どっちが優れてるの? ホホバオイルVSアルガンオイル
肌に使うオイルとしては、ホホバオイルとアルガンオイルがすごく人気になっています。
でもそうして人気のオイルがいくつかあると、どちらを使う迷うものです。
実際問題、ホホバオイルとアルガンオイルのどちらを使うのが効果的だと言えるのでしょうか?
ここではそんなホホバオイルとアルガンオイルをくらべて、どちらが良いか見てみます。
ホホバオイルはニキビ肌にも使える
ホホバオイルとアルガンオイルの大きな違いとして、オレイン酸の割合があります。
ホホバオイルの場合は、オレイン酸はだいたい10パーセント前後しか含まれていませんが、アルガンオイルの場合はそれが45パーセントとか50パーセント近く含まれています。
そんなオレイン酸というのは、ニキビ肌とは相性が悪いことがあるのです。
よく、ニキビの原因は乾燥だとか言われることがあります。
だから、オイルを使えば治るのではないかと考えてオイルを使う人がいますが、アルガンオイルのようなオレイン酸を多く含んだオイルの場合、それで肌があれてしまう可能性も高いと言えるのです。
ホホバオイルの場合は、そんなオレイン酸が少ないので、たとえニキビがある肌であってもソレを使ったせいで肌が荒れるということは考えづらいです。
もちろん中にはホホバオイルが肌に合わないという方もいるでしょうから、そういう方は結果的に荒れてしまうかもしれませんが、成分的にはホホバオイルの方が荒れづらいと言えるでしょう。
殺菌効果もニキビに良い
ホホバオイルには高い殺菌効果もあるという特徴があります。
高い殺菌効果があるものはニキビにも良い影響を与えるでしょう。
よくニキビ用の洗顔や薬などでは、殺菌力をアピールしています。
それくらいに、ニキビにおいて殺菌というのは大切だということになるでしょう。
当然、よく言われるように乾燥というのもニキビの原因となりますが、ホホバオイルはアルガンオイル同様に高い保湿力があるので、乾燥を防ぐ力も十分です。
だから、ニキビがひどくなる要因が無いと言えるのです。
むしろ、ニキビにとっては良い事の方が多いのではないでしょうか?
アルガンオイルとホホバオイルには、まずそうした差があります。
ホホバオイルの方が軽い質感
ホホバオイルとアルガンオイルの違いとして、その質感の違いも挙げられます。
ホホバオイルとアルガンオイルでは、質感がまったく違うと言えます。
アルガンオイルは、オイル然としたぬるっとした質感になりますが、ホホバオイルの場合はもう少し軽めの質感になるのです。
だから、ホホバオイルの方がつけていて不快な感じや嫌な感じを覚えない可能性は高いです。
もちろんそもそもオイルに抵抗がない人であれば、アルガンオイルのオイル然とした質感であっても不快にならない可能性は高いですが、オイルをつけたことがないという方は、オイル然とした質感は不快に感じてしまう可能性もあります。
そういう付け心地的な意味でも、オイル初心者にはホホバオイルの方がおすすめです。
質感が軽いことにはメリットがある
そして質感が軽い事にはメリットがあります。
ただ初心者でも不快な気持ちがしないというだけのことではないのです。
そのメリットが、化粧前にもつけやすいという事です。
化粧前にどろっとしたオイルをつけると、どうしてもそのオイルが邪魔で化粧も上手くのらなくなるでしょう。
でも、やや水っぽい質感の物であれば、直ぐにそれも乾くので、しっかりと化粧をすることができます。
それはつまり、朝の忙しい時間でも問題なくオイルをつけることが出来るという事です。
朝だって当然保湿はしないとならないのでオイルはつけるべきです。
その際にはホホバオイルの軽い質感は、大きなメリットとなるでしょう。
ホホバオイルはバリア、アルガンオイルは浸透
ホホバオイルとアルガンオイルの違いは、その効果にもあります。
どちらも高い保湿力を持つものなのですが、そもそもの効き方が違うのです。
ホホバオイルは、どちらかというと、肌にバリアをはって、水分を閉じ込めるような形で保湿をしていきます。
対してアルガンオイルは、肌に浸透する形で肌を保湿していきます。
そういう違いがあります。
使うタイミングも違うと言える
そうした肌への利き方を考慮すると、ホホバオイルとアルガンオイルでは使うタイミングも違うと言えるでしょう。
ホホバオイルの場合は、化粧水をつけた後に使わないとなりません。
肌にバリアを張るのですから、先にホホバオイルをつけていると、そのホホバオイルのバリアによって化粧水の成分までもが弾かれてしまう可能性が高くなるのです。
だから、先に化粧水をつけてからつけるのがホホバオイルの付け方になります。
しかしアルガンオイルは、それを先につけても問題ありません。
もちろん後からつけても問題ありませんが、先につけると、それが浸透していくタイミングで化粧水の成分も一緒に肌に吸収させてくれるでしょう。
だから、先につける方が良いです。
先につけるのでも後につけるのでもどちらでも、そのオイルにあった付け方をしていれば、効果の程は問題ありませんが、こういう付け方の違いがあるというのは覚えておいた方が良いでしょう。
ホホバオイルはクレンジングとして使える
ホホバオイルはクレンジングとしても評判が良いです。
肌に最も近いと言われているものなので、あまり肌に負担をかけずに汚れを落としていくこともできますし、保湿力も高いので乾燥を引き起こさせませんし、クレンジングとして評価が高いのもうなづける話です。
たいしてアルガンオイルはどうでしょうか?
アルガンオイルは実はクレンジングとして使うことはできません。
もちろん無理矢理クレンジングとしてソレを使う事も可能なことは可能です。
でも、あまりいいことはないと言えるでしょう。
汚れも浸透させてしまう
でも、何故アルガンオイルはクレンジングとしてはいまいちだと言えるのでしょうか?
それは、アルガンオイルの特性によるものです。
アルガンオイルとホホバオイルの保湿効果の違いの所で、ホホバオイルはバリアをつくるけど、アルガンオイルは浸透させると紹介してきました。
それが、問題なのです。
アルガンオイルは浸透力が高いのです。
浸透力が高いということは、オイルの力で溶かしたその化粧の汚れなども、アルガンオイルの成分と一緒に肌に浸透させてしまう恐れが生じてくるのです。
もしそこでそうした汚れまでも一緒に肌に浸透させてしまったら、それは間違いなく肌にとっての不要物であり異物となるので、肌荒れがおこってしまうでしょう。
だから、アルガンオイルをクレンジングとして使うことは良くないと言えるのです。
使い勝手でみるとホホバオイルの勝ち
アルガンオイルもホホバオイルも、似たような使い勝手の物ではありますが、クレンジングとして使えるのはホホバオイルだけになります。
ということは当然、そこで二つの使い勝手には差がついたと言えます。
使い勝手が全てではありませんが、使い勝手は多い方が良いことは間違いないでしょう。
まとめ
ホホバオイルもアルガンオイルも、それぞれに良いところがあることは間違いありません。
ただ、ややホホバオイルの方がそうしたメリットが目立つように思えます。
だから、もしこれからオイルを使うのであれば、アルガンオイルを使うのではなく、ホホバオイルを使うことがおすすめです。
まずはそこからはじめてみてはいかがでしょうか?