)
●香辛料
●トレハロース
■使用しているアレルゲン
●乳
●小麦
●ごま
●大豆
●鶏肉
■希望小売価格
●税抜き160円
■購入方法
●忙しい女性が購入しやすいように永谷園「冷え知らず」さん専用サイト、LOHACOforSOftbankサイトからなどネット販売が簡単です。
●一部コンビニやスーパーでも購入できます。
まとめ
夏の腰痛や冷えに生姜を使った手作り入浴剤や市販の入浴剤「温泡」、冷え性さん向けに滋養がつく永谷園の「冷え知らず」さんの参鶏湯で、体の外からも内からも健康を維持しましょう。
永谷園の「冷え知らず」さんシリーズの専用サイトに会員登録をすると、体に優しいお料理レシピを見ることができます。
ぜひ、生姜を使った料理のレパートリーを増やして夏の疲れをためず、健康な体作りを目指しましょう。