辛い肩こりにおすすめの入浴剤のタイプ4選!その効果とは?
辛い肩こりで悩んでいる方は多いでしょう。
適度な休養やマッサージ、リラクゼーションの専門サービスでのケアで改善する事も多いと思いますが、忙しいとそうもいきませんよね。
忙しさや疲労でマッサージに通う時間や元気もなく我慢したり塗り薬をぬったりするだけ、と言う方も少なくないのではないでしょうか。
そんなときにおすすめなのが入浴剤でのケアです。
辛い肩こりに効く入浴剤には、一体どんなものがあるのでしょうか。
今回は肩こりに効く入浴剤のタイプ4選と、その効果について追究していきます。
バスソルト
肩こりに効く入浴剤の中でも、血行を良くしてくれるのがバスソルトです。
様々な商品がありますが、塩がベースとなっているものが多いです。
バスソルトは保温性を上げる
塩は水の温度を保つ性質があり、温まったお湯が冷めにくくなりますから、しっかり体を温めることが出来ます。
普通の塩でも血行を促進したりお湯を冷めにくくしたりする効果は十分ありますが、使用される塩の種類によって得られる効果にも様々な差が出ます。
肩こりや腰痛の緩和のために血行を促進するなら、ヒマラヤ岩塩などで有名なピンクソルトや粗塩が特におすすめです。
ピンクソルトはミネラルが豊富で、特に鉄分を豊富に含まれており、保温効果が高く血行を促進します。
粗塩は精製していない海水塩で、通常の塩よりも含有ミネラルが多くなります。
粗塩には通常よりカルシウムが多く含まれています。
カルシウムは鎮痛効果が望めますから、辛い肩こりには精製された塩よりも岩塩や粗塩が特におすすめです。
マッサージで相乗効果
マッサージは血行を良くしますから、肩こりにも効果的です。
また、塩は余分な皮脂を取り除く効果もあります。
毛穴を綺麗にする他、オイリー肌の方や肌のざらつきに効果的ですね。
天然成分との相性も抜群
シンプルなバスソルトはキャリアオイルや精油を足しマッサージにも使えますし、そのまま湯船に浸かることも出来ます。
肩こりに効果のある精油はローズマリー、ユーカリ、マジョラムスイート、ラベンダー、ジンジャーなどです。
好みの香りの精油を使えばリラックス出来ますね。
塩とハチミツもしくはお好みのキャリアオイルを大さじ1ずつ混ぜて滑らかにし、精油を数滴垂らせばシンプルなバスソルトの完成です。
ドロッパーにより量が代わりますが、安全に使う場合マッサージソルトには1~2滴、お風呂に入れる場合も数滴から、刺激の少ない精油でも多くて20滴以下にしましょう。
マッサージに使う場合はくれぐれも粒子の細かい塩を使用して下さいね。
手作りバスソルトは肌にあわない場合や刺激を与えてしまう可能性もありますから、目立たない部分で試してから使って下さい。
バスソルトはそれだけでも保温性に優れるものですが、さらに有効成分を配合したものであれば、より血行を良くして肩こりへの効果を高められますね。
マグネシウムのエプソムソルト
日本でもバスソルトとして知られるようになったエプソムソルトですが、その正体は硫酸マグネシウムです。
名前にはソルトと付いていても、塩分は含みはません。
欧米ではバスソルトとして広く普及しています。
エプソムソルトはマグネシウムを皮膚から吸収出来ます。
吸収されたマグネシウムは発汗作用を促し、血行を良くするだけでなく血栓なども溶かしてしまうとされるほどで、もちろん肩こりにも効果的です。
精神を落ち着かせる効果もある他、皮膚の鎮静効果もあります。
エプソムソルトは風呂釜を痛める心配も少なく、残りを洗濯に使うことも出来るので生活に組み込みやすい入浴剤ですね。
炭酸
肩こりに効く入浴剤と言えば、炭酸の入浴剤を思い浮かべる方も多いと思います。
炭酸の入浴剤も肩こりに効果的です。
炭酸で優しいマッサージ効果
近年炭酸はパックなどスキンケアでも注目されていますが、炭酸の入浴剤でも同じような効果があります。
炭酸の入浴剤と言えば見た目にも楽しいしゅわしゅわとした触感ですが、優しいマッサージ効果がありますよ。
ぬるめのお湯に溶かして
入浴剤としては、しっかりとお湯に溶けてからが肩こりに効果的です。
しゅわしゅわとした泡が消えても、炭酸はしっかりとお湯に溶け込んでいます。
お湯の温度が高いと炭酸が抜けやすいので、ぬるめのお湯に使用して下さいね。
炭酸ガスは肌にくっつくと血管を拡げて血行を良くする作用があります。
短い時間でも血行を良くする作用がありますから、熱いお湯が苦手な方やすぐに血行を良くしたい方に特におすすめの入浴剤です。
炭酸の入浴剤は、肩こりが辛いけれど疲労で早く休みたいという場合にも最適ですね。
豊かな香りと保湿性のバスオイル
スキンケアのバスアイテムとして良く名前が上がるバスオイルですが、肩こりに効果的なものも多いのです。
バスオイルはオイルで肌をしっとりとさせる作用がありますが、保湿することで体温を逃がさない効果が得られるので保温性に優れています。
湯冷めせずに温かさを維持でき、血行を良くする作用があります。
また、何よりもバスオイルは芳醇な香りを楽しむことが出来ます。
リラックスすることにより自然と血行も良くなり、肩こりの大敵であるストレスも筋肉の強ばりも和らげてくれます。
また、アルニカオイルや肩こりや腰痛などに効果的な精油が配合されたものならば、更に効果的です。
好みに合わせて手作りも
バスオイルは作るのが難しいように思えますが、簡単に手作りも出来ます。
好みのキャリアオイルに精油を足らして混ぜるだけです。
精油の1滴の量は各種メーカーによってばらつきがありますが、小匙1のキャリアオイルにつき1滴の精油なら問題ありません。
浴槽に入れるのは、キャリアオイル小匙2杯に精油を2滴ほどの量が目安です。
保存用の遮光瓶などがない場合は、その都度使いきるのがおすすめです。
溶媒となるキャリアオイルはアロマテラピーなどで使われる化粧品グレードのもので、お好みのものをご使用下さい。
保湿力が高いとされるホホバオイルや、比較的さっぱりとしたグレープシードオイルなど種類によって使用感も違い、様々な効果をもちます。
使う精油は、手作りバスソルトの項でご紹介した精油がおすすめです。
このように簡単に作ることが出来るオイルですが、バスソルトと同様に、まれにアレルギーなどが起こることもあります。
少しでも痒みや何らかの刺激がある場合は速やかに洗い流して、医師に相談してくださいね。
豊かな香りと保湿力でリラックス
バスオイルは香りを楽しめてリラックス出来、保湿性が高く、有効成分を配合していればとても肩こりに効果的です。
肩こりケアのみでなく香りで贅沢なバスタイムでリラックスも出来、忙しい時や乾燥などのスキンケア、ストレスや疲労そのものの軽減など、高いスキンケア効果とリラックス効果を望む人におすすめです。
バリエーション豊かなバスミルク
オイルは高い保湿力がありますが、テクスチュアが苦手な方にはオイルよりもバスミルクがおすすめです。
バスミルクは油分を乳化してある為、適度な保湿力を持っています。
また、バスミルクは肩こりに効果的な処方のものやアロマテラピーとしての効果があるものだけでなく、バスオイルなどと比較して化粧品としての特長が加わります。
そのため様々なスキンケア効果を持ち、香りのバリエーションも豊富です。
バスミルクも他の入浴剤と同様に保湿力を高めて保温性を高めて血行を良くしますし、肩こりや疲労に効果がありますが、天然香料よりもコスメとして香りを求める方に特におすすめの入浴剤でもあります。
もちろん、自然成分や天然香料のバスミルクもたくさんありますし、反対に香料にこだわる香水メーカーが作るバスオイルもありますから、好みのテクスチュアや香りのものを様々試してみることをおすすめします。
バスミルクは様々な価格帯のものがあり、ドラッグストアやスーパーなどの取り扱いもあるので、試しやすいところも魅力ですね。
まとめ
今回は辛い肩こりに効く入浴剤のタイプ4選と、効果について追究して来ました。
筆者も入浴剤には様々なタイプがあり、どれが良いのか迷ってしまうことがあります。
しかし、自分に合った入浴剤を見つけることや使ってみることが楽しみでもあります。
疲労と肩こりに、バスタイムの癒しとメンテナンス効果が助けてくれることも多いです。
皆さんの辛い肩こりが、少しでも良くなれば幸いです。