グラフィックボード交換時の4つのポイント
パソコンの自作などをしたことがない方にとって、
「パソコンのパーツ選びや交換はとっても難しいもの」と感じるかもしれません。
しかし、ちょっとした注意点さえ押さえておけば実はそんなに難しいことではありません。
目次
パーツ単体を交換するのはそれほど難しいことではない
マザーボードやCPU、メモリを単体で購入し、一から自作を行うときには、
マザーボードとCPUの組み合わせや、メモリの規格、必要な電源容量の確認など少し踏み込んだ知識が必要になりますが、
パーツ単体を交換するのはそれほど難しいことではないのです。
パソコンの処理性能に不満はなくても、グラフィック性能だけ向上させたいと思っている方もいらっしゃるのではと思います。
そんな時はグラフィックボードを交換することでそれを実現することができます。
グラフィックボードは比較的交換が行いやすいパーツ
グラフィックボードはパソコンパーツの中でも比較的交換が行いやすいパーツだと思います。
基本的には、古いグラフィックボードを外し、そこに新しいグラフィックボードを装着すれば交換は完了し、
あとはOSを起動しドライバの再インストールなどを行います。
ポイント1:グラフィックボードの接続規格を確認しよう
しかし、グラフィックボードを選ぶときには幾つか注意が必要です。
まずは、グラフィックボードの接続規格です。
現在はほとんどグラフィックボードはがPCI-Expressという接続規格になっています。
2005年以降に発売されたパソコンであれば、PCI-Expressのグラフィックボードを使用することができます。
それ以前のパソコンには主にAGPというグラフィックボードの接続規格が使われています。
ポイント2:グラフィックボードのカード長と幅がPCケースに入るか確認しよう
次に注意する点は、グラフィックボードのカード長と幅です。
グラフィックボードは性能が高くなるほどカードサイズが長くなります。
また、パソコンケースのグラフィックボード増設部には「フルサイズ」と「ロープロファイル」と言われる2種類があります。
それぞれのサイズは、フルサイズは「カード長が312mm、幅が107mmまで」、ロープロファイルが「カード長が120mmまたは168mm、幅が64mm」となっています。
現在装着されているグラフィックボードを同じサイズのものを購入されることをオススメします。
ポイント3:GPUを決めよう
そして、グラフィックボードに乗っているGPUには大きく分けて「GeForce」と「Radeon」という二つのシリーズがあります。
この2シリーズにはそれぞれ特徴があります。
まず、GeForceシリーズはインテル製CPUと組み合わせて使用されることが多くなっています。
日本でのパソコンのシェアの殆どがこの組み合わせです。
GeForceシリーズのグラフィックボードは、パソコンゲームをプレイする方が使用する傾向にあります。
ゲームケーカーもこの組み合わせ環境でプレイすることを想定してゲームを開発している場合が多いです。
一方、RadeonシリーズはAMD製CPUとの組み合わせで使用されることが多くあります。
シェアはGeForceシリーズに負けていますが、動画や写真などを綺麗に見たいユーザはこちらを使うことが多いようです。
GeForceシリーズに比べてコストパフォーマンスがいいので映画鑑賞ユーザに向いていると思います。
この2シリーズは、性能に大きな開きはありません。
それぞれの特徴を理解して選択することが大切です。
ポイント4:グラフィックボード交換時は静電手袋と静電マットを用意
そして、いざグラフィックボードの交換を行うときには、
「静電手袋」と「静電マット」を用意するようにしてください。
パソコンは電子部品の塊ですので、ちょっとした静電気でパーツにダメージを与えてしまう可能性があります。
静電手袋と静電マットを使うことでそれを防止することができます。
また、パソコンパーツにはメモリなど角が尖っているパーツが多くあり、
そこに手を引っ掛けてしまい怪我をしてしまうこともあります。
静電手袋をしていればそれを防ぐこともできます。
まとめ
グラフィックボードはパソコンパーツの中でも比較的簡単に交換をすることができます。
ですが、全く知識のない状態でショップに行ってもおそらく選ぶことは難しいと思います。
今回ご紹介した注意点をご理解いただいた上でショップに行くことをオススメします。