ホホバオイルで作る!自分だけのオリジナル化粧水のおすすめ
オーガニックなものに人気の高まるなか、化粧水を自分で手作りする人が増えています。
自分で化粧水を作るなんて難しそうと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
材料さえ揃えばとても手軽で簡単なのです。
そしてそんな手作り化粧水におすすめの材料の一つがホホバオイルです。
ホホバオイルを使った化粧水にはどんなものがあるのでしょうか。
手作り化粧水のメリットとは
物で溢れかえっているこの時代に、手作りで化粧水や石鹸、バスソルトを作る人が増えています。
一見面倒臭そうにも思えるのですが、どうして人気があるのでしょうか。
やっぱりコスパがいい!
お肌が敏感な人や、環境への関心が高い人を中心にオーガニックコスメが流行しています。
使用されている成分は植物性のものがほとんどで、原材料から製法にまでこだわりがあるものが多いです。
ナチュラルで安心して使用できる反面、気になるのはコストです。
製品の質が高いほど、お値段も高価になってしまいます。
化粧水はスキンケアの基本。
やはり毎日たっぷりと使用したいですよね。
しかし、お値段が高いと量を減らしたり、回数を減らしたりしてしまいがちです。
お肌の為を思って買ったのに、これでは本末転倒ですよね。
そこでおすすめなのが、手作り化粧水なのです。
自分で作れば安く済みますし、タップリ使えます。
低コストで高品質な化粧水が出来るのです。
自分好みにカスタマイズ!
手作りのいいところは、何といっても自分の思い通りにできることです。
合わなければ調合や成分を変えればいいですし、お肌や気分に合わせて作ることが出来ます。
現在料も精油やハーブなど、簡単に手に入る時代。
香りや使用感など、既製品にはない「自分だけのオリジナル」を作る楽しさがあるのです。
手作り化粧水のつくり方は…
ベースとなる化粧水のつくり方は極めて簡単&シンプルです。
材料はグリセリン、精製水のみ。
あとはこれらを混ぜ合わせるための容器があれば簡単に作ることが出来ます。
精製水は100mlで100円程度、グリセリンは500円程度と非常に安価。
通常の化粧水よりはるかにお得です。
容器は大きすぎるのは×。
手作りの化粧水には当然防腐剤が入っていません。
通常の化粧水よりも早く傷んでしまうので、早く使い切ることが大切です。
ですから一度にたくさん作ると、使い切る前に品質が落ちてしまうのです。
大体1週間程度で使いきるようにしましょう。
容器はきちんと消毒を!
容器に雑菌が付着していると、せっかく作った化粧水にも菌がつき、傷みやすくなってしまいます。
ですから化粧水を作る前には必ず容器を消毒しておきましょう。
ガラス製や耐熱性の容器を使う場合は熱湯消毒がおすすめです。
鍋に容器と水を入れ、数分間沸騰させれば消毒が完了します。
その後は清潔なふきんの上などで、雑菌がつかないように乾かしましょう。
また、プラスチックなど耐熱性ではない容器を使う場合はアルコール除菌がおすすめ。
容器に殺菌力の高いエタノールを入れ、隅々に行きわたるように振ります。
きちんと乾かせば完成です。
化粧水を作る前のひと手間はとても大切。
忘れずに行ってくださいね。
基本中の基本の化粧水
では、作り方です。
消毒済みの容器に精製水100mlに対し、グリセリンを5~10ml入れます。
フタをしてよく振り、混ぜ合わせます。
これで、完成です。
とても簡単で驚いてしまいますね。
この化粧水が様々な化粧水のベースとなります。
グリセリン多めの方がテクスチャーはしっとりとします。
しかし、グリセリンはアルコールの一種なので、入れすぎると乾燥してしまいますので注意が必要です。
自分好みの化粧水にするなら、エッセンシャルオイルが必要!
基本中の基本の化粧水は本当にシンプルなものです。
しかし、美容効果や香りなど、自分好みにカスタマイズしようと思ったら、エッセンシャルオイルを混ぜたり、精製水の代わりにフローラルウオーターを使ったりするのがおすすめです。
エッセンシャルオイルにはラベンダーやローズウッド、イランイランなど香りや効能が様々あり、自分の好みで選べます。
しかし、このエッセンシャルオイルは単独では成分が強すぎ、肌に使用することができません。
エッセンシャルオイルの強い力を希釈し、なじみやすくしてくれるのがキャリアオイルと呼ばれる中和剤的なオイル。
このキャリアオイルとしてよく使用されるのがホホバオイルなのです。
ホホバオイルってどんなオイル?
キャリアオイルとして優秀なホホバオイル。
キャリアオイルの「キャリア」とは「運搬・ものを運ぶ」という意味です。
ベースオイル、プラントオイルとも呼ばれます。
ホホバオイルがキャリアオイルとして好まれるのは、その性質から。
保湿力と浸透力に優れ、肌を柔らかく保ってくれます。
さらに刺激が少ないので、どんなお肌にも安心して使えます。
酸化安定性が高く、変質しにくいオイルなのです。
ホホバオイルの原産は?
ホホバオイルは「ホホバ」の種から抽出されます。
ホホバはアメリカ合衆国南西部からメキシコ北部を中心に生育しています。
もともとはそこに暮らすネイティブアメリカンの人々によって重宝されていました。
彼らはホホバオイルを料理、スキンケア、ヘアケア、医療にまで幅広く使用。
「砂漠からの黄金の液体」と呼び、大切にしていました。
ホホバオイルの成分は?
ホホバ「オイル」といいますが、実際はオイルではなく「ワックス」に分類されます。
10℃以下で固体になり、常温で液体に戻ります。
このホホバオイルには肌に弾力や潤いをもたらしてくれるという「ワックスエステル」が豊富。
全重量の50%家ら60%がワックスエステルで構成されています。
しかもホホバオイルのワックスエステルは人間のものと酷似しているのです。
だから浸透力が高く、安心して使用できるのです。
実際ホホバオイルは医療用のオイルとしても使用されています。
ホホバオイルを使用したおすすめ化粧水のつくり方
キャリアオイルとして最適なホホバオイル。
これを使用すれば、様々なアロマオイルをしようして香りや成分など、ニーズに合わせたものを作ることができます。
おすすめをいくつかご紹介したいと思います。
ハリをうしなった肌にはこのレシピがおすすめ!
お肌にハリやツヤがなく、老けて見える…。
もっと若々しい肌を取り戻したいとお悩みの方におすすめなのがネロリです。
心を穏やかに鎮静化してくれる効果があります。
お肌に対しては保湿効果が高く、細胞を活性化させてくれる働きがあります。
しわ、たるみなどエイジングサインでお悩みの肌にはぴったりのエッセンシャルオイルです。
ネロリ5滴精製水(または、女性ホルモンを調整してくれると言われるローズウオーターがおすすめ)45mlホホバオイル5ml以上を良く混ぜ合わせて出来上がりです。
オイリー肌にはこのレシピがおすすめ!
皮脂の分泌が多く、顔がテカるのが悩みという方におすすめなのがスイートオレンジとサイプレス。
スイートオレンジは保湿力を高めてくれます。
また、香りはリラックスを促し、楽観性と客観性を与えてくれます。
一方のサイプレスは制汗・皮膚の引き締め作用があると言われています。
ニキビや肌荒れなどにも効果の高いエッセンシャルオイルです。
スイートオレンジ2滴、サイプレス5滴精製水(または清涼感が強く、肌の冷却作用もあるペパーミントウオーターがおすすめ)45mlホホバオイル5ml
まとめ
自分の肌悩みに合わせて作れる化粧水。
とてもシンプルな原材料なので、既製品の成分に疑問を持っているかたにはおすすめ。
好みの香り・機能を持つアロマオイルとキャリアオイルであるホホバオイルがあれば簡単に化粧水が出来てしまうのです。
ただし、手作り化粧水には既製品の化粧水にない注意が必要です。
まず、防腐剤がないので早めに使いきらなければなりません。
さらに、殺菌していない容器に入れたり、移し替えたりするのは厳禁です。
手作りだからこそ、管理をきちんとしなければならないのです。
しかし、きちんと製法・管理法を守れば、化粧水を作るのはとても楽しい作業。
色々作って、自分だけのオリジナルレシピを見つけてみて下さいね。