美顔器のやり過ぎは逆効果かも?美顔器の使用頻度と上手な使い方とは?
洗顔や保湿などシンプルなお手入れは美しい肌をキープするための基本となりますが、美顔器は自分では行き届かない部分にアプローチしてスキンケアをサポートする働きが期待できます。
便利な機能をいくつも備えた美顔器が豊富にありますが、美顔器のやり過ぎはお肌にとってマイナスの影響を与えてしまうことがあります。
ここでは、美顔器の使用頻度と上手な使い方をご紹介したいと思います。
美顔器の使用頻度はどのくらいなのか教えて!
美顔器を使用した後のいつもとは違うお肌の状態に感動される方が多いかもしれません。
美顔器はいつもの洗顔では落としきれない目に見えない小さな汚れを取り去ったり、角質層に保湿成分を浸透させるサポートをしてくれたりと、便利な機能によって理想的な肌を目指すことができます。
しかし、それそれの美顔器に備わっている便利な機能の中には、電気の力や高周波の力を利用することでお肌に働きかけるものがあるので使用頻度が決まっています。
美顔器によって使用頻度に違いがありますが週1~2回の使用が目安となっています。
お肌は肌周期に沿って古い細胞と新しい細胞が入れ替わっていますが、自然な肌のリズムを乱さないようにしながら適度に美顔器を使用することが大切です。
美顔器のケアをやり過ぎるとどうなるの?
ピーリングのやり過ぎで角質層がダメージを受ける
美顔器の中には手軽にピーリングケアが実践できるものがあります。
水の力を利用することで古い角質や毛穴の奥の汚れにアプローチする機能が備わっているものがありますが、薬品などを使用するピーリングと比較すると肌に優しく働きかけることで知られています。
しかし、美顔器は集中的に角質や毛穴の奥に働きかけるため、ケアをやり過ぎると角質層がダメージを受けて肌のバリア機能が低下してしまうことがあります。
角質層は水分と油分のバランスを保つことで外部の刺激からお肌を守っていますが、必要な角質まで落とし過ぎると肌が乾燥して敏感になってしまうことがあります。
過剰なサポートで肌の働きが低下する可能性がある
美顔器のイオン導出機能は電気の力を使って目に見えない汚れを吸引するので、透明感のあるクリアな素肌を目指すことができます。
また、イオン導入機能は電機の力を使って化粧水などに含まれている保湿成分を角質層に浸透させるサポートをしてくれるので、しっとりとした肌をキープするのに役立ちます。
しかし、これらの機能を頻繁に使用していると肌がその状態に慣れてしまい、自ら水分を吸収しようとする働きや、ターンオーバーを活発化することで自ら汚れを押し上げようとする働きが低下してしまう可能性があります。
独自の刺激によって皮膚に負担がかかることがある
美顔器には最新の技術が搭載されておりテクノロジーの力を使うことによって、肌の内部に働きかけるものがあります。
高周波機能は肌に熱を加えることで肌細胞に働きかけますが、やり過ぎるとかえって肌に負担を与えてしまいます。
また、EMS機能は電気的な刺激で筋肉に働きかけるので、やり過ぎると肌に熱が加わることで負担がかかるのはもちろんのこと筋肉の痛みの原因となることがあります。
力を加え過ぎることで肌のたるみの原因となる
美顔器の中にはローラータイプで肌に適度に刺激を与えながらマッサージする機能によって、肌の引き締めケアに役立つものがあります。
しかし、ローラーを使用する時に必要以上に力を加えた状態で頻繁に使用すると、かえって肌のたるみの原因となってしまうことがあります。
肌に備わっている力をサポートすることが大切
肌に備わっている働きの中でも、ターンオーバー機能は美しい肌を保つための大切な役割を担っています。
ターンオーバーを通して一定のリズムで古い角質が外に押し出され、垢となって剥がれ落ちることで、肌内部で生成されるメラニン色素も外に排出されて透明感のある肌を維持できるのです。
また、古い角質が外に排出されることで新しい皮膚と入れ替わり、化粧水や美容液の成分が角質層に浸透しやすくなるので潤いやハリのある肌を目指すことができます。
こうした肌機能は加齢と共に低下すると言われていますが、全身の血行を促すことで代謝機能をサポートする対策がとれます。
美顔器を使用して部分的なサポートをすることも大切ですが、身体に備わっている力を活性化させるために栄養バランスに気を配ったり、運動を取り入れたりするなどの対策をとることが大切です。
美顔器の上手な使い方を教えて!
使用頻度や使用時間を守って正しく使用する
美顔器には取り扱い説明書が付いていますが、シンプルな構造となっている美顔器を購入した方の中には説明書に目を通さずに感覚的に使用している方がいるかもしれません。
また、初めて美顔器を使用される方の中には、美しい肌に近づくために美顔器の使用頻度を確認せずに毎日使用している方もいるかもしれません。
美顔器のやり過ぎは肌にダメージを与えてしまうことがあるので、まずは、使用頻度や使用時間をきちんと守った上で正しく使用することをおすすめします。
美顔器を使用した日に印をつけておく
美顔器の使用頻度を守りながら正しい使い方をしよう思っても、忙しい毎日を過ごしていると前回美顔器のお手入れをした日がいつなのか分からなくなってしまうことがあります。
そんな時、カレンダーや手帳などの美顔器を使用した日に印をつけておくと目で見て確認しやすいでしょう。
美顔器のやり過ぎを防ぐ対策がとれるので、美顔器を通してお肌を効率良くサポートすることができます。
また、スマートフォンのカレンダー機能を使って美顔器でのお手入れの予定を入れておけば、設定によってアラート機能を活用することができます。
定期的なお手入れのリズムが形成されることによって、美顔器のやり過ぎを防ぐ対策がとれるのでおすすめです。
お肌のコンデションが気になる時に使用する
美顔器は頻繁に使用することがかえって肌トラブルの原因となることがあるので定期的に使用するのではなく、思い切ってお肌のコンデションが気になる時のみ使用すると良いでしょう。
たとえば、お肌の乾燥が気になる時だけ保湿をサポートする機能を使うようにしたり、お肌のたるみが気になったりする時だけマッサージをするなどサポートが必要な時だけ使用することで、美顔器のやり過ぎを防ぐことができます。
お肌の乾燥が気になる時は肌に優しく働きかけるミストケアなど、できるだけ肌に負担がかからないお手入れがおすすめです。
お肌の状態が悪い時には美顔器をお休みする
お肌のコンデションが気になる場合でも、肌が深刻な状態になっている時には美顔器の使用が症状の悪化を招くことがあるので注意が必要です。
肌が乾燥し過ぎて皮が剥けている、ニキビが赤く炎症を起こしているなど、肌が通常の状態でない時は美顔器でのケアはやめた方が良いでしょう。
また、目に見えて炎症を起こしていなくても、肌がヒリヒリするなどの感覚的な違和感を覚える時も美顔器のケアはお休みします。
肌の状態が気になる時は、速やかに皮膚科を受診して肌トラブルについて医師に相談するようにしましょう。
まとめ
便利な機能を備えた美顔器は女性のスキンケアをサポートしてくれる心強いアイテムですが、使い方を誤ると思わぬ肌トラブルの原因となることがあります。
美顔器の機能や特徴をよく把握した上で、使用頻度や使用時間を守りながら適切なケアをすることが、美顔器を使ったケアの働きをより高めるための秘訣です。
適切な頻度で美顔器を使いながら定期的なお手入れを継続することで、理想的な素肌を目指すことができるでしょう。