膝痛は場所によって病気が違う?その種類や確認する方法を紹介

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膝痛を完治した方が、再び膝に痛みを感じた時は同じ病気を再発したと思ってしまうかもしれません。

しかし、膝に痛みを感じた場所が、以前と少し違う場所になっている場合は注意して下さい。

なぜなら痛みを感じる場所が違ったら、病気も違ってくるので同じ対策を講じても意味がありません。

そこで、痛みを感じる場所によって変わる病気について紹介するので、膝痛に悩んでいる方は参考にしてみて下さい。



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膝痛の場所で変わる病気

膝で痛みを感じる場所で多いのが、膝の皿・膝の皿の上側・膝の皿の下側です。

この3ヶ所は、それぞれ違う病気で膝痛になっているので、その病気の種類を紹介するので確認してみて下さい。

膝の皿

膝痛で、膝の皿が柔らかくなってしまった場合には『関節水腫(かんせつすいしゅ)』の可能性が高いです。

実際に膝の皿を人差し指で触ってみたら、脂肪のように凹んでしまう状態で、これは膝関節に水がたまってしまう症状になります。

このような状態になってしまったら、膝が腫れている状態なので、痛みやだるさを感じるようになってしまうのです。

膝に水が溜まってしまえば、階段を登るだけで痛むようになるので、早めに病院へ通院して診てもらったほうが良いでしょう。

膝の皿の上側

膝痛には様々な病気があって、膝の皿の近くであっても場所が少し違うだけで、違う病気を発症している可能性が高いです。

実際に膝の皿の上の部分で痛みを感じた場合には『膝蓋大腿関節症(しつがいだいたいかんせつしょう)』を発症している可能性が高いです。

膝蓋大腿関節症を発症した場合には、膝の皿が大きくズレたように感じてしまいます。

膝の皿と太ももの骨の関節で炎症が起こっている状態なので、安静にしておく事が重要です。

膝の皿の下側

若い方で多いのが、膝の皿の下側が痛んでしまう症状です。

このような症状が起きたら『オスグッド病』を発症した可能性が高いです。

あまり聞きなれない病名かもしれませんが、この病気は10代の子供が起きる場合が多いので、成長痛と勘違いをする場合もあります。

しかし厳密に言えば、成長痛とは違うので注意しなければいけません。

オスグッド病は、膝の皿の下側が膨らんでいるので分かりやすい病気です。

もしも、あなたのお子さんが同じような症状になっていれば、病院まで付き添ってオスグッド病になっているのか診てもらったほうが良いでしょう。



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関節水腫の原因や対策

今まで硬かった膝の皿が柔らかくなってしまえば、多くの方が驚いてしまうでしょう。

そこで関節水腫に悩んでいる方や、関節水腫を予防したい方たちのために、なぜ関節水腫になってしまうのか詳しく紹介するので確認してみて下さい。

骨液の量が増加

関節水腫は、膝の所に水が溜まってしまう病気ですが「膝に水があるのだろうか」と不思議に思う方はいるでしょう。

厳密に言えば、この水とは『骨液』の事で、何かの原因で骨液が増加する事によって関節水腫を発症してしまうのです。

私たちの体の関節は、滑らかに動くために『間接包』があります。

関節包とは、関節を包んでいる袋の事で、この関節包の中にあるのが骨液です。

骨液は関節を滑らかに動かす役割を果たしているのです。

所が、関節で炎症が起きたら骨液が炎症を抑えようとして、骨液が多く分泌されて関節水腫が発症されてしまいます。

骨液が増加する原因

骨液が増加してしまうのは、様々な原因があって、加齢・怪我・膝の酷使などがあります。

怪我や膝の酷使は思い当たる方は多いと思うので、それほど問題ではありません。

なぜなら怪我や膝の酷使は注意をすれば防げる事ができるからです。

しかし加齢は本人が注意をしても、起きてしまうので気を付けなければいけません。

加齢で骨液が増加してしまうのは、少しずつ軟骨がすり減っていく事で、骨と骨がぶつかりやすくなる事で炎症を起こしてしまいます。

その炎症によって、骨液が増加してしまうのです。

水を抜く事が重要

膝の皿が柔らかくなった場合には、まず病院へ通院して、骨液を抜く事が重要です。

病院でレントゲンを撮ってもらえれば、骨液が溜まっているのか分かるはずです。

多くの病院では、注射器を使用して骨液を抜いてくれます。

膝の皿の部分から、余分な骨液が抜かれたら、痛みもなくなっていきます。

ただし骨液を抜く行為は、一時的な処置なので、膝の皿で炎症が起こらないように注意して下さい。

膝蓋大腿関節症の原因と対策

膝蓋大腿関節症は膝を少しでも動かしたら、痛みを感じてしまう病気なので注意しなければいけません。

この病気も軟骨が大きく関係しているので詳しく紹介しましょう。

軟骨の減少

膝の関節の軟骨がすり減ってしまえば、骨液が増加するだけではなくて、最悪のケースでは骨のかけらが周囲に刺激を与える事になってしまいます。

骨のかけらで刺激を受けた所では炎症が起きてしまうので、強い痛みを感じるようになってしまうのです。

さらに膝の皿の部分である『膝蓋骨(しつがいこつ)』が脱臼(だっきゅう)して、外側へズレてしまった場合には軟骨が減りやすくなってしまいます。

そのため、膝の皿の部分はデリケートな場所と言えるので、強い衝撃を与えないようにする事が重要です。

筋力トレーニング

膝蓋大腿関節症を発症した場合には、膝を固定した状態で安静にする事が重要です。

さらに膝を温める治療や、薬を使う治療なども有効になります。

そのため膝蓋大腿関節症を発症した場合でも、病院へ通院して医師に診てもらったほうが良いでしょう。

そして安静にした後は、膝蓋大腿関節症が再発しないためにも、膝を安定させる事が重要になります。

そのために、膝周辺の筋肉をつけるために無理をしない程度に筋力トレーニングを行ったほうが良いです。

オスグッド病の原因と対策

あまり聞きなれないオスグッド病は、運動が好きな子供や身体を動かす部活を頑張っている子供たちが発症しやすい病気です。

そこで、オスグッド病を詳しく知らない方のために、この病気を発症する原因や対策などを説明します。

スポーツ障害

スポーツをする子供がオスグッド病を発症する原因を知るためには、まず膝の仕組みを理解しなくてはいけません。

太ももの筋肉で『大腿四頭筋(だいたいしとうきん)』というものがありますが、この筋肉が上側へ引っ張られるように動いたら、膝の皿の膝蓋骨も連動するように引っ張られます。

そうすれば膝蓋骨と膝の下の骨『脛骨(けいこつ)』を繋げている『膝蓋腱(しつがいけん)』が炎症を起こしてしまうのです。

このように何かの原因で、大腿四頭筋が引っ張られたら起きやすい病気なので、あなたのお子さんがスポーツが好きな場合にはオスグッド病にならないように注意したほうが良いです。

安静にする事が重要

オスグッド病を発症した場合には、安静にする事が最も重要なので、完治するまではスポーツは行わないほうが良いでしょう。

そしてスポーツを再開する場合には、しっかりとストレッチを行うようにして、オスグッド病の再発を防がなくてはいけません。

なぜならストレッチを行わなければ、大腿四頭筋が硬い状態なので、膝蓋腱の負担は大きくなってしまうからです。

そのため、あなたのお子さんが、まだオスグッド病になっていない場合でも予防のために運動前のストレッチはおすすめです。

まとめ

膝痛を発症した場合には、痛む場所が少し違うだけで、病気が違う事に驚いた方はいるかもしれません。

ただしスポーツや運動で、膝を強打した時に、一時的に痛む場合があります。

このような場合は今回紹介した病気とは違う場合があるので、気を付けて下さい。

それを判断するのは一般人では難しいので、早い段階で病院へ通院して、医師に診てもらう事が重要です。






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