昼間眠っているハイスペックマシンでマイニングをしよう!最適グラボや実情のお話

グラフィックボード(グラボ)

PowerColor ビデオカード AMD RADEON RX480搭載 AXRX_480_8GBD5-3DH-OC

マイニングにかかる実質の初期投資はマシン代金だと言われており、もともとマシンパワーに興味のあるゲーマー界隈・自作PCヤーにとって、今注目の的になっています。

本文中にもあるビットコイン急落という情報を受けて敬遠しているかたもいるかもしれませんが、マシンに関する知識があれば、マイニング開始準備の半分は終わったようなもの。

今回は重要なPCパーツ「グラボ」を中心に、マシンオタクがマイニングをするためのお話をしていきます。



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ゲーマーは如何にして利益を上げられるのか

ビットコインの急落が話題になっていますが、仮想通貨には様々な種類があります。

人気なのは、リップル・ライトコインといった銘柄になります。

アジア圏で新たにマイニングに乗り出す場合、左記の銘柄がおすすめになるのですが、ここで問題としたいのは「せっかく組んだ自慢のゲーミングPCで、本当に投資に成功するのか」という点です。

ゲーマー・自作PCヤーの強味

タイトルにもありましたが、マイニング用PCにおいて最重要パーツとして挙げられるのが、グラフィックボードです。

実は今、新品・中古ともにグラボ全般の価格が急上昇の傾向にあります。

ビットコイン急落のニュースでようやく「仮想通貨市場」注目した投資家が、上に挙げたような別の銘柄のマイニングに乗り出して、そのための特需が今あるということなんですね。

寄り道のお話になりますが、グラボ特需は2017年8月頃にはじまり、9月現在もゲーマー向けの製品の多くが品切れです。

この事態を見越していた人がどのくらいいるかというのは別として、後述するGTX系の最新モデルが発売し・ようやく値段が落ち着いてきたころというのがキモですね。

何も知らなかったけど、最近グラボを買い替えたばかり…という人は、この機に投資に乗り出してみるのもいいかもしれません。

マイニングの際の原資は、あくまでもお持ちのマシンです。

もっと言うなれば電気料金も含まれますが、自作ヤー・ゲーマーの皆さんなら「長時間プレイを想定した電気料金」の把握をしつつマシンを組んでおられるかたが大半でしょう。

省エネ・高パフォーマンスのマシン性能を求めて投資家が苦心惨憺するなかで、自力でマシンのアップデート・最適化・メンテナンスを行える皆さんの知識は、それそのものにすら十分な投資価値があるのです。

家族の理解も大切?

では早速、ご自宅の自慢のPCでマイニングをしてみようと思われているかたも、多くいるでしょう。

実際に投資しているかたのなかでよく聞かれるのが、「電気料金の件で家族に怒られた…」というお話です。

グラボの複数枚刺し・あるいは電源パーツの性能によっても変わりますが、マイニングとなるとほぼ一日中フルパワーでマシンを稼働させることになるため、パソコン1台だけで電気代が3000円~10000円程度かかるということも年頭に置かなければいけません。

単身生活ならばともかく、家族の理解を得られるかどうかは、投資成功のカギのひとつになるでしょう。



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おすすめのグラボ

あとになりましたが、すでにグラボを複数枚持っているという方・買い替えられたばかりという方・これからなんとかして手に入れようとする方向けに、マイニングの現場において人気のある高性能グラボのご紹介をしたいと思います。

手に入らない…RX480

PowerColor ビデオカード AMD RADEON RX480搭載 AXRX_480_8GBD5-3DH-OC

価格.comなどの各サイトをご覧になれば瞭然ですが、ほとんどの店舗で品切れ状態・入手にあたっては現状もっとも困難を極めるモデルであるということを前置きしておきます。

GTX派の人向けに簡単に解説すると、現行のシリーズの1世代前の最上位モデル。

新品価格は3万円前後と、高性能ゲーマー向けグラボとしては非常にお安くなっています。

端的に言えばこの値段のせいでマイニング界隈に目をつけられたのですが、すでにお持ちならば今が商機かもしれません。

製品の傾向としては、3D描画性能よりもテクスチャーやカラー表現に優れており、発熱もかなり抑えられたライトな作りです。

電力消費もGTX系に比べるとかなり控えめなのがポイント。

CPU性能に左右されず安定した動作をするため、グラボ・電源などのポイントで高性能を追求したい人にはもってこいの性能です。

複数枚買うにしても、高性能PCに慣れたかたから見れば「かなり安い」部類ですし、2枚差しなどを視野に入れるにはぴったりの製品ではないでしょうか。

しかし現実には、前述したように、考えられる代表的なルートでの入手は、ほぼ絶望的です…そこで候補に挙がってくるのが、生産ラインの安定しているGTX系です。

GTX1060/1070もおすすめ

GIGABYTE ビデオカードGEFORCE GTX 1060搭載 GV-N1060WF2OC-3GD

こちらは性能がよく知られており、新品・中古ともに市場で安定した供給のあるグラボです。

省電力性は特に高く、複数枚差しでも問題ありませんが、1枚でもマイニングには十分な性能だという評価を受けています。

ここでチョイスした1060・1070の理由ですが、最も性能の高い1080は消費電力が高く・性能の上がり幅が値段に見合っていないため、ハイミドルクラスを狙うべしというマイニングプロからの指摘です。

GTX系の問題点としては、排熱機構は優れたものが出回り始めたものの、CPU性能によって左右されるところがいまだに大きいという点でしょうか。

一般にマイニングの現場ではインテルのi5系で十分とされていますが、グラボ性能を限界まで引き出したいのであればi7を狙いたい…というのが大多数の意見です。

CPUの世代が古い方がいざマイニングに乗り出すと、動作が不安定になる可能性も考えられます。

できれば、ある程度予算を確保して、電源・CPUもろとも買い替えられるのがベストでしょう。

マイニングのプロはグラボ4枚刺し!?

仮にマイニング専用マシンを組むとして、初期投資を抑えたいというのはごく自然な考えです。

とはいえ最も重要になるのがGPU性能になるため、やむなくグラボの複数枚差しをする投資家が非常に多いのが現状です。

だからといって「今ある自慢のマシンをさらにお金をかけて、アップデートする必要があるのか?」というのはちょっと早いかも。

GPU性能を引き出す他の考え方といえば、オーバークロックなどもあります。

ゲーマー向けのグラボでOCできないものなんて、現実にはほとんどありません。

逆に言えば、マイニングに特化したマシンの多くは「パーツ単体ごとの安さ」を追求しているため、最終的に複数枚差しに落ち着くのです。

現状ですでに高性能なマシンをお持ちの方は、BIOSからの設定変更などだけで、マイニングに適した環境を作り出すことができるのではないでしょうか。

電気代の現実

マイニングにおいて、最後にして最大の問題が「電気料金」。

上述したように、家族とトラブルになるかたも少なくありません…。

月に数万円の利益を出すために、ネットゲームのベンチマークをまる一日動かすような状態の負荷をかけて、人によってはパソコンだけで2万円近くの料金を支払っているのだとか。

しかし、グラボのオーバークロック・複数枚差しとなると、こういったことは避けられません。

一つの提案として、電源パーツの買い替えが挙げられます。

電力変換効率が最良のものになりますと、供給量によりますが2~3万円となりますが、筆者の経験上かなり電気代が安くなります。

そのうえ、電源のせいで前触れなくマシンに異常が出るという現象も可能性を減らせるので、おすすめです。

是非ご検討を。

まとめ

マイニングのカギを握るのは、「グラボ・電源性能」「電気料金」これらになります。

フルパワーでPCを稼働させ続けることになるため、排熱などの問題もいずれは考慮しなくてはいけないでしょう。

しかしこの点は、すでに知識をある程度おもちの皆さんであれば、難なくクリアできる問題です。

ゲームをするためだけにハイスペックマシンを組んだ・そもそもマシンを組むことが趣味…という皆さんは、投資という新しい道を考えてみてもよいのではないでしょうか。