グラフィックボードの性能は動作環境によって大きく変わる
皆さん、グラフィックボードを購入する際、メーカースペックやユーザーレビューなどを確認して購入されているものと思います。
しかし、本当にメーカー実測のスペックが出ているのか、ユーザーレビューが正しいのか疑問に思われることが多々あるかと思います。
確かに、メーカー公表スペックはメーカー側の思惑がギッシリと詰まっておりますし、ユーザーレビューについても非常に固定概念やメーカーの好き嫌いなど感情的な要素が非常に大きいものと思います。
そこでグラフィックボードを購入される際、性能の確認方法にについてご説明したいと思います。
目次
製品の箱に記載されている性能を確認しても本当の情報は得られない
まず、皆さんはグラフィックボードを購入される際に何を参考にされますか?まずは、自分のパソコンに適合するか、価格が予算内に収まるか、求める性能を有しているか、メーカーサポートを受けられるかといった点が挙げられると思います。
しかし、実際に購入する際は店舗で、製品との睨めっこになりがちだと思います。
まずは、製品の箱に記載されている性能を確認するが方法の一つです。
また、店員に確認するのも方法の一つでしょう。
しかし、皆さん、性能についてしっかりと確認したのにも関わらず、いざ実際に自分のパソコンに取り付けた際、思った通りの性能が出ないってことは良くあるはずです。
実は、皆さんが実際にされている方法では性能の確認にはなっていません。
動作環境が適切でなければグラフィックボードの最大性能を確認できない
グラフィックボードなどのパソコンパーツの性能を確認する方法として、ベンチマークテストがあります。
これはグラフィックボードの性能を第3者が同一の動作環境かつ同一の確認方法で評価し、数値化したものなのです。
特にグラフィックボードの場合、実際に搭載されるパソコンの性能を事前に確認することが重要です。
本体側のCPUやメモリの性能が遙かにグラフィックボードより劣っていた場合、グラフィックボードの性能を最大限に生かしきれないことがあります。
また、グラフィックボード自体も他のパーツとの相性があるため、相性が悪い場合には性能の低下に繋がります。
自分のパソコンの動作環境に最適なグラフィックボードをベンチマークで確認するのがよい
そこでベンチマークテストによる性能評価結果を事前に確認し、自分のパソコンの動作環境に最適なものを選ぶことがグラフィックボードを購入する上で重要なポイントとなります。
意外に、このベンチマークテストの存在を知らず、性能や相性を確認せずに高額なグラフィックボードを購入してしまい、性能を発揮しいれないといったユーザーがいらっしゃいます。
過去に私自身も、ベンチマークテストといった確認方法を知らずグラフィックボードを購入し、無駄な費用を費やしてしまったことがありました。
ベンチマークテストについては、様々な大手販売店が結果を公表していますので確認容易です。
グラフィックボードの性能は、数値化された客観的な情報を参考にするのがおすすめ
私自身、このベンチマークテストは非常に客観的な結果を数値化しており良い方法だと思います。
良く、購入者のレビューが高いものを購入すれば良いとお考えの方がおりますが、ユーザー毎に仕様環境や使用方法が全てことなります。
グラフィックボード以外の工業製品に言えることです。
工業製品の性能評価は、一定環境かつ定められた試験方法で実施することが定められています。
もし、グラフィックボードの性能を比較するのであれば、評価段階における性能の変動要素を少しでも少なくし、信頼性の高い確認方法が必要となります。
私自身が、製造メーカーに勤務し、製品の性能評価や完成品の性能試験などに携わり、やはりどのような製品においても購入時は客観的な数値による評価結果を重要視しております。
まとめ
皆さん、グラフィックボードしかり家電製品しかり購入される際はベンチマークテストなど客観的な評価結果を確認した上で選定することをおすすめします。