余った入浴剤の使い道は?入浴剤を別な入浴剤『バスボム』に簡単アレンジする方法も!
いただきものや季節の変わり目で使う種類を変えて、余ってしまっている入浴剤がありませんか?
入浴剤としてはもう使わないかも知れませんが、せっかくだから他の使い方をしてみてはいかがでしょう。
いくつかの余った入浴剤の使い方をご紹介します。
定番の余り入浴剤の使い方から、お子さまの夏休みの遊びや課題にもできそうなリメイクも提案します
入浴剤に使用期限はないの?
入浴剤には、使用期限が表記されていないものが多いでしょう。
だから、使わないけどもったいない気がして、なかなか捨てられないものです。
直接、口に入れるものではないので、期限はあまり気にしない人も多いでしょう。
目安は3年!
入浴剤の使用期限は、一般的には3年を目安に製造されています。
しかし、最近では手作りや無添加の入浴剤も多く、それらの使用期限は3年よりも短めです。
注意書きによく目を通してしましょう。
入浴剤の劣化ははっきりと目には見えませんが、3年も経過していると香りは劣化しているのが実感できます。
定番の入浴剤のお風呂に入れる以外の使い方
いつまでもそのままにしておくのは、スペース的にも入浴剤の質的にもいいことではありません。
お風呂に入れる以外にも、入浴剤には使い道があります。
掃除機の香り消しに使おう!
掃除機の中でも、ごみパックを使うタイプの掃除機は、排出される空気のニオイが気になる人も多いのではないでしょうか?
そんな人におすすめの入浴剤の使い道が、これです。
ごみパックの中に、小さじ1/2ほどの入浴剤を入れてみてください。
掃除機の空気は、ごみパックを通って排出されるので、入浴剤の香りで空気がリフレッシュされます。
床に入浴剤を撒いて、それを掃除機で吸って香りが出るようにする方法もありますが、その場合には入浴剤の成分に注意しなくてはいけません。
塩分に近い成分が入っている場合には、万が一吸い切れない入浴剤が合った時に、床を傷める原因になりかねません。
また、強い色素が入っている場合には、床の湿気や水分に溶けてしまい、色を残してしまうことがあるので気をつけましょう。
芳香剤として使おう!
香りが好きな入浴剤であれば、芳香剤として使うのが手軽でおすすめです。
ガラスの瓶やカップ、陶器のお皿などに適量を入れて、玄関やトイレに置くだけでいい香りがします。
少し強めに香りを出したい時には、時々スプーン1,2杯の水を加えてあげましょう。
クローゼットやタンス、シューボックスに入れるのもおすすめです。
その時には、布製の小袋や和紙の袋などに、入浴剤を小分けにするといいでしょう。
中がこぼれ出ないように、しっかり封をしておくのを忘れないようにしてください。
香りが好きではないものは、トイレを流す時に使おう!
中には、香りが好きではなく使っていない入浴剤もあるかも知れません。
そういう時には、捨てるよりはいいと思って、トイレで活用してみるのはいかがでしょうか?
トイレ内に小さな小瓶や皿によそって置いておき、トイレの水を流すたびに、耳かき1杯ほどの入浴剤を投入するのです。
においがした瞬間に、においをケアするイメージなので、ある程度の時間が経過すると入浴剤の香りが消えてしまいますが、瞬間消臭として使えます。
入浴剤をリメイクして、入浴剤:バスボムを作ってみよう!
『バスボム』をご存知ですか?
デパートには専門店がありますし、雑貨屋さんでも見かけることがあるでしょう。
一般的には、丸いボール型の入浴剤で、お風呂に入れるとシュワシュワと発泡しながら溶けて、いい香りや色をお湯につけてくれます。
見た目もかわいいインテリアになりそうな入浴剤です。
これを自宅で余った入浴剤を使って、作ることができます。
材料を混ぜるだけなので、お子さまでも楽しめます。
時間を持て余しぎみな夏休みの実用的な遊びとしてもおすすめです。
準備するもの
- 重曹
- クエン酸
- 塩
- 余った入浴剤(使用期限の3年を超えたものを使うのは、おすすめできません。)
- 無水エタノール(あれば、スプレーにいれる)
- 製氷トレーやシリコンクッキー型など、バスボムのかたどり用のもの
※丸いバスボムがよければ、ガチャガチャの丸いケースがおすすめです。
分量
重曹:クエン酸:塩は、2:1:1の分量を用意します。
計量が面倒であれば、大さじを使うのもおすすめです。
作りたい分だけ用意しましょう。
作り方
1.ボールに計量した重曹、クエン酸、塩を入れてスプーンでよく混ぜます。
※どれも粒子が細かいので、飛び散りがちです。
小さなお子さんと作る時にはシェーカーをつかうのもアイデアです。
2.よく混ぜた1に入浴剤を少しずつ足して、お好みの色に調整します。
この時、一度の入浴剤の使用量を超えないように注意しましょう。
3.無水エタノールをスプーンで少量ずつ加えながら混ぜます。
一度に多くの水が入ってしまうと、発泡が始まってしまうので、スプレー使用がおすすめです。
用意した型に入れて固まりそうなくらいのフレーク状になるまで、ちょっと足りないかな?
と思うくらいがいいでしょう。
無水エタノールを入れすぎると、固まらなくなってしまいます。
4.用意した型にスプーンで入れて、スプーンの背を使いながら詰め込んでいきます。
※この時、型にドライハーブやドライフラワーの花びら、小さなプラスチック製のキャラ人形などを入れておけば、お風呂で溶けたときに、バスボムから出てきて面白いです。
最後に、手でギューっと上から押してあげましょう。
5.蓋をしないで、丸1日乾燥させます。
6.しっかり固まったら、型から出して、湿気防止で容器にいれましょう。
それぞれ可愛くラッピングすれば、プレゼントにも使えます。
効果
このようにして手作りしたバスボムには、こんな効果があります。
■重曹でツルツル美肌効果
弱酸性がお肌にいいのは、美容に関心がある女性ならご存知ではないでしょうか?
重曹は、お湯を弱酸性にしてくれます。
お風呂に入るだけで、ソフトピーリング効果があり、お肌がツルツルになります。
■とろみと炭酸で温め効果抜群
重曹でお湯にとろみが出る上に、炭酸の細かな泡が体を芯から温めてくれます。
とろみは肌馴染みのよさにもつながり、まるで温泉入っているように温まります。
■重曹+クエン酸でカラダも排水パイプも洗浄
洗剤などにも使われる重曹とクエン酸は、抜群の洗浄力を持っています。
毛穴の汚れまで落としてくれるだけでなく、流れたお湯は排水パイプもきれいにしてくれます。
このバスボムレシピがお子さんにもおすすめの理由
一般的なバスボムの手作りレシピでは、無水エタノールではなく、水やアロマオイルを水分として使うことが多いでしょう。
しかし、それだと、作っている過程で発泡してしまう可能性が非常に高いです。
無水エタノールだと、その可能性をだいぶ抑えてくれるので、お子さまにもおすすめのバスボムレシピなのです。
無水エタノール以外は、100円ショップで簡単に手に入るものですし、ついでにラッピング素材を購入するのもおすすめです。
色や型にこだわれば、インテリアとして楽しんだ後にバスボムとして使うのもいいでしょう。
まとめ
捨ててしまうのはもったいけど、ただ置いてあるだけの余った入浴剤が家にありませんか?
入浴剤の使用期限は、約3年です。
入浴剤を芳香剤や香り消しとして使うのは、もはや定番です。
プレゼントにも使えるバスボムにアレンジして、余った入浴剤をまた別なカタチで他の人に譲るのもひとつの方法です。
また、お子さんも楽しめる余った入浴剤でのバスボム作りなので、是非夏休み試してみてくだい。