信頼のマザーボードブランド御三家
マザーボードメーカーの老舗で長い期間に渡ってユーザーの信頼を得て、人気の高いメーカーがあります。
いわゆるマザーボードの御三家あるいは3巨頭などといわれています。
マザーボードメーカーの御三家はいずれも台湾の企業です。
ASUS・GIGABYTEそしてMSIです。
御三家メーカーの特徴を確認してみましょう。
ASUSはマザーボードのトップブランド
ASUSは世界のマザーボードシェアが40%を超えるトップブランドです。
1989年に設立され、台北市を本拠地にしています。
近年はマザーボードだけでなく、パソコンやスマホ・タブレットでも順調に業績を伸ばして、パソコンシェアでも世界第5位です。
2007年ころには日本国内でも、標準的なネットブック(モバイルノートパソコン)が日本メーカー製は15万円以上していたものが、「5万円パソコン」で発売され業績を伸ばしました。
ASUSのマザーボードの主なラインアップにはスタンダード、R.O.G.、TUFなどのシリーズがあります。
スタンダードシリーズはエントリーからハイエンドまでを取りそろえています。
R.O.G.シリーズは高性能を求めるゲーマーなどのハイエンドユーザー向けのブランドです。
TUFシリーズは安定稼働と耐久性を重視したシリーズ、特に電子部品の高品質を求めているのが特徴です。
アメリカ国防省が設定したMIL規格に準拠した電子部品を採用しているので、堅牢で長寿命なことがセールスポイントです。
ASUSはマザーボードのトップブランドだけに、ハイエンドモデルはもちろん、機能を絞った低価格なモデルでも信頼性が高く、パソコンビギナーからハードユーザーまでが満足できます。
厳しい品質規格が頼もしいGIGABYTE
GIGABYTEは1986年に設立された世界第2位のマザーボードメーカーです。
厳しい品質規格を維持して信頼性の高いマザーボードを製造することで定評があります。
日本で販売されるGIGABYTEのマザーボードは日本語のマニュアルがASUSよりも充実していると評価するパソコンユーザーも多く、付属品も品揃え豊富でお買い得感が高くなっています。
またマザーボードのデザイン性にこだわることなどから固定ファンの多い人気のマザーボードメーカーです。
GIGABYTEのマザーボードの特徴は、発熱・電力消費を抑えたうえで安定稼働をする高い信頼性です。
耐久性も高く長寿命なので長く愛用できるのが魅力です。
安定性を求めるパソコンユーザーにおすすめのブランドです。
コストパフォーマンス高いMSI
MSI(MicroStarInternational)は1986年に元ソニー台湾のエンジニアによって設立されました。
マザーボードに加え、グラフィックカードも定評が高いメーカーです。
NVIDIAやATI(現AMD)といったグラフィックチップメーカーの製品もOEM供給しています。
MSIはグラフィックカードが得意分野であることから、高い描画能力を要求されるゲーマー向けのマザーボードのラインアップが充実しています。
Gamingシリーズは、高クロックメモリにも対応しているのが人気です。
またマザーボード上に多くのLEDが取り付けられていているので、透明なアクリル製のPCケースでマザーボード上のLEDの発光を楽しむというパソコンユーザーもいるユニークなメーカーです。
同水準のスペックのマザーボードならASUS・GIGABYTEに比べ割安な商品が多いのも魅力です。
まとめ
2002年に設立されたASRockが近年売上を急速に伸ばし、売り上げランキングからいえばASUSやGIGABYTEそしてASRockがトップ3といえます。
しかし30年近い歴史を誇る老舗のマザーボード 御三家といえばASUS・GIGABYTEそしてMSIといえるでしょう。
長い間パソコンユーザーに支持されただけにどのマザーボードメーカーの製品も安心して利用できます。