自宅のお風呂を温泉化!とにかく温泉に行く暇もないほど、毎日忙しい人に、おすすめの手作り入浴剤。
今回は、天然素材を使った手作り入浴剤を紹介したいと思います。
市販の入浴剤を使ったら、アレルギーや発疹などの過敏症状が出てしまった、そんな人にも手作り入浴剤はおすすめです。
化学薬品を使用していないので、小さいお子さんがいる家庭でも、安心して使えます。
また、その時の自分の症状にあわせた入浴剤を、調合できるのも手作りならではです。
ぜひ、この記事を参考にして、自分に合った手作り入浴剤を楽しんでください。
ひのきを使った入浴剤
市販の入浴剤を除けば、ひのきの香りがするお風呂は、温泉くらいでしか体験できませんよね。
ここでは、自宅のお風呂でも楽しめる、ひのきを使った手作りの入浴剤を紹介します。
ひのきのバスソルト
ソルト(塩)には、保湿効果があります。
ミネラルを多く含んだ岩塩や海塩を使うとさらに効果的です。
またひのきには、精神安定や抗菌作用があります。
自宅でも、ひのきのお風呂が楽しめるのは、何気にぜいたくですよね。
材料は以下の通りです。
- 天然粗塩200g
- ひのきの精油10滴(0.5ml)
ひのきの精油は、10ml、1000円程度で販売されています。
作り方ですが、まず口の広い大きめのビンに粗塩を入れます。
その後、ひのきの精油を加え、ふたをしてよく振れば出来上がりです。
使うときは、5分の1程度を浴槽に加え、よくかき混ぜてください。
ひのきの香りは、気持ちを落ち着けてくれます。
ストレスがたまっているときに使用すれば、効果的です。
まるでひのきの森の中を散歩しているような気分に浸れます。
ひのきのバスオイル
今回のバスオイルにはくるみ油を使います。
くるみ油は、くるみの実を原料につくられたオイルです。
アルファリノレン酸とリノール酸を豊富に含み、さまざまな皮膚のトラブルを調整する効果があります。
かるめの保湿で湯上りは、さらっとした感じです。
くるみ油は、別名「ピュアウォールナッツオイル」ともいいます。
230g、900円前後で販売されています。
材料は以下の通りです。
- くるみ油(ピュアウォールナッツオイル)5ml(小さじ1杯)
- ひのきの精油1ml(20滴)
- ドロッパー付き10ml遮光瓶
作り方ですが、ドロッパー付き10ml遮光瓶に、くるみ油を5mlにそそぎます。
その後、ひのきの精油1mlを加えます。
ふたをしてよく振って混ぜ合わせれば出来上がりです。
大体この分量で、4回分の使用量になります。
使い方ですが、出来上がったバスオイルを30滴(1.5ml)浴槽にいれ、よくかき混ぜ、時間をかけて入浴します。
ドロッパー付き10ml遮光瓶は、1本200円程度で購入できます。
手持ちの瓶が不足している場合は、5本程度まとめ買いしておくのもいいでしょう。
不規則な生活でストレスがたまり、肌にトラブルが出たときに試してみたいバスオイルです。
オレンジのバスソルト
ゆず湯があるなら、他にも柑橘系の入浴剤があってもいいはずです。
というわけで、オレンジ系の素材を使ったバスソルトを紹介します。
オレンジの香りが、気分をリフレッシュさせてくれます。
材料は以下の通りです。
- 天然粗塩200g
- プチグレンの精油15滴(0.75ml)
- オレンジスイートの精油10滴(0.5ml)
- 乾燥オレンジピール小さじ3杯
プチグレンは、ビターオレンジの葉と小枝から抽出したエッセンシャルオイル(精油)です。
プチグレンの精油は、10ml、500円前後で販売されています。
プチグレンには、不安を緩和したり、血行を促進する効果があります。
オレンジ・スイートの精油は10ml、400円前後で入手できます。
乾燥オレンジピールは、100g、600円程度で購入できます。
オレンジ・スイートや乾燥オレンジピールには、抗うつや抗菌、心身の疲労回復効果が期待できます。
寒い冬に曇天が続き、気分がふさぎこんだときに使いたいバスソルトです。
砂糖を使った手作り入浴剤
バスソルトより、やわらかめのお湯にしたいときは、バスシュガーの出番です。
ただし、ソルト(塩)のような保湿効果は望めません。
よって、バスシュガーは、それなりに湿度の高い夏に使用するのがおすすめの入浴剤です。
ハッカとレモンのバスシュガー
レモンのさわやかな香りとハッカの甘い匂いが特徴のバスシュガーです。
材料(1回分)は以下の通りです。
- 角砂糖5個
- レモンの精油2滴
- ハッカの精油3滴
作り方ですが、角砂糖に一滴ずつしみ込ませればできあがりです。
レモンの精油には、抗菌、抗うつ、ハッカには心身の疲労回復や頭痛の緩和が期待できます。
レモンの精油は10ml、400円前後、ハッカ油は20ml、600円前後で購入できます。
使うときは、精油をしみ込ませた角砂糖5個をすべて浴槽に入れ、溶かしながら入浴してください。
誤って食用として使用しないよう、ビンに詰め、きちんと管理・保管しましょう。
夏の冷房で体調がすぐれないときに、このバスシュガーを使って、入浴でじっくり汗をかくと、かなり体のだるさが緩和します。
夏バテ気味のときにおすすめの手作り入浴剤です。
ククイナッツ油とユーカリで作る南国バスシュガー
ハワイに行きたいけど、ふところが寂しくて行けない人にお風呂だけでも南国気分を味わって欲しい、というわけで常夏の南国バスシュガーを紹介します。
材料は以下の通りです。
- 中ザラ糖45g
- 白ザラ糖30g
- ククイナッツ油1g(小さじ4分の1)
- ユーカリの精油5滴(0.25ml)
中ザラ糖は黄褐色のザラメ、白ザラ糖は白色のザラメです。
ネットでは、どちらも300円前後で購入できます。
ククイナッツ油は、ククイナッツの実を搾って作ったオイルです。
アルファリノレン酸を豊富に含み、日焼けや紫外線で傷んだ肌を修復する効果があります。
湯上りは、さらりとした保湿感です。
ククイナッツオイルは、120ml、2000円前後から入手できます。
ユーカリの精油には、風邪やインフルエンザを予防する効果があります。
また花粉症のような症状を緩和する効果も期待できます。
ユーカリの精油は、10ml、400円前後で購入できます。
作り方ですが、大きめのガラス瓶に材料を入れ、フタをしてよく振れば出来上がりです。
この分量で一回分の使用量です。
湯船に入れて、よくかき混ぜゆっくり入浴します。
真冬に夏が恋しくなったとき、この入浴剤を使ってお風呂に入ると、常夏気分が味わえます。
また、紫外線の強い夏にもおすすめのバスシュガーです。
お風呂に入る前に有効なマッサージやストレッチ
入浴する前に簡単なマッサージやストレッチをすると、より入浴剤の効果が期待できます。
体を動かすことで、血行が促進されるからです。
TVを見ながらでもできます。
時間も2~3分で済むので、ぜひ試してください。
腎臓マッサージ
今、話題の「腎臓マッサージ」です。
まず、おへその付近を指先でぐりぐりマッサージします。
マッサージしながら横へ移動します。
脇腹まできたら、肋骨と骨盤の間を、指の第二関節で押すようにマッサージします。
引き続き、もみながら背中まで移動します。
背中まできたら、今度は指の第三関節(拳の部分)を使って、背骨の両側をマッサージします。
ネット上で、動画も公開されているので、そちらを参考にしてもいいでしょう。
ちなみに、背中をもんでいて、痛みが走る場合は、相当疲れがたまっている時です。
ゆっくり入浴して、しっかりと休息を取ったほうが、いいでしょう。
肩甲骨を広げるストレッチ
まず、手の指を交互に組みます。
キリスト教のお祈りの形ですね。
そして、手を組んだまま、手のひらを上に向けるようにして、頭の上まで腕をあげます。
この時、手のひらが上、手の甲が下を向いているはずです。
こうすることによって、肩甲骨が開き、背中のこりがほぐれます。
背中のこりや痛みがとれれば、よりリラックスして入浴を楽しむことができます。
まとめ
今回は、オイルや精油を使ったバスソルトやバスシュガーを中心に紹介してみました。
忙しくて、なかなか温泉に行く時間を取れない人もいらっしゃるでしょう。
そんな方にこそ、手作り入浴剤はおすすめです。
オイル、精油、天然塩、砂糖さえあれば、自分好みの入浴剤が作れてしまうのです。
ここで紹介したレシピはあくまで参考です。
自分の好みで、オイルや精油の量も調整してください。
それもまた、市販の入浴剤にはない、手作り入浴剤の楽しみ方なのです。