【2022年】絶対おすすめするグラフィックボード(グラボ)ランキング10選
買い替えや知人の自作PCサポートなんかで調べなおしたので、おすすめのグラフィックボード(グラボ)をランキング形式でご紹介します。
性能だけでなく、コストパフォーマンス・ファン・ボードサイズ・購入者レビューなどを踏まえておすすめとして選んでいます。
上から順にカスタマーレビューを見るだけでも、グラボのレベル感や相場が分かり、自分に合ったグラボが見つけやすくなると思います。
ページの後半に、価格帯ごとのおすすめGPUを書いていますので合わせてぜひ参考にしてもらえればと思います。
目次
- 第1位 「MSI GeForce RTX 2060 AERO ITX 6G OC」
- 第2位 「玄人志向 NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER 8GB GALAKURO」
- 第3位 「MSI GeForce RTX 2060 VENTUS XS 6G OC」
- 第4位 「GIGABYTE GV-N2070WF3-8GC」
- 第5位 「ASUS ROG-STRIX-RTX2070-O8G-GAMING」
- 第6位 「GIGABYTE 1070搭載 ゲーミングモデル GV-N1070G1 Gaming-8GD」
- 第7位 「GIGABYTE GV-N1080G1 GAMING-8GD」
- 第8位 「MSI GeForce GTX 1070 GAMING X 8G VD6072」
- 第9位 「ASUS STRIX-GTX1080-A8G-GAMING」
- 第10位 「ZOTAC GeForce GTX 1060 6GB Single Fan」
- 第11位 「ASUSTek GeForce GTX950搭載ビデオカード GTX950-2G」
- 第12位 「ELSA GeForce GTX1050Ti VD6256 GD1050-4GERSPT」
- 第13位 「玄人志向 GEFORCE GTX 1050搭載 GF-GTX1050-2GB/OC/SF」
- 第14位 「ELSA NVIDIA Quadro P600 VD6271 EQP600-2GER」
- 第15位 「玄人志向 Geforce GTX960搭載 GF-GTX960-E2GB/OC2/SHORT」
- 第16位 「GIGABYTE Geforce GTX980Ti搭載 GV-N98TG1 GAMING-6GD」
- 第17位 「ASUS NVIDIA GeForce GTX1060搭載 TURBO-GTX1060-6G」
- まとめ
- 価格帯(クラス)ごとのおすすめグラボ
- ハイエンドクラス 8万5千円~9万円
- ミドルハイクラス 7万円前後
- ミドルクラス 4万円前後
- ミドルロークラス 3万円~3万5千円
- ロークラス 1万円~3万円
- その他のおすすめグラフィックボード
- グラボを選ぶポイント
- グラボの選択と価格帯
- おすすめの外付けグラフィックボード製品
- グラフィックボードを選ぶ際はサイズ確認が必須!!
- ファンレスのグラフィックボードのメリットとは?
- グラフィックボードの補助電源のポイント
- グラボとはどんなものなのか?はじめての購入で気を付けること
- グラフィックボードを選ぶときは消費電力にご注意を
- グラフィックボードを使ってマルチディスプレイを実現しよう
- グラフィックボードとパソコンの相性とは?
- グラフィックボード(グラボ)の性能を上回る、Intel HD Graphics
- ノートPCに外付けグラボは効果的なの?
- 最強のグラフィックボード環境を実現する方法
- 「ASUS STRIX-GTX1080-A8G-GAMING」の詳細
- 「MSI GEFORCE GTX 1080 GAMING X 8G」の詳細
- 「GIGABYTE GV-N1080G1 GAMING-8GD」の詳細
- 「ASUS STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMING」の詳細
- 「MSI ARMOR 8G OC」の詳細
- 「ZOTAC ZTGTX1080-8GD5XAMP01」の詳細
- 参考URL
第1位 「MSI GeForce RTX 2060 AERO ITX 6G OC」
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価格的には、3万円だいというミドルエンドのグラボになります。
ファンはシングルファン搭載で、非常にコンパクトなのが特徴であり、小型PCに乗せるのにおすすめです。
ブーストクロックは1710MHz、メモリスピードは14Gbpsであり、耐久性が高く自作PC初心者でも扱いやすい代物です。
出力端子にはディスプレイポートx3口、HDMIを搭載していて4画面出力に対応しています。
ゲーミング用としては、すこしスペック不足かもしれませんが、デイトレードで画面をたくさん使う必要があるユーザー様にはほどよいスペックなのではないでしょうか。
コイル鳴きなんかもそこまでひどくなく、コンパクトPCを求める方におすすめのグラボです。
第2位 「玄人志向 NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER 8GB GALAKURO」
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コスパのよさが魅力の玄人志向から発売されているグラボです。
2ファン搭載で、ブーストクロックが1815MHz、メモリスピードが14Gbps、搭載されているメモリーがGDDR6を採用、容量は8GBです。
ディスプレイポートが3口、HDMIを搭載、価格は5万円後半となっています。
クロックが高く、わりとコスパが良いところがうれしいグラボです。
ファンの冷却性能も非常に高く、がんがん使い込んでもたえうる耐久性が魅力です。
コスパがよいのでゲーミングPCにもおすすめしたいグラボです。
3年保証がついているところも魅力の一つです。
ファンがすこしうるさいですが、バイオスで調整ができるようなので騒音が気になる方にもおすすめです。
第3位 「MSI GeForce RTX 2060 VENTUS XS 6G OC」
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約4万円の価格であり、ブーストクロックが1710MHz、データレートが14Gbpsで、搭載メモリはGDDR6を採用、容量は6GBです。
シングルファン搭載でありながらサイズは割とコンパクトにまとめられており、デザインもシンプルでケースの種類を選びません。
冷却性能が不安な方でも口コミでは問題ないという意見が多く、ファンの音も小さく安心してお使いいただけます。
スペックが非常に安定していて耐久性も高く、長年使い続けれるところがこの製品の魅力です。
電飾要素が少ないのが難点ですが、コスパよくゲーミングPCを作りたいと考えている方にはおすすめのグラボだと思います。
安定性と静穏性の二つの要素を求められる方におすすめです。
第4位 「GIGABYTE GV-N2070WF3-8GC」
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オンラインゲームでの使用を想定したグラフィックボードです。
WINDFORCEモデルで冷却能力に優れています。
4K対応の液晶ディスプレイにも接続可能です。
独自のソフトウェアであるAORUSエンジンが搭載されていて細かな部分のカスタマイズが可能です。
第5位 「ASUS ROG-STRIX-RTX2070-O8G-GAMING」
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本体部分には、特許取得済みの『ウイングブレード・ファン』を搭載しており稼働音が静かなのが特徴です。
『静音設計』になっている事から、ゲームに集中しやすくなっていますし、夜中まで遊んでいても、あまり家族の方たちに迷惑をかける事もないでしょう。
そして、全世代のグラフィックスカードの性能を6倍もアップさせているので、性能が高くなっているグラフィックボードを探している方には、おすすめの機種です。
第6位 「GIGABYTE 1070搭載 ゲーミングモデル GV-N1070G1 Gaming-8GD」
GIGABYTE 1070搭載 ゲーミングモデル GV-N1070G1 Gaming-8GD
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6件のカスタマーレビュー
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1位は「GIGABYTE ビデオカード GV-N1070G1 Gaming-8GD」です。
とにかくコストパフォーマンスが抜群で、。この価格でこのヌルヌル感がすごいです!
Amazonのレビューも高評価。
スマホからも簡単に購入できます。
第7位 「GIGABYTE GV-N1080G1 GAMING-8GD」
「GIGABYTE GV-N1080G1 GAMING-8GD」
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ショート基盤を採用する事により、本来の性能を落とす事なく同クラスのグラボの半分から7割程度という非常にコンパクトなサイズまでスケールダウンする事に成功しているのが特徴のグラボです。
本体の全長は17㎝と非常に短く、MiniITX規格のマザーボードに合わせて作られたPCケースなど通常のハイエンドモデルのグラボを取り付けることが難しいケースにも収めることが可能になっているため、大きなケースを使っていない場合でもグラフィック処理能力を大幅に向上させる事が可能です。
コンパクトな外観に反してハイエンドクラスの名に恥じない高いスペックを持っているため、省スペースかつ高スペックなゲーミングPCを組みたい人や、グラボの変更を検討しているがPCケースが小さく選択肢が絞られている人におすすめのグラボです。
第8位 「MSI GeForce GTX 1070 GAMING X 8G VD6072」
MSI GeForce GTX 1070 GAMING X 8G VD6072
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5件のカスタマーレビュー
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MSIのGeForce GTX 1070搭載グラボです。
新型のSLI HBブリッジを使用する「デュアルリンクSLI」に対応しており、ゲーミング環境を協力にサポートしてくれます。
専用のオーバークロックユーティリティが付属しており、OCモード、ゲーミングモード、サイレントモードの3段階に調節できます。
MSIは安定性に定評があります。
第9位 「ASUS STRIX-GTX1080-A8G-GAMING」
「ASUS STRIX-GTX1080-A8G-GAMING」
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3基のファンと2基の大型ヒートシンクからなる高い冷却性能を持ったGPUクーラーを搭載しているのが特徴のハイエンドクラスのグラボです。
GPUクーラーは同クラス帯のグラボの中でも屈指のサイズを有しており、通常クロックでの動作はもちろんの事、オーバークロックによる発熱にも対応できる高い冷却性能を持ったものが採用されています。
また、補助電源のコネクタ部品が他の部品よりも一段下げた位置に配置されており、ケーブルの取り回しをするためのスペースが必要ないように工夫されている他、ケーブルを無理な角度で曲げることによる負担がかかりにくくなっているなど、グラボの大きさをフォローするための細かい工夫がされており、サイズに反して使いやすい点も特徴の1つです。
コストや省スペース性よりもスペックの高さを重要視したい人におすすめのグラボです。
第10位 「ZOTAC GeForce GTX 1060 6GB Single Fan」
ZOTAC GeForce GTX 1060 6GB Single Fan
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1件のカスタマーレビュー
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ZOTACのGeForce GTX 1060を搭載したグラボです。
何よりコストパフォーマンスに優れています。
GTX 1060は1070と比べ、ベースクロックが劣ったりSLIができないなどの制約がありますが、それで問題なければ、かなり安く買うことができます。
従来のGTX980と同程度の性能でありながら、消費電力も少なく価格も抑えられておりお買い得です。
全長174mmでコンパクトサイズのため、省スペースPCへの組み込みにもおすすめです。
第11位 「ASUSTek GeForce GTX950搭載ビデオカード GTX950-2G」
ASUSTek GeForce GTX950搭載ビデオカード GTX950-2G
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4件のカスタマーレビュー
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ASUSTekのGeforce GTX950搭載グラボです。
GTX950も価格がだいぶ下がってきています。
消費電力が少なく補助電源も不要で、PCケース内の配線をすっきりできます。
ユーティリティソフトによりオーバークロックも容易に行えます。
極力価格を抑えたい人におすすめです。
第12位 「ELSA GeForce GTX1050Ti VD6256 GD1050-4GERSPT」
「ELSA GeForce GTX1050Ti 4GB SP グラフィックスボード オリジナル1スロットファン VD6256 GD1050-4GERSPT」
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ゲーミングや動画視聴を行うパソコンが、省スペース仕様モデルの場合、オンボードのグラフィック性能は不足気味になってしまいます。
また、グラボを増設しようとしても、2スロット仕様で搭載が出来ないというケースがあり、諦めることもあります。
ですが、『ELSA GeForce GTX1050Ti 4GB SP(VD6256 GD1050-4GERSPT)』なら省スペース仕様のパソコンにも増設が可能であり、『NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti』を搭載し、メモリも4GBとインターネットブラウジンゲームや動画視聴を快適に行うことが可能です。
価格も約25000円とリーズナブルであり、コストパフォーマンスが高いグラボです。
また、多くのグラボのメーカー保証は1年が一般的であるものの、このグラボは2年保証となっており購入後も安心して使用することができます。
予算が限られた状態でパソコンを自作したり、購入したパソコンを初めてカスタマイズする人にはおすすめのグラボです。
第13位 「玄人志向 GEFORCE GTX 1050搭載 GF-GTX1050-2GB/OC/SF」
「玄人志向 ビデオカードGEFORCE GTX 1050搭載 GF-GTX1050-2GB/OC/SF」
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低予算で自作PCを作成したい、ゲーミングや動画視聴を行いたいけどグラボに割ける予算が無いという方におすすめなのが『玄人志向製GF-GTX1050-2GB/OC/SF』です。
GPUは『GEFORCE GTX 1050』が搭載され、高画質の画像処理も難なくこなしてくれます。
価格も2万円以下でリーズナブルとなっており、補助電源が不要タイプのため、追加で電源交換も不要というのが魅力の一つになっています。
搭載メモリは2GBとミドルクラスのグラボと比べると見劣ってしまうものの、オンボードのグラフィックでパソコン負荷が高いという方は、このグラボを増設するだけでパソコンの負荷軽減が期待できます。
ユーザーサポートは無いものの、メーカー保証1年が適用されるため、価格的にもコストパフォーマンスは高めです。
増設時のマニュアルも同梱されるため、初めてグラボ増設する方でも安心が得られます。
第14位 「ELSA NVIDIA Quadro P600 VD6271 EQP600-2GER」
「ELSA NVIDIA Quadro P600 グラフィックスボード VD6271 EQP600-2GER」
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スリム型パソコンのユーザーにとって、グラボ増設時に悩まされるのがグラボがケースサイズに対応していないことです。
2スロットや1スロットものよりも小さなグラボを増設することになりますが、『ELSA NVIDIA Quadro P600(VD6271 EQP600-2GER』はロープロファイル規格準拠となっており、省スペース型PCに搭載することができます。
このグラボの特徴は、省電力仕様でありながら4K画像の出力が可能であり、マルチディスプレイは4画面表示まで対応しています。
インターネットブラウザを利用したネットゲームのプレイだけではなく、ビジネスシーンでの使用もおすすめです。
これまでデュアルディスプレイ表示で対応していた作業も4画面まで拡張でき、作業効率のアップが期待できます。
また、大画面液晶ディスプレイは予算的に高額になってしまうものの、標準的なサイズの液晶ディスプレイを4台使用することで予算を抑えつつ、広範囲の作業スペースが確保できます。
動画視聴を行いながら作業をしたい、動画編集をしながらインターネットで調べものをしたいという方にはおすすめです。
第15位 「玄人志向 Geforce GTX960搭載 GF-GTX960-E2GB/OC2/SHORT」
玄人志向 Geforce GTX960搭載 GF-GTX960-E2GB/OC2/SHORT
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46件のカスタマーレビュー
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玄人志向のGeforce GTX960搭載グラボです。
GTX960は1000シリーズの登場で価格がだいぶ下がってきています。
その中でも玄人志向は価格が抑えられており、コストパフォーマンス抜群です。
グラボの扱いに慣れた人、自分の必要としているスペックが明確になっている人には特におすすめです。
コンパクトサイズなのも魅力です。
玄人志向は、ユーザの好き嫌いが分かれやすいですが、掘り出し物が見つかるのも事実です。
第16位 「GIGABYTE Geforce GTX980Ti搭載 GV-N98TG1 GAMING-6GD」
GIGABYTE ビデオカード Geforce GTX980Ti搭載 ゲーミングモデル GV-N98TG1 GAMING-6GD
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9件のカスタマーレビュー
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- GPU:NVIDIA GeForce GTX 980 Ti
- メモリ:GDDR5 6GB
- バス:PCI Express 3.0 x16
- 出力:DisplayPort 1.2×3/HDMI x1/Dual-link DVI-I x2
- 外形:
FF14の最新ベンチマークで15000を越えるハイエンドクラスのグラボです。
3Dゲームを滑らかに楽しむのに最適です。
セミファンレスで放熱に優れ静音設計で、低負荷時はファンが停止します。
安定性も抜群です。
第17位 「ASUS NVIDIA GeForce GTX1060搭載 TURBO-GTX1060-6G」
「ASUS NVIDIA GeForce GTX1060搭載ビデオカード メモリ6GB TURBO-GTX1060-6G」
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3Dグラフィックのネットゲームのプレイ、高画質の動画を視聴したり、編集したりする際、どうしてもオンボードのグラフィックスでは性能不足により、快適に映像を表示してくれず、ストレスを感じます。
また、グラボを増設する予算も限られるという方におすすめなのが、『ASUS NVIDIA GeForce GTX1060搭載ビデオカード(TURBO-GTX1060-6G)』です。
ミドルクラスのグラボでありながら、GPUは高性能な『GTX1060』を採用し、メモリ6GBとパソコン本体のメモリ負荷を軽減してくれます。
価格は4万円前半台と手ごろな価格であり、性能も高いことからコストパフォーマンスの良いグラボになっています。
また、内蔵ファンにはデュアルボールベアリングファンを採用し、従来の4倍近い寿命となっているため、メンテナンスを定期的に行う余裕がない、パソコンに詳しくないという方でも長期的に使用することが可能です。
まとめ
近年のゲームは高負荷処理が必要になってきています。
なめらかに、大画面で、高解像度で、を実現するならそれに応じたグラボを使わなければ、十分楽しめません。
動作がカクカクで、画面が止まっている間に死んでた、なんてことは避けたいですよね。
上を目指せばどこまでもお金がかかってしまいます。
自分はどんなゲームをやりたいのか、そのためにどの程度の処理能力がグラボに必要なのかを見極めるのは重要ですが、
以外に早くより処理の高度化が必要になりますので、今必要な処理能力よりワンランク高いグラボを購入することをおすすめします。
そうしないと、安物買いの銭失いになります。
価格帯(クラス)ごとのおすすめグラボ
ここからは、価格帯ごとにおすすめのグラボをご紹介していきます。
上記のランキングで自分の環境に合ったグラボが見つからなかった方は、引き続いて参考にしていただければと思います。
ハイエンドクラス 8万5千円~9万円
このクラスでは、4Kマルチ画面での3Dゲームでも全くストレスなく楽しめます。
第1位 「MSI GEFORCE GTX 1080 GAMING X 8G」
「MSI GEFORCE GTX 1080 GAMING X 8G」
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同クラスのグラボの中でも特にゲーム用途に特化したグラボの1つで、手頃なサイズ感と高い機能が両立されたゲーマー向けのグラボです。
最大の特徴は3種類の動作モードを切り替えることによって、特別な設定をすることなくワンタッチで動作クロックを変更できる点で、これにより処理能力重視の動作から、静音性重視の動作まで本製品1枚で対応する事が可能になっています。
また、GPUクーラーには2種類のブレードを交互に配置する事により風圧を増したトルクスファン2.0が採用されている他、ファン軸にはダブルボールベアリングが内蔵されているため、高クロック設定により回転数が上がった際にも極力動作音が抑えられるように工夫されています。
ミドルクラスのサイズのケースにも安心して収まるサイズに、用途に合わせて選べる豊富な動作モードを有しているため、用途に合わせた設定で使いたい人におすすめのグラボです
第2位 「ASUS STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMING」
「ASUS STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMING」
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グラボの中でも最高級の性能を有しており、数々の賞を受賞している実力を証明された製品です。
CUDAコア数3584、メモリクロック11GHz、メモリ11GBと優れた機能を備え、その他の製品と比較してもかなり高性能な造りとなっています。
2万円前後のGTX1050Tiの3.5倍、1万円前後のGT1030の7.5倍もの性能を持っており、卓越した素晴らしい映像を楽しむ事ができます。
接続端子は、DVI端子1つ、HDMI端子2つ、DisplayPort端子2つを搭載しており、最大4画面、最大7680×4320画素の8K表示をする事が可能です。
この他にも映像の乱れをなくし、滑らかな表示を可能にする技術が使われており、LEDの光り方を制御できる機能もいいですね。
2.5スロットの大きなサイズに大型クーラーを備えているので冷却機能が高い点も特徴で、VRに対応し、ゲームを快適に遊ぶ事もできる高性能なグラボです。
日本で行われたPCパーツのビデオカード部門で金賞を獲得し、イギリス、スペイン、ハンガリー、アメリカを始めとして、様々な国での受賞歴があります。
合計で87個の受賞歴がある点などは驚異的であり、そのような所からも製品としての品質の高さをうかがい知る事ができます。
実際に使用した人の満足度においてもこれ以上ない評価を獲得しており、最高級のビデオカードが欲しい人におすすめしたい製品です。
第3位 「MSI ARMOR 8G OC」
MSIのグラボの中でも高い品質を誇る本製品は、使用者の評価も高い製品です。
CUDAコア数2560、メモリクロック10GHz、メモリ8GB、と優れた性能を備えています。
接続端子は、DVI端子が1つ、HDMI端子が1つ、DisplayPort端子が3つとなっており、それぞれ表示できる解像度が異なります。
DVI端子が最大2560×1600画素、HDMI端子が3840×22160画素の4Kまで表示可能で、DisplayPortは7680×4320画素で8Kまで表示できる驚異的な性能を持っています。
最大で4画面に同時出力する事ができるので、大画面でゲームを楽しんだり、デイトレードで複数台のモニターを接続したい時などに便利です。
VRにも対応していて、静音性にも優れており、その他にもゲーム機能に優れている点も特徴です。
ゲームをしていると、どうしても遅延や映像の乱れが気になってしまう事があるのですが、このグラボは、きわめて滑らかな映像を実現する優れた機能を備えており、快適にゲームで遊びたい人におすすめしたい製品です。
面白い機能としては、360度の画像キャプチャ機能を備えている点が特徴で、ゲームで遊ぶ事が多い人に嬉しい機能を備えています。
実際の使用者の評価も高いので、満足度が高く、ゲーム機能に優れたグラボを探している人におすすめしたい製品です。
第4位 「ZOTAC ZTGTX1080-8GD5XAMP01」
「ZOTAC ZTGTX1080-8GD5XAMP01」
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数々の受賞歴のある優れた製品です。
CUDAコア数2560、メモリクロック10GHz、メモリ8GBと優れた性能を備え、このあたりの性能は、前述のMSIのグラボと同じです。
接続端子も豊富で、DVI端子が1つ、HDMI端子が1つ、DisplayPort端子が3つ備わっていて、最大で4画面同時出力ができる性能の高さが魅力です。
ゲーム用途にも優れているのですが、4画面同時出力が出来るので、マルチモニターでデイトレードなどをしたい人にもおすすめできる製品です。
また、対応解像度も幅広く、HDMIで3840×2160(4K)画素、DisplayPortで7680×4320画素(8K)の表示が可能です。
優れたVR体験を実現している所や、イルミネーションの設定が行える機能もポイントで、ZOTACオリジナルの機能も備えている点が特徴です。
例えば、このグラボには、ZOTACオリジナルのクーラーが使用されていて、優れた冷却機能を有しています。
その他にも、製品にしっかりとした造りが採用されていて、カーボン素材のカバーとプレートが使われているので、振動や衝撃に強い構造となっている点も特徴です。
この他にも、様々な機能を持っており、低負荷時に騒音を低減させる機能や、電力の最適化を行える機能など、細かい所まで行き届いた優れた性能を持っている点が特徴です。
オリジナル機能の数々を備えた高性能なグラボが欲しい人におすすめしたい製品です。
ミドルハイクラス 7万円前後
4Kでの3Dゲームを想定しており、ほとんどのゲームが最高画質で楽しめます。
第1位 MSI GTX 980TI GAMING 6G グラフィックスボード VD5769
MSI GTX 980TI GAMING 6G グラフィックスボード VD5769
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21件のカスタマーレビュー
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- GPU:NVIDIA GeForce GTX 980 Ti
- メモリ:GDDR5 6GB
- バス:PCI Express 3.0 x16
- 出力:Displayport 1.2×3、HDMI 2.0×1、DL-DVI-I×1
- 外形:約269×140×40 mm
GeForce GTX 980TI搭載のグラボでは一押しのおすすめです。
特徴はなんといっても静かなこと。「セミファンレス」と銘打ってますが、負荷が少ないとファンが完全に止まります。
省電力がすごい。
FHD(1920×1080)ならBF4フルスペックでもFPS90程度出ます。
4Kなら画質をやや落とせば重量級ゲームでもFPSを維持できます。
4Kで最高画質ならSLIでまさに次世代環境。
第2位 ZOTAC GTX 980 Ti AMP Edition グラフィックスボード ZTGTX98TI-6GD5AMP01
ZOTAC GTX 980 Ti AMP Edition グラフィックスボード ZTGTX98TI-6GD5AMP01
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4件のカスタマーレビュー
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- GPU:NVIDIA GeForce GTX 980 Ti
- メモリ:GDDR5 6GB
- バス:PCI Express 3.0 x16
- 出力:DisplayPort×3、HDMI×1、DVI×1
- 外形:約315×111.15×39.2 mm
振動を軽減し耐久性に優れるカーボン素材のファンカバー部とバックプレートを採用しています。
フルHDモニター上でも4K相当の精密度を実現する「Dynamic Super Resolutionテクノロジー」を積んでいます。
独自のオーバークロックツールにより簡単にクロック調整、ファンコントロール、GPUのモニタリングができます。
GPU温度が60度以下ではファンが停止します。
ミドルクラス 4万円前後
GPUはNVIDIA GeForce GTX 980が対象になります。
4KでもおおむねOK。画質を下げれば十分3Dゲームを楽しめます。
第1位 MSI GTX 980 GAMING 4G グラフィックスボード VD5504
MSI GTX 980 GAMING 4G グラフィックスボード VD5504
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27件のカスタマーレビュー
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- GPU:NVIDIA GeForce GTX 980
- メモリ:GDDR5 6GB
- バス:PCI Express 3.0 x16
- 出力:Displayport×3、HDMI×1、DL-DVI-I×1
- 外形:約269×141×35 mm
GeForce GTX 980ではこちらがおすすめです。
ヒートシンク、ヒートパイプの工夫、大型ファンにより極めて静音なグラボです。
新設計の「トルクスファンテクノロジー」を採用した100mm径ファンを2つ搭載し、ワイドサイズのヒートシンク・2本のヒートパイプと合わせ、放熱・静音に対する対策が徹底しています。
低負荷時はファンが停止し騒音は0です。
自動オーバークロック機能「GPU Boost 2.0」により4K出力でのゲームもより快適になります。
FF14ベンチマーク(2560×1440)で11000を越えてきます。
第2位 ASUSTek社製 GTX 980搭載グラフィックスカード STRIX-GTX980-DC2OC-4GD5
ASUSTek社製 GTX 980搭載グラフィックスカード STRIX-GTX980-DC2OC-4GD5
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19件のカスタマーレビュー
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- GPU:NVIDIA GeForce GTX 980
- メモリ:GDDR5 6GB
- バス:PCI Express 3.0 x16
- 出力:DisplayPort×3、HDMI×1、DVI-I×1
- 外形:約289 mm×135 mm×41 mm
3Dゲーム以外ではほとんどファンが回ることはありません。
ヒートパイプをGPUに密着させた強力・静音クーラー。
個体差の誤差の少なさに定評のあるASUSTek社製です。
ミドルロークラス 3万円~3万5千円
GPUはNVIDIA GeForce GTX 970が対象です。
上位機種の登場でかなり値段が下がってきており、コストパフォーマンス抜群のねらい目レンジです。
これから4Kや本格3Dゲームに入っていきたい人に絶対におすすめです。
第1位 GIGABYTE ビデオカード Geforce GTX970搭載 GV-N970G1 GAMING-4GD
GIGABYTE ビデオカード Geforce GTX970搭載 GV-N970G1 GAMING-4GD
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23件のカスタマーレビュー
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- GPU:NVIDIA GeForce GTX 970
- メモリ:GDDR5 4GB
- バス:PCI Express 3.0 x16
- 出力:Dual Link DVI-I×1、DVI-D×1、HDMI×1、DisplayPort x3
- 外形:43x312x129mm
GTX 970としてかなり値下げされていて、安く、でもハイクラスグラボをという方におすすめです。
最大4画面表示、4K出力でも4画面表示可能
4Kでも最高画質からやや下げればFF14も快適に楽しめます。
「WINDFORCE 3X cooling system」というオリジナル設計の3連ファンにより冷却効果を向上させ、より静音になっています。
第2位 GIGABYTE ビデオカード Geforce GTX970搭載 ショート基板モデル GV-N970IXOC-4GD
GIGABYTE ビデオカード Geforce GTX970搭載 ショート基板モデル GV-N970IXOC-4GD
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30件のカスタマーレビュー
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- GPU:NVIDIA GeForce GTX 970
- メモリ:GDDR5 4GB
- バス:PCI Express 3.0 x16
- 出力:Dual Link DVI-I×1、DVI-D×1、HDMI×1、DisplayPort x3
- 外形:43×170×120mm
長さ17cmのショート基板採用。Mini-ITXのシステムにも搭載可能なグラボです。
スモールケースだけど3Dゲームをバリバリ楽しみたい方におすすめ。おそらく一択。
4Kを同時に4画面にマルチ出力ができます。
長さは短くなっても耐久性、冷却能力はしっかり確保されています。
第3位 MSI GTX 970 GAMING 4G MGSV グラフィックスボード VD5680
MSI GTX 970 GAMING 4G MGSV グラフィックスボード VD5680
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10件のカスタマーレビュー
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- GPU:NVIDIA GeForce GTX 970
- メモリ:GDDR5 4GB
- バス:PCI Express 3.0 x16
- 出力:DL-DVI-I×1、DL-DVI-D×1、HDMI×1、Displayport×1
- 外形:約269×141×35 mm
PCゲームを高設定で楽しめるグラボです。
BF4が最高画質でもなめらかに楽しめます。
「トルクスファンテクノロジー」を採用した100mm径ファン×2基が搭載されており、非常に静音です。
フルHDモニター上でも4K相当の精密度を実現する「Super Resolutionテクノロジー」を備えています。
動作が安定しています。
第4位 ASUSTek社製 GTX 970搭載グラフィックスカード STRIX-GTX970-DC2OC-4GD5
ASUSTek社製 GTX 970搭載グラフィックスカード STRIX-GTX970-DC2OC-4GD5
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34件のカスタマーレビュー
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- GPU:NVIDIA GeForce GTX 970
- メモリ:GDDR5 4GB
- バス:PCI Express 3.0 x16
- 出力:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-I×1、DVI-D×1
- 外形:43x312x129mm
やはり、ヒートパイプを基盤に密着させた放熱機能が優秀で、デュアルファンによる送風と合わせて冷却能力が高い。
パーツレベルでこだわっており、特に、耐用年数を2.5倍に向上した高耐久コンデンサ、オーバークロック時の安定性を最高28%向上するGPU専用コンデンサが採用されているのが特徴。
安定性重視の方におすすめです。
ロークラス 1万円~3万円
GPUはNVIDIA GeForce GTX 960が対象になります。
FullHDでの3Dゲーム利用なら問題ありません。
3Dゲームを楽しみたいけど、4Kほどではなく、価格も極力抑えたい人におすすめ。
グラフィックボードを初めて使う方にもおすすめ
第1位 GIGABYTE ビデオカード Geforce GTX960搭載 ゲーミングモデル GV-N960G1 GAMING-2GD
GIGABYTE ビデオカード Geforce GTX960搭載 ゲーミングモデル GV-N960G1 GAMING-2GD
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8件のカスタマーレビュー
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- GPU:NVIDIA GeForce GTX 960
- メモリ:GDDR5 2GB
- バス:PCI Express 3.0 x16
- 出力:Dual Link DVI-I×1、DVI-D×1、HDMI×1、DisplayPort x3
- 外形:298×130×42mm
GTX960搭載ボードの中では、クロック数をかなり高めになっているグラボです。
省電力も抜群で推奨電源は400Wになっています。
低負荷時はファンが自動で停止し静か。
FullHD 1画面であれば最高設定でも多くのゲームがなめらかに動作します。
第2位 MSI社製 NVIDIA GeForce GTX960搭載ビデオカード GTX960 GAMING 2G MGSV
MSI社製 NVIDIA GeForce GTX960搭載ビデオカード GTX960 GAMING 2G MGSV
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2件のカスタマーレビュー
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- GPU:NVIDIA GeForce GTX 960
- メモリ:GDDR5 2GB
- バス:PCI Express 3.0 x16
- 出力:Dual-link DVI-I×1、HDMI×1、DisplayPort×3
- 外形:約267×139×36mm
MSIオリジナルファン「Twin Frozr V」が採用されており、放熱に優れ静音設計です。
グラボ1枚で4画面へのマルチ出力が可能になっています。
自動でオーバークロックしてくれる「GPU Boost 2.0」機能にも対応しています。
その他のおすすめグラフィックボード
多画面表示 ELSA NVIDIA NVS 510 2GB グラフィックボード ENVS510-2GER
ELSA NVIDIA NVS 510 2GB グラフィックボード ENVS510-2GER
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5件のカスタマーレビュー
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- GPU:NVIDIA NVSTM 510
- メモリ:DDR3 2GB
- バス:PCI Express 2.0 x16
- 出力:mini DisplayPort×4(付属変換ケーブルの併用により、DisplayPort×4 もしくはDVI-D×4 に対応可能)
- 外形:160×69mm
省スペースPCでマルチモニタにしたい人におすすめです。
グラボのサイズがロープロファイルでかなり小さいPCでも問題なく設置できます。
消費電力もとても小さいので、小さな電源しか積んでいないPCでも問題ありません。
単体でも高解像度で4画面マルチ出力が可能です。
超静音ファン搭載し、机の上にPCを置いてもほとんど騒音がありません。
デイトレなどで広い画面が欲しい人にもおすすめです。
グラボを選ぶポイント
グラボを選ぶ際の見どころをご説明します。
グラボを使う用途
まず、自分自身が何のためにグラフィックボードを必要としているのかを明確にします。
今の環境ではどの程度足りないのか。
何をしたいのか。
これによって、選択するグラフィックボードは大きく変わります。
もし、現時点で明確な目的が決まっておらず、漠然と将来グラフィックボードが必要になるかも、と思っている人は、今の段階では予算をCPUに割り振った方がよいかもしれません。
搭載しているGPU
グラボの性能に直接影響します。
NVIDIA社のGeForceシリーズがよく使われています。
3Dゲームなど高負荷画像処理が必要な場合には高性能GPUが必須条件です。
出力端子
通常、グラボについている出力端子からモニタやテレビにケーブルをつないで画面に映します。
このとき、モニタやテレビ側がどの端子で入力できるのか事前に確認しておく必要があります。
年代によって、頻繁に搭載された端子が変わってきますので、古いモニタやグラボを考えている場合は特に注意が必要です。
複数モニタに出力したい場合は、どの端子が同時に出力できるのかも確認しておく必要があります。
消費電力
グラボを増設するとその分消費電力が必要になります。
最近のグラボは省電力がが進んでいるとはいえ、基本的にはGPU性能が上がるほど消費電力も上がります。
供給できる電力は、PCに搭載している電源のワット数が限界ですので、グラボを増設する際はPCの電源容量を確認しておく必要があります。
グラボのサイズ
グラボ自体の大きさもものによって異なります。
特に高性能GPUを搭載しているグラボでは、発熱量が大きく、放熱版や冷却ファンが大きくなりやすく、グラボのサイズも大きくなりがちです。
このとき、PCケース内にグラボが入りきらない可能性がありますので、グラボを増設する際は、PCケース内のグラボ設置スペースを確認しておく必要があります。
グラボの音
これは使う人や環境によるかもしれません。
グラボにファンがついていたらファンの音が出ます。
ファンがなければ基本的に音は出ません。
静音で行きたい場合は、省電力や静音設計のものをおすすめします。
グラボの選択と価格帯
約9万円前後
GPUとしては、NVIDIA GeForce GTX 980 Tiがおすすめです。
通常のゲーム利用では、グラボとしては最高級クラスです。
4K出力での高負荷3Dゲームも可能です。
2枚差しでSLIにすることで4K出力の最高画質でぬるぬるという次世代を思わせる環境も実現可能です。
7万円前後
GPUとしては、NVIDIA GeForce GTX 980がおすすめです。
FullHDであれば重量級ゲームもぬるぬる動作してくれます。
980Tiは手が出ないけでできる限り妥協したくないという方におすすめです。
4万5千円~5万円前後
4Kの出力でも画質を下げれば十分、FullHDなら最高画質でもさくさくゲーム可能です。
GIGABYTE製はかなり値下げされていてねらい目です。
3万5千円前後
FullHDであれば、通常のゲームは問題なくサクサク楽しめます。
動画も問題なし。
おすすめの外付けグラフィックボード製品
「ノートパソコンに外付けでグラフィックボードを増設したい!」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まだまだメジャーな方法ではないですが、その希望を実現する製品は幾つかあります。
その中で、比較的手に入りやすいもの、使用している情報が多いものをご紹介します。
グラフィックボードの外付け本命「AKiTiO Thunder2 PCIe Box」
まず、Thunderbolt2を使用して接続することができる「AKiTiO Thunder2 PCIe Box」です。
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↑AKITIO Thunder2 PCIe BOX(人気商品のため在庫切れの場合があります)
この製品は本来Thunderbolt 2経由でPCIeスロット1基を増設することを目的としています。
グラフィックボードを外付けするために開発されたものではないですが、
この製品を用いてグラフィックボードの外付けに成功している事例が多数あります。
本製品はPCIe (x16) のハーフレングス、フルハイト及びダブル幅のPCIeカードに対応しており、最高25Wの給電が可能です。
しかし、グラフィックボードはローエンドモデルでも100W程度、ハイエンドモデルともなると200W以上の消費電力となるものもあるため、
別途グラフィックボードに電源を供給する必要があります。
国内でも比較的手に入りやすい「PE4C」
次に、国内でも比較的手に入りやすい製品が「PE4C」です。
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2件のカスタマーレビュー
▷ 詳しくはこちら
↑PE4C
この製品はノートパソコンにてPCIe (x16)を使用するためのアダプタとなっており、M.2Card、PCIex4をサポートし、最大Gen2(5Gbps)で動作します。
PE4Cは外付けグラフィックボード用として開発されており、製品公式ページには本製品にて使用出来るグラフィックボードも多数掲載されていますので
比較的手軽に試してみることができるかもしれません。
本製品のデメリットはノートパソコンへの接続方法がM.2Card、PCIex4のいずれかとなっている点です。
この2つのコネクタは通常はノートパソコンのマザーボードに搭載されているため底面のパネルを開ける必要があります。
すでに何かしらのデバイスが接続されていることもありますのでそれなりの知識が必要となってきます。
また、PCIe (x16)のグラフィックボードを使用することができますが、
内部的にはPCIe(X1)として動作するため5Gpbsの帯域幅に制限されてしまいます。
そのため、グラフィックボードの本来の性能をフルに活用することができません。
さらにThunderbolt2を使用した製品と同じく別途グラフィックボードに電源を供給する必要があります。
外付けグラフィックボードの接続はどの環境でも動作するというものではない
今回ご紹介した製品のほかにも様々なメーカーから色々なものが発売されています。
そのすべてに共通することですが、「ノートパソコンへの外付けグラフィックボードの接続」はメジャーな方法ではなく
どの環境でも動作するというものではありません。
外付けグラフィックボードを使用するノートパソコンには、使用するCPUのスペックや搭載されているメモリ容量
OSの種類など様々な条件があります。
また、グラフィックボードなどのPCIe拡張カードは基本的にデスクトップパソコンで使用することを目的に開発されています。
動かないからといってグラフィックボードのメーカーにサポートを求めることもできません。
海外では「eGPU」(external GPU)として検証活動が活発
国内ではまだまだ情報は少ないですが、海外では「eGPU」(external GPU)という一種のカテゴリとして
パソコンマニアの方々などは日々様々な製品で試行錯誤を行っています。
今回ご紹介した2つの製品も海外で開発されたものです。
おすすめの外付けグラフィックボード製品まとめ
ノートパソコンの性能は年々向上しており、デスクトップパソコンと比べても遜色のないところまできたと思います。
そんな中で、「動作性能の不満はないけどグラフィク性能だけ向上させたい」と考えているユーザーは少なくはないのではないでしょうか。
外付けグラフィックボードがもっとメジャーなものとなり、誰でも手軽に行うことができるような製品が発売されて欲しいなと思います。
グラフィックボードを選ぶ際はサイズ確認が必須!!
デスクトップパソコンで、インターネットでの高画質の動画視聴や3Dグラフィックゲームのプレイ、そしてデジタルハイビジョン動画の編集を行うユーザーにとって、グラフィックボードは非常に重要なパーツです。
グラフィックボードの画像処理で画像処理能力を確保しなければ、パソコンがマトモに動きません。
初心者の方にとって、グラフィックボード選びは大変だと思います。
今回、初心者が忘れてしまうサイズ確認について紹介します。
グラフィックボードを選ぶポイント
グラフィックボードを選ぶ際に先ず優先されるのが性能です。
グラフィックボードに搭載されているGPU(グラフィックボード専用のCPU)やメモリ容量です。
次に条件となるのが、冷却性能に関係する冷却ファン有無やファンの大きさ、ヒートシンクの材質や形状、そして接続するインターフェースだと思います。
しかし、重要な選定条件を忘れることがあります。
それは、グラフィックボードのサイズや所有するパソコン本体のサイズです。
箱から開封する前にサイズ間違いに気づけば、ギリギリセーフ
購入してしまってから、実際に取り付けようとしたところ、パソコン本体が小さく、グラフィックボードが大きいといったサイズ確認漏れで無駄が生じます。
また、グラフィックボードを取り付けようとしたところ、電源ユニットから補助電源が確保出来ないため、電源ユニットを交換した結果、電源ユニットのサイズが大きくなりグラフィックボードと干渉して、使用不可能といった問題があります。
高性能なグラフィックボードを購入したのにサイズ確認漏れにより、取り付け不能の場合。
返品は不可能です。
そもそも、グラフィックボードは精密部品です。
帯電防止用の袋に入れられています。
一度でも開封した場合、その時点で中古品になってしまいます。
購入して、箱から開封する前にサイズ間違いに気づけば、ギリギリセーフです。
返品は可能で、別なものと交換可能です。
グラフィックボードを買う前に先ずパソコンケースのサイズを確認
そこで、初心者がグラフィックボードを買う前に注意するサイズ確認箇所を紹介します。
先ず、パソコンケースのサイズです。
スリムタイプかタワータイプか確認します。
また、省スペースタイプのケースでないか確認します。
スリムタイプや省スペースの場合、高性能なグラフィックボードはサイズ的に取り付け不可能と考えていいです。
グラフィックボードによっては、取り付けできる可能性がありますが、手っ取り早い方法としてケース本体のサイズアップをします。
基本的に、ケースだけ購入して、中身を入れ替えするといった方法です。
インターネットで自作パソコンの作成方法がありますので簡単に出来ます。
次に確認するのが電源ユニット
次に確認するのが、電源ユニットです。
電源ユニットの電力供給能力は足りているかです。
不足していた場合、電源ユニットが大型化する可能性があるので、電源ユニットかグラフィックボードのサイズを確認します。
近年販売されているパソコンは省エネを目的にしているので、電源容量が不足している可能性があります。
最後にグラフィックボード本体のサイズを確認
最後にグラフィックボード本体のサイズです。
最近のグラフィックボードは高性能化を図っているため、発熱量が多く、大型の冷却ファンやグラフィックボードが搭載されています。
それにより、グラフィックボードのサイズが大きくなっています。
また、グラフィックボード以外にサウンドボードなどを取り付けている場合、電源ユニット以外にも干渉する可能性があります。
グラフィックボードのサイズが大きい場合は、拡張スロットに余裕を持たせるため、グラフィックボードの真下には他のパーツを増設しないといった方法が必要です。
グラフィックボードを選ぶ際はサイズ確認が必須!!まとめ
筆者自身、過去に自作パソコンにおいてグラフィックボードを増設した際に、電源ユニットに干渉したことがあります。
当時は、グラフィックボードを取り付けるスロットがAGPという規格で、電源ユニットの近くに取り付けられる状態でした。
そのため、電源ユニットを小型かつ電力供給能力の高いものに変更しました。
この時の出費は非常に大きかったです。
安価で高性能なグラフィックボードを購入したのに電源ユニットのサイズを考慮した結果、1万円近く追加投資しました。
それなら、もっと高性能で薄型のグラフィックボードが購入出来るくらいでしたので、苦い経験です。
ファンレスのグラフィックボードのメリットとは?
デスクトップパソコンで高画質のネット動画を視聴または3Dグラフィックを駆使したゲームをプレイするユーザーにとって、グラフィックボードは重要なものです。
そして、高負荷に耐えられるように冷却ファンを搭載していることが重要ですが、全てのユーザーには当てはまりません。
ユーザーの中にはファンレスのグラフィクボードでも十分なユーザーがいます。
グラフィックボードのファンレスとは?
グラフィックボードのファンレスとは、そのままの意味です。
冷却用のファンが搭載されていないものを表します。
しかし、ファンレスといても冷却機構が無いわけではありません。
ファンレスにするため、GPU(グラフィックボード専用のCPU)を冷却するため、熱伝導の良い金属素材で冷却フィンを制作して、取り付けています。
冷却フィンの表面積を増やすことで冷却性能を向上し、熱伝導の良い素材ほど冷却効率が向上します。
特に熱伝導の良い素材としては銅やアルミニウムがありますが、コストパフォーマンスから考えればアルミニウムが優秀です。
そのため、ファンレスの多くのグラフィックボードにはアルミ製の冷却フィンが取り付けられています。
ファンレスのメリットは?
ファンレスのグラフィックボードの最大のメリットは安いことにあります。
ネットゲームの必要環境や推奨環境において、GPUおよびグラフィクボード搭載のメモリ容量が小さい場合、無駄な費用を掛けずに済みます。
高性能なグラフィックボードで、推奨環境の低いネットゲームをプレイするのは非常に無駄があります。
ファンレスのグラフィックボードであれば、5,000円以下で購入することも可能です。
また、ファンレスのグラフィックボードは騒音の原因となるファンが無いため、静かな環境を得られます。
特に、冷却性能の高いフィンが付いたグラフィックボードでネット動画を視聴する際、ファンの雑音を気にしなくても良いメリットがあります。
また、深夜の部屋でグラフィックボードのファンの回転音程、うるさいものはありません。
静かな環境でネット動画をしたい方にがファンレスのグラフィックボードはおすすめです。
ファンレスはどんなユーザーに向いているか?
前談でネット動画を視聴するユーザーを取り上げましたが、あくまでハイビジョン程度の動画視聴です。
フルスペックハイビジョンになると流石にファンレスのグラフィックボードでは性能不足です。
それ以外のユーザーに向いているのが、ペンタブレットにより絵を描くユーザーにファンレスのグラフィックボードはおすすめです。
ペンタブレット自体の価格が高額なのに対し、画像処理能力はそこまで必要とされていません。
ファンレスのグラフィックボードを使用することで、ペンタブレットへ投資できる予算が増えるため、このようなユーザーには非常におすすめです。
また、ファンレスのグラフィクボードであれば、デュアルディスプレイやそれ以上のディスプレイ数で作業を行う株トレーダーにもおすすめです。
グラフ程度の画像処理には高性能なグラフィックボードは不要です。
ファンレスで十分な性能を発揮出来ます。
また、余った予算を投資に使えるのでおすすめです・
ファンレスのグラフィックボードを購入するポイント
ファンレスのグラフィックボードを購入する際のポイントは、GPUの性能とメモリ容量です。
ファンレスのグラフィックボードは発熱を抑えるため、GPUの負荷制限を設けられています。
そのため、ある程度GPUの性能が高い方が負荷制限をされても、高い性能を有しています。
また、メモリはデータ処理を一時的に保管・処理するため2GB程度は必要です。
ファンレスのグラフィックボードでも用途を考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いです。
ファンレスのグラフィックボードのメリットとは?まとめ
筆者自身、予算不足で購入するのは基本的にファンレスです。
一番の魅力はやはり価格です。
動画が視聴できれば十分であり、プレイしたゲームの最低環境を満足していればいいといった考えです。
確かに高性能で冷却ファンを搭載したグラフィックボードには憧れますが、無駄な費用をパソコンに掛けないことが一番重要だと考えています。
ちなみに、最近のファンレスは、性能が良くていいと思います。
グラフィックボードの補助電源のポイント
今回はグラフィックボードの補助電源について書きたいと思います。
増設パーツの電源供給は、電源ユニットからとマザーボードからの2種類がある
パソコンに取りつける部品は、一般的にマザーボードから電力を直接供給するものと、電源ユニットから電源ケーブルを通して電力を供給する必要があるものの2つに大別されます。
例えば、CPUやメモリといったものはマザーボードから電力を供給していますが、HDDや光学ドライブは電源ユニットに電源ケーブルを接続する必要があります。
電源ユニットから電源ケーブルを通して電力供給を行うことを補助電源と言います。
グラフィックボード増設時は補助電源とコネクタ形状を事前に確認する
ではグラフィックボードの場合はというと、実は両方あります。
一般的には性能が低く消費電力の低い、ローエンドのグラフィックボードは補助電源が必要ありません。
しかし、PCゲームをする場合に使用する大抵のグラフィックボードの場合は、補助電源が必要となってきます。
ただし、補助電源を接続するためのコネクタが必ずしも電源ユニットに存在するとは限りません。
そのため、グラフィックボードを増設する前に
・そのグラフィックボードが補助電源を必要とするか
・補助電源が必要な場合、そのグラフィックボードの補助電源のピンの形式のコネクタが電源ユニットに存在するか
を購入前に必ず確認する必要があります。
電源ユニットがその補助電源に対応しているか確認する一番確実な方法は、パソコンのケースを開けて中の電源ユニットを直接確認することです。
グラフィックボード用の補助電源には6ピンと8ピンがある
グラフィックボード用の補助電源には6ピンのものと8ピンのものがあります。
グラフィックボードの補助電源コネクタと電源ユニットの補助電源コネクタが同じピン数であれば特に接続に問題はありません。
グラフィックボードの補助電源コネクタが6ピンで電源ユニットの補助電源コネクタが8ピンの場合は、たいていの場合グラフィックボードに同梱されているケーブルを差し込むことで対応することができます。
問題はグラフィックボードの補助電源コネクタが8ピンで電源ユニットの補助電源コネクタが6ピンしかなかった場合で、このような時は市販の変換ケーブルを購入する必要があります。
電源ユニットの6ピンの補助電源を2つ使用することで、8ピンとして出力することができる変換ケーブルが市販されていますので別途購入してください。
(グラフィックボードに同梱されている場合もあります)
補助電源コネクタがなかったり、足りない場合には電源ユニットを買い替える必要があります。
6ピンの電源ユニットの補助電源コネクタ1つと8ピンのグラフィックボードの補助電源コネクタ1つでもケーブルははまりますが、このようなことは絶対にしないでください!
6ピンと8ピンは供給可能な電極がちょうど2倍になっています。
つまり、グラフィックボードへ必要な電力の半分までしか供給されなくなってしまいます。
このようなことをするとグラフィックボードの動作が不安定になったり、最悪の場合パソコンが破損してしまいます。
くれぐれも注意してください。
同時に電源ユニットが供給可能な電力を把握する
ただし、対応する補助電源のコネクタがあるからといって、電源ユニットに接続さえすればグラフィックボードが正常に動作するかと言えば、そうではありません。
同時に電源ユニットが供給可能な電力を把握する必要があります。
大抵の市販のパソコンやBTOのパソコンといったものは、その構成で動く範囲の電力を供給できる電源ユニットしか搭載されていません。
また自作のパソコンであっても、ケース付属の電源ユニットの場合あまりワット数が高い電源ユニットではない場合がほとんどです。
そのため、これらのパソコンにグラフィックボードを増設しようとすると、コネクタがあっても電源ユニットが電力を供給しきれないという事はよく起こります。
これは補助電源の必要の有無に限りませんので、こちらも必ず確認してください。
グラフィックボードの補助電源のポイントまとめ
いかがだったでしょうか?
グラフィックボードも電化製品の1つですので、補助電源の有無にかかわらず適切な電源を用意しなければきちんと動くことができません。
グラフィックボードを購入する際は、スペックだけではなくまずは適切な電源が用意されているか、用意できない場合は予算に電源ユニットの分を含めることが大切です。
また性能が高く、消費電力の大きなグラフィックボードは同時に大きな熱も出しますので、補助電源が必要なグラフィックボードを購入する際は併せて熱暴走への対策もきちんとするようにしましょう。
グラボとはどんなものなのか?はじめての購入で気を付けること
グラボという名前を耳にしたことがある方もいると思いますが、実はどういうものなのかきちんと知っている人は少ないかもしれません。
実際にどのような役割があり、どのような種類があるのか知っておくとパソコンを使う際にとても幅が広がると思います。
ではグラボとはどういうものなのか、またグラボを購入する際はどんなことに気を付ければ良いのかご紹介したいと思います。
グラボ とその効果
グラボとはグラフィックボードの略で、ディスプレイに画像を綺麗に映し出すための部品のことです。
つまり、実際に映像を映し出しているのはディスプレイですが、そのディスプレイに映像を表示するように命令を出している機械ということになります。
そのためグラボを使用することで画像の処理がCPU本来から切り離されて行われ、CPU処理能力をフルに活用することができます。
また本来のメモリ性能をシステム側で使えるので、処理スピードも早くなります。
更にPCゲームや3DCGなどの高負荷な画像データでも高精細なグラフィックを映し出すことが可能になります。
これはリアルタイムでの処理速度が上がるためです。
このように作業をCPUとグラボに分けることで、効率的に作業が可能になり、多くのメリットを得ることが出来るのです。
グラボ選びのポイント
ではグラボを選ぶ際に気を付けることなどはあるのでしょうか。
ブランド
ブラボを選ぶ際はまずはブラボに搭載されているエンジンを決めなければいけません。
このエンジンはGPUと呼ばれるものなのですが、大きく 2 種類 あります。
一つがGeForce でもう一つはRADEONです。
GeForceは、米国の NVIDIA 社 が開発している GPU であり、現在もっとも普及しているGPUと言われています。
2D 、 3D グラフィックの両方とも安定しているのが特徴です。
さらに、ゲームの分野では GeForce を基に開発されていることが多いので、不具合などの発生も RADEON に比べて低いく、また起きても対処しやすいのが魅力です。
とてもオールマイティな GPU と言えます。
二つ目のRADEONは、米国のAMD社が開発しているGPUのシリーズ名です。
3Dの性能がGeForce よりも劣っているとも言われていましたが、この点においては現在は差がないと言われています。
GeForce に比べるとシェアは低いので、初心者にはGeForce、上級者で価格帯も考慮しながら選びたいならRADEONがおすすめです。
メモリ容量
パソコンにメモリが搭載されているように、グラボにも専用のメモリが搭載されています。
グラボのメモリは、画像や映像などをスムーズに表示できる手助けをしてくれますが、この時に重要なのが容量です。
GPUは、ディスプレイに表示するためのデータを計算処理して、映し出すための準備をしています。
この時のデータをどれだけためることが出来るかが、メモリの容量によって変わってきます。
容量が大きいとディスプレイにどんどん表示しても、映像も滑らかに表示させることができ、逆に容量が小さいと、データをためておけないので、動作が不安定になったり、表示された画像の一部が抜けてしまうなどの原因になってしまいます。
そのため大容量データを扱うのであれば、メモリ容量も大きめのものを選んでおいた方が安心です。
出力端子
出力端子には何種類もあり、また数も異なります。
そのためグラボを購入する際は、使用したいディスプレイに合う端子を搭載しているのか、また必要な数の端子数を備えているかを確認することが大切です。
種類は、デジタル出力できるDVIやHDMI、DisplayPortのから複数を搭載するモデルが一般的です。
しかし将来、4Kなどの高解像度ディスプレイの導入を考えている人は、大容量データを転送できるDisplayPortが搭載されているものを選ぶのが良いです。
冷却方法
冷却方法には三種類あります。
ファンタイプとファンレスと水冷ですが、ファンタイプが一般的です。
それぞれメリット・デメリットがあり、例えば水冷は静かですが価格が割高です。
またファンレスはあまり処理性能が高くないですが、ファンが無い分占有スペースが小さくて済むのが利点です。
ご使用する環境によってどのタイプを購入するのか検討するのが大切です。
おすすめのグラボ
それでは数あるグラボの中から比較的安価でおすすめのものをご紹介いたします。
エルザのNVIDIA Quadro K620 EQK620-2GER
NVIDIA Quadro K620が搭載されているプロフェッショナル向けのグラボになります。
GPUの作業負荷に応じて最適なパフォーマンスを引き出すNVIDIA GPU Boost機能というものが搭載されています。
また、30bitカラー出力及びQFHDの超高解像度出力を可能にするDisplayPort1.2をサポートしてくれる本格的なグラボです。
なのに値段は¥21,458ととても買いやすい価格になっています。
CADやCG創作を本格的にやってみたいという方におすすめのグラボです。
ゾタックの Geforce GTX 1060 ZTGTX1060-GD5STD/ZT-P10600A-10L
最新のGTX 1060を搭載したグラボになります。
約174mmと小さくスマートなので小型PCに最適です。
また4画面出力やリアルな映像を提供するGameWorksにより、ゲーミング環境に必要な機能も充実しているのが魅力です。
VR Readyで最新のVRデバイスも、プラグアンドプレイで対応するのでゲームを楽しみたい方におすすめです。
またお値段は¥28,672とこれまた3万円を切っていてお求めやすいです。
エムエスアイの Radeon RX 480 GAMING X 8G
最新のRX 480を搭載したゲーミンググラボになります。
MSI独自のTwin Frozr VIを採用しているため、冷却性能と高くまた静音性を実現しているのが特徴です。
高品質なゲーム体験ができるCrossFireを用いたマルチGPUにも完全に対応しているので、ゲームを楽しみたい方はもちろんですが、4K画像を美しく楽しみたい方にもおすすめのグラボですよ。
お値段は¥31,466と3万円を超えてしまいますが、このクオリティを考えると納得の値段です。
グラボの注意点
実はグラボの増設はノートパソコンでは出来ません。
外付けのグラボもあるようですが、一般的ではなくまた様々な条件が必要になってしまいます。
そのため、お使いのパソコンが何であるのかきちんと把握してから買うことをおすすめします。
またグラボも故障します。
グラボがデバイス認識されないだけなら良いのですが、グラボの故障からの破損によりマザーボードに電解質などは飛び散るとパソコン自体がダメになります。
そのため定期的にチェックをし、何か少しでも異常があれば速やかに対応することが大切です。
グラボとはどんなものなのか?はじめての購入で気を付けることまとめ
このようにグラボを選ぶ際に気を付けることはたくさんあります。
しかしグラボを使用することで様々な利点があり、パソコン活用の幅を大きく広げてくれるのです。
ご紹介したものよりもっと安価で手軽に買えるグラボも今はたくさんあります。
自分の目的に合ったグラボを選び、映し出される映像やゲームをより楽しみましょう。
グラフィックボードを選ぶときは消費電力にご注意を
グラフィックボードはパソコンパーツの中で初心者でも簡単に交換することができて性能アップをすぐに体感することができるパーツの一つです。
しかし、簡単に交換ができるからといって全く事前知識がない状態で交換を行ってしまうと予期せぬアクシデントに見舞われてしまいます。
グラフィックボードの購入をお考えの方にまずチェックしていただきたいのが、
今お使いのパソコン、もしくはこれから購入予定のパソコンの電源ユニットの容量とグラフィックボードの消費電力(TDP)です。
グラフィックボード(グラボ)は大きく分けて3種類ある
グラフィックボードには大きく分けて「ローエンドモデル」、「ミドルレンジモデル」、「ハイエンドモデル」の3種類があります。
その名の通り、ローエンドモデルは最も性能が低く、低価格な製品でオフィス製品を使用した事務作業などに用いられます。
ミドルレンジは、最も一般的なグラフィックボードで事務作業からネットサーフィン、動画鑑賞まで幅広く使える製品です。
一方、ハイエンドモデルはゲームやCG作成などに用いられ、高機能、高性能で価格も高く上級者向けの製品と言えます。
グラフィックボードの性能が高くなれば消費電力も多く必要
性能が高くなればもちろん消費電力も多くなっていきます。
ローエンドモデルであれば消費電力も100W以下と比較的低いですが、
ミドルレンジでは140?165W程度、ハイエンドモデルともなると250W以上の高い消費電力が必要となる製品もあります。
目的にあった性能のグラフィックボードを選ぶ
まず、グラフィックボードを選ぶ際には、どのような目的でパソコンを使うのかを考え、
それにあった性能のグラフィックボードを選ぶことがとても大切になってきます。
オフィス製品などを使用した事務作業に使用するのであれば、
ローエンドモデルで十分に対応できますのでわざわざそれ以上のグラフィックボードを選ぶ必要はありません。
しかし、パソコンゲームなどをする場合には、ゲームの推奨環境の合わせてミドルレンジモデルやハイエンドモデルなどが必要となってきます。
また、3DCGや写真編集、動画編集にはハエインドモデルを使用することがスタンダートとなっています。
グラフィックボード購入時はパソコンの電源ユニットの容量をチェック
そして、グラフィックボードを選ぶ時に気をつけて欲しいのが、パソコンの電源ユニットの容量です。
電源ユニットには250W程度のものから700Wを超えるものまで様々なものがあります。
ローエンドモデルのグラフィックボードを使う際には、グラフィックボード自体の消費電力が100W程度と低いため、
問題となることは少ないですが、ミドルレンジ以上のグラフィックボードを使う際には、
電源ユニットの容量がグラフィックボードの消費電力に耐えうるものを使う必要があります。
グラフィックボードの消費電力が電源ユニットの容量内に収まるようにする
電源容量が250W程度しかないパソコンに消費電力が250Wを超えるグラフィックボードを搭載すると
その他のパーツに電源を供給することができなくなるためパソコンは起動しません。
また、消費電力が165W程度のミドルレンジのグラフィックボードを搭載した場合は、
一旦起動することはできますが、負荷のかかる作業を行った際などに
一時的に消費電力が高くなりパソコンの電源が落ちてしまうということもあります。
そうならないためには、グラフィックボードの消費電力が、電源ユニットの容量内に収まるように
する必要があります。ハイエンドモデルのグラフィックボードを搭載する場合は、
700Wを超える比較的大きな容量の電源ユニットを使用したほうが良いでしょう。
グラフィックボードを選ぶときは消費電力にご注意をまとめ
このようにグラフィックボードを選ぶ時には、パソコンの使用用途、どれくらいの性能のグラフィックボードが必要なのか、
そのグラフィックボードがどれくらいの消費電力なのか電源ユニットの容量はどれくらいかなど
しっかりと確認した上でご購入されることをおすすめします。
グラフィックボードを使ってマルチディスプレイを実現しよう
最近はパソコンのモニターも大型化し、仕事でパソコンを使う方でも一台で全てを賄う事は可能な時代になってきました。
そのため以前よりはマルチディスプレイを検討される方は少なくなったかも知れません。
しかし、それでも画面が複数ある事による利点が存在する事実は変わりません。
今回はマルチディスプレイの良さ、そしてそれを実現するためのグラフィックボードについて説明していきます。
ティスプレイの変更を考えている方の助けになれば幸いです。
マルチディスプレイの利点
マルチディスプレイも大型モニターもパソコンの作業スペースが広くなる事に関しては同じです。
しかし、その利用方法には明確な差があります。
まず、マルチディスプレイの場合は、利用状況に合わせたモニターを選ぶ事が出来ます。
パソコンの作業は必ずしも大画面が良いとは限りません。
マルチディスプレイを用いる事で作業ごとに最適な大きさのモニターを複数用意して、切り替えて使う事ができます。
また、マルチディスプレイはただ作業スペースを広げるだけでなく、縦回転を利用したり、配置を変えたりする事で、必要な部分だけ作業スペースを広げる事もできます。
マルチディスプレイの欠点
マルチディスプレイの欠点はグラフィックボードの利用が大前提にある事です。
一応オンボードでもHDMI端子やUSB端子を使う事で、マルチディスプレイ環境を構築する事は可能です。
しかし、マルチディスプレイをするために必要な、各種変換アダプターやケーブルを購入していると、結局的にグラフィックボードが購入できる金額になってしまう場合が多いです。
グラフィックボードが増設できる環境ならば、増設した方が内部的にも外部的にもスムーズに進みます。
また、違う観点で電源確保が難しいと言うのもあげられます。
ただでさえ、複雑になりやすいパソコン周りの配線が、マルチディスプレイにする事でより複雑になってしまいます。
くれぐれも火事にだけはお気を付け下さい。
必要なグラフィックボードの出力端子
グラフィックボードの出力端子には、D-SUB、DVI、HDMI、DisplayPortの4種類があります。
D-SUBはアナログ出力なので極力利用しないとし、マルチディスプレイを実現するためにはデジタル出力可能なDVI、HDMI、DisplayPortの合計が使うモニター分だけ必要になります。
デジタル出力である以上は、変換や劣化はあまり気にする必要がないのでどれを使ってもかまいませんが、HDMIはAV出力ですので、モニター限定とするならばDVIとDisplayPortを基本に考えた方が良いです。
必要なグラフィックボードの性能
マルチディスプレイを実現するためのグラフィックボードの性能は、よほど特別なモニターを使用しない限りは現在発売されている製品であれば、どれでも可能です。
そのため、搭載チップで購入するグラフィックボードを選ぶ必要はありません。
出力数だけで選んで大丈夫です。
ただし、いくら性能がよくても一般的には一つのボードに付き4画面の出力が多く、それ以上の出力となると今度はグラフィックボードの枚数を増やす事で対応しなければなりません。
そうなって来ると今度はマザーボードや電源、ケースの交換と話が大きくなってしまいます。
まずは4画面以内で考える方がよいでしょう。
複数のグラフィックボードを使う場合、よくSLIやCFXをイメージする人がいるようですが、これらは複数のボードを使って一つの出力を高性能にする考えです。
間違えないようにしてください。
グラフィックボードの設定
実際にマルチディスプレイ環境が構築できたのなら、最初にする事があります。
それは、各モニターの調整です。
液晶モニターはその性質上新品で購入した同じモニターであっても微妙な差があります。
それが違う会社の、違う構造のモニターであれば、その差は歴然として現れてきます。
別々に使う場合は気にもならないその差が、マルチディスプレイとして利用した場合は、頭痛を引き起こす原因になる可能性があります。
Radeon、GeForceともにドライバーの付属ソフトで色や明るさ、コントラストを変更できますので、まずは基準とするモニターを選び、そのモニターの色味に近づけるよう全てのモニターを設定してください。
グラフィックボードを使ってマルチディスプレイを実現しようまとめ
マルチディスプレイは単純な大型モニターの利用より利点が多いのは間違いありません。
しかし、それに伴ってグラフィックボードの選定や設定が必要になってくる面倒なところもあります。
そこで、いきなりマルチディスプレイ環境を構築するのではなく、まずは簡単に現在のモニターと中古で格安モニターを買ってオンボードに繋いでデュアルディスプレイ環境を作ってみましょう。
これなら出費も、面倒な設定もほとんどありません。
それを使ってみて利便性を感じたらならマルチディスプレイ環境を、不便に感じるが、作業スペースを広げたいなら大型モニター導入すれば良いでしょう。
そして大型モニターに変えた物のやっぱりマルチディスプレイにしたければ、その大型モニターを組み込んだマルチディスプレイを作る事ももちろんできます。
マルチディスプレイはいつでも臨機応変な対応が可能です。
ぜひ一度試して見るだけでもしてみてください。
グラフィックボードとパソコンの相性とは?
デスクトップパソコンユーザーにとって、グラフィックボードとはネットゲームのプレイや高画質なネット動画の視聴に重要なハードウェアです。
しかし、最近はデスクトップパソコンの値段も下がっており、10万円以下で本体からディスプレイ、そしてグラフィックボードを増設したものが購入出来ます。
しかし、ここでグラフィックボードとCPUの相性が問題となります。
まずはCPUとメモリの確認!
さて、高画質の映像をキレイにディスプレイに投影したり、パソコンの画像処理能力を向上する際、高額なグラフィックボードを購入すると思います。
確かに、画像処理を行う領域はグラフィックボードに変わります。
しかし、最初はマザーボード側からデータが伝送される訳です。
つまり、CPUとメモリの能力が不足していると、ボトルネックとなりグラフィックボードの性能を発揮出来なくなります。
この点については、グラフィックボードを増設したけど、プレイしたいネットゲームが動作しなかったという経験がある方なら分かります。
それでは、グラフィックボードを増設するどうすれば良いのか考える必要があります。
グラフィックボードの性能に合わせて!
そこで、グラフィックボードのGPUのコアクロック数がCPUのコアクロック数を超えないのがポイントの1つとなります。
これは、パソコン本体側での処理能力以上をグラフィクボードに求めても全く無意味だからです。
次にグラフィックボード側のメモリも本体メモリ以上は不要です。
そもそも、データを一時的に処理する領域が元々少なければ、後半に演算処理する回路には大容量のデータは伝送されません。
では、どうすれば良いかというと、高性能なグラフィックボードを増設するのであれば、CPUのグレードアップやメモリの増設がおすすめです。
マザーボード側のCPUやメモリの交換は容易に行えます。
メモリは空スロットがあれば、追加するだけです。
無い場合は容量の大きいものに交換すればいいだけです。
現在では、メモリなどバルク品で2GBが1,000円以下で購入可能です。
非常にお安く性能アップが出来ます。
グラフィックボードのメモリが2GBなら4GB以上のメモリを確保するべきです。
CPUについても同様に、GPUのコアクロック数の3倍もあれば十分です。
ネット動画の視聴なら高額なものは避ける
実は、ネット動画の視聴程度であれば高額なグラフィックボードの増設はあまりおすすめできません。
基本的にマザーボード側の端子にアナログ端子が使用されているため、ディスプレイ側の性能を活かしきれないのが問題です。
最近では、6,000円前後でHDMI端子付きのグラフィックボードが購入可能です。
ネット動画の視聴であれば、接続ケーブルをHDMIケーブルにするだけで大幅に画質が向上します。
最近のノートパソコンにはHDMI端子は標準搭載されていますが、デスクトップパソコンには後付けするしかありません。
意外にCPUは安く買える
さて、問題となるのがCPUです。
CPUは単体で買っても意外に高額です。
コア数がデュアル、クアッド、オクタなど様々でグレードもあります。
実際のところ、そこまで高性能なCPUは3Dプログラムを行うような専用機にしか必要ありません。
一般的なユーザーが使用するのであれば、低グレードでもデュアルコアでコアクロック数の高いものがおすすめです。
特にこのようなCPUの場合、中古パーツで格安で購入可能です。
如何にCPUやグラフィックボードが優秀でも、使用する環境に対してオーバースペックほど無意味なものはありません。
これからグラフィクボードを検討中の方は、一度中古パーツショップをご覧いただくことをおすすめします。
グラフィクボードとパソコンの相性とは?まとめ
筆者自身、パソコンパーツは常に予算との格闘です。
基本はお小遣い制なので、中古パーツばかりです。
しかし、最近はグラフィックボードもどんどん高性能化し、CPUやメモリの価格落ちも激しくなりました。
非常にパソコンのグレードアップがし易い時代になったと思います。
昔は、中古パーツも少なくてパソコンのスペックアップにお金を掛け過ぎ、結果、オーバースペックになったことも経験しています。
最終的には後悔しないグラフィクボードの購入が一番だと考えます。
グラフィックボード(グラボ)の性能を上回る、Intel HD Graphics
もう10年前の話になりますが、Windows Vistaが発売された頃のPC記事には「グラフィックボード付きのパソコンを購入しよう」と言う内容が書かれていました。
なぜなら、昨今では、当たり前の使われている『Windows Aero』と呼ばれるGUI(グラフィックインターフェース)が初めて登場し、ネットのストリーミング動画がハイビジョンになったからです。
それらを利用するためには当時のオンボードでは不可能であり、グラフィックボードの性能が必要とされていたのです。
しかし、2010年ぐらいから登場した『Intel HD Graphics』によりオンボードでもAeroを自在に扱えるほどにグラフィック性能は格段に良くなり、安いクラフィックカードの性能を凌駕しているとまで言われています。
ではそれによって我々ユーザーがどのような恩恵を受けているのか見ていこうと思います。
GPUをパソコンに搭載する方法には大きく二つ
まず、グラフィックボードやIntel HD Graphicsについて簡単に説明しておきます。
パソコンにおいてグラフィック(映像)を映すのに必要なパーツの事を『GPU』と呼びます。
ノートでもデスクトップでも必ずこのパーツは付いています。
GPUをパソコンに搭載する方法には大きく二つが存在し、それが「グラフィックボードによる搭載」と「オンボードによる搭載」です。
オンボードは省スペース、省コスト
一般的に出回っているのがオンボードによる搭載です。
パソコンの基盤であるマザーボードにGPUを搭載しているためオンボードと呼びます。
オンボードの利点はマザーボードと一体化している為に、省スペースでコストも安く済む利点があります。
反面一体化しているためにGPUとしての性能は弱く、処理を一体化しているためにどこかに負荷がかかると、全体がその負荷を背負う形になってしまいます。
グラフィックボードは高性能
それを解消するのがグラフィックボードによる搭載です。
グラフィックボードはマザーボードに後付けするカード状のパーツで、パーツを分離する事により個別の性能を大幅に上げ、負荷を分散できるので体感上の処理速度が上がります。
もしグラフィック性能を上げたい時にはそのパーツだけを交換する事もできます。
ただし、コストは掛かりますし、後付けパーツを設置するスペースが必要になりますので、必然的にデスクトップ以外では使用できず、またそのデスクトップも大型の物になってしまいます。
Intel HD Graphics登場。オンボードでも高性能
長い間この二つは一長一短で住み分けされ利用されてきました。
それを変えたものが、Intel HD Graphicsです。
Intel HD Graphics はマザーボード上にGPUを置くのではなく、CPU内でGPU処理を行う新しいオンボードグラフィックの事です。
オンボードである点は同じなのですが、HDの名がついているように、ハイビジョンの映像さえも扱えるほどに高性能な事が特徴です。
更にCPU内にGPUを置くと言う事は単純に1つのパーツが減った事になりますので、消費電力や、コストも少なくなっています。
高性能という点を具体的に説明すると実はIntel HD Graphicsが登場よりも前から、wordやexcel等の作業する描写においては、オンボードでもすでに性能は十分過ぎるほどでした。
そのため明確な差があったのは、処理の分離による高速化、高解像度の動画再生、3D描写、そして複数のデジタル出力が出来るかどうかといった点であり、Intel HD Graphicsが優れているのはそれらになります。
Windowsの透過処理は画像処理負荷が高い
最初に書いたAeroには透過処理という透明に見せる処理がなされています。
それ単体だとGPUでの処理はそれほど複雑ではないのですが、常に表示され続けるwindow部分では話が変わってきます。
現在のようにマシンのスペックが有り余っているのならともかく、当時はOSを動かすだけでメモリやCPUは一杯一杯。
処理を分離できる点だけでもグラフィックボード付きを購入すべきだと言われていたのです。
ミドルスペック以下ならオンボードGPUでもOK
また、現在当たり前になっているオンボードでの複数のデジタル出力が可能になったのもIntel HD Graphicsの恩恵です。
グラフィック性能は必要なくとも仕事でパソコンの画面を複数使いたいとなると、グラフィックボードを導入せざる負えませんでしたが、今ではオンボードでも二つ以上のデジタル出力を備えていますので、グラフィックボードは必要なくなりました。
Intel HD Graphicsの登場により、ミドルスペック以下のグラフィックボードを使用してきたユーザーの全てがオンボードで十分過ぎる性能を得る事が出来るようになりました。
昨今の売れ筋グラフィックボードは2万円以上
それはグラフィックボードの売上ランキングを見ても明らかです。
Intel HD Graphicsの登場前は1万円を割る価格が売れ筋ランキングに多く入っていましたが、今は2万円以上の商品がほとんどになっています。
これはIntel HD Graphicsが安いグラフィックボードの性能を凌駕し、多くのユーザーにとってグラフィックボードが必要なくなった何よりの証拠と言えます。
グラフィックボード(グラボ)の性能を上回る、Intel HD Graphicsのまとめ
10年経ち、Vistaのサポートが来年に切れる事から今年パソコンを買い替える人は多いかも知れません。
しかし、この10年で技術は大きく変わりました。
もう一般のユーザーがあえてグラフィックボード搭載のパソコンを購入する事はないでしょう。
ノートPCに外付けグラボは効果的なの?
ノートPCでゲームをプレイする際に立ちはだかる最大の難関はグラフィック処理能力です。
また、BTOや自作PCとは違ってノートPCではグラボを交換する事が出来ません。
買った時には高性能でもいつの間にか最新ゲームがプレイ出来なくて困っている人もいるのではないでしょうか。
ノートPCを救う存在になるかもしれない外付けグラボについて解説していきます。
外付けグラボとは何か
一般的にデスクトップ向けのグラボはサイズが大きく、またハイスペックな製品ほど電力消費が上昇する傾向があるので、ノートPCに組み込むことは不可能とされてきました。
その定説を打ち破ったのが外付けグラボという発想です。
具体的には外付けグラボケースに別途用意したグラボを接続し、ノートPCに描画専用のGPUとして認識させるという仕組みです。
以前からノートPCとデスクトップ用のフルサイズのグラボを外付けデバイスで繋げてしまうという発想や構想自体はありましたが、大手企業やメーカーから具体的な製品として世に出回る事はありませんでした。
そんな中突如として登場し、世間で最初に話題になったのはDell社が発表した「ALIENWARE」ゲーミングノートPCシリーズ用の外付けグラボケースです。
接続端子は独自開発された為に同社製品としか互換性がありませんが、ノートPCゲーマー達の熱い視線と期待を一身に集めました。
Graphic Amplifier
Dellが自社のゲーミングノートPC「ALIENWARE」専用の外付けデバイスとして発表した「Alienware Graphics Amplifier」は重量が約3.5キロもあるため、持ち運び用途よりは自宅据え置きに適した製品であると言えます。
筐体はノートPC自体よりも奥行きがあるので、傍に置くような設置方法が一番無難です。
一部のグラボに動作保障外の製品があるものの、NVIDIA社とAMD社両方のグラボをサポートし、最大で375Wまでのグラボであれば使用する事が可能です。
注意すべき点はグラボ本体のクリアランスです。
ハイスペックで大型のグラボを導入する際はサイズに注意しましょう。
導入時のトラブルを防ぐ為、利用したいグラボがある場合には、事前に公式HPで大きさを確認する事をおすすめします。
他社製ノートPCとの互換性が無いのは接続に「Alienware Graphics Amplifier」専用のコネクタを使用している為で、Dell社はこの接続方式によってグラボの性能を最大限に発揮出来るという見解を示しています。
性能アップは可能か
「Alienware Graphics Amplifier」は「ALIENWARE」のゲーミングノートPCに搭載されているGPUを上回る機能を持つグラボを搭載した場合には確実な性能向上を発揮します。
ただし同じグラボをデスクトップ用マザーボードに組み込んだ時と比べると、実質数割の性能低下が認められるという報告が各所で確認されています。
主な要因として考えられるのはPCI Express 2.0 x4に限定された接続方式ですが、外付けグラボケースを経由してGPUを認識させるという特殊な環境でグラボを稼働させているので、これはある意味不可避な性能ロスといったところでしょうか。
ROG XG STATION2
こちらはASUSが今年発表した外付けグラボケースです。
接続方式はThunderbolt3となり、NVIDIA GeForce GTX900番代以降のグラボとAMD Radeon R9/RX400シリーズ以降のグラボに対応します。
電源ユニットは600Wの高出力となっており、2.5スロットの高さまでのグラボをサポートしているので、かなりハイエンドな製品でも安心して使用する事が出来ます。
筐体にはLEDやプラズマ管の装飾が施されているので見た目にも楽しい製品です。
ただしこちらの製品もDellの製品と同じく、使用するグラボの性能はデスクトップ比で数割程落ち込みます。
購入時にネックとなるのは外付けグラボケースの中で最も高額である6万円代の価格帯と、現時点で動作保障をしている対応PCの少なさでしょうか。
性能アップは可能か
ASUSは本製品を描画能力が非力なノートPCの機能拡張用製品として位置付けています。
その機能拡張プランにはノートPC単独での実現が難しいVR環境への対応も含まれているので、コンセプトは非常に明確です。
市場販売価格は他社製品と比べて高価ですが、ほぼ全てのハイエンドグラボの形状に対応するという機能面でのアドバンテージは持ち合わせているので、長期間運用する事が出来る便利な製品である事は間違いありません。
デスクトップPC購入や自作PCを丸ごと一台組み上げる為の出費に比べれば低予算でハイエンドのグラボを運用できるので、グラボの性能だけが欲しいという方にはおすすめの製品と言えるでしょう。
Apple社の対応
ここまでご紹介してきた製品群は全てWindows OS向けの物ばかりでしたが、Apple社も今年になってMacBook向けの外付けグラボケース「External Graphics Development Kit」を発表しました。
Thunderbolt 3でグラボを接続するタイプとなり、Radeon RX 580 8GBが最初からセットで同梱されています。
主にVR関連のアプリ開発を行う「開発者向け製品」なので、広く一般に出回っている訳ではありませんが、手続きを行えば入手自体は可能です。
長年不可能と思われてきたグラフィック拡張が、ついにApple製品で利用可能になったというのは嬉しいニュースです。
今後の課題
現在出回っている外付けグラボケースの最大の課題は、グラボ本来の性能をネイティブに発揮する事が出来ないという点になります。
ハイエンドグラボを使用した環境下におけるノートPCの描画性能向上は単純に喜ばしい事ですが、デスクトップPC環境下とのスコア比較を見る限り、やはり数十パーセントの性能が削られたような結果になっています。
ハイエンドグラボは高額な製品なので、この状態に釈然としない人も出てくるかもしれません。
現在NVIDIAは省電力化したGPUで目覚ましい成果を上げているので、近い将来にはノートPCでもデスクトップと全く遜色がないグラボが利用できる日が来るかもしれません。
それまでにこの課題を乗り越えるべく、転送時の性能ロスが発生しない高速な接続規格の開発が急務と言えるでしょう。
どのような人におすすめか
ノートPCの所有者で、かつ最近ゲームや3Dソフトにハマってしまい、今以上の描画性能を必要とする人には外付けグラボケースをおすすめします。
さらにノートPCから本格的な自作PCに乗り換えたいが、パーツを一度に購入するほどの資金が準備出来ない、という方が穴埋め期間的に利用するのも良いでしょう。
この場合最初にグラボを購入しておけば、自作PCが完成するまでの間そのグラボを利用して高性能な描画をノートPCで楽しむ事が出来ます。
さらにそのグラボは完成後の自作PCに組み込む事も出来るので、ある意味で無駄のない運用方法と言えるかもしれません。
グラボとの相性や対応ドライバの問題、そしてグラボがネイティブで性能発揮が出来ない点などの課題は残っていますが、外部から描画性能を拡張出来るという選択肢があるのはノートPCユーザーにとって歓迎すべき事です。
外付けグラボが自分のスタイルに合っているかを判断してから導入すれば、決して高い買い物にはならないでしょう。
最強のグラフィックボード環境を実現する方法
通常、マザーボードにはグラフィックボードが搭載されていますが、画像処理はCPUとメモリを使用しています。
そのため、CPUやメモリの使用可能領域が画像処理に使用されてしまい、その他の動作に支障が出ることがあります。
そのため、グラフィックボードを後付けし、画像処理専用ユニットして稼働させることで、本体のCPUとメモリの負荷が軽減され、パソコン動作が軽くなります。
ユーザーの皆さんは、自分の予算で最強のグラフィックボードを購入されたいと思いますので、選定方法についてご説明します。
まずベンチマークで最強グラフィックスボードを選定
パソコンを使用して、動画視聴やインターネットゲームをされる方は大勢いらっしゃるかと思います。
そのようなユーザーが気にされるのが、グラフィックボードの性能だと思います。
動画視聴やインターネットゲームをする際に膨大な画像データ処理能力が必要になります。
その際に活躍するのが、グラフィックボードです。
先ず、自分が求める最強のグラフィックボードを選ぶ際、ベンチマークテストの結果を参考にする事をオススメします。
ベンチマークテストは、製品毎に同じ使用環境かつ同一の評価方法でグラフィックボードの性能を数値化して評価しています。
つまり、このテスト結果において評価の高いものが最強のグラフィックボードと言うことが出来ます。
ベンチマークテストで使用されたパソコンと同等のPC環境に仕上げる
しかし、グラフィックボードは使用方法や動作環境、すなわちユーザーのパソコン毎で性能のバラツキが生じます。
最悪の場合は、相性が悪く最強どころか動作しないといった自体もあり得ます。
そこで、最強にグラフィックボードを選んだのであれば、ベンチマークテストで使用されたパソコンと同等のスペックに仕上げることで、性能を最大限まで引き出すことが出来ます。
つまり、ベンチマークテストに使用されたパソコンをコピーしてしまう方法です。
費用はかかりますが、確実性の高い方法で最強のグラフィックボードが性能を最大に発揮出来る方法だと考えています。
また、ベンチマークテストには安価なパソコンに対する相性も調べていますので、最強を求めていない方でもグラフィックボードを購入する際の検討材料になるものと考えています。
最強のグラフィックボードの性能を引き上げならしっかり熱対策を
最強のグラフィックボードの性能を引き上げるのであれば、冷却機器の導入による熱対策をオススメします最強のグラフィックボードの場合、短時間で大量のデータ処理が可能なことから、熱の発生量も多くなります。
熱暴走などによりグラフィックボードだけでなく、パソコン本体までも破損する可能性がありますのでご注意をお願いします。
熱対策を怠るとグラフィックボードが破損する恐れあり
筆者自身、定められた予算内で最強のネットゲーム用パソコンを自作したことがあります。
その際、やはりベンチマークテストの結果を重視し、グラフィックボードを選定しました。
また、自分のパソコンで不足している能力が合った場合は他のパーツを交換して、快適な動作環境を確保していました。
グラフィックボードは、パソコンパーツの中でも高価なパーツに分類され、CPUより高いといった場合があります。
高価なグラフィックボードを使用する際は、熱対策を確実に実施し、故障を防いでいました。
しかし、一度熱暴走によりマザーボードおよびグラフィックボードを破損させた経験があります。
もし、パソコンの自作をご検討の方は高いパーツを集めて最強スペックを得るだけでなく、徹底した熱対策を実施していただきたいと思います。
特に熱暴走でパソコンが破損した際など、精神的そして経済的な打撃が非常に大きくなりますのでご注意してください。
また、初心者の方でグラフィックボードに興味がある方は、ベンチマークテストで何が良いのかを徹底的に調べ、自分の求めるスペックのものを購入する事をオススメします。
「ASUS STRIX-GTX1080-A8G-GAMING」の詳細
GTX1080を使用し、グラボ本体に抜群の冷却機能を搭載したモデルを探しているのであれば、「ASUS STRIX-GTX1080-A8G-GAMING」がおすすめです。
独自開発された3基の冷却ファンは高い冷却性能を誇っており、リファレンスモデルの倍以上の冷却を実現します。
また、製造工程にも徹底したこだわりがあるので、高い耐久性を実現しているのも大きな魅力です。
製品概要
「ASUS STRIX-GTX1080-A8G-GAMING」は、2016年9月17日にASUSが発表したGTX1080のオーバークロックモデルです。
3種類発売されている「STRIX」シリーズの中間モデルにあたり、リファレンスモデルではベースで1067MHz、ブースト時に1733MHzだった動作クロックがベースで1670MHz、ブースト時に1809MHzまで引き上げられています。
3基のファンとLEDで発光するR.O.G.ロゴにはインパクトがあるので、側面が見えるPCケースを使用している人にはおすすめのグラボです。
スペック
CUDAコア数は2560基、メモリはGDDR5Xを8GB搭載、メモリバスは256Bit、DisplayPort 1.4を2つ、HDMI 2.0bを2つ、DualLink DVI-Dを1つ搭載しており、最大で4つの画面に同時出力することが可能です。
対応するバスインターフェースはPCI-Express(3.0)×16で、補助電源コネクタは8ピンと6ピン、本体のサイズは横298mm x幅134mm x高さ40mmとなります。
安心の冷却性能
「ASUS STRIX-GTX1080-A8G-GAMING」は、ASUSが独自に開発したブレードを使用した冷却ファンを3基搭載しており、GPU温度の上昇を抑えることに成功しています。
「ひねり」が加えられた冷却ファンのブレード部分は従来製品の約2倍の風圧を実現し、高負荷の状態になった場合でも安心です。
また、GPU温度が低い場合にはファンが自動で停止するセミファンレスシステムになっているため、消費電力も少なくて済みます。
徹底した製造工程の改良
ASUSでは、「ASUS STRIX-GTX1080-A8G-GAMING」の製造工程で徹底した品質管理を行っており、また品質を維持する工夫も重ねています。
製品の組み立て時には「加熱」する工程を極限まで抑えて部品そのものの劣化を最小限に留め、ほぼ全自動化することでヒューマンエラーを減らしました。
さらには「はんだ」の油を廃止し、腐食が起こる可能性も排除しています。
製造工程にまで厳しい視線が注がれて設計された「ASUS STRIX-GTX1080-A8G-GAMING」は、非常に耐久性が高いグラボだと言えるでしょう。
VRへの対応も万全
「ASUS STRIX-GTX1080-A8G-GAMING」には、最新規格のHDMI端子が2つ搭載されているため、ディスプレイとヘッドセットに両方接続できるという利点があります。
これによってケーブルの抜き差しは一切不要となり、GTX1080本来の優秀な描画性能と相まって、ストレスフリーなVR体験が可能になります。
VRの利用も視野に入れている人にとって、「ASUS STRIX-GTX1080-A8G-GAMING」は頼もしい味方になってくれるはずです。
まとめ
ASUSのテクノロジーが凝縮されている「ASUS STRIX-GTX1080-A8G-GAMING」は、非常に高い冷却性能と堅牢さが魅力のグラボです。
また、現在主流になりつつあるVR環境での運用についても十分に配慮されており、GTX1080本来のポテンシャルを最大限に発揮してくれます。
安定した冷却性能と高い性能を両立した本モデルは、ハイエンドグラボを求めるユーザーにはおすすめの製品です。
「MSI GEFORCE GTX 1080 GAMING X 8G」の詳細
NVIDIAによってハイエンドGPU「GTX1080」が発表されて以降、各社からクロック数を調整した独自のグラボが多数登場しました。
ここでは人気メーカーの「MSI」が発表したゲーミングモデル「MSI GEFORCE GTX 1080 GAMING X 8G」を取り上げ、そのスペックとゲームに特化した性能を紹介します。
製品概要
「MSI GEFORCE GTX 1080 GAMING X 8G」は、2016年5月に日本で発売された「MSI」の人気シリーズ「GAMING」モデルのグラボです。
「GAMING」シリーズの特徴とも言える赤と黒を対照的に使用したカラーリングはシャープな魅力に溢れ、マザーボードに組み込んだ際に目にすることになるサイドの部分には「MSI」と「龍」のロゴが配されています。
メモリは「GDDR5X」規格の専用メモリを8GB搭載しており、高負荷のグラフィック描画状況にも余裕で対応できるようになっています。
高度なグラフィック処理が必要になる最新の3DゲームやVR対応ゲームでは特に「メモリを喰う」状況が発生することが多く、メモリ不足による描画の遅延が問題視されがちですが、グラフィック処理専用のメモリを8GBも搭載している本モデルを使用すれば、全てのゲームを非常に快適な状態で動かすことができるでしょう。
CUDAコア数は2560、メモリバス幅は256bit、メモリクロックは「ゲーミングモード」と「サイレントモード」で10,010MHz、「OCモード」時で10,108MHz、インターフェースはPCI Express 3.0×16となっており、最大画面解像度2560×1600ドットを実現するDVI出力端子1基、3840×2160ドットを実現するHDMI端子1基、そして最大で7680×4320ドットまでの出力が可能なDisplay Port3基を備えているので、4K以上のディスプレイ環境でPCゲームを楽しみたい人には特におすすめです。
ゲーマーが安心して楽しめるファン設計
「MSI GEFORCE GTX 1080 GAMING X 8G」には、「MSI」独自の「トルクスファン2.0」技術が用いられたファンが2基搭載されています。
大型のヒートシンクへ的確な送風と空気の拡散を実現する従来のブレードと、大きく捻りを加えて冷却性能の向上を実現した「分散型ファンブレード」で構成される「MSI GEFORCE GTX 1080 GAMING X 8G」のファンは、約22%の風圧向上を可能にしています。
ファンの基幹部には「ダブルボールベアリング」を搭載しており、回転数が多くなる状況での耐久性と静音性を両立しているため、ハイエンドグラフィックに起こりがちな高負荷稼働時の騒音問題とは無縁です。
また、自動温度計測によって60℃未満ではファン停止、60℃以上でファンが回転を始める「ZERO FROZR」技術も搭載されているので、結果的に製品本体の寿命も伸びることになります。
高負荷な状況にも臨機応変にファンの回転を対応させ、さらに的確な冷却構造によって温度の上昇を防ぐ「MSI GEFORCE GTX 1080 GAMING X 8G」は、「GTX1080」でゲームプレイすること考えているユーザーにとって、非常に頼もしいグラボになるはずです。
まとめ
3D描画の負荷による発熱処理を「独自のファン技術」によって抑えることができる「MSI GEFORCE GTX 1080 GAMING X 8G」は、数ある「GTX1080」を搭載したグラボの中でも「耐久性」を意識した製品だと言えます。
高品質な描画でゲームを堪能しつつ、長く製品を使用したいと考えているユーザーにとって、本製品は有力な選択肢となるでしょう。
「GIGABYTE GV-N1080G1 GAMING-8GD」の詳細
GIGABYTE GV-N1080G1 GAMING-8GDはGIGABYTEから発売されている、ショート基盤を採用したハイエンドクラスのシリーズのグラボです。
特徴はショート基盤を採用したことによってGTX1080の性能を落とす事なく、全長17㎝前後という同クラス帯のグラボ屈指のコンパクトさを実現している点です。
最小クラスのコンパクトさを活かして、MiniITXマザーと併用したコンパクト&ハイスペックなゲーミングPCを作りたい人におすすめのグラボです。
全長17㎝のコンパクトハイエンドクラス
このグラボ最大の特徴は、GTX1080を搭載したすべてのグラボの中でも最小クラスのコンパクトさを持っている点です。
ショート基盤を採用することで全長はローエンド~ミドルクラスに近いサイズである17㎝程度まで切り詰められています。
ハイエンドクラスのグラボの多くが25㎝以上、大きい物では30㎝を超える物まで存在している事を考えるとそれらのグラボの6割前後の全長の抑えられているというのはそれだけでの1つの特徴になっています。
また、厚さに関しては標準的な2スロット占有モデルで、余計な突起物などは省かれているため、実際に取り付けたみたらケースに収まらない、と言う事も殆どないため、省スペースのケースを使う予定の人や、今使っているPCのケースが小さいという人におすすめのグラボです。
重量も最軽量クラス
このグラボのもう1つの大きな特徴として重量がかなり軽い点があります。
軽量化された一番の理由はもちろんコンパクト化された事ですが、それ以外にも基板全体覆うタイプのバックプレートを廃しているなど、極力重さが減るような工夫がなされています。
グラボ本体の重さはおよそ600gとなっていて、同クラスのグラボの平均重量が1000~1200gである事と比べると半分~6割前後の重量になっています。
省スペースのPCケースにグラボを搭載する場合の気になるポイントの1つとして、グラボの重さで本体や端子部分が故障する事を緩和するための措置が講じにくい点があります。
その点において、このグラボの飛び抜けた軽さは大きなアドバンテージになっています。
旧シリーズから冷却性能が向上
GIGABYTEではGTX900シリーズの頃から、ITX規格に対応したショートモデルを発売していますが、このモデルではその頃のグラボと比べて冷却性能が大幅に向上し、高負荷時でも安定して80度を下回るようになっています。
GPUクーラーは太目のヒートパイプ3本とカバー内部にアルミ製のヒートシンクが高密度で内蔵されており、小ささに反してとてもよく冷える構造になっています。
また、稼働中に温度が上がりやすい電源部分には熱伝導用のサーマルパッドを経由してヒートシンクに触れる仕組みになっている他、冷却を助ける効果のあるバックプレートの代わりに、電源部分のみに絞って局所的に冷却を助けるアルミ製のプレートを配置するなど、コンパクトさ・軽さを失うことなく冷却性を上げる工夫がされています。
極力場所を取らない設計
サイズのコンパクトさだけに目が行きがちになってしまいますが、特徴であるコンパクトさをしっかりと活かして、よりギリギリのサイズのケースにも干渉することなく納められるように工夫がされています。
中でも大きいのが、補助電源のコネクタ部品が他の部品よりも一段下がった位置に配置され、カバーや基板などもそれに合わせたデザインになっている点です。
コネクタを一段下がった位置に配置する事でケーブルの端子部分がケースに干渉してしまう事を防いでくれる他、ケーブルに無理な取り回しを強いる事なく接続できるため負担が少なくなっています。
まとめ
GV-N1080G1 GAMING-8GDはGTX1080搭載のハイエンドクラスのグラボだからこその高い処理能力に加えて、ローエンドモデル並みのコンパクトさを併せ持ったユニークなグラボです。
コンパクトなケースの中にはグラボの全長の制限がきつめな製品も多いため、それらのケースと併せて超省スペースなゲーミングPCを組んでみたいと考えている人には是非一考して欲しいおすすめのグラボです。
「ASUS STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMING」の詳細
ASUS ROG-STRIX-GTX1080Ti-O11G-GAMINGはASUSの展開しているゲーミングブランドに属するハイエンドクラスの超重量級グラボです。
同クラスのグラボの中でも高めのクロック設定がされている事により処理能力が高く、かつGPUの発熱をしっかり冷却する事が可能な超大型クーラーが搭載されているのが特徴です。
最高クラスのスペックを追い求める人におすすめのグラボです。
高めのクロック設定がされた重量級モデル
このグラボは、ハイエンドクラスのグラボの中でも特に高めのクロックに調整されているモデルの1つで、GTX1080Tiを搭載した同クラスのグラボと比較して高い処理能力を誇っているのが特徴の1つになっています。
また、高クロック調整がされたグラボの弱点である発熱の多さに対しては、高性能な大型クーラーを採用することによってクリアしており、高負荷中も安定した温度で動作させる事が可能になっています。
ハイエンドクラスのグラボの中でも群を抜いたスペックの高さと安定感を持ち、かつ構成部品の多くに高品質な物が使われているため、コストを度外視してでも最高スペックのグラボが欲しい人やオーバークロックの土台にしたい人などにおすすめのグラボです。
高い冷却性能を誇る大型クーラーを搭載
このグラボの大きな特徴の1つとして、全長30㎝を超える巨大なGPUクーラーを搭載している点があります。
大型クーラーに搭載されたヒートシンクには同ブランドの下位モデルに採用されていた2スロット占有型のものではなく、新たに2.5スロット占有型のより大きな物に変更されたことで放熱フィンの面積が4割増加しています。
また、大型化し冷却性能の上がったヒートシンクへと効率的に熱を伝えるために、これまでのモデルで採用されていたヒートパイプとGPUが直接触れる方法ではなく、新たにGPUの熱を銅製のヒートスプレッダが受け、それをヒートパイプへと伝える方法に変更した事で冷却性能が向上しています。
これらの変更点により、GPUを今まで以上に効率的に冷却することが可能になっています。
3基のファンは防塵規格に対応
GPUクーラーに搭載された3基のファンはいずれも、独自の曲げ加工がされたウィングブレードが採用されており、低い回転数でもより高い風圧を送る事が可能になっています。
また、全てのファンは電子部品に対する防塵規格の1つ、IP5Xに対応したものが使用されています。
これにより、どうしても動作中に埃を吸い込んでしまいやすいPC内にあっても性能の低下が起こり辛く、長期間にわたり安定した冷却効果を保つ事が可能です。
その他にもGPU温度が55度以下になった際には回転を自動停止するゼロノイズ機能を搭載しています。
この機能はハードウェアレベルで搭載しているため、特別なソフトを使用する事なく動作させる事が可能です。
高品質な部品を使用することで耐久性が向上
このグラボは、高い耐久性を持っている点も特徴の1つです。
構成部品には高耐久かつ高性能なASUS独自規格の物が使用されている他、加熱工程を減らす事により熱に弱い部品の寿命が大きく減る事を防ぎ耐久性を高めています。
また、部品の構成にも高い耐久性を実現するための工夫がされており、オーバークロックが施されたグラボやハイスペックなグラボで負荷のかかりやすい部品である電源部分には高品質な電源回路を10+2フェーズ搭載し高負荷環境でも安定した電源供給が為されるようになっています。
まとめ
ROG-STRIX-GTX1080Ti-O11G-GAMINGはハイエンドクラスのグラボらしい高いスペックと豪華な仕様、それに見合った品質の高さと耐久性を兼ね備えた安定感のあるグラボです。
自作PC用パーツの鉄板メーカーの1つであるASUSの製品という点も含めて、最高クラスのハイエンドグラボを買った事で損をしたくない、確実な物が欲しいと考えている人におすすめのグラボです。
「MSI ARMOR 8G OC」の詳細
MSI GTX1080 ARMOR 8G OCはMSIが展開しているシリーズの1つARMORシリーズに属するハイエンドクラスのグラボの1つです。
同クラスのグラボとしては比較的低価格で、余計な機能を廃した構成になっているため、ハードな使い方をするゲームユーザーの方はもちろん、初めてハイエンドクラスのグラボを選択する人や、余計な設定などに時間を取られたくない人などにおすすめのグラボです。
マザーボードへの負担が少ない軽量モデル
このグラボの大きな特徴の1つに、ハイエンドモデルのグラボでありながら重量は877gと、大幅に軽量化されている点があります。
これはGTX1080を搭載した同クラスのグラボの平均的な重さである1000~1100gと比べると非常に軽い部類に入るため、大型のグラボを使う上での問題点の1つであるPCIeスロットへの負担を大幅に軽減することが出来ます。
その他、自重でグラボ自身の基盤が歪む事を防ぐのにも一定の効果があります。
また、軽量化されたことでグラボの重量に耐えるための補強されたPCIeスロットが採用されていないローエンド向けのマザーボードにも搭載し易くなっているため、グラボだけ交換してPCをパワーアップしたい人にもおすすめのグラボです。
派手さを抑えたモノトーンなデザイン
ゲーミングモデルのグラボは、LANパーティなどで目立つように派手めのカラーリングやLEDによる装飾が施されている事が多いですが、このモデルではそういった目立つ装飾を廃したデザインが採用されています。
GPUクーラーのカバーは白と黒を基調としたモノトーンの落ち着いたデザインになっていて、同色のマザーボードと合わせたい人にもおすすめです。
また、LEDによる発光機能が搭載されていないため、PC内がにぎやかに光るのが苦手な人や、就寝中などにPCが光るのが気になる人、装飾のON/OFFの設定をするのが面倒な人でも使いやすくなっています。
シリーズ共通のクーラーArmor2Xを搭載
このグラボのGPUクーラーには、MSI独自仕様のクーラーであるArmor2Xが採用されています。
アルミ製の大型ヒートシンクと、そこに熱を伝えるための銅製ヒートパイプ、そして2基の冷却用のファンはいずれも通常のファンブレードと分散型のファンブレードが交互に配置されたMSIトルクスファンが採用されています。
MSIトルクスファンは独特なデザインから、回転数が少ない状態でも大きな風量を確保し易い傾向があるため、動作音の小さい低回転時でも確実な冷却効果が発揮できるようになっています。
また、デフォルト設定ではGPUの温度が60度以下になると自動でファンの回転を停止させるZero Frozrが搭載されているため、負荷が小さい時は完全な無音での動作が可能です。
シンプルで扱いやすい構成
このグラボのもう1つの特徴として、最低限必要になる機能だけを残し、残りの機能は省いたシンプルな構成になっている点があります。
例として、ハイエンドモデルにはクロック設定によって複数の動作モードを選択して動作させる事が可能なモデルも多いですが、本モデルではそういった煩雑で効果が解り辛かった要素を排除する事で設定にかかる余計な手間が減っています。
その反面、MSIから無料でダウンロードすることが可能なAfterBurnerを利用することでかなり細かいところまで設定可能になっているため、余計な手間をかけずに使いたい人だけでなく、システム側での大雑把な設定ではなく自分で細かい部分まで設定したい人にもおすすめできる柔軟性を持っています。
まとめ
MSI GTX1080 ARMOR 8G OCはハイエンドクラスのゲーミングモデルとしては手頃な価格と、MSIが誇る品質の高さの両面を併せ持ったグラボです。
ハード・ソフトともにシンプルさが重視されているものの、要所はしっかりと押さえた作りになっているため、どんなジャンルのゲームにも無難に対応することが出来ます。
ゲーミングPCに載せるグラボに迷ったらおすすめのグラボの1つです。
「ZOTAC ZTGTX1080-8GD5XAMP01」の詳細
ZOTAC ZTGTX1080-8GD5XAMP01はZOTACが展開しているAMPシリーズに属する、ハイエンドクラスの大型グラボです。
AMPシリーズ共通の高めのクロック調整とカーボン素材を採用する事で高い耐久性と防振性を獲得したファンカバー・バックプレートを搭載しているのが特徴です。
高クロック設定から来るスペックの高さを手軽に体験してみたい人におすすめのグラボです。
高クロック調整がされたハイスペックモデル
このグラボはメーカー独自のオーバークロックによって高めのクロックに調整されており、本来のGTX1080よりも高い性能を発揮できるモデルの1つです。
また、動作モードは1種類のみと同クラスのグラボとしては珍しくシンプルな構成になっているため、関連ソフトウェアをインストールするといった余計な手間がかからない他、ソフトウェアのアップデートや不意の操作ミスによって意図せずに動作モードが変更されてしまう、といった心配もなく、初めてハイエンドクラスのグラボを使う人でも操作し易い仕様になっているのも特徴の1つです。
高いスペックとシンプルな使いやすさが両立されているため、グラボを始めて使用する人から、余計な時間や手間をかけずに使いたい人まで、様々な人におすすめのグラボです。
オリジナルクーラーIceStormを搭載
このグラボでは、GPUクーラーにメーカーオリジナルのIceStormが採用されています。
大規模なアルミフィンと多数のヒートパイプを搭載する事によって、オーバークロックによって生じた通常以上の発熱を効率的に発散する他、100mm径ファンを2基搭載する事で効果的なエアフローを確保しています。
また、GPUクーラーのカバーとバックプレートには高い耐久性に加えて、振動を軽減する事で動作音を減らす効果のあるカーボン素材を使用したCarbon ExoArmorが採用されており、ファンの回転によって生まれる音を小さく抑えています。
また、ハイエンドクラスモデルの常識の1つになりつつある、低温時にファンが自動停止する機能も搭載されているため、一定以下の負荷の際には完全な無音での動作が可能です。
リアルタイムに電力供給を監視して節電&最適化
その他、バックプレート側の基板上にはGPUへの電源供給をコントロールするPowerBoostのチップが搭載されています。
PowerBoostはGPUをリアルタイムでモニタリングする事により電力の供給を最適化、GPUへの余計な電源供給による過負荷や過剰消費を低減する効果がある他、消費電力を常時必要最小限に最適化してくれるため、ハイエンドモデルの気になるポイントの1つである消費電力の多さをフォローしてくれます。
また、電力が必要になった際にはそれに合わせて最適化してくれる機能もあるため、オーバークロック環境下でも安定した動作が可能になっています。
補助電源への電源供給を視覚的にフォロー
このグラボは補助電源のコネクタ部分の上に小型のLEDが配置されており、これの点灯状態によって補助電源にトラブルが無いか視覚的に分かる仕組みになっています。
動作に必要になる8ピン2基のうち片方でもコネクタの挿し方が甘くなっていたり、電源供給が足りていない場合には、LEDが赤色に点灯する仕組みになっています。
また、逆に2基のいずれもしっかりと接続されていて、電源供給にも問題が無い場合にはLEDが緑色で点灯します。
これにより、グラボへの電源供給がしっかりと行われているかを視覚的に判断できるようになっています。
まとめ
ZTGTX1080-8GD5XAMP01はGTX1080の性能をクロック調整によってさらに引き上げつつ、PowerBoostの効果で動作の安定性も高くなっているため、万人が使いやすいグラボです。
また、余計な機能を廃する事によってシンプルな使いやすさと分かり易さを実現し、価格も同クラスの中でもちょうど中間程度の部類に入るため、最高クラスは手が出ないけどハイエンドクラスの中で少しだけ背伸びしたいと言う人におすすめのグラボです。
参考URL
https://chimolog.co/bto-best-gpu/
https://blog.livedoor.jp/wisteriear/archives/1060332261.html