入浴剤を使うならば、半身浴と全身浴のどちらが効果的なのか
入浴剤を使う時に迷うことの一つに、お湯の量があるのではないでしょうか?
なんとなく、しっかりと全身浴で使用した方が効果的になりそうな気もしますが、半身浴を押す声もたくさん聞こえてきますから、すごく迷うものです。
そこでここでは、入浴剤を使う際には、半身浴で使うべきなのか、それとも全身浴で使うべきなのかと言うことを見ていきます。
全身浴で使うと全身にあてられる
まずは、全身浴で入浴剤を使うことのメリットについてみていきましょう。
全身浴で入浴剤を使うことのメリットは、やはり全身に入浴剤を充てることが出来るということになるでしょう。
これが半身浴の場合は、上半身の上の方には、全然入浴剤があたらないことになります。
それはやはり、入浴剤の種類によっては効果を半減させる事になってしまうでしょう。
美肌系はあててなんぼ
では、どういう種類の入浴剤が、半身欲に向かないと言えるでしょうか?
それはやはり、美肌系の入浴剤になります。
美肌系の入浴剤は、それを肌につけてなんぼになります。
それなのに、半身浴をしているとそれは肌にはつかなくなってしまうでしょう。
それでは効果はあまり感じられないはずです。
逆に全身浴の場合は、しっかりと全てを肌にあてていくことが出来るので、より美肌効果は高くなると言えます。
それはやはり、全身浴ならではのメリットでしょう。
もし美肌系の入浴剤を使用しているのであれば、全身浴の方がおすすめです。
それ以外の入浴剤ではどうか
ではこの、全身にしっかりと入浴剤をあてることが出来るという全身浴のメリットは、美肌系以外の入浴剤においてはどの程度の効果があるでしょうか?
たとえば血行を促進してくれる系の入浴剤です。
確かに、このタイプの入浴剤でも、上半身にまでしっかりとソレを当てていくことで、より血行を浴しやすくはなるでしょう。
でもやはり一番血行が悪くなりやすいのは手足の先です。
そのあたりは、別に半身浴でもしっかりと届けていくことが出来ます。
なので、血行系の入浴剤ではそこまでのメリットはないと言えるでしょう。
やはり効果が大きいのは、美肌系の入浴剤になります。
全身浴ではリラックス度が高くなる
全身浴で入浴剤を使うことのメリットとして、リラックス度が高くなるという事も挙げられます。
全身浴で入浴剤を使うと、その分だけ浮遊力があがります。
それはやはりメンタルにリラックス感をもたらすものになります。
たとえばプールで何もしないでぷかぷか浮いていたら、それはすごくリラックス感を感じますよね?
それとおなじような効果が、全身浴では得られるのです。
もちろんその効果はプールでのそれと比べると微々たるものではありますが、それでも半身浴よりはリラックス度は高くなると言えるでしょう。
入浴剤には、リラックス効果もあります。
だからあえて色や香りをつけているのです。
別にリラックス効果を求めないのであれば、香料や着色料で色を付ける必要もなくなります。
それらは刺激物になりますから、ないならばない方が良いのです。
それでもそれらを加えているのは、それだけ入浴剤においてリラックス度は重要だからです。
そんなすごく重要なリラックス度を挙げることが出来るのですから、全身浴はすごく効果的だと言えるでしょう。
これはすべての入浴剤においてのメリット
先ほどのメリットは、美肌系の入浴剤においてのメリットになりましたが、これに関してはすべての入浴剤においてのメリットになります。
美肌系であっても、血行系であっても、疲労回復系であっても、とにかくすべての入浴剤において、リラックス度をあげることは大切なことになります。
ストレスがたまると肌は荒れがちになりますし、血流も詰まりがちになります。
そして当然イライラしていると疲れるので、リラックス度が高いと疲労回復効果も高くなると言えます。
そんな風にすべての入浴剤において効果的なので、すごく大きなメリットと言えるでしょう。
半身浴ならば長くあてられる
では逆に半身浴で入浴剤を使うことにはどのようなメリットがあると言えるでしょうか?
半身浴で入浴剤を使うことには、入浴剤を長くあてることが出来るというメリットがあります。
全身浴の場合は、全身にしっかりとあてる事が出来るというメリットでした。
つまりそれは、面積のメリットになりますが、こちらの場合は時間のメリットなのです。
確かに美肌系の入浴剤は、あまり長い時間当てても意味はないと言えるでしょう。
そもそもそれは、肌につけてそのままでることを想定されているものなので、お風呂から出ても結果的には長く肌についていることになります。
だからそれが肌に長くあてることが出来るかどうかというのは、あまり関係ないと言えるでしょう。
しかし、これが血行系や、疲労回復系の場合は違います。
それらはやはり、お湯の中で長くあてれば、その分だけより高い効果が出やすくなると言えるでしょう。
だから、長くあてるべきなのです。
そのためには、半身浴が必要になります。
全身浴では暑くなってしまう
全身浴の場合は、しっかりとお湯に全身を温められるということもありますし、顔や頭の近くで暖かい蒸気が発生して蒸らされてしまうという事もあり、すぐに暑く感じてしまいがちになります。
それではやはり、長い時間入浴剤を身体にあてておくことは出来ないと言えるでしょう。
なので、血行系や疲労回復系を使うのであれば、やはり半身浴がおすすめなのです。
半身浴には入浴剤のコストの面でもメリットが
半身浴には、もう一つメリットがあります。
それは、入浴剤のコストに関してのメリットになります。
入浴剤は、全身浴の場合は、やはり全身浴の入浴剤を入れないとならなくなります。
では、半身浴の場合はどうでしょうか?
当然、半身浴でお湯の量が半分になるのであれば、そこで使用するお湯の量も半分になると言えます。
そうして使う入浴剤の量が半分になれば、入浴剤がなくなるペースも遅くなるでしょう。
それはつまり、入浴剤のコスパがよくなるということになります。
入浴剤にかかるコストは、意外と馬鹿に出来ません。
なので、こうして少しでも安くなるというのは、やはり大きなメリットだと言えるでしょう。
ついでに水道代も安くなる
また、半身浴の場合、安くなるのは入浴剤だけではありません。
半身浴ということは、その分だけお湯は使わなくなります。
あまりお湯を使わなくなるわけなのですから、当然ながら水道代も安くなると言えるでしょう。
そうして水道代が安くなれば、その分のお金でもっと良い入浴剤を変えるようになる事もあるでしょう。
入浴剤は、別に値段がすべてなわけではありません。
安い入浴剤の中にも効果に定評があるものはありますし、逆に高い入浴剤も効果が不評な物もあります。
でも、基本的には高い入浴剤の方が効果も期待しやすいと言えるでしょう。
なので、水道代が安くなりもっと良い入浴剤が買えるようになるというのは、すごく大きなメリットだと言えるのです。
半身浴のこの強みは地味に大きいでしょう。
まとめ
入浴剤を使うならば、全身浴が良いかそれとも半身浴が良いかと言うのは、使う入浴剤の種類によっても変わってくると言えるでしょう。
あるいは、その入浴剤の種類如何は関係なく得られるメリットもそれぞれあるので、それぞれを良く見比べて、自分がより得たいと思うメリットに応じて、お湯の量を選んでいくようにすると良いでしょう。
もちろん日によって使い分けるのも面白いです。