アロマによる入浴剤の効果はどのようなものでしょうか? 本当に効果アリ?
アロマ系の入浴剤は近年、多くの方が愛用されています。
しかし、香りは良くとも本当に効果はあるのでしょうか?
ストレス解消や気分転換用として使用されていますが実際のところどうなのでしょうか?
香りのための調香士と呼ばれる人も存在しており入浴剤の中にはこのような香りのプロの力を借りて入浴剤を開発されている商品も存在します。
では、その香りの力を検証してみて本当のところを探ってみましょう!
香りとは?香りには効果があるのか?どのように作り出されるのか?
実際のところ香りに関する歴史はやはりヨーロッパが最も深い歴史を持っており一つの香りを作り上げるのは簡単な作業ではないようです。
香り一つをとってもそこに含まれている成分は複雑で膨大です。
例えば、ジャスミンの香り成分を一つ一つ小分けしていくのならその数はなんと2000も存在します。
そして合成化学物質によって現在の香りの需要に間に合うように生成されているのが現在の香りに関する現状です。
では、香りを作る調香士とは?
調香士とは?どのような人たちなのか?そしてどのような職業なの?
日本ではあまりなじみのない職業ですが、ヨーロッパでは非常に重宝されている職業です。
どれほど技術を要する仕事かと説明しますと一つの香水でも30あるいは50または100もの香りの成分が含まれており調香士はそれらを見事にブレンドさせて魅力的な香りを作り上げる必要があります。
そして、名調香士にもなると3500種類もの香りをかぎ分けることができます。
人間の嗅覚は鋭いもので何千もの神経線維で成り立っていることを考慮するのなら、そのようなキャパを持っていることが理解できます。
では、香りはどうして人にとって良いと言えるのか?
香りが人に与える影響とは?どれほど?
カナダのトロント・スター紙によると香りによって不安、憂鬱、不眠、疲労といった影響を与えるようです。
ということは人に大きな影響を与えるので良い香りはポジティブな影響を与えることも理解できます。
その点は脳の構造を見れば用意に理解できます。
香りを感じ取る部分は記憶や感情に関係する部分と重なっています。
ということは香りを嗅ぐ時にその香りに似た過去の思い出などがよみがえってくのも想像できます。
さらに糸杉の香りには不安を抑える効果があるようで、ラベンダーやバラの香りには憂鬱な気分を抑える働きがあるようです。
さらに、日本の企業でもそのような実験を試みて仕事の能率と香りの関連性をついて調査した記録も残されています。
例えば、あるオフィスにレモンの香りを漂わせたところ54%もの高い率で1時間当たりの誤りの平均回数が減ったようです。
このように香りには確かに力があることが理解できます。
では、この香りの力をお風呂に利用することはどうなのでしょうか?
お風呂に入るとどのような効果が期待できるのか?
お風呂の中というのは一日の疲れをリセットする働きがあります。
このリセットするという考え方は非常に大切な要素であるといえます。
というのは、人間は1日の終わりに体のあらゆるエネルギーを使い果たしているために休ませる必要があります。
その為に夜の時間帯になると副交感神が働いて眠りを促し十分に休息がとれるようになります。
しかし、現代社会の生活習慣はそこが乱されています。
不規則な生活に加えて日に日に勤務先でのプレッシャーが増し加わっているのでストレスを余分に感じてしまい自律神経がくるってしまうパターンがあります。
そこで、活躍できるのがアロマ系の入浴剤で、これらの問題を緩和するために大きな働きをする場合があります。
アロマ系の入浴剤には様々な種類が用意されています。
柑橘系、ラベンダー系、バラの香りのするものゼラニウム、森林の香り、バニラの匂いを放つものも存在します。
このようにアロマの香りを感じ取りながらリラックスすることで心身ともにリフレッシュさせることができるわけです。
アロマ系入浴剤の上手な使用方法とは?
では、どのようにアロマ系の入浴剤を活用すればリラックス効果が得られるのでしょうか?
それには、適切な温度や入浴時間をチョイスする必要があります。
まず、熱すぎるお湯に入るのなら逆に体は温まらず、さらにすぐに浴槽から出るというようなことがあるのでおすすめできません。
むしろぬるま湯でだいたい40°より低いぐらいの温度での入浴を10分から15分ほど続けるほうが効果的であるといえます。
アロマの強みはリラックスタイムを幾分味わうことなので最低でも10分はお風呂に浸かっておきたいものです。
そしてお風呂の量ですが、ダイエットをするわけではないにしても半身浴は保温効果を高めるうえでも正しい入浴方法です。
では、どのようなアロマ系の入浴剤はリフレッシュするのに効果ありなのでしょうか?
アロマ系の入浴剤としておすすめの入浴剤
アロマ系のおすすめ入浴剤はたくさんあります。
しかし、リフレッシュやリセットするという目的であるのならば目的にかなった香りを選択することで効果を十分に期待できるものとなります。
それに、入浴剤だけでなくアロマオイルを使うことによっても同じくアロマ効果を期待できます。
そこで、これから幾つかのおすすめアロマ系の入浴剤やオイルをご紹介します。
愛ラブユー
名前からして少し恥ずかしくなるような入浴剤ですが、この入浴剤に含まれている成分はリラックス効果を大いに期待できるものばかりです。
こちらは、レモン、ニオイイリス、バラの香りを放ちます。
さらにお湯に溶かした時にジャスミン、バラそしてゼラニウムの香りも感じられお風呂が別の世界感を香りによって作り出してその日の嫌なことも忘れるよう助けてくれます。
ストレス緩和におすすめの香りが含まれているために人間関係で疲れて気分を変えて吹っ切れたいときにもおすすめできる入浴剤です。
バスソルトバニラ
こちらはアロマ系でもあり塩系の入浴剤です。
塩の入浴剤は体を温めてくれる効果があってダイエット効果も十分に期待できます。
もちろんその際には半身浴での入浴をおすすめしますが、こちらの入浴剤では死海の塩が用いられている貴重なソルト入浴剤です。
その上で香りがバニラ系という甘い香りで気分を落ち着かせるアロマ系としては申し分のない入浴剤です。
こちらの商品に花びらも入っているので浴槽の雰囲気が香りだけでなく見た目にも変わってリフレッシュできる素晴らしいアイテムです。
アロマオイルによる入浴
こちらでは、入浴剤というよりアロマオイルという手段での入浴方法をご紹介します。
ラベンダー・フレンチあるいはラベンダー・ファイン-こちらは、なかなか眠ることができない方におすすめできるアロマオイルです。
ラベンダーはリラックス効果があるといわれています。
効果を期待して入浴の際には試して見る価値があります。
ローズ・オットー-こちらは高貴な香りを漂わせてくれるものなので気分が落ち込んでいるときには利用したい香りです。
仕事で失敗したときはカラオケに行って忘れるという、疲れてストレス解消する方法よりも気分をすっきりと切り替えるためにこのオイルを使ってリセットするのも良い方法です。
カモミール・ローマン-こちらはお疲れの体を癒してくれるカモミールの香りによるアロマオイルです。
カモミールは気分転換に最適な香りとして多用されています。
こちらも試してみる価値が十分にあります。
まとめ
今の社会ではどれだけ切り替えが早くできるかが勝負でもあります。
もし、切り替えることができないのならやはりぐっすりと就寝することです。
それはわかってはいてもできないのが現状です。
だからこそ体を温めてアロマの香りで気分を変えてそして眠ることは健康的なストレス解消方法でもあります。
人はしっかりと寝ることで脳の情報が整理されます。
そうすることで抱えている問題も冷静に客観的に見ることができます。
それゆえにこそアロマ香りの入浴剤を上手に活用してストレスに対処していきましょう!