保存性と安全性が高く、肌を美しくするホホバオイルの基礎知識
美容効果の高いオイルとして「ホホバオイル」は注目されています。
そのホホバオイルは、保湿効果や美肌効果、髪の毛や頭皮をケアする効果などがあります。
そして、ホホバオイルの主な成分である「ワックスエステル」は、人間の皮脂成分と似ているため、人間の肌に合うオイルとなっています。
そのため、ホホバオイルは肌に浸透しやすく馴染みやすいオイルです。
ここでは、そんな素敵なオイルであるホホバオイルの種類や成分や値段の違いなどを紹介していきます。
ホホバオイルの色について
ホホバオイルを購入しようと思った方や、購入した方はご存知のことだと思いますが、ホホバオイルには黄金色のものと無色透明のものがあります。
そのため、初めてホホバオイルを購入しようとする方は、どちらを購入するのか迷われることでしょう。
そのようなことにならないように、無色透明のものと黄金色のものの違いについて紹介していきます。
無色透明のホホバオイル
値段の違いを言うと、一般的には無色透明のホホバオイルの方が値段は安くなっています。
そして、色が違う理由は作り方の違いになります。
無色透明のホホバオイルは精製されているので、そのような色になります。
精製とは、混じり物を除いて、純良なものを作り上げることを言います。
その作り方をもっと詳しく説明すると、ホホバオイルを熱くし、強くおしつけ搾り出して作ります。
その結果、精製されている無色透明のホホバオイルは熱により栄養成分が壊されてしまいます。
そのようなことから、無色透明なホホバオイルは黄金色のホホバオイルよりも栄養成分が少なくなっています。
しかし、無色透明なホホバオイルは精製により不純物を取り除いているため、安全性が高くなっています。
その点が、無色透明のホホバオイルの特徴になります。
そのため、安全性を重視したい方は、無色透明のホホバオイルを選ぶと良いでしょう。
黄金色のホホバオイル
黄金色のホホバオイルは精製されていないので、ホホバそのままの栄養素が含まれています。
しかし、精製されていないことから不純物が入っている可能性があります。
ですが、基本ホホバオイルは低刺激で安全性の高いオイルとなっているので、肌のトラブルが起こることはほとんどないと言っても良いでしょう。
以上のように、同じホホバオイルなのに色が違う理由は、精製されているかいないかの違いになります。
その作り方の違いによって、含まれる栄養素や安全性が変わってきますので、自分の好みの方を選ぶと良いでしょう。
ホホバオイルの成分
ホホバオイルには、美容効果を高める成分が色々含まれています。
その成分の一つであるワックスエステルは、ホホバオイルの9割を占めています。
この成分は皮脂に似たような成分となっているので、肌に馴染みやすくなっています。
そして、ホホバオイルの残り1割の成分は、ビタミンA・ビタミンE・カロチノイド・ステアリン酸・アラキン酸・パルミチン酸・オレイン酸・リノレン酸・ベヘン酸・エイコセン酸・エルカ酸などになります。
これらの成分は、先程説明した精製により含まれる量が変わってきます。
そして、ホホバオイルの主成分であるワックスエステルは、肌のバイア機能を高めたり、シミやシワの予防などの美肌効果があります。
そのワックスエステルがホホバに多く含まれている理由は、砂漠の環境が影響して育つことだといわれています。
ホホバオイルの値段の違い
ホホバオイルには、商品によって大きく値段が変わってきます。
安いホホバオイルだと1000円あれば購入することができますが、高い物だと入っている量が少なくても3000円以上します。
それでは、なぜそのような違いが生まれるのでしょうか。
当初ホホバオイルは自然に生えているホホバから作られていました。
しかし、需要が多くなってきたことにより、人間の手によってホホバを多く育て、ホホバオイルを作るようになってきました。
一気にたくさんのホホバを育て、機械などにより多く収穫するので、そのようにして作られたホホバオイルは安く販売できます。
しかし、安いホホバオイルの中には、質が悪い物がある可能性があるので注意が必要です。
そのため、信頼できる商品を購入したほうが安全でしょう。
そして、値段が高いホホバオイルは労力と時間がかかっています。
労力をかけて丁寧に作られているため、値段が高くなります。
しかし同じホホバオイルでも、高価な物は様々なコストがかかることにより、値段が高くなっていることもあります。
値段が高いからといって、良い物だとは決して言うことはできないので、メーカーや製造方法などを確認すると良いでしょう。
ホホバオイルの保存期間と保存方法
ホホバオイルは長期保存が可能といわれています。
そして、ホホバオイルを長く持たせるためには、保存場所も大事になってきます。
ホホバオイルの保存期間
ホホバオイルは長い期間保存することができますが、食べ物の賞味期限と同じようにホホバオイルにも使用期限があります。
そのホホバオイルは品質実験でも優秀な結果を出しており、保存性の高いことは実証されています。
そのため、ホホバオイルは開封しない限り、いつまでも保存することが可能だといわれています。
しかし、それは開封しない場合なので、ホホバオイルを開封してしまうと、いつまでも保存することはできません。
開封すると、外の菌などの影響を受けてしまいます。
そのため、ホホバオイルを開封したら1年以内に使い切ることをおすすめします。
その期間内でしたら、ホホバオイルの質が劣化することなく使用することができます。
もし、1年以内に使い切れなかった場合は、ホホバオイルの質が悪くなることにより、肌に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。
そのため、見えにくい腕の内側などに塗ってみて、試してみると良いでしょう。
しかし、開封から1年以上経過したホホバオイルを使用することはおすすめできませんので、使用することは避けたほうが良いでしょう。
ホホバオイルの保存場所
そして、保存する場所になりますが、太陽の光が直接当たる場所や温度と湿度が高い場所には置かないようにしましょう。
したがって、冷暗所がおすすめになります。
ですが、温度が低すぎる場所に保存しておくとホホバオイルが固まることがあります。
しかし、固まっても品質に問題なく、常温に置いておけば元の液体に戻りますので心配しないでください。
ホホバオイルの安全性について
ホホバオイルの魅力の一つは安全性が高いことです。
そのため、安心して肌のケアなどに使用することができます。
ホホバオイルに含まれているワックスエステルという成分は、人間の皮脂と似た成分なので、肌には相性の良いオイルです。
そのため、肌が敏感な方でも安心して使用することができることはホホバオイルの魅力となっています。
したがって、低刺激であるホホバオイルは肌のケアとして優秀であるともいえます。
そして、保存性も優れているので、長期間保存するのに必要な防腐剤などは必要なく、アレルギーを持っている方も安心して使用することができます。
以上のように、ホホバオイルは安全性に優れているので医術でも使用されており、主に火傷やアトピー性皮膚炎などの皮膚に関することに使用されています。
それと、医術で使用されていることからホホバオイルの安全性は保障されていますが、そのことは実験でも安全であることは確認されています。
まとめ
ホホバオイルの基礎知識を紹介してきましたが、いかがでしたか？
以上の紹介を読んでみて分かるように、植物のホホバからとれるオイルは安全性が高く、人間の肌に合うオイルとなっています。
そして、ホホバオイルには綺麗な黄金色をしているものと、無色透明なものがあります。
また、値段もそれぞれです。
一度は自分のご褒美に、質が高く値段の高いホホバオイルを購入してみてはいかがでしょうか？