硬い髪の人におすすめのヘアオイル!ミルボンディーセスエルジューダMOとメロウセラムの違いって何?
髪質から改善してくれる天然オイルベースのヘアオイル、ミルボンディーセスエルジューダ。
美容院でも多く採用されているので、自分で購入せずとも使ってもらったことのある人は多いのではないでしょうか。
さて、このヘアオイルシリーズからは、髪の毛が硬くて太い、うまくまとめられない、そんな悩みを持っている人向けに【MO】と【メロウセラム】という商品が出ています。
どちらも硬い髪向けの商品で、実際使ってみると効果を実感するのですが…これから購入しようという方は、一体どっちを選べばいいの!?
と悩まれるかもしれません。
そこでこの記事では、【MO】と【メロウセラム】の違いと、その理由、そして選び方についてご紹介していきたいと思います。
目次
ミルボンディーセスエルジューダとは
まず、簡単にご紹介します。
株式会社MILBONという会社が出しているヘアオイルで、公式には「アウトバストリートメント」とありますが、分かりやすく言うと、お風呂上りに使う洗い流さないトリートメントです。
冒頭でも紹介しましたが、美容院で多く採用されている、信頼のブランドと言って差しさわりないものかと思います。
硬い髪に!ディーセスエルジューダ【MO】と【メロウセラム】
そんな信頼のブランドから出ているヘアオイルで、硬い髪におすすめされているのが、【MO】と【メロウセラム】。
同じブランドから硬い髪用に2つの商品が出ているので、買う方としては、何が違うの?
と、購入時に考えてしまいますよね。
発売時期からすると、【MO】は2012年2月1日、【メロウセラム】は2017年3月30日なので、じゃあ新商品の【メロウセラム】を買えばいいのかというと…いいえ!
そうではありません。
この2種類のヘアオイルは、全く別物と言って良いくらい、仕上がりが違います。
目的を持って選べば、満足度も大きく違ってくるはずです。
ぜひその違いを知った上で、自分に合ったヘアオイルを選んでください。
ディーセスエルジューダ【MO】
硬い髪の人向けに開発され、2012年から多くの人に愛用されているヘアオイル、MO。
「硬さがあって動かしづらい髪に、やわらかおさまりタイプ」と公式で紹介されているように、硬くて動きの出にくい髪を、ふんわりやわらかい質感に変えてくれます。
MOの特徴成分
- バオバブオイル
- オリーブスクワラン
バオバブオイルは別名「魔法のオイル」とも呼ばれる、星の王子さまにも登場する「バオバブの木」から採れる天然オイル。
アフリカの樹齢6千年にも及ぶ巨木から採取され、肌への柔軟効果・低刺激性から、スキンオイルとしても使用されています。
キューティクルに集中的に作用して、水分となじみながら浸透し、キューティクルの密着性を緩めて髪への柔軟効果を発揮します。
オリーブスクワランは、オリーブオイルから抽出されたスクワランで、紫外線や乾燥から守ってくれます。
MOの香り
- トップノート:ベルガモット、アップル
- ミドルノート:ゼラニウム、ローズ、ジャスミン
- ラストノート:バニラ、ムスク、ベチパー
公式によると、香りのイメージは「トランスパレントフローラルの香り」だそうです。
これだけではピンと来ませんね。
(笑)使った実感としては、ふんわりと甘い香りです。
あまり嫌われる香りではないと思いますが、こればかりは好みなので…。
ただ、塗った直後は髪からしっかり甘い香りがしますが、それ以降は、自分ではほとんど感じない程度しか残りませんので、周りの人に「香りがきつい」と思われることはないと思います。
通りすがりになびいた髪の毛からほんのり香りが広がるくらいの程よさです。
MOの使い方と使用感
使う時は、まずしっかりと髪をタオルドライしてください。
それからオイルを手に塗り広げて、毛先、次に中間、最後に表面の順番で付けていきます。
毛先にはもみ込むように、中間はザラつきを取るように指の間で滑らせて、仕上げは手に残ったオイルを再度手に広げてから顔まわりと表面に塗布しましょう。
このあとドライヤーでしっかりとブローします。
ブロー後にパサつきを感じるようなら、0.5~1プッシュだけオイルを取って、気になるところに軽くもみ込むと気にならなくなりますよ。
このヘアオイルの効果を感じるのは、塗った直後より、一晩寝てからです。
起きた時、いつもより髪のパサつきが少なく、寝ぐせも穏やかになっているはず。
使い続けると髪質が改善されてくるので、寝ぐせそのものも付きにくく、また直しやすくなっていきます。
元が硬くてゴワゴワしていた髪の毛ほど、その変化は大きく感じられると思います。
ディーセスエルジューダ【メロウセラム】
【MO】同様に、硬い髪の人向けの商品で、2017年3月に発売されました。
【MO】に比べるとかなり軽いテクスチャーで、【MO】から【メロウセラム】に乗り換えた人なら誰でもその質感に気づくくらい違います。
【MO】よりスタイリングしやすさを重視した商品となっているようです。
メロウセラムの特徴成分
- CMADK
- カチオン化ケラチン
- バオバブオイル
- マイクロスフィア
- シアオイル
CMADK(ケラチンタンパク質)、カチオン化ケラチン。
耳慣れないこれらは、髪のダメージを抑制したり、髪に適度なコシを与えてくれたりする成分です。
【MO】よりスタイリングやヘアデザインがしやすい、というのは、この「適度なコシ」が重要な役目を果たすようです。
バオバブオイルは【MO】と共通の成分ですね。
保湿性が高く、キューティクルから作用して髪を柔らかくしてくれます。
マイクロスフィア、何だかカッコイイこの名前の成分は、天然鉱物由来の微粒子。
髪の表面になめらかな凹凸を作ってくれるので、髪同士が密着するのを防ぎ、根元からオイルをつけてもべたつかず、毛先まで指通りなめらかなサラサラヘアーを実現してくれます。
シアオイルは、エモリエント成分。
つまり、水分の蒸発を防ぎ、潤いを保つ役割を持っています。
このおかげで、サラサラの質感でありながら、しっかりと水分を保った健康な髪を手に入れることができるというわけです。
メロウセラムの香り
公式に【MO】ほど詳しい情報がないのですが…「アフリカの大自然を思わせる香り甘く優しい香りに、スパークリングアップル、シトラスミックスのさわやかさをプラス」とあります。
やはり何だかピンと来ませんね。
(笑)実際に使った感想としては、「MOのような甘さはあまり感じず、香り自体も控えめでさわやか」な香りでした。
実際髪に塗布した後、髪から自分の鼻まで香りがほとんど届かないくらい控えめ。
強い香りがダメな人や、MOの甘い香りがちょっと苦手だった人でも、メロウセラムのさわやかで軽快な香りは大丈夫かも知れません。
香りでディーセスエルジューダを敬遠していた人にはメロウセラムをおすすめします。
メロウセラムの使い方と使用感
メロウセラムの塗布順序はMOと違うので注意!
まず、タオルドライしてください。
それから手のひらにオイルを塗り広げ、顔周り・ハチ上(頭頂部の左右)の根元から塗布します。
再びオイルを手に取って広げ、中間から毛先まで塗布して、全体にオイルを行き渡らせます。
ロングヘアの人や毛量の多い人は、途中でもう1度オイルを取って、毛先にもしっかり広げましょう。
そしてドライヤーでブローします。
根元を乾かす時はドライヤーを近づけて、熱をしっかり当てると良いそうです。
根元が乾いたら、中間~毛先に指を通しながら乾かしてください。
MO同様、メロウセラムでもやはり、一晩寝た後が効果を強く感じるはずです。
指通りの良さがしっかり残っていて、MOよりさらに寝ぐせが付きにくい!
夜のブローを手順通り丁寧にしていれば、寝起きでもブロー直後のストレートヘア―を保っていられます。
サラサラの質感は感動ものです。
結論MOとメロウセラムを選ぶ決め手は?
ここまで、ディーセスエルジューダ【MO】と【メロウセラム】をご紹介して来ました。
それぞれ素晴らしいヘアオイルなのですが、それでも決め手がない!
という人に、これは実際に使用した私の主観に基づきますが、お伝えします。
季節!
ずばり、季節で選んでください。
どちらも捨てがたい!
そう思われるなら、春夏は【メロウセラム】が、秋冬は【MO】がおすすめです。
ご紹介してきた通り、【MO】は保湿性の高いバオバブオイルと乾燥から髪を守ってくれるオリーブスクワランが配合されていて、香りが甘め。
秋冬の乾燥から髪を守り、ほんのり甘い香りが季節感にピッタリです。
一方の【メロウセラム】は、指通りなめらかでサラサラの仕上がりと、さわやかな香りが特徴でした。
この軽い仕上がりと香りが、春はさわやかな風に髪がなびき、梅雨~夏のじめっとした湿気やどうにも止まらない汗によるベタつきにも軽やかに対抗してくれます。
まとめ
以上、ミルボンディーセスエルジューダ【MO】と【メロウセラム】の違い、如何だったでしょうか?
仕上がりの質感はそれぞれ違えども、どちらも硬くてごわつきやすい髪を使い続けるほど柔らかくしてくれる、本当にすごいヘアオイルです。
硬い髪で悩んでいるなら、どのヘアケア商品もしっくりこないとお思いなら、是非一度試してみてください。
きっと悩みを軽くしてくれる、素敵な出会いになるはずです。