膝痛にテーピングをするといいと聞いたけれど、実際に効果的なの?
膝が痛いと感じた時、まず何をしたらこの痛みが軽減できるかと考えるのは、誰しも同じことでしょう。
整形外科などで診察してもらって、原因を調べてからは出来るだけ痛みを少なくして、普段通りの生活を送りたいと思うのが当たり前のことですね。
そんな時に、膝痛ならテーピングしてみたらと言われることがあるでしょう。
実際良く聞く言葉ですが、しかしスポーツをやっているような人以外は、実際にはあまりなじみがないかもしれませんね。
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目次
お店で見てみるとコーナーに沢山のテープが
さてお店などで見てみると、かなり沢山の種類のテープが並んでいます。
近ごろは100均などでも、包帯などと並んで販売されているものもあります。
一体どれを選べばいいのかで、まず悩んでしまうのは仕方のない事です。
幅の広いもの狭いもの、伸縮性のあるもの無いもの、またメーカーも多岐にわたっています。
見ただけではどう効くのかも、どう使えばいいのかもわからないと言うのが、テーピング初心者の本音では無いでしょうか。
まずこう言う時は、かかりつけの医師に相談してみましょう。
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テーピングをする前にかかりつけの医師に相談しよう
テーピングについては効き目がある故障と、使わないほうがいいケースがありますので、まずは医師に相談しましょう。
整形外科やスポーツ整形の医師ならば、テーピングについても詳しいはずですし、でなければリハビリ科の作業療法士や理学療法士に相談する手もあります。
早い話が、素人の生兵法はしないほうがいいと言う事でもあります。
膝痛の原因が解ったら、そして痛みが続くようならその軽減のためにまずは医師に相談することがおすすめです。
症状に合うテープの種類や使い方など、教えてもらって上手く使いこなすようになれると、膝痛も楽になるはずですね。
テープの種類は大きく分けて2つ
ドラッグストアなどのテープや包帯のコーナーを見てみると、近頃では包帯もですが、伸縮性のあるものと無いものが並んでいます。
特にテープの場合は、この2種類の使い分けが大事になってきますので、現在の症状に合うのはどちらのタイプなのかをまず、知っておきましょう。
症状によって使われるテープも違いますので、そこのところは注意して医師などに聞いておきましょう。
まあ最初は、診察の時やリハビリの時にやってもらえますので、疑問質問などは聞いておくのがいいでしょう。
また巻き方なども良く見ておいて、自分でもある程度出来るようになると、家でも巻き替えることが出来ますので、しっかりと勉強しておくのもいいですね。
また症状が変化するにつれて、テープの種類も変わることがありますので、その点も把握しておくことが大事です。
伸縮性のない固定タイプのテープでのサポート
所謂テーピングテープと呼ばれるタイプの、伸縮性の無いテープです。
固定用に使われることが多いですね。
関節部などを固定してねじらないようにする
関節部に異常があった場合、患部がねじれて余計に痛みがひどくなってしまうことがあります。
しかもそれが、関節の劣化や骨折などによるものであった場合、固定しておかないとねじれてくっついてしまうことがあるのです。
骨折の時にギプスをはめるのは、骨がねじれてつかないようにするためです。
伸縮性のないテープの場合、ギプスの簡易版として固定に用いられることが多いです。
加えて固定されているので無理な動きが出来ませんから、負担も少ないのです。
習慣的な動きを牽制してくれる
例えば五十肩などの場合、腕を上に上げると痛みます。
しかし腕を大きく上げると言う動作は、日常生活ではあまり無いものです。
なので無理に動かしたりすることも少なく、むやみに痛みを感じずに済んだりもします。
しかし膝の場合、動かさないでいるわけにはいきません。
座る立つ寝る、どの姿勢に移るのにも膝は使用することになります。
歩く時は勿論、使わなくてはなりません。
なので膝痛を感じ始めた時と言うのは、無意識の動作で膝を動かしてしまい、痛みが出て初めて膝にトラブルがあることを思い出す、等と言う事があります。
これを避けるために、固定型のテープが役に立ってくれます。
固定していることに加えて、テープを巻いていると言う圧迫感もあり、故障があると言うのを常に意識することが出来るからです。
日常の動作に制限がかかりますが、関節部などへの負荷は減ってくれますね。
固定型テープで気を付けること
お役立ちの固定型テープですが、固定されていることで気を付けたほうがいいこともあります。
まずは、血流の問題です。
血流だけでなくリンパなどもですが、膝と言う大きな関節にテープが巻き付きますから、膝下への血流などに問題が起きることがあります。
しかも歩行と言う、膝下への血流を促す行動が膝痛によって制限されていますので、余計に注意が必要です。
医師の指導を仰がずにむやみと巻き付ける、等と言う事はしないほうが賢明です。
次に問題なのが皮膚への影響です。
勿論通気性や粘着するための成分には気を使われていますが、長期に渡って使用したりすると、皮膚にトラブルが起きることもあります。
特に皮膚の弱い人には、注意が必要ですね。
伸縮性のある所謂キネシオロジーと呼ばれるテープの場合
伸縮性のあるテープは、キネシオロジーと言うものが有名です。
今では色々なメーカーでも出していますので、予算などに応じて選べます。
筋肉をサポートして行動を楽に
膝痛の一番の問題は、歩行が辛くなることです。
歩行がつらくなれば、歩く時間も減っていくものです。
しかし日常生活での一番の筋トレは、歩行だと言っても過言では無いはずです。
これが少なくなると、筋肉も弱っていってしまいます。
弱った筋肉では余計歩行が、と言う負のスパイラルに陥る危険性も出てくるのです。
伸縮性のあるテープの場合、この筋肉をサポートしてくれますので、少々弱った筋肉で歩行訓練する時などにお役立ちです。
関節周辺の筋肉をサポートして痛みを軽減
膝関節に異常があっての膝痛の場合、膝周りの筋肉のサポートで痛みが軽減できることがあります。
逆を言えば、膝周りの筋肉が弱った結果、膝痛が起きると言う事もあるのです。
伸縮性のあるテープでのテーピングで、この膝周りの筋肉をサポートすれば、かなり楽に動くことが可能になるケースもあります。
マラソンランナーがテーピングして走っているのは、要はこれを期待してのことです。
彼らの膝への負荷の大きさは、普通の人のそれの比ではありません。
危険回避と言う面でも、役に立つと言う事ですね。
伸縮性のあるテープで気をつけたいこと
伸縮するので血流の問題もあまり無いテープですが、それでも気をつけたいことが幾つかあります。
一つは、巻き方についてです。
テーピングについての本なども出ていますし、テープを購入した時に巻き方のヒントなども入っていますが、ここはやはりプロの指導を仰いでおきましょう。
症状や骨格や筋肉の状態に合わせて、テープの巻き方も違ってきます。
面倒かもしれませんが、スポーツ整形やリハビリ科などで指導を受けることがおすすめです。
またこの伸縮性のあるテープのサポートは、かなり気持ちのいいものです。
だからと言ってあまり頼っていると、サポートされることに慣れた筋肉が仕事をサボってしまうこともあります。
結果、筋肉が弱ってしまうこともありますので、そこも注意したほうがいいでしょう。
まとめ
テーピングと言うのは、固定式にしろ伸縮性のあるものにしろ、直接治療をしてくれるものではありません。
あくまでもサポートとして使用するのがおすすめの品だと言う事は、お心にとめておいてください。
日常生活に支障が多々起きる膝痛です。
テーピングを使用することで、少しでも動作が楽に痛みが減る事が出来れば、テーピング使用で大正解と言う事になるでしょう。