妊娠中の椅子問題はこれで解決!楽な座り方だけでは腰痛を防げない!
妊娠中はどんな椅子にどのような姿勢で座るのがおすすめなのでしょうか?
妊娠してお腹が大きくなってくると、腰痛に悩まされる人が少なくありません。
体型の変化のせいで、ある程度は仕方がないことなのですが、椅子の選び方や座り方を少し心がけるだけで軽減したり、予防したりすることが可能です。
できる範囲で心がけてみましょう。
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目次
お腹が大きくなったら座り方に注意
妊娠後期になり、お腹が大きくなってくると腰痛を起こしやすくなってきます。
腰痛になりやすいのは急激な体型の変化に起因することが多いですが、腰痛を助長させることの1つが椅子の座り方です。
間違った椅子の座り方をすると妊娠中により腰痛に悩まされやすくなります。
大きく重くなったお腹を少しでも庇おう、身体を休めようとしてゆえの姿勢のはずなのに、それがダメであることもあるのです。
では、椅子に座るとき、どんなことに気を付ければいいのかについて紹介をしていきます。
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長時間座り続けない
腰痛になりにくい椅子、腰への負担がかかりにくい椅子というのもたくさんありますが、どんな椅子であれ、長時間座れば腰痛を招いてしまいます。
疲れている時などずっと椅子に座っていたい気持ちになりますが、具合が余程悪くない場合は長時間座り続けることは避けましょう。
据わるという行為はそれだけで腰に負担をしいているのです。
また、腰痛だけでなく、むくみの原因にもなってしまう時があります。
ストレッチで血流を良く
ずっと座っていなければならないような状態でも、度々立ち上がり、トイレのついでなどに軽いストレッチをするのがおすすめです。
軽いストレッチをするだけでも血流が良くなり、腰痛を予防できます。
携帯クッションで快適に
仕事などで長時間毎日座らなければならない妊婦さんは携帯クッションを使用するのもおすすめです。
低反発のものやビーズクッションなどを背もたれなどに置いておくと楽な姿勢をとりやすいです。
柔らかい椅子には注意
ソファーなど柔らかい椅子は腰痛を招きやすいので注意が必要です。
柔らかいクッションなどで身体が大きく沈み、身体の形にフィットするような椅子は身体の負担が一見少なそうですが、実はそうではないのです。
柔らかすぎるとお尻が沈みます。
妊娠後期で体重が増えている状態ならばなおさらです。
そうなるとお腹や腰が圧迫されてしまい、腰痛になりやすいのです。
柔らかい椅子は一見楽そうに見えても長時間座らないこと、座る時には背筋を伸ばすこと、背もたれに身体を合つけるようにすることなどを心がけると腰痛の予防になります。
低めの椅子がおすすめ
柔らかいソファーは一見楽そうに見えますが、妊娠中は腰痛を招いてしまうことがあります。
反対におすすめなのが、低い椅子です。
座高が高い椅子は足を踏ん張ることができず、腰だけで上半身の体重を支えなければならないので、腰痛を引き起こしやすいのです。
低い椅子に正しいし背で座ると床に両足を付けることができます。
膝の位置よりも腰の位置が低くなるような椅子は特におすすめです。
足の裏をしっかりと床につけることができ、身体を足も使ってささえることができるので、腰への負担がすくなくなります。
ただしい、低い椅子に座っていると立ち上がるのに力がいります。
こまめに立ち上がったり、座ったりを繰り返すのならば座高の高い椅子、長時間座るのならば座高の低い椅子が良いでしょう。
しかし、低い椅子から何度も立ち上がったり座ったりするのはお産に使う筋力を鍛えるのにはおすすめなので、貧血などを患っていないのならば安産体操だと思って立ったり座ったりを繰り返すのもおすすめです。
ビーズクッションもおすすめ
ビーズクッションは正確には椅子ではありませんが、地べたに座るよりもとてもおすすめです。
ビーズクッションは身体の形に合わせて形が変わるのでフィット感が抜群になります。
体重を分散させて包むように支えてくれるのが魅力です。
床にビーズクッションを置いて座るだけでなく、椅子の背もたれ部分などに置いてつかうのもおすすめです。
足を組むのはだめ
妊娠後期になり、お腹が本格的に大きくなってくると、椅子に座る時にわざわざ足を組むのが難しくなってきますが、ずっと椅子に座る時に足を組むクセがあったりするとついついやってしまいかねません。
しかし、足を組んで椅子に座るというのは骨盤の歪みを招き、腰痛に繋がります。
難産になったり、スタイルが崩れやすくなったりもするので、クセを直すようにするのがおすすめです。
出産後に足を組んで授乳をすると授乳がしやすいこともありますが、骨盤の歪みがとてもおおきくなってしまいかねませんので、辞めるようにしましょう。
授乳のときの高さ調節は足をくむことではなく、クッションなどを使用するようにしましょう。
なるべく椅子に座りましょう
できるかぎり座る時には椅子に座るようにしましょう。
床の上に直接ぺったりと座ると腰痛以前に冷えやすいです。
床だけでなく、畳や絨毯の上でも同じことです。
どうしても座る時には正座をしましょう。
正座が一番腰に負担がかかりにくい姿勢です。
正座も足がしびれやすいので、こまめに身体を動かすようにしましょう。
限界まで我慢してはいけません。
さらに、見た目はあまりよくありませんが、胡坐もおすすめの座り方です。
胡坐をかくときには猫背にならないことがポイントです。
背筋を伸ばして胡坐をかくと腹部を圧迫しないので、自分の腰を守るとともに赤ちゃんへの負担にもなりません。
また、横座りやアヒル座りはしないようにしましょう。
一見正座よりも体重が分散できて楽なように見えますが、骨盤が歪んでしまいやすい姿勢です。
出産後も気を付けましょう。
また、横座りやアヒル座りは腰痛の点以外にも悪いコトがあります。
これらの座り方は猫背になりやすいです。
猫背になるとお腹が圧迫され、赤ちゃんも苦しくなってしまいやすいです。
腰痛になってしまったら早めに対処を
椅子の座り方というのは普段あまり意識をしません。
楽ならばいいやと考えがちです。
しかし、普段よりも身体が重くなっている妊婦さんはほんの少しの負担が大きな腰痛となって還ってくることがあります。
そして、なかなかの習慣は簡単には治すことは難しいです。
普段の生活でできるだけ腰に負担の少ない椅子の座り方を心がけるようにしましょう。
それでも腰痛になってしまった場合はかかりつけの産婦人科に相談をしたうえで、整体やマッサージを利用するのがおすすめです。
受付のときに妊婦であることを告げておくことで、赤ちゃんや母体に負担のない施術をしてくれます。
妊娠中にマッサージや整体などを受けていいか不安になる人もいるかもしれませんが、むしろおすすめです。
妊娠中の腰痛は良くあることなので、整体の人やマッサージの人も慣れていることが多いです。
また、ストレッチなども心がけましょう。
必要以上に体重が多い人ほど腰への負担が大きくなり、腰痛を招きやすいので、体重管理も適切に行いましょう。
まとめ
椅子に座ると言う普段なんでもない行為でも妊娠してお腹が大きくなってくると腰痛を助長させてしまうことがあります。
なるべく低めの椅子に猫背にならないようにして座るのが腰への負担を軽減させる方法です。
そして、なによりも長時間座らないことです。
長時間座ったり、猫背になっていたり、足を組んだり横座りをしたりすると腰痛が酷くなったり、骨盤がゆがんだりしてしまいかねません。