どれを使ったらいいの?白髪染め製品の選び方
「最近白髪が増えてきた、でも美容院でカラーリングをしてもらうと、結構お金がかかるしどうしよう...。」そんな方は、パッケージの白髪染めを買って、自宅でご自分で染める方法を考えてみませんか?
今は自宅で白髪を染められる簡単で経済的な製品がたくさん出ていますから、まだ経験のない方には是非おすすめです。
その白髪染め製品にはどのような種類があるのか、どんなふうに選んだらいいのか、ここでヒントをご紹介します。
白髪染めかおしゃれ染めか
市販の毛染め剤はたくさんの種類があります。
最初に気を付けた方が良いのは、それが白髪染めを目的としたものか、おしゃれ用のヘアカラーリングを目的としたものかを見極めることです。
この二つは目的が違うので配合される成分が違います。
おしゃれ用のものは黒髪を別の色に染めることを目的としているためブリーチ剤を多く含んでいますが、白髪染めは色素が抜けた毛に作用するのが目的なので、ブリーチ剤の割合は少なく染毛剤の割合が多くなっています。
おしゃれ染めは黒髪のためのものなので、白髪に対しての効果は低いです。
必ず「白髪染め」のための製品を選んでください。
白髪染めのタイプ
白髪染めの中でも2タイプに分かれています。
一つはダブルタイプ(薬剤が2つに分かれていて混ぜ合わせるもの)、もう1つはトリートメントタイプのものです。
これらはそれぞれメリットとデメリットがあります。
ダブルタイプのものはブリーチ剤を含み、おしゃれ染めに近いものです。
こちらは白髪のみならず黒髪にも作用するので、全体がムラなくなめらかに染まります。
しかしブリーチ剤は髪や地肌にダメージを与えることが多く、髪や肌が弱い人におすすめできません。
トリートメントタイプはブリーチ剤を含まず髪の負担が少ないです。
ただそのために黒髪は染まらないので、白髪と黒髪の色に多少ムラができやすいです。
どれが自分に合っているのか?
ダブルタイプとトリートメントタイプ、どちらが向いているかはその人の髪や肌の質、またどのような仕上がりにしたいかという好みによると思います。
またどちらのタイプを選んでも、選び方や使い方で欠点をカバーすることはできます。
例えばダブルタイプでも、髪を傷めないように染毛の前後に使う特別なトリートメント剤をつけたものがあります。
トリートメントタイプのものでも、自分の黒髪の色に近いものを選べば白髪部分と黒髪との差が目立ちません。
またトリートメントタイプは髪の負担が少なく、いつでも手軽に使えるので、様子を見ながら複数回に分けて部分的に使用して、ムラのない仕上がりにすることが可能です。
最近の傾向として、トリートメントタイプがより注目されています。
薬剤をまぜ合わせる手間がいらない手軽さ、使い残してもまた次に使える経済性、そして髪や地肌を傷めないことが支持される理由です。
購入・使用の前に気をつけること
以上が白髪染めの種類の違いなどの説明ですが、店に行って山ほどある染毛剤の一つ一つパッケージを見てどのタイプか見極めるのは、大変すぎるし時間がかかります。
あらかじめネットなどで調べて、ご自分に合ったものをチェックしておきましょう。
そして購入したら次にするのは、その製品が自分の肌に合っているかどうか確かめる「パッチテスト」です。
これはアレルギー反応が出ないかチェックするテストです。
染毛剤(ダブルタイプのものは2つを混ぜ合わせる)を少量、自分の腕や太ももの内側につけて24時間置いて、赤くなったり痒みが出ないか反応を見ます。
大抵これでわかるのですが、過去に化粧品などでトラブルがあった人は、もっと長く48時間置いて様子を見たり、皮膚科でより本格的な検査を受けることをおすすめします。
まとめ
自宅の白髪染めは、慣れてしまえば毎日のシャンプーやトリートメントとたいして変わりません。
試してみると、簡単できれいに染められて、しかも経済的と、いいことずくめで驚かれると思います。
何度か試すうちにご自分に合った製品ややり方がわかってくるでしょう。
まずは情報を集めて、そして1回試してみるところから始めましょう。