ベイトリールで使いたいダブルウィローのスピナーベイトの使い方!
バス釣りで使うルアーには多くの種類がありますが、その中でもこんなもので釣れるのかと多くの人が思うのがスピナーベイトではないでしょうか。
このスピナーベイトですが、時に他のルアーでは釣れない状況で釣果を上げてくれるものです。
今回はそのスピナーベイトでもっともポピュラーなダブルウィローのスピナーベイトをベイトリールで使う状況の解説をしていきたいと思います。
目次
ダブルウィローのスピナーベイトとは?
ダブルウィローのスピナーベイトとは、ウィローリーフタイプのブレードが2枚、つまりダブルで付いているものです。
スピナーベイトのタイプはこのようにブレードの組み合わせによって決まってきますので、参考にすると他のタイプの理解も深まるでしょう。
このダブルウィローのスピナーベイトの利点としては、フラッシングが強いことが一番に挙げられます。
フラッシングは水中で魚に最も強いアピールをもたらします。
ちょうど人間も鏡で光をあてられると、目を開けられないくらいのまぶしさを感じるでしょう。
それと同じような理屈で、ブラックバスにとっても強いアピールをもたらすのです。
もちろんフラッシングだけでなく、ブレード同士の干渉ででる金属音や、ブレードの回転ブレによるバイブレーションによってもブラックバスにアピールします。
ダブルウィローのスピナーベイトを使うときの注意点
ダブルウィローのスピナーベイトを使うときに初心者が特に陥りがちなのがウエイトの選択です。
通常、ルアーパッケージに書いてあるウエイトはそのルアーの全体重量となっていますが、スピナーベイトの場合はヘッド部分の重さだけであることが多いです。
そうすると、全体の重量では相当に重さが変わってきます。
スピナーベイトにはヘッド以外にブレード、スカート、トレーラーを付けたらトレーラーまでの重さが掛かってきます。
これに合わせて使いやすいベイトリールやベイトロッドを選んでいかないといけません。
ダブルウィローのスピナーベイトに合ったベイトリール
それでは具体的にダブルウィローのスピナーベイトに合ったベイトリールとはどんなものでしょうか。
それは、スプール径が34ミリ程度で、ハイギアのベイトリールでしょう。
ベイトリールはそのスプールの径によって使いやすいルアーが決まってきます。
ルアーの重量が主な要因となってくるのですが、スピナーベイトは抵抗も考えてベイトリールを選ばなくてはなりません。
スピナーベイトにはスカートやワイヤー、ブレードといったパーツが多く、重心が安定しにくいです。
特に失速した場合は、バックラッシュの危険性を考えないといけなくなります。
ですので、スプール径はあまり大きくしないことをおすすめします。
ダブルウィローのスピナーベイトにはハイギア
次にダブルウィローのスピナーベイトにはハイギアをおすすめします。
ハイギアは現在では中間的なギア比のリールとなっています。
このギアの比率は多くのルアーで扱いやすいものとなっていて、初心者はこれから始めていくのが間違いありません。
ダブルウィローのスピナーベイトを使うときにおいても、そんなに抵抗があるものではないのでハイギアのベイトリールをおすすめします。
ハイギアのベイトリールの利点としては、スピナーベイトの振動を手元に感じ取りやすいのでバイトを取りやすいこと、そのバイトが合ってから巻きアワセができること、それと回収のときに速めに回収出来て釣りのリズムが取りやすいことだと思います。
ぜひ選ぶときの参考にしてみてください。
ダブルウィローのスピナーベイトに合ったベイトロッド
続いて、ダブルウィローのスピナーベイトに合ったベイトロッドについて解説しておきます。
通常、巻き物と呼ばれるクランクベイトやバイブレーションにはグラスロッドが使われます。
それは乗せることを重点にしてからの選択になりますが、ダブルウィローのスピナーベイトに関しては、カーボンロッドのほうをおすすめします。
なぜかというとグラスロッドでスピナーベイトを使ってみると分かりますが、その振動が伝わりにくかったりします。
また、一番使いにくいのはフッキングのときです。
スピナーベイトはそのパーツの多さからフッキングのときも他のルアーより抵抗が大きいです。
この抵抗をグラスロッドは受け止めてしまうので、フッキングパワーがフックまで伝わらないといったことが多発します。
ですので、ダブルウィローのスピナーベイトには反発力があるカーボンロッドをおすすめします。
ダブルウィローのスピナーベイトが得意とする場面
ダブルウィローのスピナーベイトが得意とするのは、ベイトフィッシュが広範囲に散ったとき、またアフタースポーンのブラックバス攻略のときです。
この2つの状況で使うとよりダブルウィローのスピナーベイトの効果を実感できると思います。
それぞれの状況について細かな解説を下記にしておきたいと思います。
ベイトフィッシュが広範囲に散ったとき
ダブルウィローのスピナーベイトは横方向でリトリーブして使っていくのを得意としています。
ですので、秋がメインとなりますが、ベイトフィッシュが広範囲に散っているときは効率よくブラックバスを誘っていくことができます。
注意点としては、この状況になると、水質の悪化を伴うことが多くなりますので、ゆっくりとブレードが回転する最も遅いリトリーブスピードを保って巻くことです。
これができるかどうかで釣果は大きく変わってくることと思います。
アフタースポーンのとき
産卵が終わった5月下旬くらいからをアフタースポーンといいます。
この時期になると産卵が終わって稚魚が岸近くで見られるようになります。
ただ、この時期はまだ攻撃的な性格をブラックバスが持っています。
この攻撃性を引き出すのが、ダブルウィローのスピナーベイトの出す金属音です。
一定層をリトリーブしつつ使っていくとよいです。
またチューニングとして、ブレード同士が強くあたるようにしてみる方法もおすすめとなってきます。
ビーズの位置をずらすなどしていくとよい結果になることもありますので試してみてください。
ダブルウィローのスピナーベイトのおすすめカラー
ダブルウィローのスピナーベイトのおすすめカラーを紹介しておきます。
まずスピナーベイトのカラーは基本的にスカートの色を指します。
スカートのカラーは強めのものを選ぶことをおすすめします。
理由としては、強いブレードのアピールでブラックバスは引き寄せられてきますが、最終的にバイトしてもらわないといけないのは、フックがあるスカートの部分です。
このスカートのアピールが弱いとブレードアタックなどの結果となってしまい、バイトはあるものの乗せられないといった状況が発生します。
そこでおすすめとなるのは、ホワイトやブラック、チャートといった派手だったりシルエットがはっきりするカラーです。
これらのカラーは人からの見た目ではあまり良く思えませんが、釣果という面においては優れていると思います。
ぜひ使ってみてください。
まとめ
今回はダブルウィローのスピナーベイトをベイトリールで使っていくときについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。
ダブルウィローのスピナーベイトは現在のライトリグメインの釣り場において息をひそめてしまった感じはありますが、ブラックバス釣りでは状況に合わせたルアーセレクトが重要ですので、ぜひ手元に持っておいてもらえればと思います。