これってグラボの故障?気になるパソコンのモニター画面の異常はグラボが原因?
グラフィックボード、略してグラボは特にゲーマーさんたちにとってはなくてはならないものです。
また普通のパソコンの利用でも、オンボードのグラボがなければ真っ暗になってしまいます。
パソコンには無くてはならない物、それがグラボなのです。
しかしこれ、非常に毎日酷使しているということは事実です。
故障だっておきないとは限りません。
グラボの故障の予兆や調べ方、知っておいて損はないですね。
目次
グラボは外付けだけのものではない
一言でグラボというと、いやあれは3Dのゲームする人が使用するものでしょう、と答えが返ってくることが多いですね。
実際、今の特にアクション系のゲームの場合、外付けのグラボがないと処理が追いつかないということがあるのです。
それだけゲームも複雑化しているわけです。
またお絵かきソフトを使用している場合も、画像処理に外付けのグラボがあると便利なこともあります。
動画鑑賞にしても、優秀な性能のグラボがあると無いとでは、動きが全く違ってきます。
なのでそういったことにこだわりのある人、必要のある人の場合は外付けのグラボを使用することになります。
しかしグラボは、販売されている通常のパソコンの場合、オンボードでも搭載されています。
モニターに画像を映すのに無くてはならないグラボです。
標準装備されていなくては、パソコンも用をなしません。
普通に使用するだけならこの、オンボードのグラボで充分なので、こだわりのあまりない人とか、普通に仕事用にする場合は特に外付けを必要とはしないのですね。
なので、一般にグラボと言った場合は外付けを指しますが、オンボードのものすでに搭載されているものがパソコン内にある、ということも心に留めておいてください。
グラボがないともしくは故障したら
自作のパソコンなど作って楽しむ人の場合、勿論作る際にグラボを用意しなくてはなりません。
でないと画像自体が映りませんから、当たり前のことですね。
単純に言ってしまえば、グラボはディスプレイに画像や映像を映すための部品です。
これが無いとモニターも真っ暗、何も映らないということになります。
外付けのグラボはともかく、オンボードのグラボの場合これが壊れたら、それこそ真っ暗です。
外付けのグラボの故障で、内蔵されている方が無事ならまあ、何とかなります。
でも何しろ何も映らないモニターに、それこそ使用者の気分はお先真っ暗になることも、事実ですね。
グラボが故障しているかもと思うのは
グラボが故障しているのでは、もしくは不調なのではというのには、もちろん予兆があります。
そこを見逃さずにおけば、なんとか自分で出来るメンテもありますし、何より慌てずに次の手が打てます。
画面が真っ暗何も映らなくなった
正直これは慌てますが、まずはチェックしてみましょう。
電源が落ちていないかをまず、しっかり確認してみます。
意外とこの、電源という基本的なことで画面どころかパソコンが落ちているということがあるのです。
またHDDが動作しているかも、チェックします。
HDDの不調でということもあるからです。
加えてモニターの不調です。
ノートはともかく、デスクトップパソコンの場合モニターの不調ということもあるので、他のモニターで試してみてください。
ここまでやっても真っ暗なら、まずグラボの故障とみていいですね。
画面に乱れが生じる
画面は映っているけど、乱れが激しい場合です。
画面の映像がモザイクのようになって崩れてきたり、かすみや歪みが発生したりして、映像がおかしくなります。
この場合はグラボの故障を疑って、まず間違いありません。
マウスの操作がおかしくなる
マウス自体には問題がないのに、画面のカーソルの動きがおかしくなったり、操作と動きの時差が現れたりすることがあります。
これもグラボの不調が原因だと考えられます。
とりあえず別のマウスを使用してみて、それでもおかしければまずグラボに問題が、と考えていいでしょう。
パソコンの起動関係がおかしくなる
パソコン自体の起動に問題が出ることもあります。
特にアップデートとかもかかっていなくて、しかもメモリにもHDDにも余裕があるのに、フリーズしてしまうことがあります。
これもグラボから発生している不調の可能性があります。
また理由なくパソコンの起動ができない、勝手に再起動を繰り返す、スリープモードから復帰できないなどが、グラボの故障から発生する場合もあります。
特にゲームで大きくグラボに大きくしかも長時間負荷をかけた場合、フリーズや勝手に再起動が頻繁に起きるケースがあります。
本当に故障しているのかまず自力でチェックを
上のような症状が起きた場合、本当にグラボが原因なのかをまずできるだけ調べてみましょう。
外付けのグラボの場合
外付けでのグラボの場合、まず取り外して様子を見てみます。
オンボードのグラボだけの状態にするわけです。
ゲームなどではなく普通のディスプレイがこれで表示されれば、問題は外付けのグラボにあるということです。
もしこれでもまだ不調がという場合、オンボードのグラボにも問題が起きているか、パソコン自体に何かトラブルが起きていることになります。
またもし予備の外付けのグラボを持っていれば、そちらに取り換えて様子を見ることも出来ます。
予備のグラボの方は普通に起動して、普通に画面表示がされるようなら、それまで使用していたグラボだけの故障ということですね。
デバイスマネージャーからチェック
まだ何とか画面表示が出来ているなら、デバイスマネージャーを起動させてみてください。
完全に落ちているところまで行かずに、せいぜい画面表示がおかしくなっている程度なら、デバイスマネージャーからグラボの状態を見ることが出来ます。
ここのグラボのプロパティに、問題が発生したのでこのデバイスは停止しました、と言う表示が出ていたら問題ありですね。
勿論オンボードのグラボを使用していた場合も、ここで不調のチェックは出来ます。
壊れる前にできるだけ予防を
予防するのは何よりも、グラボの寿命を伸ばすために大事です。
いくつか代表的な、グラボ延命のためのポイントを上げておきます。
熱対策や手入れはできるだけ
パソコン関係は何よりも、熱を持ちます。
これをしっかりと冷まさないと、どの部品も寿命は短くなります。
グラボもまた同じですので、定期的に冷却ファンの手入れをしたいですね。
冷却ファンの増設なども、考慮に入れてください。
またこの排熱効果を効率的に行うためにも、ホコリがたまらないようにすることが重要です。
これもできるだけ定期的に、掃除をしておきたいですね。
ホコリを溜めないようにするのが、延命の第一の方法です。
過負荷を長時間かけない
近年のゲームなどの画像処理は、かなりの負荷をグラボにかけてきます。
勿論グラボも、高性能のものが開発されていますが、それでも長時間の高負荷はグラボに多大な負担をかけてきます。
ゲームは始めるとつい、時間を忘れて没頭してしまうものです。
しかしグラボのためにも、自分お健康のためにも、あまり長時間高負荷をかけるようなことは、避けていきたいですね。
まとめ
パソコンというのは実際、かなり丈夫な機械です。
意外と壊れないというのは、ちょっと驚きです。
とは言え勿論、高性能な繊細な機械であることもまた事実なのです。
グラボも同じく、高性能で繊細な部分を持っています。
長期に使用するためにも、不調を自力でつかむようにして、回避していきたいものですね。
正直、決して安い買い物ではありません。
故障予防しつつ、メンテもしつつ、故障の予兆があったらすぐに対応できるように、大事に使っていってください。
参考URL・参考文献・根拠など
https://net-shitsuji.jp/pc/product/content/gpu.html
https://www.4900.co.jp/smarticle/7868/