GTX1080を出来る限り安く手に入れるために出来る事は何?

グラフィックボード(グラボ)

GIGABYTE ビデオカード NVIDIA GeForce GTX 1080搭載 オーバークロック ゲーミングモデル GV-N1080G1 GAMING-8GD

Nvidiaのハイエンドモデルのグラボ、GTX1080は性能がかなり高いのにも関わらず、これまでのグラボよりもはるかに安価で手に入るため、性能あたりの価格と言う意味では非常にお得なグラボですが、それでも実売価格はそれなりに高く、おいそれと手が出せるものではない、と言う人も多いかと思います。

今回はそんなGTX1080を出来る限り安く手に入れる方法についてまとめました。



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GTX1080の実売価格はどのくらい?

GTX1080を安く手に入れるには、まず通常時の価格について知る必要があります。

2018年1月現在のGTX1080の販売価格は、オリジナルモデルの中でも比較的安価な物が7万円程度、高い物では9万円程度とかなり価格に開きがある形になっています。

この価格の差については販売しているメーカーの違いによる差よりも、モデルそのものの違いによる差のほうが大きい傾向があり、例えば、同じASUSのグラボでもゲーミングユーザーなど向けの高クロック仕様の製品とリファレンスモデルの代替え用途などに使用されるリファレンス相当の性能を持った製品では2万円近い価格差がある事も珍しくありません。

ただし、リファレンスやそれに相当する性能の物が「必ず安い」と言う事はなく、販売メーカーによっては高クロックでも価格はそれなりに抑えられているものも少なくありません。



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安く買うための方法とは?

GTX1080のような高価なハイエンドグラボを安く手に入れたい場合に講じられる方法としては、次のような物が考えられます。

  • 型落ちタイミングを狙う
  • 箱蹴り品を狙う
  • 安くなる時期を狙う

などの方法が考えられます。

いずれかを1つの条件を満たすだけでも相応に値引きがされるため、元々は高価なGTX1080でもそれなりに手の取りやすい価格で手に入れる事が出来ます。

特に箱蹴り品に関してはショップにグラボを入荷する時点でどうしても少数発生する可能性があるため、目にする頻度も高く、PCショップによっては月に数度の頻度で販売されている事も珍しくありません。

また、複数の条件が重なるタイミングに上手く出くわすことが出来れば、相当安くなることも考えられるため、「多少待ってもいいから最大まで安い状態がいい」と言う人は関連するサイトを定期的にチェックするのがおすすめです。

どのくらいまで安くなる?

では、実際にそういったタイミングに合わせてGTX1080を買った場合には、どのくらいの価格になるのかというと、他の条件にもよるため一概にどのくらいまで下がるとは言い切れないものの、過去には外箱に汚れのあるのみで品質には何の問題もないGTX1080が6万円程度まで値下げされていたことがあります。

6万円と言うと、現在の最安GTX1080よりも更に1万円程度安く、価格のみを見た場合には若干高めの価格設定になっているオリジナルモデルのGTX1070に近い価格です。

そのため、0.5~1ランク程度低い価格で手に入るといった具合です。

その他、新しいグラボが出た事で主流から外れた場合には、一旦大きく値下がりした後、じわじわと価格が下がっていくことがあります。

その場合には、最大で15,000~20,000円近く値下げされる事も多いため、常に最新のグラボを使いたい、という考えではない場合には新しいグラボが登場してから換装を考えるのもおすすめです。

型落ちタイミングを狙う

グラボに限らず、多くのPCパーツが高確率で値下がりするのが、新しい世代のパーツが登場した後のタイミングです。

製品の元々の価格や需要などによって多少差は生まれるものの、ハイエンドモデルのグラボの場合には1~2万円程度の値下がりがある程度長期間に渡って生まれる事が多く、コストパフォーマンスを重視する自作PCユーザーの中には、敢えて型落ちのタイミングを狙ってPCを乗り換える人もいます。

ちなみに、大抵のグラボは主流世代から外れた後でもドライバのサポートなどは当分の間されるため、ソフトウェアの面ではそれほど深刻な懸念を持つ必要はありません。

ただし、一定の期間を過ぎた後は、今度は市場に存在する絶対数が減るため、価格が定価に近くなる事が多いです。

そのため、初動で安くなってきたからと言って欲張っているとむしろ高くなってしまう事もあるので、型落ちのタイミングを狙う場合には、予め予算を決めておき、その値段に到達したら後は気にせずに購入するようにする方がおすすめです。

箱蹴り品を狙う

比較的いつでも狙う事が出来るのが、箱蹴り品を購入する方法です。

箱蹴り品は外箱不良品と呼ばれる事もある、製品そのものには一切問題はなく外箱に汚れやへこみのある商品を指します。

PCパーツを扱っているショップでは、こういった外装に難のある商品を値引きして販売する事があり、数千円~1万円程度の値引きがされる事があります。

個数が限定されるため、タイミングを逃すと買うのが難しい部分がありますが、ショップによっては定期的に販売されるため、こまめにショップのHPなどをチェックしておくことで比較的簡単にめぐり合う事が出来ます。

一方で、メーカーやモデルに関しては選ぶことが出来ないため、特定のメーカーのグラボにこだわりのある人には向いていない部分があります。

安くなる時期を狙う

もう1つの方法としては、単純にグラボ全体の価格が安くなりそうなタイミングを待つ方法です。

価格の変動についてはある程度の法則性がある(メモリの高騰や需要増加でグラボの価格が上がる等)ため、大雑把な予想は付けられる仕組みになっています。

ただし、値下がりは持続し辛い事や安くグラボを手に入れたい人は多い事から、目当てのグラボが安くなったのを見かけたら比較的早いタイミングで購入するか決める必要があります。

また、価格比較サイトの中にはメールアドレスを登録する事で設定した商品の価格が大幅に下がった時にメールでお知らせをしてくれる機能を持っている所もあるため、価格の変動の予想が難しいと感じた場合や、頻繁に価格をチェックすることが難しい場合には、これらの機能などを利用して、お知らせメールが届く事を待つのもおすすめです

次にGTX1080が安くなりそうなのはいつ頃?

現時点では、GTX1080は発売直後の価格からするとじわじわ値下がりしてきていますが、まだ手に取りやすいとまでは言えない状態です(性能を鑑みると現時点でも破格の安さではありますが)。

特にここ数か月に関しては、メモリの部品が高騰した事でVRAMの確保が難しくなったことによって出荷本数が減少した事による値上がりや、仮想通貨のマイニングに利用する人、VR対応のゲームを快適に遊ぶためのスペックアップ需要など、残念ながら寝下がる要素がまったくなく、横ばいに近い状態です。

今後は、仮想通貨の暴落などが懸念されているため、2017年のようにグラボの需要が一気に大幅増する事は無さそうという見込みをしている人が多く、次の買い時(=値下がり時)は最も早いタイミングでは、2~4月前後では?

という意見の人が多めです。

一方でメモリの部品価格については未だに解決する見込みがないため、仮に値下がりした場合でも大幅な値下がりまでは期待出来ない可能性があります。

新品に拘らないなら中古もアリ?

GTX1080を購入する上で、新品のグラボにこだわりが無いのであれば、中古品を探してみるのも安く手に入れる事を重視したい場合にはおすすめです。

と言うのも、GTX1080のようなハイエンドのグラボはそもそも性能が高すぎる分だけ酷使するのが難しいうえ、元々が高価で高品質な製品が多い事から、中古品特有のすぐ壊れるような危険性も少なくて済むからです。

それでも心配な人は、PCショップなどの動作確認済みの中古パーツの中から目当てのGTX1080を選ぶと確実性が増すためおすすめです。

また、中古の場合にはケーブルやマニュアルが足りない場合があり、グラボが手元に来た時にすぐに動作確認が出来ないことがあるため、事前に用意しておく事をおすすめします。

ちなみに、ここ最近の中古グラボを購入する上で注意したい点は、仮想通貨の採掘に使用されていたものはそれなりに酷使されている可能性がある、という点ですが、仮想通貨の採掘に使用されるのはどちらかと言うとそこそこの価格で数を調達し易いミドル帯のグラボが多いため、ハイエンドモデルであるGTX1080に関してはそれほど心配する必要はありません(明らかにおかしい物は避けた方が無難です)。

まとめ

GTX1080は今でこそ更に上がいるものの未だに性能は十分ハイエンドモデルと言って差し支えないグラボで、それなりに値が張るのも仕方のない事です。

安く手に入るのは助かりますが、箱蹴り品にせよ中古にせよ、あまり安過ぎるものは何らかの裏がある可能性も否定できないため、安物買いの銭失いにならないためにも購入を踏み切る時は冷静さをもって判断する事をおすすめします。