実は知らない、白髪染めのモチを良くするコツをご紹介!
白髪染めをしてもすぐに色落ちをしてしまったという経験はありませんか?
色落ちをすると白髪がよけいに目立ってしまいますし、染め直す頻度が上がると髪が傷んでしまいます。
出来るなら一度染めたものを長続きさせたいですよね。
そこで色落ちを防ぐコツをご紹介したいと思います。
また色落ちしにくい白髪染めについてもご紹介したいと思います。
白髪について
ではまずは白髪のメカニズムについて理解しましょう。
白髪とは
白髪とはメラノサイトがメラニン色素を作りだすことによって黒く染められています。
しかしそのメラノサイトがメラニン色素を作り出せなかった時、また毛母細胞のシステムが狂いメラニン色素を受け入れられないと髪が黒く染められず白髪として生えてきてしまいます。
だいたい白髪は30代になると出てくるとも言われています。
原因
活性酸素は、肌などの老化の原因になることはよく知られています。
実は髪にも影響を与えるもので、活性酸素が増加するとメラニン色素がうまく合成されず白髪になったりするといわれています。
その活性酸素が増えてしまう原因ですが大きく4つあります。
一つはストレスです。
日常的にストレスを感じていると活性酸素が増え、それが髪の毛にも影響してしまうのです。
またストレスは活性酸素の増加だけでなく、ビタミンCの消費も増えるといいます。
ビタミンCは抗酸化物質であるだけでなく、ストレスを和らげてくれるため体内での消費が増えるとそれだけ髪へのダメージも大きくなってしまいます。
次に紫外線です。
活性酸素は紫外線を浴びることでも増えてしまいます。
肌に紫外線を浴びた時でも活性酸素が生まれるのでUVケアはとても大切なのです。
次にタバコです。
タバコに含まれる有害物質は活性酸素を増加させます。
受動喫煙でも影響があるので、吸わないよう気をつける必要があります。
最後に睡眠不足です。
睡眠中に脳から分泌されるメラトニンは活性酸素を除去するといわれています。
睡眠不足はメラトニンによる活性酸素の除去量が減り老化の原因になるといわれています。
忙しくても睡眠時間だけはしっかり取ることが大切なのです。
白髪染めについて
普通のヘアカラーは、もとの髪の色を脱色してから色を入れる必要があるため、脱色するためのブリーチ力は強く、染める力は弱いのが特徴です。
しかし、白髪染めではもとの髪に色素がないため、ブリーチ力は弱く、そのかわりに染める力が強い特徴があります。
クリームタイプ・乳液タイプ・泡タイプがありそれぞれ特徴があります。
ヘアカラーと同じく自宅で簡単に染めることが出来ます。
色落ち
ではその白髪染めが色落ちしやすい色や髪の状態についてご紹介します。
色落ちしやすい色
色落ちしやすいカラーの色は、アッシュ系や赤・ピンクなどです。
アッシュ系は元々髪の持つ赤いメラニン色素に負けてしまうという理由があり白髪でない部分が染まりにくく、ムラになってしまいます。
逆にメラニン色素が少ない白髪の部分はきちんとした髪色に染まります。
しかし色落ちしやすく少し時間が経つとオレンジや黄色に退色します。
赤やピンク系は染料の色素が大きいため、髪の内部まで染料が浸透せずに髪の表面だけ染まります。
そのため色落ちが早いと言われています。
色落ちしにくい色
ダークカラーは比較的色落ちしにくいと言われています。
そのために希望の明るさより1、2トーンダークな色に染めるのがおすすめです。
また、髪が傷んでいる人や髪が黄色くなりやすい人はバイオレット系のカラーが良いと言われています。
バイオレット系も退色しやすい色ではありますが、退色後の黄色みが抑えられた髪色になる可能性が高いのです。
髪質
髪の毛が柔らかくて細い人は、基本的にパーマやカラーリングも染まりやすく、色に抜けにくいと言われています。
また元々髪の毛の色が明るめの人も同様でこういったタイプの髪質の人は、比較的白髪染めも染まりやすい場合が多いようです。
逆に髪質が太くてかため、あるいはパーマがかかりにくい人や、髪色が元々黒めという人は染まりにくいタイプと言われています。
色落ちをふせぐ方法
では白髪染の色落ちを防ぎコツをご紹介したいと思います。
染め方のコツ
まず室温は少し高めがにするのがコツです。
白髪染めの色の入り方は、室温によって差が生まれます。
市販の白髪染めの場合、20~30℃での使用を想定して作られていることが多いため、室温がそれより低いと白髪染め染料の反応が遅くなり染まりにくくなってしまうのです。
そのため室温が少し高い場所で染めるようにしましょう。
次に髪質によって放置時間を調整することです。
市販の白髪染めは使用説明書がついており、そこに白髪染めの放置時間について記載がされています。
しかしそれはあくまで目安なので、髪の毛が太く、かたい髪質の人はその時間より5分ほど長めに放置します。
反対に、柔らかく、細い髪の毛であれば説明書通りで十分です。
また、白髪の多い部分やフェイスラインは白髪染めが染まりにくい部分と言われていますので、色むらを防ぐためにもその部分は最初に塗ったり塗布量を多めにするなどして調整しましょう。
トリートメント
トリートメントするのも色落ちを防いでくれます。
なぜなら紫外線や摩擦、乾燥、そういったことで毛髪のキューティクルなどが痛み、色味やたんぱく質が流出しやすい状況になります。
それらを防ぐためにもしっかりと保護しておくことが大切なのです。
出来れば洗い流さないトリートメントをつけることをおすすめします。
ドライヤーの熱から保護してくれ、また手触りも良くなるので摩擦からも守ってくれます。
洗い流さないトリートメント=手触りの向上
シャンプー方法
シャンプーの選び方とシャンプー方法を見直すことが大切です。
市販の安価な値段で売られているシャンプーで多いのが、高級アルコール系シャンプーです。
高級アルコール系シャンプーは泡立ちが良く洗った感があるのが特徴で多くの方は使用しているシャンプーです。
しかし反面洗浄力が強すぎて頭皮・髪にダメージに繋がると言われています。
髪のダメージは色落ちを進行させる原因になってしまいます。
特に「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」がシャンプー成分に配合されているものは注意が必要なので、シャンプーボトル裏に記載されている成分を確認してからの購入をおすすめします。
逆にアミノ酸系シャンプーはおすすめです。
適度な洗浄力があり、髪をしっとりと洗い上げますので、髪や頭皮に負担をかけません。
また髪は紫外線にさらされるとダメージとなってしまうので、カラーリング用シャンプー等のヘアケア商品もおすすめです。
紫外線から髪を守る作用のあるものが多いからです。
シャンプー後ですが、髪をしっかり乾かすことが大切です。
髪は濡れている時が一番傷みやすく、髪の色落ちも進行しやすいからです。
使うドライヤーも静電気を抑える効果があるマイナスイオンドライヤーがおすすめです。
まとめ
このようにちょっとしたコツで、白髪染めの効果を持続されることが可能なのです。
髪色は人を印象をガラリと変えてしまうものです。
これまで色持ちが悪くすぐ染め直していたという方や、色持ちが悪いので染めなくなってしまったという方は是非これらの方法を試してみて下さい。
美しく染まめモチが良いと姿だけでなく気分も変わりますよ。