膝が痛い実母のために! 加齢による膝痛の改善方法は?
年齢を重ねるたびに体のさまざまな箇所に、不調が現れてきます。
老化といってしまえばそれまでですが、やはり辛い痛みや不快な症状は何とかしたいものですよね。
膝の痛みもそのひとつです。
若い頃はなんともなかったのに、今では階段の昇り降りや、長時間の歩行に耐えられない・・・、そんな方も多いはずです。
辛い膝痛、いったいどうすれば改善できるのでしょうか?
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実母からのSOS
ある日、会話の途中、母親が私にこんなことを言いました。
「最近膝が痛くてたまらないんだよ・・・。」もうおばあさんと呼ばれる年齢の母ですから、それも仕方ないことともいえます。
でも話を聞いているうちに、なんだかとても可哀想になってきました。
「二階に上がるのが辛くてね、できるだけ階段を使わないようにしてるんだよ。
歩くのも辛いから自転車に乗って買い物に行ってるけど、雨の日なんかは最悪だね・・・。
雨合羽着て自転車に乗ってると、すってんと転びそうで冷や冷やするよ。」そういえば母は最近よく膝をさすっています。
本人も無意識に、ダルさを解消しようとしているのかもしれません。
娘としてこれを見過ごすわけにはいきません。
お母さん、任せて。
私が何とかしてあげるよ。
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膝痛の原因は?
さっそく私は膝痛について調べ始めました。
まずが膝痛の原因です。
どうして加齢とともに膝が痛くなるのでしょうか?
年をとるにしたがって膝が痛くなるのは、軟骨の磨耗によるものです。
膝関節にある軟骨がだんだんと擦り減っていき、炎症を起こし痛みとして現れるのです。
私の母も60代に突入したあたりから、膝に痛みを感じるようになったそうです。
膝痛の症状が出始める時期は個人によって差がありますが、一般的にやはり50代~60代あたりが多いようです。
肥満も原因のひとつ
年齢を重ねるとともに体重が増加し、肥満体になる方も少なくありません。
実は太りすぎも膝に悪影響を与えます。
人間の下半身には、
- 膝関節
- 足関節
- 股関節
の3つの関節があります。
この3つの関節の働きによって歩いたり、走ったり、しゃがんだりできるわけですが、この中で一番負担がかかるのが膝関節です。
普通にしていても負担大であるのに、そこに余計な体重が加われば、膝痛が悪化するには至極当然のことだと言えるでしょう。
私の母はどちらかというと痩せ気味であるため、肥満に関しては問題ありませんが、母の友人の多くが以前よりもふっくらとしてきています。
若いころよりも運動する機会が減ることが原因かもしれません。
日常生活で膝痛を改善する方法
加齢による膝痛の原因は、軟骨の磨耗によるもの、そして肥満も悪化の一因であることが分かりました。
では、日常生活においてどのようなことに気をつければ膝痛を改善できるのでしょうか?
食生活を見直そう
よく母は、「もうこの歳になったら、栄養うんぬんよりも好きなものを食べたい!」と言います。
これは心情としては非常に理解できます。
もう成長するわけではないのだから、自分が心から美味しいと思えるものを食べたいですよね。
しかしながら当然、それは膝はもとより体にもよくありません。
人間の健康と食事には、密接なつながりがあります。
正しい食生活を送っていれば、それだけ体にも良い影響を与えるのです。
- 一日3食、きちんと食べる
- 早食いはしない
- 腹八分目でとどめる
- いろいろな食材を少量ずついただく
このような望ましい食べ方を目指しましょう。
また膝痛を改善するには、軟骨の成分であるグルコサミンを多く含んだ食品を摂取することも有効です。
グルコサミンを含む食品には、
- 干しえび
- うなぎ
- 牛、豚、鶏の軟骨
- フカヒレ
などがあります。
食事だけで十分な量を摂るのはなかなか大変なので、サプリメントを併用するのがおすすめです。
マッサージで血行を良くしよう
膝痛改善にはマッサージをするのが効果的です。
マッサージをすることで血液循環を改善し、痛みを和らげることが可能です。
マッサージのポイントは、痛い部分だけでなく足全体を揉みほぐすことです。
筋肉を意識しながら、気持ち良いと感じる強さでマッサージしてください。
膝の裏側、膝のお皿、ふくらはぎ、太ももの裏側、足首も忘れずに。
最も効果の高い時間帯は、お風呂上りです。
筋肉があたたまりほぐれているので、マッサージ効果が高まります。
毎日の入浴後の日課にすることをおすすめします。
散歩をしよう
膝が痛いと歩くのが億劫になり、家の中に閉じこもがちになります。
そうすると膝の筋肉が次第に衰えていき、膝を支える力が弱くなり膝痛の原因に。
また運動量が減ることで体重が増え、さらに膝への負担を増やすことにもなりかねません。
適度な運動は膝だけでなく、体全体に良い影響を与えるので、運動習慣をつけましょう。
おすすめは散歩です。
散歩なら気負わず手軽に行うことが可能です。
天気の良い日に、颯爽と歩いてみましょう。
1日30分、あのスーパーまで、などと目標を決めておけば継続しやすいはずです。
散歩は体だけでなく心をも健康にしてくれます。
ストレス発散になり、毎日を明るく楽しく快活に過ごすことができるようなりますので、生活の中に組み込んでくださいね。
私の母は、膝の痛みが強くなってから、自転車移動が多くなったそうです。
本人的には楽なようですが、これによって膝の衰退が進み、痛みがさらに強くなってしまった可能性が高いです。
この悪循環を断ち切るためにも、積極的に体を動かすことが大切です。
サポーターを使おう
夏場より冬場に膝が痛む方、冷え性の方は膝用のサポーターを使用するのが良いでしょう。
膝の痛みをやわらげる効果があります。
最近はたくさんのサポーターが販売されていますので、どれを選べばよいか混乱しそうですが、あまり安すぎるものは保温効果が劣るのでおすすめできません。
迷った場合は、販売員の方に気軽に相談してみましょう。
保温サポーターは長時間つけるものなので、通気性も考慮してください。
蒸れは肌トラブルの原因になりますので、一部がメッシュなどになったものがおすすめです。
サンプルなどがあれば、実際に装着してみて着け心地を確認してくださいね。
また保温効果だけでなく、膝関節のぐらつきを解消し、膝の曲げ伸ばしがしやすくなるサポーターもあります。
このようなサポーターをつけると、日常生活がグンと楽になるでしょう。
階段の昇り降りも、痛みなくおこなうことができるかもしれません。
膝が四六時中痛くて日常生活に支障をきたす、という方は、このタイプのサポーターも選択肢のひとつにしてくださいね。
私も今度、母に膝用のサポーターをプレゼントしてみようと思ってます。
膝関節を大切に
下半身の要となる膝。
上半身をしっかりと支えスムーズに動くためにも、膝関節を大切にしましょう。
年齢とともに膝が弱くなるのは当たり前で、仕方のないことともいえますが、生活習慣を見直し、膝を丁寧に扱えば膝の老化を遅らせることは可能です。
健康で快適な暮らしのためにも、日ごろからの膝のケアに真剣に取り組みましょう。
まとめ
いかがでしたか?
膝が痛いと毎日が辛く、暮らしが楽しめないですよね。
私は母のために膝の痛みを改善する方法を調べました。
さっそく伝えたいと思います。
これらのことを実践して、母の膝痛が緩和されることを心から願っています。
膝の痛みがマシになったら、母と娘で一緒に食べ歩き旅行に出かけたいな、なんて今から楽しみにしています。