グラフィックボードが認識しない問題とは?
デスクトップパソコンにグラフィックボードを増設して、ネット動画の視聴やネットゲームのプレイ、そしてペンタブレットなどを使用するユーザーは多いと思います。
しかし、グラフィックボードを増設した際や、Windowsのアップデートをした際に認識しないといった問題が生じます。
今回は、これらの問題について説明をしたいと思います。
目次
増設した直後にマザーボードのBIOSをチェック!
グラフィックボードが認識しない問題として、BIOSの設定が原因となっていることがあります。
最新のグラフィクボードや高性能かつ高価なマザーボードは、グラフィックボードを後付けした際に自動認識する設定があります。
それは、PCI-EXPRESSスロットが優先的に認識されるように設定が組まれています。
しかに、グラフィックボードを認識しないマザーボードは、オンボードのグラフィックボードを優先するように設定されていることがあるため、BIOSの設定を変更する必要があります。
設定は基本的に、Windowsが起動する前にBIOSを設定を起動させ、グラフィックボードの優先設定を変更します。
グラフィックボードが認識しない場合は、先ずはマザーボードの設定を疑うことをおすすめします。
グラフィックボードのドライバはインストールした?最新?
マザーボードの設定を変更したからといっても、グラフィックボードが認識されないのは、グラフィックボードのドライバがインストールされていないことが問題です。
如何に高性能または最新のグラフィックボードでも起動するために必要なドライバがインストールされていなければ、使用できません。
そこで、付属するCDからドライバをインストールします。
しかし、ドライバをインストールしても認識しないのがパソコンパーツです。
基本的にWindowsの更新プログラムがあれば、ドライバ自体を更新する必要があります。
Windowsの更新の多くはセキュリティの強化です。
これにより、ドライバが認識されないため、グラフィックボードが起動しなくなります。
グラフィックボードがデバイスとして認識されているか?
いくらBIOSやドライバをインストールしてもグラフィックボードが認識されないことがあります。
それは、グラフィックボードがデバイスとして認識されていないことです。
この場合は、デバイスの設定からグラフィックボードに認識を『有効』状態にする必要があります。
これは、Windowsの設定からデバイスを選択して、後付けしたグラフィックボードにチェックを入れるだけです。
この設定を行わなければ、今までの設定は無駄になるので、最終チェックとして確実に行うことをおすすめします。
グラフィックボードに補助電源を接続したか?
以外に在りがちなイージーミスとして、取付自体の問題です。
取付スロットに確実に接続はしたものの、補助電源のケーブルを接続していない場合があります。
特に高性能なグラフィックボード程、消費電力が高くなります。
そのため、補助電源により電力供給が不足していた場合、グラフィックボードが認識しないのではなく、起動しないといったことになりますので、今までのチェックにおいてグラフィックボードが認識しない場合は、補助電源の接続忘れの可能性が高いので、一度、パソコン本体のカバーを開け、グラフィックボードの接続状態を確認する必要があります。
グラフィックボードの取付自体は非常に簡単ですが、接続ミスや設定ミスなどのより、認識しないことがありますので初心者の方は特に確認をして、作業をすることをおすすめします。
まとめ
筆者自身、大学時代ににグラフィックボードが認識しないといった問題を経験しました。
デバイスの認識やドライバを最新版にする、そして取付方法を確認しましたが、結果としてBIOSの設定忘れが認識しない原因でした。
この原因を解決するまでに掛かった時間は非常に長く、最終的には研究室の情報処理担当の教員から対応策を伺って解決しました。
しかし、これが初歩的なミスであったことは非常に恥ずかしい経験でした。
先ずは、BIOSの確認をするのが重要だと今は考えています。