最新グラフィックボードで快適なグラフィック環境を手に入れよう
最近のパソコン環境ではグラフィックボード選びがとても大切になっています。
グラフィックボードはパソコンパーツの中でも比較的高価なパーツです。
さらに様々な製品がありどれを選べばいいか迷ってしまいやすいパーツでもあります。
ぞれぞれのグラフィックボードの特徴をご紹介しますのでグラフィックボード選びの参考にしてください。
目次
GeForce GTXシリーズかRadeon RXシリーズ
今デスクトップパソコンのグラフィックボードを選ぶならNVIDIAかAMDのどちらかになるでしょう。
その中でNVIDIAなら「GTX10シリーズ」、AMDなら「RXリシーズ」のGPUを搭載しているグラフィックボードがおすすめです。
それぞれのGPUは最新の技術を使用しネットサーフィンや動画鑑賞など一般的な用途はもちろんパソコンゲームや動画編集など様々な用途で使用することができます。
しかし、性能が上がると価格も高くなります。
グラフィックボード選定には使用用途に合わせてそれに見合ったスペックのモデルを選ぶことが大切です。
GTX10シリーズ、RXシリーズからそれぞれ3モデルずつ取り上げどんな用途に向いているかをお話していきたいと思います。
最新GPUその1 NVIDIA GeForce GTX10シリーズ
GTX10シリーズは、NVIDIA GeForceのゲーム向け最新GPUです。
GTXシリーズには10シリーズの他にGTX960やGTX750Ti、Titan Xなどもあります。
少し前のゲームであればGTX950などでも十分に楽しむことができましたが、年々ゲームに求められるグラフィックスペックも向上してきておりGTX950では厳しくなってきているのが現状です。
これから先もさらにゲームに求められるグラフィック性能は高スペック化していくと思われるので、新たにグラフィックボードの購入を検討している方はGTX10シリーズがおすすめです。
また、TaitanXはNVIDIAが「最強のグラフィックボード」と謳っている通り最高スペックを持ったモデルですが価格も高額となっています。
GeForce GTX 1060
GTX1060はGTX10シリーズの中では比較的安価なモデルです。
Pascalという技術が採用され前世代のグラフィックボードに比べて3倍近くパフォーマンスがアップしています。
また、パフォーマンスはアップしているにも関わらず消費電力は軽減されていますので今使用しているグラフィックボードからのアップグレードにもおすすめです。
GTX1060は、「GTX1060 3Gb」と「GTX1060 6Gb」のメモリ容量の異なる2つのモデルがあります。
ここでぜひ覚えておいていただきたいことがあります。
それは、「2つのモデルはメモリ容量だけでなくGPUコア数も異なる」ということです。
GPUコア数の違いはそのまま性能の違いに直結します。
2つのモデルは単にメモリ容量が異なるだけでなく「性能にも差がある」ということです。
もちろん3Gbモデルの方が価格は安いですが、その差はわずか数千円です。
3Gbモデルと6Gbモデルで迷っている方には6Gbモデルを購入することをおすすめします。
GeForce GTX 1070
ネット上でよく見かけるのが「GTX1060とGTX1070のどちらを購入するか迷っている」という書き込みです。
もちろんGTX1070の方がスペックは上ですがそこまで大きな差があるわけではありません。
一方価格は、GTX1060が3万円ほどなのに対しGTX1070は5万円程度とかなり差があります。
「お金がかかっても妥協はしたくない!」という方はGTX1070を選ぶことをおすすめしますが、そうでない方は用途や予算をよく検討した上で購入することをおすすめします。
GeForce GTX 1080
GTX1080はGTX10シリーズの中で最高スペックのモデルです。
GTX1060のコア数が「1152(3Gbモデル)/1280(6Gbモデル)」なのに対しGTX1080は「2560」と2倍のコア数となっています。
さらには10Gbpsの速度のメモリが8Gb搭載されておりまさしく最高クラスのGPUだと言えます。
もちろん価格も8万円程度とかなり高額な部類に入るのでこのモデルを選択するユーザーは限れると思いますが、「絶対に妥協したくない!」というユーザーにはおすすめするなモデルです。
GTX1080であれば今後数年はそのまま使い続けられると思いますのである意味コストパフォーマンスに優れていると言えるかもしれません。
最新GPUその2 AMD Radeon RXシリーズ
以前はゲーム用GPUといえばNVIDIA一択でした。
AMD製のGPUは動画視聴などによく用いられていましたが、最近はAMDもゲーム用途に力を入れるようになってきました。
まだまだ、対応しているゲーム数などではNVIDIAには劣りますが、NVIDIAのGPUに比べると比較的安価で購入しやすいGPUだといえます。
Radeon RX460
RX460はネットゲームなどの比較的軽いゲームをHD以上の解像度でプレイするのに適したGPUです。
3Dが多様化されたゲームをプレイスするにはスペック不足ですが、価格が1万円台と非常に安価なモデルですので「オンボードのグラフィックは不満だけどそこまでハイスペックなのはいらない」とお考えのユーザーにはおすすめです。
また、消費電力も75W程度ととても省電力なグラフィックボードなので電源容量が限られているパソコンに搭載することも可能です。
Radeon RX470
「最新のゲームを楽しみたい!」とお考えの方にはRX470はとてもおすすめするなGPUです。
「AMD FreeSync」という技術が搭載されていることで滑らかで低レイテンシーのゲーム体験ができるようになっています。
また、消費電力管理や冷却性能、静音性の実現のためPolarisアーキテクチャーが用いられており様々なカスタマイズができるようになっています。
ドライバを通してクロックや電圧、温度などを制御することでGPUの性能をフルに引き出すことが可能となっています。
価格は2万円台となっているので手軽に購入することができる製品だと思います。
Radeon RX480
RXシリーズの中でもっとも高いスペックを持つのがRX480です。
ゲーム向けに最適化された技術が使われており高いスペックが求められる最新ゲームも快適にプレイすることができます。
また、RXシリーズの中で唯一「VR Ready」となっておりViveなどの最新VRヘッドセットと組み合わせることで臨場感のたかいVR体験をすることができます。
VR用途ならVR Readyを選ぼう
VR用途として新しいグラフィックボードをお探しの方もいると思います。
快適なVR体験をするにはグラフィックボード選びが非常に大切です。
これからVR用途でパソコンを新調しようと考えている方は「CPU」ではなく「グラフィックボード」にお金を買えるようにしてください。
HTC ViveであればGTX970、R9 290が最低GPU条件となっていますが、実際にはこれよりスペックの高いGPUを選ぶことをおすすめします。
選び方としては、「VR Ready」のモデルを選べば安心です。
NVIDIAであればGTX1060やGTX1070、GTX1080、AMDはRX480がVR Readyです。
まとめ
3Dが多様化されたパソコンゲームやVRが出てきたことでグラフィックボードも高スペックなものが求められるようになってきました。
グラフィックボードは同じモデルであってもコア数やメモリ容量の違いで様々な製品があり選び方が難しいパーツだと思います。
きちんと選ぶためには、それぞれの特徴とどんな用途に向いているのかをきちんと理解することが大切です。