グラフィックボードの故障の前兆はわかるか?
デスクトップパソコンに画像処理のため、グラフィックボードを後付けされているユーザーは多いと思います。
特に、ネット動画を視聴したり、3Dグラフィックが沢山使用されているネットゲーム、動画編集をされているユーザーには必需品です。
また、グラフィックボードは性能がいい物ほど高額です。
しかし、使用中に故障することがあります。
しかし、グラフィックボードの故障には前兆があります。
今回は、その前兆をご紹介したいと思います。
目次
一番分かり易いグラフィックボードの故障の前兆は画面表示に現れる現象
先ず、一番分かり易いグラフィックボードの故障の前兆は画面表示に現れる現象です。
動画視聴中やゲーム中に画面にブロックノイズが出ることがあります。
ブロックノイズは電子レンジの近くなどでも発生しますが、基本的にパソコンから距離があると電子レンジの干渉はありません。
また、ディーゼル車のエンジンスタート時にも影響を受けますが、これらの要因がない場合はグラフィックボードが故障する前兆です。
そして、故障の前兆は画面のフリーズや画面が認識されないと症状が悪化していきます。
次に注意しなければならないのが部品に現れる故障の前兆
これらの事象の発生頻度が、頻繁になると確実に故障します。
故障する前に交換することをオススメします。
オススメする理由は次の故障前兆に関わります。
次に注意しなければならないのが部品に現れる故障の前兆です。
特に注意が必要なのはコンデンサーです。
多くの場合は、アルミ電解コンデンサーを基盤に使用しています。
しかし、アルミ電解コンデンサーは熱に弱く、耐用年数も短いことから、劣化が進行すると本体が膨れ、破裂します。
そして、グラフィックボードが故障というより、完全に破損します。
酷い場合は、マザーボードに電解液が飛び散り、パソコン本体がダメになります。
もし、アルミ電解コンデンサーの膨らみが見られた場合は、故障する前兆です。
そして、速やかな交換対応が必要です。
定期的に本体カバーを解放し、目視確認することをオススメします。
さらに故障が進むとグラフィックボードがデバイス認識されなくなる
次にグラフィックボードに現れる故障の前兆は、デバイス自体が認識されないことです。
グラフィックボードがデバイス認識されない場合は、パソコンの設定画面でデバイス及びドライバが認識そして有効になっているか確認します。
ドライバのプログラム破損やバグの場合、ドライバを再インストールしたり、メーカーホームページから最新バージョンのドライバを入手します。
ドライバの再インストールおよび最新化
ドライバの再インストールおよび最新化により解決しない場合は、パソコンの再起動やグラフィックボードの取り付け直しを行います。
この作業後に問題が解決し、同様の事象が頻発しなければ故障と判断する必要はありません。
しかし、同じ現象が頻発した場合、故障の前兆と判断して間違いないです。
グラフィックボードの基盤自体に接触不良や通電不具合が生じている可能性がありますこの場合は、故障してからの交換で問題ないので使用出来る限り、そのままにした方がいいと思います。
日頃から動作チェックや目視確認するのがオススメ
グラフィックボード自体は、マザーボードから独立しているため、アルミ電解コンデンサーが破損しない限り、大きな被害に至ることはありません。
常日頃から、動作チェックや目視確認することをオススメします。
また、画像処理を行う際に異常に高温となる場合は、特に注意が必要です。
異常発熱は、突然発生する可能性があり、前兆を見分けることができません。
その際は、速やかにパソコンを強制終了して、冷却する事をオススメします。
また、異常高温となった場合は故障している可能性が高いので、本体カバーを解放し、点検してください。
まとめ
筆者自身、過去にグラフィックボードを破損させまいた。
実際には、画面表示が不安定になっていたまま使用し続け、アルミ電解コンデンサーが破裂しました。
その際は、幸いにしてマザーボードへのダメージはなかったものの、後処理に苦労しました。
それ以降、グラフィックボードの故障の前兆を見逃さないように定期的なチェックをしています。