グラボ初心者に向けて グラボを買う前に知っておくべき4つのこと

グラフィックボード(グラボ)

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皆さんはグラボという言葉を聞いたことはありますか。

このグラボとはグラフィックボードの略称になります。

PCパーツの一つで、文字や写真、動画を出力&表示する機能をもっています。

別名グラフィックカードともいいます。

では、このグラボとは具体的に何ができ、どんなふうに役に立つのでしょうか。

どんなものなのか、役割などを解説しつつまとめていきます。



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グラボって何に使われるものなのか

グラボという言葉を初めて聞いた方は、いったい何に使う物なのか疑問に思うと思います。

ますは、グラボとは何をするためのものなのか紹介します。

グラボってなに

グラフィックボードとは、簡単に言ってしまうとPCのディスプレイに文字や画像、映像などを映すための部品になります。

ですが、PCをお持ちの方でこの言葉を初めて聞いたという方のPCは、特別これを購入していなくても写真や映像をディスプレイに表示させることができています。

このように、特別に購入しなくてもPCはディスプレイに写真や映像を映し出すことができます。

これは、皆さんのお持ちのPCのCPUやマザーボードの中に、既にグラボが搭載されているためです。

この、元から搭載されているグラボのことを、「オンボードグラフィック」と呼んでいます。

なぜ追加でグラボを購入するのだろう

先に書いたように、PCにはグラボが搭載されています。

ですが、「オンボードグラフィック」は、独立したグラフィックボードに比べると性能が劣ってしまいます。

そのため、写真や画像をよりきれいに映そうとするとグラフィックボードが必要になってきます。

グラフィックボードを取り付けることにより、画像の発色数が増加したり解析度が向上します。

グラボを取り付けることの具体的なメリット

グラボを取り付けることにより、いくつかのメリットがあります。

まず、DVDやブルーレイの映像の美しさを表現することができるようになります。

PCの画質はテレビなどに比べるとどうしても劣ってしまいます。

グラボを取り付けることにより、より画質が良くなり、DVDやブルーレイが本来持っている映像の美しさをより表現することができるようになります。

続いて、デザインソフトの処理がスムーズになります。

グラボを取り付けることによって、画像編集ソフトや3Dデザインソフトといったものの処理がなめらかになります。

画像データが重く、時間がかかってしまうという方にはおすすめです。

また、一部の人にしか関係がありませんが、複数のディスプレイをPCにつないでいるような場合にも動作がなめらかになります。



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グラボをにはどんな種類があるのか

グラフィックボードが何に使われるものなのかを紹介してきました。

では、実際にグラボを購入しようと思った時に、実際に店頭に行くと、種類がいくつかあってどれを買えばよいか迷ってしまうかもしれません。

ですが、グラボの頭脳であるGPUというものによって大きく2種類に分けることができます。

NVIDIA GeForce(ジーフォース)について

まず一つ目はアメリカのNVIDIA社によって開発されている「NVIDIA GeForce(ジーフォース)」です。

これは現時点で最も広く使われているGPUです。

その特徴は、描写スピードの速さにあります。

また、グラフィックの表示にも定評があり、万人向けのものになります。

広く使われていることから、サポートが受けやすいという利点もあります。

AMD RADEON(レイディオン/ラディオン)について

もう一つはアメリカのAMD社によって開発されている「AMD RADEON(レイディオン/ラディオン)」です。

元々は動画の描写表示が特徴でしたが、最近ではGeForceに追いつかれてきてしまっています。

GeForceのものと同程度のものが低価格で買えるとされています。

グラボをの性能を見てみよう

実際にグラボを見てみると、その性能が独特の言葉で書かれています。

知識がない状態では、何が書いてあるかわからないかもしれません。

そのため、性能を表す用語を紹介していきます。

グラボを選ぶ際に参考とされているのは、ブランド名、コアクロック、コアブーストクロック、メモリ容量、メモリクロック、メモリバス幅、解像度、入出力ポート、APIと呼ばれているものです。

ブランド名は何を表しているのか

ブランド名は、どの会社のGPUが使われているのかを示しています。

これは先に挙げたNVIDIA GeForceとAMD RADEONのどちらかになります。

コアクロックは何を表しているのか

コアクロックは、どれくらいの速さでデータを処理しているかを示しています。

このコアはGPUを示しています。

実際にクロック数は2.40GHzなどの数字で表示されています。

この数字が多ければ大きいほどデータ処理が速く、高性能であるということになります。

コアブーストクロックと比較してベースクロックと呼ばれることもあります。

コアブーストクロックは何を表しているのか

コアブーストクロックは、たくさんのデータ処理を行う時にGPUの処理速度を加速させる機能になります。

ベースクロック1020HGz、コアブーストクロック1085HGzと書かれていた場合、データ処理がたくさんある場合には1085HGzまでクロック数をあげることができるという意味になります。

メモリ容量は何を表しているのか

メモリ容量は、そのままどれだけデータを扱えるかになります。

画像や映像をスムーズに表示するための手助けをしており、この容量が大きいほど映像などをなめらかに表示させることができます。

メモリクロックは何を表しているのか

メモリクロックとは、メモリがどれくらいの速さでデータ処理できるのかを表しています。

実際には5000MHzなどと書かれていて、この数字が大きければ大きいほど処理速度が速く、高性能であるということになります。

ですが、メモリ容量やメモリバス幅との兼ね合いもあるので、判断はそれらとも関わってきます。

メモリバス幅は何を表しているのか

メモリバス幅はメモリが一度にどれくらいのデータ量を送れるかを表しています。

128bitなどと書かれており、数字が大きいほど大容量のグラフィックを表示できます。

解像度は何を表しているのか

この言葉は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

これはディスプレイに表示したときの映像の美しさを表しています。

この数字が大きいほど自然に近い映像を表示でき、小さいと映像にギザギザのラインが出るようになってしまいます。

入出力ポートは何を表しているのか

これは、どの種類のケーブルが使えるかを表しています。

種類としてはDVI、HDMI、VGA、DisplayPortがあります。

VGAはアナログ接続で、映像のみを転送することができます。

DVIはデジタル接続で、こちらも映像のみを転送します。

HDMIはDVIを向上させたもので、映像、音声、制御信号の3つをデジタル信号を用いて送受信しています。

先の2つと違い、これ1つで3つのものをまとめて送ることができます。

DisplayPortはHDMIと同じく映像、音声、制御信号をデジタル信号で送受信しています。

こちらはHDMIと違い、PCメーカーが主導となり、デジタルディスプレイ向けに造られたものになります。

APIは何を表しているのか

APIは、画像編集ソフトや動画編集ソフトのソフトウェアにGPUが対応しているかを表しています。

DirectXやOpenGL、OpenCLといったものがあります。

グラボをを取り付けてみよう

ここまではグラボを購入する前段階としてグラボについて解説してきました。

続いて、実際に購入した後、どのように取り付けるかを簡単に紹介します。

実際には細かい作業もあるので、購入前にどんなことをするのか参考にしてみてください。

購入前にしておくべきこと

グラボを購入しようと思っても、購入したものが自分のPCに対応したものでないと取り付けることができません。

そのため、購入前にしておくべきことを紹介します。

まず、PCI Express 3.0 x16レーンは足りているかを確認します。

これはグラボとPCを接続するための専用の端子になります。

PCによってこの数が異なるため、複数のグラボを取り付ける場合には注意が必要です。

続いてPCIeのロック方法をチェックします。

これにはプッシュタイプとスライドタイプの2つがあります。

続いて、電源ユニットの容量が足りているかを確認します。

PCの電源ユニットがグラボの消費電力に対応できるかをチェックします。

目安として、電源ユニットは容量の50%程度の負荷で使うのが安定します。

続いて、補助電源コネクタがあるかを確認します。

これは、グラボ専用の電源ケーブルになります。

補助ピンの数も確認しておく必要があります。

最後に、PCケース内にグラボが入りきるかを確認します。

ここまでの結果を踏まえて、自分のPCに合ったグラボを購入しましょう。

購入後の手順

購入後は実際にグラボを取り付ける作業になります。

言葉だけではわかりにくいと思いますが、簡単に手順を紹介します。

まず最初に、電源を切り、すべてのケーブルを抜きます。

続いてPCケースのバックプレートを外し、PCIeスロットのロックを解除します。

そしてグラフィックボードを実際に差し込み、固定します。

その後ケーブルを戻し、電源を入れ、ドライバーをインストールします。

まとめ

グラボはPCを使うに当たって必ず必要なもの、というわけではありません。

ですが、PCで映像を楽しんだり、デザインをするような方にとって、その環境をより良いものに変えるためのものになります。

デザインなどをする方はもちろん、よりきれいな映像で写真や動画を楽しみたい、という方にもおすすめのものになります。

皆さんもグラボを通して、よい環境でPCを使ってみませんか。

参考URL・参考文献・根拠など

https://www.4900.co.jp/smarticle/7868/
https://korobehashire.blog.fc2.com/blog-entry-460.html
https://chimolog.co/bto-gpu-install-guide/#i-10