脂性肌の人が選ぶ化粧水はさっぱりタイプがいいの? しっとりタイプがいいの?
脂性肌の人は、化粧品選びにもすごく気を使うものです。
特に、直接脂性肌にかかわってきそうな洗顔や化粧水選びにはすごく悩むのではないでしょうか?
特に悩むのが、しっとりタイプの化粧水を選ぶべきか、さっぱりタイプの化粧水を選ぶべきかということです。
実際問題、化粧水はさっぱりタイプとしっとりタイプのどちらを使うのが良いのでしょうか?
脂性肌の人にはさっぱりタイプの方が合っている
脂性肌の人が使うべき化粧水は、世の中でいろいろな意見が出回っています。
脂性肌の原因は皮脂だから、皮脂を抑えてくれるようなさっぱりタイプの化粧水が良いという意見や、そもそもの皮脂が出る原因は乾燥だから、より乾燥を防ぐ力に長けているしっとりタイプの化粧水が良いのではないかという意見等、様々あります。
しかしここでおすすめするのは、さっぱりタイプの化粧水なのです。
たしかに真の脂性肌の人はあまりいない
確かに、脂性肌になってしまう原因である皮脂が出るのは、乾燥が過ぎるからであることが多いです。
特別乾燥しているわけでもないのに皮脂が出ているという真正の脂性肌の人はあまりいないでしょう。
特に男性よりも基本的に皮脂が出づらいと言われている女性で真正の脂性肌の人はほとんどいないはずです。
それならば、しっとりタイプがあうのではないかと思うのは普通のことだと言えるでしょう。
しかし、合うのはさっぱりタイプなのです。
しっとりでもさっぱりでもあまり変わらない
それには理由があります。
それは、しっとりタイプであっても、さっぱりタイプであっても、保湿力自体はあまり変わらないからです。
化粧水というのは、しっかりと肌の奥まで保湿をしていくというようなものではありません。
本当に保湿をしたいのであれば、その上からオイルを塗ったりクリームを塗ったりするようなケアをしないとならないのです。
もちろん保湿をすることも化粧水の目的の一つですが、それだけで保湿が完璧になることはまずないでしょう。
だから、さっぱりタイプでもしっとりタイプでも、どちらでも対して保湿力自体に差はないと言えるのです。
もし保湿力に差がないのであれば、しっとりタイプをつける理由はなくなるでしょう。
脂性肌の人はさっぱりタイプの方が心地よく感じる
脂性肌の人にしっとりタイプの化粧水よりもさっぱりタイプの化粧水があっているという理由は、脂性肌の人はしっとりタイプの化粧水をつけた後の肌の状態よりも、さっぱりタイプの化粧水をつけた後の肌の状態の方が心地よく感じる傾向があるからです。
しっとりタイプの化粧水をつけたあとというのは、やや肌がべたついたような感覚になるでしょう。
脂性肌の人は、洗顔後しばらくしたら放っておいてもそういう状態になりがちになります。
脂性肌を改善したいと思っているのに、自分からそうした脂性肌が全開に表れている状態を作り出して、気持ちが良いわけがありません。
だから、しっとりタイプの化粧水はあまり気持ちよく使えないことが多いのです。
気持ちよく使えないとストレスになる
気持ちよく使えないということは、それがストレスになるということになります。
ストレスとまではいかないまでも、半信半疑になる可能性はかなり高いと言えるでしょう。
そうして半信半疑になってしまったら、あまり効果も出なくなるでしょう。
そういうこともあるので、脂性肌の人にはさっぱりタイプの化粧水の方が合っていると言えるのです。
季節によって変えるのはアリ
脂性肌の人にはさっぱりタイプが合っているとはいっても、いつもそうだというわけではありません。
たとえば、基本的にすべての人が乾燥しがちな冬の季節。
そんな冬の季節にさっぱりタイプの化粧水を使っていると、肌がひりひりするように感じる事もあります。
もしそうして肌がひりひりするように感じてしまったら、やはりその時には気持ちよく使えているとは言えない状況になります。
だから、脂性肌の人であっても、冬にはしっとりタイプの化粧水の方が合っていることがあります。
肌の状態は季節によって変わってくるわけですから、それに合わせて使う化粧水、合う化粧水が変わるというのも当然のことなのです。
一つの物を長く使う必要はない
たまに、化粧水などの化粧品は、一つのものを長く使っていた方が刺激が少なくて良いと言われることがあります。
確かにそういうこともあるかもしれませんが、化粧品を変えることによってうける刺激よりも、季節感の変化、肌質の変化によってうける刺激の方がよほど大きいでしょう。
だから、一つの物を長く使うことは、かえってよくない結果を生むことの方が多いと言えます。
肌というのは、簡単に質感が変化してしまうものなのだということをしっかりと知っておいてください。
さっぱりの方がたくさんつけやすいから良い
脂性肌の人にはしっとりタイプの化粧水よりもさっぱりタイプの化粧水の方が合っている理由として、さっぱりタイプの化粧水の方がたくさんつけやすいということも挙げられます。
しっとりタイプの化粧水は、肌の上でべたつきますから、あまりたくさんつけたくないと感じる人も多いでしょう。
しかし、さっぱりタイプであろうとしっとりタイプであろうと、基本的には化粧水というのはたくさんつけないとなりません。
たくさんつけて少しでも奥深くまで浸透させて、その上からオイルなどで蓋をしていくというのがスキンケアの基本になります。
なので、最初につける化粧水の量が足りなくなるというのはすごく問題があるのです。
しっとりタイプは、だからあまりおすすめできないのです。
さっぱりタイプなら自然とたくさんつけがち
これがさっぱりタイプだったらどうでしょうか?
もしさっぱりタイプの化粧水を使っていたら、自然とたくさんつけがちになると言えるでしょう。
さっぱりタイプの化粧水は、普通の水のような質感であることも多いですから、たくさんつけないと浸透しないのではないかと感じるはずです。
だから自然とたくさん付けがちになるのです。
もちろん普通の水のような質感なのですから、たくさんつけることによって不快感が生じるということもありません。
たとえばお風呂に入る時にシャワーを浴びると、水がたくさん顔につくことになるでしょう。
そうしてお風呂で水がたくさん顔についた時、それによって不快感を感じるという人がいるでしょうか?
それはまずいないはずです。
むしろたくさんの水分を顔につけることによって、気持ちよさを感じる人の方が多いのではないでしょうか?
自然とたくさん付けがちになって、たくさんつけても全く不快感を感じないのですから、やはり脂性肌の人に合っているのはしっとりタイプの化粧水よりもさっぱりタイプの化粧水だと言えるでしょう。
もちろんどうしてもしっとりタイプの化粧水が良いというのであれば、それをたくさんつけるように心がけて使用していけば良いですが、もしそうではなく迷っているのであれば、さっぱりタイプの化粧水を使っていった方が間違いはないと言えるでしょう。
まとめ
脂性肌の人には、しっとりタイプの化粧水よりもさっぱりタイプの化粧水の方が良いと言えます。
季節や肌質の変化を感じて適度に変えていく必要はありますが、基本的にはさっぱりタイプの化粧水を選んでいくと良いでしょう。
脂性肌用の化粧水を選んでいけばそうしたさっぱりタイプのモノにあたりやすいので、そういう選び方をするのもありでしょう。