上手く使えば本当に効果的にヘアケアが出来るヘアオイル、気をつけたいことは?

ヘアオイル

日本でのヘアオイルの走りと言えば、勿論椿油でしょう。

世代によっては、お母さんやおばあさんが洗髪後に使っているのを覚えている方もいらっしゃるでしょう。

独特の匂いが、ああ大人の匂いだなと感じた方も少なくないでしょう。

では現在ではと言うと、ヘアケア製品の棚には多くのヘアオイルが並ぶようになりました。

さてこれらヘアオイルを上手く利用するために、ちょっとだけ気を使ってみましょう。



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昭和のヘアオイル椿油での筆者の思い出

椿油は多くの女性に昔から使われてきたヘアオイルです。

髪の毛に手入れに欠かせなく、しかも昔は髪の毛の長い女性が多かったので、枝毛対策には必要不可欠の油でした。

今に比べればストレスや空気の汚れも少なく、その分髪の毛の傷みも少なかったでしょうが、しかしロングヘアにはお手入れが重要なものです。

ですから、特に髪の長い女性は、椿油を洗髪後に使用していたものです。

私の場合今でも覚えていますが、祖母が昼間に洗髪後に縁側で、手ぬぐいで髪を拭いながら椿油をつけていたものです。

日の当たる縁側で、椿油の匂いが漂ってくると、おばあちゃんの匂いだなと感じたものです。

元々頭部の毛穴からは皮脂が分泌されますので、普通の状態ならば特に油の補給は必要ないはずです。

針仕事をする時に、針の滑りを良くするために、髪の毛に針をくぐらせていた祖母の姿も、記憶にあります。

しかし長い髪の毛では、特別な補給が必要だと当時の人も解っていたのでしょうね。



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現在では外部からの補給は大事になりました

さて昔と違ってストレス社会と呼ばれて長くなりました昨今、髪や肌は放っておけば傷む一方です。

やはりここは、特別なケアが必要となってきます。

勿論コンディショナーやトリートメントなど、シャンプー時に使用する品も、皆さん厳選して選んでいらっしゃるでしょう。

刺激が少なく、それでいて汚れは綺麗に落として、でも必要以上に脂分は失わないように気を使っていらっしゃいますね。

とは言え、頭皮の汚れを落とそうとすれば、どうしても髪の毛の脂分も失われてしまいます。

だからと言って逆を重要視すれば、今度は汚れが落ちきれないと言う、思考のスパイラルにはまってしまうわけです。

それを解決するためにも、ちょっとひと工夫してヘアオイルに活躍してもらいましょう。

シャンプーで汚れを流してその後ヘアオイルと言う役割分担

元々洗髪、と言うくらいですからシャンプーの基本は汚れを落とすことにあります。

ですから、シャンプーには、そちらをしっかりと受け持ってもらうことにしましょう。

シャンプーで汚れを落とし、ベーシックなケアとしてコンディショナーなど使用した後に、ヘアオイルで最終的な仕上げとなさるのは如何でしょう。

しっかりと洗髪して、毛穴などもすっきりした後に、髪の毛には潤いと脂分を与えて元気にして上げるために、ヘアオイルを利用するわけです。

これなら汚れ落としと髪の毛のケアが、両方できることになります。

シャンプー後のリラックスタイムに、ヘアオイルで髪もリラックスさせて元気にさせることが出来ると言うことです。

ヘアオイルはただ単に油分を与えるだけではありません

ヘアオイルと言うからには、勿論脂分を与えて髪の毛をしなやかに綺麗に見せてくれるのは当たり前です。

しかし、ヘアオイルの役目はそれだけではありません。

髪の毛が痛みやすい現代、それを回避してくれる役割を多く担ってくれるのです。

摩擦での髪の毛の傷みを軽減してくれる

髪の毛のお手入れと言うのは、意外と摩擦を伴うものです。

ブラッシングは勿論、頭皮のマッサージでも摩擦は避けられません。

ヘアオイルを使用することで、摩擦が少なくなりますので、摩擦による髪の毛のダメージを防ぐことが出来ます。

所謂、髪の毛への指通りが良くなる、と言う事ですね。

ドライヤーの熱からの傷みを軽減してくれる

濡れたままの髪の毛を放置するのは、髪にとっても身体にもよくありません。

出来るだけ早く乾かすために、ドライヤーの使用となるわけです。

しかしドライヤーの熱が髪の毛の傷みを引き起こすことは、どなたでもご存知でしょう。

ヘアオイルを使用することで、髪の毛にオイルがコーティングされて、熱から潤いを守ってくれる効果が期待できます。

空気の乾燥からの髪の毛の傷みを軽減してくれる

冬など特に、エアコンも加わって乾燥がひどくなりますと、静電気が起きるのは止められません。

この静電気が髪の毛の傷みの原因の一つになることは、知らない人はまずいないでしょう。

ここでもヘアオイルを使用することで、静電気を防いで髪をしなやかに保つことが出来るわけです。

ヘアオイルを上手く使う方法は?

でもヘアオイルを使用すると髪の毛がベタベタして、しかも汚れが早くつく。

そんな声もよく耳にします。

しかしこれはつけ方や量に注意することで、簡単に回避できるのです。

ヘアオイルの量はどのくらいが適量?

個人差もあるので、これが完全な適量と断言はできませんが、目安としてご利用ください。

ショートならば1・2滴でセミロングなら2・3滴、ロングヘアならば3・4滴と言ったところです。

しかし髪の量や細さなどでも違ってきますので、使用しつつご自分に合った分量を探してみてください。

特にロングの方の場合、ひと言でロングと言っても長さの違いはかなり大きいので、腰の辺りまでの長さの方はそれなりの量が必要になります。

使用法としては、手の平にヘアオイルを乗せたら、両方の手に伸ばしてから髪に馴染ませます。

その後に手の平にヘアオイルが残っているようなら、ちょっと多すぎだと考えてよろしいでしょう。

ヘアオイルをつける場所はどの辺りに?

髪の毛はどうしても、先端に行くにしたがって栄養分が届きにくくなります。

荒れたり枝毛になったりしているのは、先端部と言う事ですね。

そのためヘアオイルも、毛先から髪の毛全体に伸ばすようにつけるのがおすすめです。

この時出来るだけ、髪の毛の内側から馴染ませていくとよろしいでしょう。

内部にしみ込むように浸透させるように、優しく馴染ませていきます。

最後に髪の表面に、手の平に残ったヘアオイルを伸ばして終了です。

頭皮が乾燥していると言う方は、頭皮に塗るのも一つの手ですが、頭皮についたヘアオイルは付け過ぎには注意が必要です。

下手をすると数日間落ちないこともありますので、くれぐれも量にはご注意ください。

ヘアオイルをつけるタイミングは?

シャンプー後のキューティクルが開いている時、まだ髪の毛が乾ききらない時点の使用がおすすめです。

コンディショナーなどが与えてくれた潤いを、ヘアオイルが内部に閉じ込めてくれるのです。

それに加えて、その後のブラッシングやドライヤーでのダメージを回避できますので、二重に効果的です。

昔の人の場合こういった知識は無かったはずですが、多分本能的に一番いいタイミングで使用していたのでしょうね。

また朝などのスタイリングの前にヘアオイルを使用するのも、その後の髪の毛のまとまりが良くなりますので、勿論有用です。

ただしこの場合は夜の洗髪後以上に、使用する量に気を使ってください。

多く使用すると、それこそべたべたした髪の毛での外出になってしまいますので、要注意と言う事ですね。

まとめ

一歩間違えるとベタベタして、逆に髪の毛が汚れてしまうように思えるヘアオイルですが、上手く使えば髪のケアには大きく貢献してくれます。

大事なのは使用する分量と、使用するタイミングです。

ご自分に適した分量をしっかりと把握して、しなやかで美しい髪の維持のためにも、上手にヘアオイルを利用してください。

見違えるように髪の毛が変化するかもしれませんね。






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