その膝痛は痛風かもしれない!痛風の原因や症状について
あなたは「痛風」という症状をご存知でしょうか?
言葉は聞いたことがあるけど詳しい症状は知らないという方や、関節が痛くなるということしか知らないという方もいるかと思います。
ここでは、膝痛の原因にもなる痛風について解説していくので、痛風のことを知らないという方や、膝痛に悩んでいる方はぜひご覧ください。
もしかして、あなたの膝の痛みの原因は痛風かもしれません。
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痛風って何?
痛風という症状は、その名前から痛みがある症状だということは分かるかと思います。
その通りで、痛風は強い痛みが出る症状になりますが、その痛みが出る部分は関節になります。
尿酸が体内に蓄積し、それが結晶となって関節に影響を与え、関節炎を起こします。
痛風は、尿酸が腎臓などに蓄積してしまうため、関節の痛み以外にも腎臓の働きが低下するということが起きてしまいます。
では、なぜ尿酸という物質が増えて体内に蓄積してしまうのかというと、食生活の乱れや運動不足が深く関係しています。
そのため、痛風は生活習慣病の一つになり、「急性関節炎発作」ともいわれています。
痛風になっている人の90%くらいは男性になり、中高年の男性に多い症状になります。
尿酸って何?プリン体とは?
「プリン体ゼロ」ということを主張している発泡酒やチューハイなどが多く出てきていることから、多くの方はプリン体という言葉を知っているかと思います。
そのプリン体とは旨み成分の一つで、肉や魚、野菜や穀物など、ほとんどの食べ物に含まれている成分になります。
また、人間の体内でも生成されており、体内に存在するプリン体の80%は、運動や代謝などにより体内で生成されたものになります。
そして、残りの20%は、食べ物から摂ったプリン体となっています。
体内に存在するプリン体は、代謝されると老廃物が発生します。
その老廃物が「尿酸」です。
血液中の尿酸の量は、体内で生成される量と、老廃物として排出される量のバランスがとれているため、適切な量を維持しています。
ですが、何かしらの影響を受けて尿酸の量が増えすぎてしまうと、痛風が発症してしまいます。
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痛風の原因
前述した通り、痛風の原因は血液中の尿酸が増えることになります。
そして、その尿酸が増える原因となるのがプリン体になります。
血中の尿酸値が上がってしまうと、尿酸は結晶化しやすくなります。
それは、尿酸が水に溶けにくい性質を持っているからです。
そして、結晶になったものが腎臓や関節にくっつくことで炎症は起こり、痛みが発生してしまいます。
では、なぜ血中の尿酸値が上がってしまうのかというと、生成される尿酸の量が過剰に増えたり、尿酸の排泄量が少なくなったりすることが影響するからです。
このようになると、当然尿酸の生成と排出のバランスは崩れるため、尿酸の量は増えて蓄積してしまいます。
体内の尿酸量のバランスが崩れる原因となるのは、病気や生活習慣などになります。
また、遺伝も関係しているといわれています。
痛風と遺伝の関係
血液中の尿酸値が高くなるような生活をしていないのに、痛風になってしまう人は、遺伝が原因として考えられます。
そのように痛風になってしまう人は、身近な親や祖父母などが、痛風にかかったことがあるケースが多く、遺伝が関係している可能性があります。
痛風になりやすくなる生活習慣
痛風は、食生活の乱れにより起こりやすいといわれています。
脂の多いお肉や揚げ物、甘い物などカロリーの高いものを食べ過ぎたり、お酒を飲みすぎたりなど、肥満に繋がるような食生活は痛風になりやすい傾向にあります。
そのため、食生活が乱れている方は食生活を改める必要があります。
また、運動不足も痛風になる原因といわれているため注意しましょう。
プリン体が多い食べ物の取り過ぎ
プリン体が分解されることにより尿酸が生成されてしまうため、プリン体が多く含まれている食べ物の摂り過ぎには注意する必要があります。
先程も説明しましたが、ビールやチューハイなどのお酒や、ケーキなどの甘い物、脂の多いお肉や揚げ物などの摂り過ぎは、痛風になる危険性が高まります。
そのため、食事の内容には気を使うようにしましょう。
脱水やストレスによる影響
運動による発汗や下痢などで脱水状態になると、尿酸値は上がります。
また、水分補給が足りていないことによる脱水状態でも尿酸値は上がってしまいます。
そのため、脱水状態にならないように注意する必要があります。
また、尿酸値とストレスは関係していると考えられており、ストレスにより尿酸値が上がってしまう可能性があるため、趣味やスポーツなどで上手にストレスを解消することをおすすめします。
病気が原因となる
病気が原因となり、痛風になってしまうこともあります。
それは、血液に異常が発生する病気や、腎臓の働きが悪くなる症状になります。
腎臓の働きが悪くなると、尿酸を排出しにくくなるため、尿酸値は上がりやすくなります。
また、悪性の腫瘍が原因となり、高尿酸血症という症状を起こすこともあるので気を付けましょう。
痛風だと思われる症状について
痛風は膝以外にも、足の親指の付け根や足首、踵や足の甲やアキレス腱などにも痛みが起こる可能性があります。
また、起こることは少ないですが、肘や手の指、手首などにも起こる可能性があります。
痛みが発生する可能性のある箇所の中では、足の親指の付け根に痛みが起こることが多いため、その部分に強い痛みを感じた場合は痛風の可能性があります。
また、膝や足など、先程説明した部分の関節に強い痛みが出た場合も痛風の可能性があります。
痛風は、そのような痛みだけでなく、赤くなって腫れあがります。
歩くことが困難なくらいの強い痛みが、短くて数日、長くて1、2週間続き、その後は痛みが鎮まり通常の生活に戻れます。
ですが、また再び症状が起きる日がやってきます。
そのため、痛風の症状を繰り返すことになり、症状を繰り返すことで痛みが酷くなったり、慢性化したりしてしまいます。
そして、この状態を放っておくと、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの合併症の危険性が高まってしまいます。
痛風は完全に治らない?
痛風を一度起こしてしまうと、完全に治すことは難しいことになります。
難しいというよりも、完治させる方法がありません。
そのため、痛風は基本的に、死ぬまで上手く付き合っていかなくてはいけない症状になります。
では、どのように付き合っていけば良いのかというと、薬を使用したり、生活習慣を改めたりすることになります。
そのようなことをすることにより、日常生活や仕事などに支障をきたすことなく、普通に生活することができます。
また、膝痛や足の親指の付け根の痛みの悪化を防いだり、合併症を予防することが可能となります。
薬を使う治療法は、尿酸値の調整や痛みを軽減するものとなり、一時的なものになります。
そのため、薬を使う以外にも、生活習慣を見直して改善することが重要になります。
栄養バランスの良い食生活を送り、お酒はなるべく控えるようにし、適度にウォーキングなどの運動をするようにしましょう。
また、ストレスを溜めこまないことも大切なので、趣味などで上手にストレスを解消するようにしてください。
そして、脱水も痛風の原因となるため、脱水状態にならないように注意し、しっかりと水分を補給するようにしましょう。
まとめ
膝痛の原因にもなる「痛風」に関して解説してきましたが、いかがでしたか?
ここで解説したように、痛風を予防したり悪化させないようにするには、生活習慣を改善することが重要になります。
そして、生活習慣の中でも、特に食生活が影響するので、食生活を見直すようにしましょう。
それと、偽痛風という痛風に似ている症状もありますが、偽痛風は痛風とは痛みを起こす元が違うため、尿酸値に異常は出ません。