白髪染め直後のシャンプーは我慢!色落ちを抑えるヘアケアのコツ
美容室や自宅で白髪染めした直後は髪色もきれいで白髪も隠れていますし、髪の悩みも改善されます。
しかし、毎日のシャンプーやヘアケアなどで、徐々に色も落ちて白髪が目立ちやすくなります。
そんな色落ちの原因に白髪染め直後のシャンプーが関係しています。
染めた直後はいつからシャンプーしてもいいのか、上手なシャンプーのやり方などを紹介しましょう。
白髪染め直後に色落ちしやすい原因とは
白髪染めをした直後は染料がしっかり髪の中に定着していませんから、色落ちしやすい状態です。
しっかりと髪の内部に染料を閉じ込めるためにも、染めた直後のヘアケアが重要になってきます。
白髪染めの染料が落ちてしまう
美容室でも自宅で行う白髪染めでも、仕組みは同じです。
髪の内部に薬剤や染料を染み込ませ、化学反応で髪を染めています。
髪の表面にはキューティクルという髪を保護するウロコのようなものがあり、これを開かせて染料などを髪内部に浸透させています。
染めた直後は色がまだしっかり髪内部に定着していませんから、キューティクルの隙間などから染料などが少しずつ流れ出てしまいます。
そのため、色持ちが悪くなりすぐに白髪が目立ってしまいます。
水に濡れるとキューティクルが開く
髪の保護をしているキューティクルは、水に触れると開くという働きがあります。
白髪染めなどはこの働きを利用して髪を内部から美しい色に染めてくれます。
美髪をキープするトリートメントも、キューティクルが開いている状態の時に髪にいい成分をたっぷり与えてあげて、髪の補修や保湿効果を高めています。
白髪染めをしたその日の夜にシャンプーしてしまうと、せっかく色を定着させる働きのあるキューティクルが開いてしまいます。
白髪染めのカラーがどんどん流れ出してしまって、色持ちが悪くなってしまいます。
染めた直後のヘアケアが色持ちを悪くする
カラーの色落ちを早めてしまうのは水分だけでなく、シャンプーなどの洗浄成分も大きく関係しています。
水だけでは染料の流出は微々たるものでも、洗浄力の強いシャンプーを使ってしまうと、染料が大量に髪から流れ出してしまいます。
髪の毛は元々は弱酸性ですがシャンプーをするとアルカリ性になり、キューティクルが開きやすくなります。
そこに強い洗浄成分が加わりますから、さらに色落ちが激しくなってしまいます。
他にも、ドライヤーの熱や髪同士の摩擦、紫外線やヘアケア剤など、染めた直後だとこれらがダメージとなって色持ちを悪くしてしまいます。
白髪染め直後のシャンプーは2日ほど我慢する
白髪染めの効果を少しでも長持ちさせたいなら、染めた直後に髪の毛を水に濡らさないことと、シャンプーしないことが重要です。
染料が髪の内部にしっかり定着するまでには、大体2日くらい必要です。
美容室や白髪染めをした後はしっかり色が染まっているように見えますが、髪の奥の方までまだ染まり切っていない状態です。
染料をしっかりと浸透させて定着させるには、約2日ほどかかるからです。
その間はキューティクルが一番開きやすい水を使わないことと、染料の流出を加速させるシャンプーを行わないようにしましょう。
色落ちを防ぐ染めた直後のシャンプー方法
本当は染めた直後2日はシャンプーをしないのがベストですが、頭皮がかゆくなったり髪がべたついたりすることもあります。
色落ちを飛鳥最小限で抑えるシャンプーのやり方を知っておきましょう。
シャンプーを使わずぬるま湯で洗う
水とシャンプーなら、シャンプーの方が色落ちが激しいです。
どうしても染めた直後に頭皮や髪の汚れが気になるなら、シャンプーを使わずにぬるま湯だけで洗いましょう。
お湯の温度が高くなればなるほど色落ちが激しくなりますから、なるべく低い温度で洗うのがコツです。
できれば体温と同じくらいの36度程度が理想で、高くても38度くらいまでにしておきましょう。
アミノ酸系シャンプーを使う
ぬるま湯だけではどうしても気持ち悪いという人は、普通のシャンプーではなくアミノ酸系シャンプーを使いましょう。
一般的なシャンプーは洗浄力が強いですから、一気に白髪染めを色落ちさせてしまいます。
アミノ酸系シャンプーは洗浄力が穏やかで髪と同じ弱酸性のものがほとんどです。
染料の流出が少なくてすみますし、潤いを奪いすぎないので健康な髪を保ちやすくなります。
シャンプーをしっかり泡立てて優しく洗う
髪同士の摩擦は表面が傷ついてしまって、色落ちの元になります。
シャンプーする時にもなるべく摩擦を防ぐために、シャンプーをたっぷりと泡立てて優しく洗うようにしましょう。
シャンプーの泡がクッションになってくれて、髪の表面を傷つけずにすみます。
いつもの調子で勢いよく洗ってしまうと刺激や摩擦が加わってしまいますから、染めた直後は慎重に丁寧にシャンプーするのがおすすめです。
濡れた髪はすぐに乾かす
髪が濡れた状態が長く続くほどキューティクルが開きっ放しになりますから、すぐにドライヤーなどで乾かすようにしましょう。
乾するにつれてキューティクルがしっかりと閉じてくれますから、色を閉じ込めるのに役立ってくれます。
ドライヤーの熱も色落ちの原因になりますから、温度を上げすぎずに髪から離して使うのがコツです。
ほんの少量ヘアオイルなどをなじませてあげると、ドライヤーの熱からキューティクルを保護してくれますし髪の保湿にもなります。
色持ちをよくするのにおすすめのシャンプー3選
ヘアカラー後の色を落ちにくくする専用のシャンプーというものがたくさんあります。
その中から、人気の高いものをピックアップしてみました。
プロマスター カラーケア スタイリッシュシャンプー
ヘアカラーの色をキープしやすくするシャンプーで、美容オイルがたっぷりと配合されていて保湿効果抜群です。
髪表面をコーティングして色が抜けにくくなりますから、美しい髪色をキープしやすくなります。
髪の栄養も一緒に守ってくれて、カラーリング後の髪のぱさつきなども一緒に防いでくれます。
紫外線によるダメージを防いだり頭皮の乾燥まで防いでくれて、健やかな状態へと整えてくれます。
髪質は肌質に応じて選びやすくなっていて、5つのタイプがあります。
ダニー スカルプスパシャンプー
美容師や理容師が開発したオリジナルシャンプーで、髪に優しいと大人気になっています。
水分保持力の高いヒアルロン酸がたっぷり入っていて、しっとりと滑らかな髪でいられます。
カラーの色落ちを防ぐ成分ヘマチンが入っていて、髪からカラーが流れ出てしまうのをしっかりブロックしてくれます。
頭皮ケアにいい成分も入っていますから頭皮環境を整えてくれて、ハリコシのある健康な髪になります。
アミノ酸系ですが泡立ちのよさが特徴で、泡パックするのにも最適です。
ヴィダルサスーン ビビッドカラーケアシャンプー
ドラッグストアなどでも手軽に買えるシャンプーで、ヘアカラー後の髪にツヤを与えて色持ちをよくしてくれます。
カラーリング後の髪や頭皮のダメージケアにも最適で、補修効果でまとまりやすい髪にしてくれますj。
髪のキューティクルを守る効果が高く、独自のコーティング効果で褪色をしっかり防いでくれます。
光をきれいに跳ね返してくれますから、髪のツヤ度もいつも以上にアップして美しい髪に見えます。
まとめ
白髪染めのきれいな髪色が長く持つかどうかは、染めた後1週間が勝負です。
シャンプーを控えたり色持ちしやすいシャンプーを使うなど、日々のヘアケアに工夫するだけでも大きく違ってきます。
色落ちの一番の原因となるのがシャンプーと水ですから、染めた直後はなるべく回避するのが一番です。
キューティクルを開かせない、ダメージを与えないということに気をつけて、日々のヘアケアを行いましょう。