べたつきが気になる時におすすめ！皮脂トラブルのある人は、サッパリタイプのオールインワンゲルにトライしよう
オールインワンゲルと言えば、ひと塗りでスキンケアに必要な全てのステップを終わらせてくれる便利なアイテムです。
しかし、ジェルタイプなので保湿効果が高く、時にはその保湿力の高さに「べたつき」を感じてしまうことがあります。
脂性肌の人はこの「べたつき」が気になるのではないでしょうか。
そこでここでは脂性肌におすすめの、さっぱりした使用感のオールインワンゲルをご紹介します。
目次
皮脂の役割ってなに？
脂性肌とは、皮脂腺から分泌される皮脂量が、通常の人よりも多いタイプのお肌です。
といっても皮脂分泌が悪いわけではありません。
皮脂は表皮に伸び広がり、肌全体を皮脂膜で覆ってくれます。
この皮脂膜が肌のバリアとなって働いてくれるのです。
皮脂膜がしっかりしていればお肌外部からのウイルスや雑菌の侵入を防ぐ効果が高まります。
また、肌内部から水分が抜けだそうとしても、皮脂膜のバリアがしっかりしてれば水分が逃げ出すこともありません。
このように、皮脂は健康で美しい肌を保つために必要な成分なのです。
皮脂が多いとどんなトラブルがある？
健やかなお肌を保つために重要な役割を果たす皮脂ですが、皮脂の分泌量が多いことを喜ぶ人はあまりいません。
それは、肌を守ってくれるはずの皮脂が、さまざまなトラブルの原因にもなるからです。
皮脂によって引き起こされるトラブルにはどんなものがあるのでしょうか。
毛穴が詰まる
皮脂トラブルの多くは、毛穴に関係するものです。
皮脂分泌量が多いと、皮脂がメイク汚れや古い角質などとまじりあい、毛穴を塞いでしまうことがあります。
毛穴につまった皮脂が酸化して黒ずみ、毛穴が黒く見えたり、毛穴を押し広げて毛穴が大きく目立ったりするようになります。
こうなるとメイクの最、どんなにファンデ―ションを塗ってもうまく隠すことができず、仕上りが悪くなります。
さらに毛穴にファンデ―ションが入り込み、「毛穴落ち」しやすくなります。
ニキビや吹き出物の原因となる
毛穴につまった皮脂は、メイク汚れや古い角質とまじりあい、「角栓」と呼ばれるものになります。
この角栓がつまった毛穴に常在菌である「アクネ菌」がつき、繁殖すると「ニキビ」や「吹き出物」と呼ばれる状態になります。
アクネ菌は本来お肌にとって悪いものを食べてくれる良い菌ですが、肌トラブルを引き起こすのは「悪玉アクネ菌」です。
悪玉アクネ菌は皮脂が大好物。
さらに、空気がなく、暗い場所を好むため、毛穴の中は最適の場所と言えます。
悪玉アクネ菌が角栓を食べ、繁殖する際に出す物質が肌に炎症を起こし、ニキビとなってしまいます。
皮脂分泌が多くなってしまうのはなぜ？
お肌にとって必要であるけれど、多量に分泌されるとトラブルを引き起こす「皮脂」。
分泌量が適量なら、お肌にとって問題にはなりません。
テカリや毛穴おちを引き起こす皮脂の過剰分泌はどうして起こるのでしょうか。
ホルモン分泌によるもの
皮脂の分泌に大きく関わっているのがホルモンです。
ティーンの間は成長ホルモンの分泌に刺激され、皮脂腺から多量の皮脂が分泌されます。
この年代が一番ニキビになりやすいのですが、女性の場合、皮脂量の分泌を増加させるホルモンは30代～４０代に、もう一度ピークを迎えます。
そのため、30代～40代の女性も皮脂分泌トラブルを起こしやすくなっています。
この年代を過ぎると徐々に皮脂の分泌量は減少してしまいます。
生活習慣の乱れ
ティーンでも、ホルモン分泌の多い年代でもないのに皮脂分泌が多いという人は、自分の生活習慣を見直してみるのがおすすめです。
特に重要なのは「食生活」です。
毎日「脂質」を取りすぎていないかチェックしてみましょう。
特に「飽和脂肪酸」を多く含む食品をとると、脂性肌になりやすくなります。
肉ばかり食べている人は、野菜や魚を多くとるように心がけましょう。
また、睡眠やストレスもホルモンの分泌に大きく関わっています。
睡眠不足が続いていたり、ストレスを感じて過ごしていたりする人は、ホルモンバランスの崩れが起きている可能性があります。
なるべくしっかり休養を取り、ストレスをためない生活を心がけることが重要です。
忙しい時も、オールインワンゲルならしっかりスキンケア
皮脂分泌が多い人は、顔になにかつけるとべたつきを感じてしまいます。
そのため、洗顔はしっかりするけれど、その後のスキンケアはおざなりになってしまう傾向があります。
しかし、脂性肌を改善するためにも、丁寧なスキンケアは必須です。
洗顔後はきちんと化粧水で肌を潤し、乳液や保湿クリームでしっかりと水分を肌に閉じ込めましょう。
忙しくて時間がない、丁寧なスキンケアは面倒に感じてしまう人は、オールインワンゲル」がおすすめです。
オールインワンゲルなら洗顔後ワンステップだけで全てのスキンケアを終わらせることができます。
ゲル状なので肌への馴染みがよく、乾燥しにくいのが特徴です。
しかし、脂性肌の人はオールインワンゲルのしっかりしたテクスチャーが苦手に感じる人もいるでしょう。
そこで、脂性肌の人におすすめのべたつきのない、さっぱりしたオールインワンゲルをご紹介します。
脂性肌の人が選ぶべきオールインワンゲルとは？
オールインワンゲルにもいろいろなタイプがあります。
ひと塗りで全てのスキンケアを終わらせてくれるという点は同じですが、使用されている成分によってテクスチャーや肌への効果は異なります。
皮脂分泌が気になる脂性肌タイプの人は、まずテクスチャーがしっかりしすぎていないものがおすすめです。
さらっと肌に馴染み、軽めのテクスチャーのオールインワンゲルなら不快感がありません。
また、保湿効果よりも「美白効果」や「皮脂抑制効果」を重視したタイプのオールインワンゲルがぴったりです。
美白効果が高いオールインワンゲルにはビタミンCなどが配合されているものが多く、ニキビトラブルにも有効です。
スキンコンディショニングジェル（ハトムギ保湿ジェル）ナチュリエ
こちらは使用感が軽く、肌へのべたつきを感じないオールインワンゲルです。
保湿効果の高いオールインワンゲルは、肌に膜を張ったような重さがありますが、「スキンコンディショニングジェル」は、肌に乗せると素早く肌に浸透します。
オイルの力ではなく、水分の力で潤してくれるので、べたつき感がありません。
しっかり潤うのにさらっとしたお肌にしてくれるので、メイク前の肌コンディションを整えるのにおすすめです。
極潤 美白パーフェクトゲル ロート製薬
美白有効成分として有名な「トラネキサム酸」を配合したオールインワンゲルです。
トラネキサム酸には「抗炎症作用」があるので、皮脂の過剰分泌によるニキビや吹き出物に悩んでいる人にもおすすめです。
ビタミンC誘導体、ビタミンEが素早く浸透してお肌を保湿しながら、抗酸化作用を発揮します。
また、潤いを閉じ込めるために「ヒアルロン酸」を２種類配合しています。
１種類は「ナノ化」しているので、角質層の奥にまでしっかりと潤いを届けることができます。
使い続けるうちに透明感のあふれる美肌に近づきます。
まとめ
脂性肌の人は、皮脂の分泌が多く、べたつきが気になります。
スキンケアは、サッパリタイプのオールインワンゲルなら不快感がありません。
しっかり肌を保湿しつつも、軽い使い心地なので飽きずに使い続けることができます。
脂性肌でも「保湿」は重要です。
皮脂分泌が多くても肌の水分量が少なくなれば「乾燥肌」になります。
「インナードライ」な肌にならないよう、しっかりオールインワンゲルでスキンケアをしましょう。