骨盤ベルトは運動中でもして良い?それとも外すべき?
骨盤ベルトは、骨盤のゆがみを整えてくれたり、あるいは骨盤周りの筋肉をサポートしてくれたりする、すごく頼りになるアイテムです。
でもそれを付ける時に一つ疑問が生じる方もいるのではないでしょうか?
それが、骨盤ベルトをつけたまま運動しても良いのかということです。
ここではそんな、骨盤ベルトは運動中でもしても良いのか、それとも外すべきかということについて見ていきます。
骨盤ベルトは運動中でもしても良い
まず結論から見ていくと、骨盤ベルトは運動中でもしても良いということになります。
骨盤ベルトは、骨盤の開きを整えたり、あるいは歪みを治したりしてくれるものですが、そうして骨盤を矯正しようとしながら運動をしていた方が、その運動による効果もしっかりと正しく伝わりやすくなると言えます。
たとえば、骨盤左にすごく傾いている方がいたとします。
そんな風に骨盤左に傾いている時に運動をしていたら、左右の筋肉のつき方は変わってきてしまうと言えるでしょう。
それはそうでしょう。
骨盤が傾いている時点で、体にかかる負荷自体も左右で変わっていくべきなのですから、その成果と言える筋肉のつき方も変わっていってしまうのです。
でも、そうして筋肉のつき方が変わっていってしまうと、やはり良くありません。
なぜなら、偏って筋肉がついてしまうことにより、ますます身体がゆがんでしまうと言えるからです。
そうしていろいろな部位を巻き込んでのゆがみとなっていくと、やはりその分だけ歪みはなおりづらくなります。
だから次からは、骨盤ベルトだけではもはや改善できなくなる可能性が高いです。
そうなってしまったらすごく面倒だから、骨盤ベルトをつけたまま運動をするのです。
正しく筋肉がつけば効果も出やすくなる
逆に骨盤ベルトつけたまま運動をするようにすると、その分効果も出やすくなると言えるでしょう。
なぜなら正しく筋肉がつくようになるのですから、体のバランスはその筋肉により整えられるようになるからです。
そうして筋肉により整えられていけば、骨盤周りの筋肉も次第にバランスよくついていくようになるでしょう。
そうなれば当然骨盤のゆがみも抑えられていくようになります。
そういうことに繋がっていくので、骨盤ベルトは運動をする時にも付けるべきだと言えるのです
運動時に外れないように注意
ただ、骨盤ベルトを運動時に着用する時には注意点もあります。
まず一つあげるとすればそれは、骨盤ベルトがずれないようにするということです。
骨盤ベルトは、骨盤を正しく整えることに意味があります。
ということは当然、それを付ける位置はすごく重要だという事になります。
だから最初はすごく丁寧にソレを付ける方が多いでしょう。
しかし、運動をしていたらそれがずれてしまう事も大いに考えられます。
なので、運動時に骨盤ベルトをつけるのであれば、骨盤ベルトがずれない様に注意をしないとなりません。
でももし骨盤ベルトがずれてしまったらどうなのでしょうか?
余計に歪んでしまう可能性が出てくる
もし骨盤ベルトがずれてしまったら、そのせいで余計に歪んでしまう可能性が出てくると言えるでしょう。
骨盤ベルトがずれてしまっているということは、それだけ変な風に負荷が掛かるということになります。
そもそもが歪んでいるであろう骨盤に、そうして変に負荷がかかってしまえば、そのせいで余計に歪んでしまう事もあるのです。
そうなっては骨盤ベルトを付けることが逆効果になってしまいますから、そうならないように、運動時にはずれないように気をつけないとならないのです。
蒸れる可能性も高い
運動時に骨盤ベルトを付けることの注意点としては、蒸れてしまうという事もあります。
骨盤ベルトは、しっかりと身体に巻きつけるものになります。
そうしてしっかりと身体に巻きつけるものを着用していたら、当然ながら何も着用していない時に比べてかなり蒸れやすくなると言えます。
ましてやただ骨盤ベルトを付けるだけではなく、運動時のことなのですから、当然普通に骨盤ベルトを付ける時に比べてはるかに蒸れやすいと言えるでしょう。
運動時には当然体温もあがっていきますし、汗もかきやすくなります。
ということは当然その分だけ蒸れてしまうのです。
そうした蒸れへの注意は必要です。
肌が荒れてしまう可能性もある
もしそうして蒸れてしまっても無視して運動を続けていたりしたら、そのせいで肌が荒れてしまう事もあるでしょう。
蒸れというのは意外と怖いものなのです。
また当然、蒸れてしまうということは、雑菌なども繁殖しやすくなります。
そうして骨盤ベルトに雑菌などが繁殖してしまえば、次からは運動時でなくとも、それを着用する度に肌がかゆくなったりすることも出てくるでしょう。
それではやはり骨盤ベルトを使い続けることは難しくなるでしょう。
そうならないように、蒸れに対して注意をしないとならないのです。
激しい運動は避けるべき
そういう注意点から考えると、骨盤ベルトを使用して運動をする時には、激しい運動は避けるべきだと言えるでしょう。
そもそも骨盤ベルトを着用しているような、骨盤や身体に不安があるような状態では、やはり激しい運動をするのはおすすめできません。
身体のバランスがおかしいのですから、その分怪我をしたりしてしまう可能性は高いと言えるでしょう。
ましてや骨盤ベルトで整えている最中というのは、多少動きも制限されるでしょうから、あまり激しい運動をすることは避けた方が良いのです。
では、骨盤ベルトをしている時には、どのくらいの運動をするのが良いのでしょうか?
ウォーキングや体操程度
骨盤ベルトをしている時におすすめの運動は、やはりウォーキングや体操程度の運動になります。
体操は、全身を動かしながら行うものなので、全体のバランスを上手く整えることが出来るでしょう。
ウォーキングの場合は、特に下半身をしっかりと鍛えることが出来るので、骨盤ベルトを着用しながらその運動を行えば、その分骨盤周りが整いやすくなると言えるでしょう。
また、その位の運動であれば、それをしたところで骨盤ベルトが大きくずれてしまうということはないでしょう。
多少動くことはあるかもしれませんが、それはまだまだ許容範囲内となるでしょう。
そしてこの位の運動であれば、そこまで汗をかくこともないでしょう。
もちろんこうした程度の運動でも、強度を上げていくことは可能です。
たとえばウォーキングだって、歩くペースを速めて競歩のようにしていけば、いくらでも汗をかく事は出来ます。
体操だって、集中して普段しないような動きをしていけば、かなりの負荷になることはあります。
だから、汗をかくこともあるのですが、それは逆に言えば、上手くコントロールすれば汗をあまりかかない、つまり蒸れない程度の運動にすることも出来るということになります。
ですからそういう風に運動の強度を自分でうまくコントロールして運動をしていくと良いでしょう。
そして、より効果的に骨盤ベルトを活かして、骨盤をしっかりと適切な状態に整えていってください。
まとめ
骨盤ベルトを着用したまま運動することは、別段問題ありません。
それどころかしっかりと注意点をまもった上で着用していけば、それは効果的だとすらいえます。
ぜひ参考にして、運動をする時にも骨盤ベルトを着用してみてください。
どうせ骨盤ベルトを着用するのであれば、より効果的に着用出来た方が良いに決まっていますから。